男性に対する憎悪攻撃がヘイトクライムとして認められる? (Newsweek, 2018-10-17)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/10/post-11121.php

https://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2018/10/webw181017-men-thumb-720xauto.jpg
男女が逆なら許されないような攻撃も、被害者が男性なら許されてしまうことも(イメージ画像)

Misandry in the Media (Part 7)
https://youtu.be/jWaYf6F11WQ
米メディアには、男性が女性にドジで怠慢な下等動物のように扱われる侮辱的なCMが
溢れている、と訴える動画


<女性差別がダメなら男性差別もゴスもパンクもと、ヘイトクライムの対象は際限なく
 広がりかねない。どこで線引きするべきか>

イングランドとウェールズでは今、「ヘイトクライム(憎悪犯罪)」の法的定義を見直し、新たに
ミソジニー(女性嫌悪)や年齢差別のほか、ミサンドリー(男性嫌悪)を含めることを検討して
いる。法律の見直しや勧告を行う独立組織の法律委員会が、ヘイトクライム法を改正する
必要性や、ジェンダー関連の罪を新たに含めるべきかを検証している。

9月上旬に見直し作業が始まったときの焦点は、女性に対する嫌悪や敵意に基づく攻撃を
ヘイトクライムに加えるべきかどうか、だった。だが10月16日までには、年齢差別やミサン
ドリー、さらにはゴスやパンクなど特定のサブカルチャーに対する偏見にまで審議の範囲
が広がっていることが明らかになった。

法律委員会の広報担当者が本誌に語ったところによれば、「最初はあえて対象を広くして
いる。だが理論上は(サブカルチャーがヘイトクライム法の保護対象に)含まれることはあり
うる」と語った。