スクラブ: HDD 6本でRAID5なら、RAIDブロック(例えば64KB)ごとにデータブロック5個、パリティブロック1個を作って
     ファイルシステムに関係なく冗長化する技術(デバイスレベルで動作)
     スクラブを掛けるとデータブロックからパリティブロックを再演算して記録済みパリティブロックと比較することで
     データ破壊を判定する。データブロックとパリティブロックのどちらかにエラーが起きても、どちらにエラーが
     起きたかは識別できない欠点がある(再演算パリティと記録済みパリティの比較だけのため)

bitrot保護:ファイルシステム上で、ファイルごとにパリティビットを生成し、メタデータ(btrfsでは2重記録)として記録する。
     ファイル中でエラーが起きたとき、パリティビットの不一致からファイル記録エラー(Bitrotと判定)を検出。
     Bitrot判定が起きたとき、RAIDシステムによるファイル復元を行う(なのでRAIDとの組み合わせが必須)。
     RAIDと比較すると、Bitrot保護機能はRAIDのデータブロック内だけで動作するため、RAIDデータブロック内でのエラー
     が判定されることと同義。
     そのため、RAID保護とBitrot保護を組み合わせることで、RAIDのデータブロックとパリティブロックが同時破壊することが
     なければ、確実にファイル復元できるようになる。(RAIDだけだとサイレントクラッシュのリスクが残る)