>>30続き)

わざわざグッズの部署を作っておきながら、こんなことを言うのもアレですが、僕らはまず…
「そもそも『グッズ』は必要なのか?」「何故、必要なのか?」
「グッズは、どれぐらい売ればいいのか?」「なぜ、それぐらい売らないといけないのか?」
…を真剣に考える必要がありそうです。
これはCHIMNEYTOWNに限った話ではなく、きっと、あなたのチームでもそう。

■引き続き「脱・完売思考」を考える

そんなこんなで僕が最近考えているテーマが(以前もお話ししましたが)
『脱・完売思考』あるいは『たくさん売らなくても続く経営』です。

よくよく考えたら「モノ」って、そんなにたくさんいらないし、さらには日本だと人口(お客さん)そのものが減っています。
そんな中、これまでのように「たくさん売ること」を目指してしまうと、(多くの場合において)明るい未来は待っていません。

この時代に僕ら獲得しなきゃいけないのは、「売れ残っていても動じない心」と、「その根拠」です。
「売れ残り」は「完売」をゴールとした時の言葉なので、そもそも、その言葉が良くないのかもしれません。
#こういうところから変えていかなきゃいけないなぁ

そこでテスト的に始めたのが『キンコン西野の家(通称=見上げる家)』です。
こちらはレンタルスペースとして貸し出しているのですが、常に考えているのは「たくさん予約をとること」ではなく、
「たくさん予約をとらなくても潰れない形」です。
カッコ良く横文字で言えば、「レンタルスペースDX」です。

地元(家から徒歩二分圏内)の方に無料で貸し出す代わりに、掃除(やトイレットペーパーの補充)をお願いして、
まずは『管理コスト』をゼロにする。
ホームページなどは作らずに、ECサイトのみでサービスを回して、支払うのは、
商品が売れた時にだけ発生する「わずか数パーセントの“販売手数料”のみ」。
つまり、ページを維持するコストはゼロ円。