困というか何というか。困った事態であったのは確かだったんだが…っていう出来事があった

元々閉鎖気味なサークルだったんだけど野良セッションか何かで仲良くなった人(Aとする)を良く卓を囲むやつ(Bとする)が連れて来たんだ
単発セッションでAが問題なさそうだったらキャペーンをやるって言う話で、Aは前のサークルではキャペーンやった事なかったというから体験させてあげようみたいな話になったのがきっかけだった
単発ではAは問題なかったのでキャペーンやる事になったんだが、ちょっとした齟齬があったりして、自分たちと習慣が異なるPLを入れる事のむずかしさなんかも体験した
(祖語の内容は、キャラ作成に関して。やりたいタイプのキャラをやってもらう事にしたんだけどやりたいタイプがすぐコロコロ変わって全員データ調整が何度も入るとか)
いざキャンペーン開始して、Aは「リプレイを書いてみたい」との事で録音し、俺らも自分たちのキャンペーンがリプレイになるんだったら、とちょっと浮かれていた
そして一話目と二話目の間にリプレイのテキストデータがAから各自のメールに送られてきて、わくわくしながら読んだんだが…
なんというか、すごく「コレジャナイ感」が凄かった

まずAが描写やら、セッション中は出してなかった心情表現で盛られているのはまあ良いとする
が、GM俺が言ってなかったAのPLをとにかく持ち上げる発言(「さすがAさん、よく気づきましたね」みたいな)が随所にあったり
Aと親交のあったBも盛られているんだが、逆に他のPLであるCやDの台詞やら描写やらが全然無くなっている
特にAと一番絡んで無かったDなんか、言っていたはずの台詞まで、良い発言はAに、普通のはBに、ちょっとアレなのはCに、と割り振られている
ところどころで「……」みたいな発言とも言えない発言みたいなのがある程度
流石にあれなんでAにみんなで「これはちょっと編集しすぎなんじゃないか」と問うてみたが

Aについて→「自分のキャラだしリプレイを書くと言う手間をかけてるんだから盛るのはしょうがない」
GMの発言について→「GMがPLを褒めることは良い事だと思うので増やした」
Dについて→「まあ彼と良く話せてないので言い切れませんが彼のキャラは無口キャラって言う風にした方がキャラが立つと思ったから執筆者権限でそういう風にした」

なおかつ「僕はリプレイと実際のプレイが違っても良いと思っています」発言が出たのでリプレイはリプレイ、セッションはセッションと割り切る事にした
Dは若干怒っていて「リプレイを書くのは勝手だが人のキャラを勝手に変えるな、台詞まで取られて次回以降もこの路線で行くとか言われて読む気はしない」と、リプレイを読まない発言
その後何回かセッションしたが、だんだんAの執筆ペースとセッションのペースが合わなくなってきて
「前のセッションまだリプレイにできてないんで次のセッションは待って」を繰り返しやがてフェードアウト
なんだかどっと疲れたし途中まで作ってたキャペーンお流れになって労力に見合わなかったが、対して大きい被害は出てないと言う何とも扱いにも困る話でしたとさ
(なおDには読まない発言をした後でも「気が変わって読みたくなっても良いように」と言ってAからはリプレイのデータが送られていたそうな)