マスキュリストが理系に進んではまずい理由 (久米泰介, 2018-11-20)
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理系に進むべきではない理由        2018,11

完全に人文系や法律理論の知識が高校どまりになってしまう。
というか、高校では実は大してやらないから
白紙の状態であることが多く(中学の公民で終わってしまっている人もいる)、
フェミニズムのジェンダー理論と戦ったり問題点を批判したり考えたことがあるない以前に
「知らない」。人文系ならどの学部にいても同意しようが同意してなかろうが
伝わってくるし、影響も受けている。比較的離れているように見える
経済学とか法学でもフェミニズム知識ゼロはありえない。
しかし理系は完全に抜け落ちていて、いわばプライベートで男性差別がおかしいと
思って入って独学状態になっていることが多い。
マスキュリズムはもちろん新しい思想、学問だからその部分は
大学では教えてくれないわけだから独自で学習しなければならないことも多いが、
それの前提となる人権の考え方、学問の中での歴史、フェミニズムの根底にある社会学の
理論や流れは知ってふまえていることが前提だ。
別に今のドグマに凝り固まりがちな社会学に全面同意する必要はないが、
知っていなければならない。知った上で批判できるかがポイントだ。

なにも難しいことではなく文系のどの学部にいようが雰囲気としても学習できる
ことである。理系に進むとそれがすっぽり抜け落ちてしまい、後に自分の人権を
守るときに苦戦することになる。ズレまくっていたり、
ほとんど政治思想とかも知らないので極端なものにはまったり。

例として離婚して子供に会えない父親たちは文系の学部出身の人は裁判でどう戦えばいいのか、差別とはどう戦えばいいか、過去にどのような政治的流れがあったかを既存の知識として持っている人が多いが
理系出身の人はどんだけ優秀でも司法システムや差別解消の社会運動の歴史を全く習ってきていないので極めて不利な立場に置かれてしまう。

(続く)