【赤毛のアン】恋人の小径【パート17】 [無断転載禁止]©2ch.net
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遅ればせながら柚木麻子「本屋さんのダイアナ」を読みました。
ここの方々はとっくに既読だと思いますが、モンゴメリファンは
必読ですね〜。もっと早く読めばよかったです。
自分の若い頃と、アンとダイアナの友情を思い出しました。 しかしリンド夫人が「本当に良い子に育ってくれた。三年前に孤児院から女の子を引き取るなんて反対だと言ったのは
私の間違いだった」とマリラにしみじみと語ったのは、
アンの焼いたスコーンがふっくらと仕上がっていたから。
やっぱ家事が第一で学業が第二なんだよな。 あの当時は家事は「できなくてもそれなりにまわる」ものではなく、男が力仕事をし女がそれ以外をして生活していく、必要不可欠なスキルだと思う
勉強できるより優先して当たり前かと 昔初めて読んだとき、「ビスケットは軽そうで、まっしろに焼きあがっており、」
と書いてあったので、真っ白な森永マリービスケットを想像して
なんてかわいい!とかなんとか思ってた
スコーンの存在を知らなかったから ド田舎住まいだったから近くにケンタッキー出来て
あったかビスケットにはちみつかけるやつ本当に感動したの思い出したわw >>848
私も
いまだに食べる時にリンド夫人の言葉を思い出す コンビニや冷食にもホッとビスケットがある時代になったよねえ
すごいね。
そして本当に、アンの時代は家事は重労働だし
火加減からオフシーズンの食べ物の準備まできちんとできないと死活問題だし…。
今ならきちんと定職に就くぐらいのことだよね 対照的なのがマシュウ。
アンの家事の腕前について何か言ったことって一度もなかったんじゃなかったっけ。
「あの子を引き取って本当によかったじゃないか」と言った時は、
奨学金をとった時だったり、コンサートですばらしい暗誦をしたときだったり。
でも支持政党は保守党。 できて当たり前(女の仕事だから)だという価値観なのでは
女からみたら「1から仕込まないといけない」でも、男は「女だからできる」と思ってるあるある… >>852
それだね。
女なら家事が出来て当たり前で、わざわざ評価することでもないんだと思う。 >>851
家事はマリラの領域ってのもあるんじゃないかな いやそれはないっしょ。
空想にふけっていたらソースに蓋をするのを忘れてネズミが溺れ死んだとか、
あの手の失敗しょっちゅうやっていたはずでしょ。
マシュウだって被害にあってないわけがない。 被害にあっても「ちょっとしたミス」「うっかり」でスルーしてたんじゃないの
それが主婦スキルを身につけるのに致命的欠陥とは気づかずに
その致命的欠陥も年齢とともになくなったけど 家事躾けはマリラの領域だから口挟まないてのはあったと思う
アンのミスはマリラの管理不行き届きでもあるわけで
兄さんは躾け何もしてないくせに口出さないでくださいて言われる危険もあるから
マシュウはうかつに触れないだろうw
まぁほとんどのミスは子供のすることだからって暖かい目で見てたんだろうなあと思う
でも子供って本当にすぐ成長して独り立ちしないといけない年になってしまうから マシュウってアンに成長してほしくないと思っている節があるよな。
女性恐怖症のマシュウとしては、アンが女の子らしくない女の子だったからセーフだったわけで、
家事の腕前を上げ、女らしく成長していくことについては複雑極まりない感情を抱いていたはず。
というか、マシュウの女性恐怖症って一体過去に何があったんだ。
アンとマリラとレイチェル・リンドの三人だけはセーフらしいが、なんでリンド夫人が入ってるのかも不思議だし。 リンドさんには昔から会う頻度が高すぎて慣れたっていうか慣らされたんじゃないかなぁ
他の女性はマシュウが逃げたらそれ以上深く関わってこようとしないから慣れることないけど
リンドさんはマリラと仲良しだし
マシュウに話しかけることも諦めないし
何より押し強いけどいい人だしね 別に女性だけに特化した恐怖症じゃなくて
ただのコミュ障だと思ってたけど 牧師さんとは話してたし、買い物もできるから、そこまでひどくはないだろうけど
元々積極的にコミュニケーションをとるタイプではない+女性にはどうしていいかわからないでキョドる→怖がられる→ますますキョドる、って感じなのかな あの兄妹の両親も人嫌いな方だったようだし遺伝なんじゃ? >>858
どんなに女らしくなっても、
マシュウには小さい頃のアンのままに見えてたって描写なかった?
