【個体】
「誰も知らぬ小人」
・個体の極致であるブラックホールは光を食らう闇そのものである。
現在ブラックホールは個体であると定義されている
(大阪市立大学共催。全国同時七夕講演会「ブラックホール・ナイト」ブラックホールQ&Aより)
・ダークリングはブラックホールを撮影した際の写真に似ている(撮影成功は近年だが想像図はそれ以前から出ている)
ブラックホールの形は本来観測できない(光が吸収されるので)所がその周りをプラズマ化したガスがあるので形を観測できる
転じて火の封→本来形のないものを形に押し込めている。
・人間性=闇は重い物質として描かれている。
・人間性が高まると結晶化する=純粋な人間性は固体である
・小ロンド遺跡を封印するのに水を使った事(後述する液体=死にも通じる)
→原則的に個体は液体に沈む(水は例外)。つまり液体(死)と言う境界を越えてこれない。
転じて不死達が死んで生き返るのではなく亡者(死を境界にして死後の側に居続けている)事とも理由がつく。

液体
「最初の死者ニト」
 しばしば液体の代表である水は生死のシンボルとなる(特に水は生命に必須のため)
人は水(羊水)から生まれて水に帰る(死体は腐敗すると最終的に液化する)
世界各国の伝承や神話などでで川や海は現実異界の境目だとされている。
この境界そのものであると言うのが結構大事。個体と気体との境界の状態である。
 占い等でも水は境界の突破(厳密に言うと境界そのものなのでどちらにも影響できる)を表す。
エジプト神話の女神ニエトは水と生死の神で、活用形でnitoと呼ばれることがある(ニトクリス様の語源になった)。

気体
「イザリスの魔女」
 光を屈折による色や音、匂いなど五感による「差異」は気体が介在するものが多い。
気体は水よりも多様な形に変化できる。また気体は空気の層などでも分かるように「目に見えない範囲を定める」
これはイザリスの魔女が見出した「炎」の特質に一致する。
 炎(ほのお)は、火の中でも、「気体が燃焼するときに見られる穂のような、
光と熱を発している部分を指す」語源は火の穂(ほのほ)から由来していると言われている。
全体は何となくわかるけど詳細が知れない。

プラズマ
「太陽の光の王グウィン」
 雷と太陽は同じプラズマであり、そう言う意味で言えば太陽の光の力はすなわち雷である。
プラズマは往々にしてブラックホールと関係が近い(しばしば食われる)ため闇の脅威を身近に感じているのは納得できる。
太陽と地球の関係は熱や光などのエネルギーを分け与えて貰っていると言う風にも言える。
王のソウルの持ち主の中で頻繁に「力を分け与えた」と言う記述のあるグウィンの特性と合致する。
前述した形のない闇に形を与えられる唯一のもの。

 とは言え火の封はグウィン単体ではなく、闇を形に嵌める光、形なきものに範囲を定める、生死という境界、つまり他の王たちが総出で枷を嵌めたと思われる。
啓蒙と信仰に関してはどこに入るのかと言うのはひとまず脇に置いたのでこれから考えます(笑)。