面会交流は子供にとって役に立つものだが、躾を受けるためのものではない。
子供の(そして別居親にとっても?)自己肯定感を保つためのものだ。
全く断絶するよりはマシなので、できれば面会した方が良いと思うが、期待しすぎてはいけない。

別居あるいは離婚している以上、与えられる影響力は限定される。
しかし離れていても、日常の躾は無理だが親の背中、生き様を見せるという教育は可能だと思う。
例えば、できちゃった再婚するのであれば、物事の順序を軽視する態度を育むことになるし、
あるいは法の目をかいくぐって養育費を払わないということであれば、法の目をかいくぐる態度を教えていることになる。
不条理な目にあっても、しょぼくれたり人の道を踏み外したりせず、人生を再建していこうという人間の力強さを示してやりたいものだ。
虚偽を教えられて育ったとしても、どこかで真実を知ることもあるだろうから、その時は支えになってやりたい。