あれって孫を見るような目に近いんだよね >>863
そうだね
成長して欲しくないというよりどんなに大きく美しく立派になっても
いつもその奥に出会った頃の小さなアンを感じてるんだろうと思う 何だったか忘れたけどマリラがアンの成長に驚いて、小さなアンがいなくなったと感じて泣いてるときに、
マシュウはあの子はちっとも変ってないよ、みたいなこと言うシーンアンだよね >>866
志村けんみたいになってる
あのシーン、子供の時はピンとこないけど今だと「どっちも真実」て思うなー
成長して変わった
いつまでも変わらない
矛盾してるけど、でも親からみた子供ってそうだな、と
いつまでも変わらない子供でしょ、って部分は口には出さないけど 「第十九章 音楽会と災難と告白」に、ダイアナとの光の信号について
二つの光は『あんたそこにいて?』ということで、三つの光は『いるわ』、四つは『いないの』、
五つは『できるだけ早くいらっしゃい。大事な話があるから』ということなの。
四つの光って一体どういう局面で使うんだよ。 >>869
そこが子供の浅知恵的な笑いポイントだろなと思ってたけど
逆に四つで返されたら怖いよね 読者のツッコミ待ちというか、大人がクスッとするところだと思ってた
多分マリラは、アンが寝た後にマシュウに話して笑ってる >>865
アンもクイーン学院に旅立つ前、
成長したアンを前にマリラが寂しさで泣く場面で
「あたしはちっとも変わってないわ。
外側がどんなに変わろうと、心はいつまでもマリラの小さなアンなのよ」
って言ってるよね
マシュウも含めて三人それぞれの気持ちに思い入れしてしまうシーン >>869
原文は「No」だから、今は手が離せない、あなたのお相手は今できない、
というニュアンス。これは村岡女史の誤訳。 >>874
そういうことか!それなら意味がわかる。
いずれにしろカーテンに火をつけないようにしないと
マリラにこってり叱られるな。 なんだー誤訳だったのか。
あの笑いポイント好きだったんだけど。 あの光の信号あこがれて近所の友達と懐中電灯でやったことあるんだけど
相手が窓の外見てないと意味ないからハードル高すぎた カーテンを開けてて、頭がそっぽ向いてなければ
視界の隅でもチカチカはすぐ分かるんじゃないのかな
夜になれば真っ暗になるド田舎だし
部屋を出てるときや寝るときはカーテンを閉めれば相手からもこっちの部屋の明かりが見えなくなって
今は連絡できないと分かるような仕組みに自然となってたのでは Two flashes mean, ‘Are you there?’
Three mean ‘yes’ and four ‘no.’
Five mean, ‘Come over as soon as possible, because I have something important to reveal.’
Are you there? で今暇?みたいな意味にとっていいの?
それならはい・いいえでないといかんだろうけど、文字通りにそこにいるか?という問いならいる・いないでいい気がすんだけどダメなの?
誤訳と言い切れるほどの誤訳なのか、これ? >>879 御参考
" Are you there? "
【村岡訳】 「あんたそこにいて?」 【松本訳】 「そこにいる?」 【掛川訳】 「そこにいる?」 【茅野訳】 「いる?」 >>879
もっとわかりやすい日本語にしたほうがよかったのでは?
自分は子供のころ読んだので、「いないわ」という意味がわからなかったもんね。
この部分は過去ログでさんざん話題になってましたけど、意味は「今は都合が悪い」でしょうね。 今みたいに明るくない夜だから
出来た遊びだろうね。
最近は場所に寄るけど地方でも
あほみたいに夜間照明が多い
日本列島を上級から撮影すると
明かりだらけみたい。 「できるだけ早くこい」しか使い道ないよね
そこにいてもいなくてもそれ以上何か会話できるわけでもないw
電話が子供が利用してもいいくらい気軽なものとして普及してたら
「今から電話してもいい?」とか
「おやすみ」とかなら実用的かなぁ
あと「今から行ってもいい?」ならイエスノーで答えられる
あー「できるだけ早くいらっしゃい」のあとに「イエス」「ノー」の返事に使うのかも そこにいるかいないか、チカチカするだけで楽しいんだろうな >>882
暗かった昔は闇討ちや夜盗や暴行も多かったんだけどね。 被災したりして、街灯なくなるとやっぱり治安悪くなるしね ここの村では電話が普及後も盗聴されまくりだからなぁ アンが屋根から落っこちたときはダイアナが
「おお、アン、ひと言言ってよ。死んだかどうか言ってちょうだいよ」
(原文 Oh, Anne, dear Anne, speak just one word to me and tell me if you’re killed.)
