「ルークはオリジナルでアッシュはレプリカ」を唱えた開発者の意図が何なのか分かった
シナリオの流れそのものは「そのまま」にしたうえでこの設定にしてほしかったんだ
アビス世界は「スコアに記載されているもの=恵まれない者」で
「スコアに記載されていないもの=恵まれているもの」になるわけ
未曽有の繁栄すらスコアに与えられたものじゃない
つまり「スコアに支配されているもの」の範疇でしか
成功体験は許されない世界でもある(だから禁書が存在する)
ジェイドも「スコアに記載されている範疇」に収まった研究結果しか出せていない
だからジェイドの研究結果は「禁書」認定されなかった
つまりあの世界における「スコアに記載されている」存在とは
「スコアの奴隷」当然の存在なわけ
つまり「真に恵まれていない側」はスコアにない存在であるレプリカではなく
スコアにある存在であるオリジナルのほうだったわけ
つまり「恵まれていない側が奇跡を起こす」という話になるから
「ルークはオリジナルでアッシュはレプリカ」を唱えた
だがバンダイナムコは「ルークはレプリカでアッシュはオリジナル」の方を選んだ
これは「恵まれたもの」が世界を変えただけのものにしかならず
「恵まれないものが世界を変える」を真に理解していなかったが故のものだったことになる
旧日本軍も「立場が上になれば上になるほど現実が見えていない」と評されていたし
それと同じことがバンダイナムコでも起きていると思った
つまり「生まれがすべて」に救いを求める昨今の情勢になると
あの時点で察知していたから出したアイデアだったんだよ