>>407 の要約後半
スイッチの接点には銀合金が使われる。D2FCのカバーを外してみると固定接点の土台に
変色がみられる。青銅・黄銅の板をトーチであぶると似たような虹色が出る(26:40)。
固定接点の材質は銅合金なので腐食しやすい(27:43)。
D2FC-F-7N(10M)のバネ側接点のリベットは無印のそれより少し厚い(29:49)。
日本製D2F-01Fも見てみよう(30:48)。接点に金合金が使われている。
スイッチの開閉には接点のワイピングが伴う。
同種素材の擦り合わせでは表面がクリーニングされるが
異種素材では擦りは摩耗につながり障害を助長する(46:44)。
つぎにポーリングレートに着目しよう(47:01)。
昔のマウスは125Hzだったが今日のゲーミングマウスでは1000Hz程度になっている。
スイッチの接点表面が摩耗で荒れる(55:00)につれて閉状態での電流が
途切れやすくなるが、ポーリングレートが高いとこれを拾いやすい。
日本製オムロンでは同種貴金属の接触なので面が荒れにくく
接触面積も広いので電流の途切れが起こりにくい(55:47)。
対処法:
・PC側でポーリングレートを低くする(1:02:52)。
・接点を研磨して潤滑油をつけて(または脱酸化処理して)
 板バネの湾曲部分を伸ばしてテンションをつけなおす(1:03:24)。
・スイッチを日本製D2F-01F等に換装する(1:03:37)。
・スイッチに並列にコンデンサをつけるかプルアップ抵抗をつける(1:05:17)。