内なるヤマアラシの針に心を痛めつつ赤き山々の影に音無き音の向こう側でむしろ汚らしい男の言葉によって開く扉を超えさらに進んで行く…行く…い、いやむしろ進まれる…
物心のついたカタツムリの殻の裏側に住み着いた小人によってしか作られることのない重さ五億トンの墓石に刻まれた、その名前…その名前、それは、何だぁぁ!