余談ではあるが、彼女の魔力運用は、後に彼女の志を継いださやかを見れば解る通りかなり非効率的であり、
グリーフシードも余分に持っていたわけではないようだ。
にも関わらず、彼女が魔女との闘いで数年間単独無敗で生き残り、かつ作中の舞台を縄張りとするにまで至っていたことを考えると、
かなりの戦闘センスの持ち主であることが伺える。

魔法に傾倒しない体術も得意とし戦術に取り込んでいる。
それによって、リボンによる拘束と移動術、高速マスケット、体術応戦、必殺技と、バランスの良い仕上がりをみせていることから、
魔法少女以前に、戦士としてかなり完成されていることがわかる。

また、特異な能力を有する暁美ほむらに、牽制とはいえ有効な一撃を浴びせたのは現在のところマミのみである。
今までの戦闘でも、圧倒的な余裕をもってして魔女に完勝する描写がなされたのはマミとほむらだけだ。

・ほむら自身の魔法少女としての戦闘能力自体はむしろ低い部類であり、攻撃力のほとんどは持ちだした重火器と魔法の特性に頼ったものである。
・さやかはマミの志を継いだが、彼女と違いかなりの苦戦続きとなる。
・杏子はベテランで高い戦闘能力を有しているが、魔法少女としての才能では僅かにさやかに劣る。

また、10話で真実を知って心中を図ろうとした時も、時間停止能力があるほむらから真っ先に拘束し、
一番に反撃してくるだろう杏子を不意打ちで射殺するという手順を踏むという判断の速さもあった。

となると、現在までに契約した登場人物の中で、マミは最強の魔法少女といえるかもしれない。

だがそんな彼女は微笑みをたたえながら、鹿目まどかが自分を超える魔法少女になると確信していた。


見滝原をテリトリーとする魔法少女。
キュゥべえから「魔法少女狩り」の噂を聞いた彼女はその犯人とされる「黒い魔法少女」の調査を始めるのだが…。
本作においては、杏子とは旧知の仲であると描写された。お互いに情報を交換するなど関係も悪くない様子。
なお作中ではCharlotteを登場時に単独撃破している。もう何も恐くない。
この作品においてはまどか達と特に交流している所が描かれていないため
(Charlotte戦にまどか達は居合わせていなかった)「本編でCharlotteに負けたのはまどかと親しくなったせいで
心に隙ができてしまったからではないか」などという厳しい意見も。
むしろ、単独での戦闘力と判断力は「マギカ」シリーズ最強であることを見せつけた。