>>243

> これと、おっしゃる性役割の肯定派全く違う。
> (そもそも男女共同参画の解体はいいことだろう)

いや、方法論としては全く同じものだ。
それに、ではなぜお前は、「男女共同参画の解体はいいことだ」などと思うのか?
いずれにしても現実に推進法を所轄しているのは内閣府の男女共同参画局だ。
所詮保守政治家のいう「男女共同参画の解体」なんて嘘っぱちだ。

> 保守派が女性活躍推進法を推進したのは単に安い労働力が欲しいからだろう。
> 少なくともこうした奇怪な妄想が出て来る余地はない。

だとしたらこうも言える。
「保守政治家は労働力欲しさに、フェミニズムの最もタチの悪い一派に、あるいはマトリアキーそのものに屈してしまった」と。

そもそもそんなに性役割が肯定された社会がいいのなら、それが「宗教的に保障」されているイスラム社会へ行ってみたらどうだ?
特にクアラルンプールとか。消費社会の女尊男卑は日本以上だぞ。
通勤電車の女性専用車両も日本以上に厳格な運用がなされている。
そして何よりも、そういう社会ですら、フェミニズム運動がある。
その運動はもはや性役割の解体を目指してもいない、完全にマトリアキー志向のものだ。

フェミニズムは本来、二段階革命論だった。
第一段階では、男女に違いはない、として男性と同等の権利を獲得する。
そして第二段階で、それまでの「男女の違い」に関する見解をひっくり返し、あらゆる面において女性の方が優秀だ、としてマトリアキー社会を作り上げる。
現実には00年代にジェンダーフリーバッシングが起こり、「男女に違いはない」という言説が否定されてしまったので、
少なくとも日本では第一段階の革命を起こす必要はなくなった。

だから完全なマトリアキー社会の到来を阻止するためには、こっちが逆に「男女に違いはない」という言説に歩み寄っていかなければならない。