>>181
壁画とか土器の板(なんか正式な名前があったんだけど忘れた)に描かれたものとして、
なので構造的に推測だけど、「これはいわゆる「下着としてのパンツ」だろう」と
思われるものは既に紀元前3000年くらいの時代にある(あったらしい、というべきか)んだってさ。

ただそれは「腰に巻いた布の股間部分を邪魔にならないように留めたもの」と考えられているので、
「穿く」ものではないみたいだけど。
いわゆるふんどしだね。
用語としてはそういう「腰に布を巻き、邪魔になるので何らかの形で股間部分を留めた」ものを
「ロインクロス」というんだそうだ。
日本のふんどしもこの一種になるとか。
この形式の下着はもう「人類に服という文化が産まれた時」からあっただろう、とされてるみたい。

今のような「裾のない、もしくは極端に短いズボンのようなもの」としての「穿くパンツ」は
17世紀くらいにヨーロッパで誕生したそうだ。
もっともその頃のものは今で言うところの「ドロワーズ」だけど。

今自分たちが見て「これは下着としてのパンツ」と認識するような形のは、基本的には
20世紀に入ってからだね。
「下着としての実用性はない、小さな布に紐がついてるだけ」のパンツ、というものは、
娼婦の営業用衣装として19世紀にはあったそうだけど。