なんか妙な言語感覚の世界だなあ……。
こういう人たちなら光四つで普通に会話してそうな気もする。 やっぱ笑うとこなんじゃないのかな
休んでる人、手をあげてー
みたいな お前死んだ? みたいなセリフは英語だとよく聞く気がするから向こう風のありふれた言い回しなんじゃないの そういうの普通にユーモアでしょ
堅苦しいけど村岡訳の言葉遣いが一番好きだよ くだけすぎてねーのがなんか1世紀前って感じがしていいんだよな lantern を「提灯」と訳すのはさすがにやりすぎではなくて?
(と思ってたら改訳で「明り」に変えられてた) 少女の頃はランプに憧れておしゃれなアルコールランプ持ってたわ
ポプリの入ったコルク瓶もたくさん持っててよ
薔薇やラベンダーのポプリなんであんなに持ってたのか今じゃわかりゃしないわ 長編でアンと同世代の主人公って他にいる?
劇中の年代順に主人公並べてくとやっぱアンが年長になるの? アンとエミリーはWW1以前に青春を送りジェーンはWW1後に生まれパットが一時結婚を考えた相手は復員兵だっけ? アンはヴィクトリアン
エミリーはエドワーディアン
パットがWW1中の生まれ
ジェーンが1920年代始めの生まれ
だと思う アンの孫、エミリー、パット、ジェーンの子供
は、WW2で同じ部隊にいたかも知れない 初版 生まれ
アン 1908 1860年代 作品によって前後するが60年代後半の生まれっぽ
キルメニイ ....1910 劇中に自動車は出てないっぽい。舞台は19世紀中だと思われ
セーラ ......1911 1870年代 舞台は1851年の嵐から約40年後
エミリー ...1923 1900年代 高校のエピソードの中で戦前の話と言ってる
ヴァランシー 1926 1890年代? wikiによると舞台は1920年代前半らしい。自動車がフツーに走っている
マリゴールド ....1929 年ははっきりしないが自動車は当たり前に走ってる
ゲイ 1931 1910年代? 1827年に家宝の最初の持ち主が無くなってそれから100年後なんで舞台は1920年代後半
パット ....1933 1910年代 幼いころに終戦を迎えたとかいう話がある
ジェーン ..1937 1920年代 親が若い頃に従軍している
ざっくり言って出版年代ごとに劇中の年代も下ってるな
当然主人公の世代も繰り下がってるわけだ アンが一番作者の年齢に近いのかな?
他はヘタすると孫レベル。 ジェーンだとガソリンスタンドが出てくるから新鮮だった エミリーも最後の作品には自動車出てたよな、確か
ペリーが自動車事故にあってどうのこうのみたいな話もあったし
エミリー本人が運転してたかどうかが記憶にない アニメのオープニングでアンが乗ってる(立ってる)のはやってみたい リンド夫人といえば女子の高等教育は不要、女の牧師などとんでもない、とかいうところから判断するに
いかにもイナカの保守的なオバサンという感じがするが、
そういう人が政治集会に積極的に出て婦人参政権を認めよとか言ってるのか。
いやまあ確かにそういう人ってよくいそうだけどさ。 >>912
政治集会に行く=女性参政権に賛成
ではなかったんだよ。
女はあくまでも家庭内に収まり、政治などに直接関わるのははしたない、
しかし、夫や息子を「正しい」政党に投票させるように家庭で「感化」するのは大切な主婦の務め。
だから、政治集会に参加して、自分の信じる政党の主張を仕入れる。
当時はテレビもラジオもなく、地方新聞しか情報源がないから、中央政治家の講演会はとても貴重だった。 「◯◯家は自由党」「◯◯家は保守党」とかいう言い方をしている。
政党の支持が個人単位ではなくて家単位で行われるものであるなら
婦人参政権なんか認めたところで票数が二倍になるだけで何も変わらんがな。 投票権は個人単位だけど、宗教と指示政党は家族なら同じでなければならないという不文律があったんだよ。 政党がどうのこうのってアン以外のシリーズではあんま見た記憶がないな
パットの中で、スーザンが「女性参政権が与えられた時わくわくした」ようなことを言ってたくらいしか思い出せない >>916
スザンヌ?
PEIで女性参政権が与えられたのは1922年だから、スザンヌの世代前なら、参政権は当たり前の既得権の感覚で、わくわくするというのはなんか違和感がある。 トン切り失礼
ルビー・ギリスのファンの方へ
『アンの愛情』(モンゴメリ)――ルビー・ギリスは若くして死んだ|SM小説家美咲凌介の名著・名作ねじれ読み<第12回>
https://pdmagazine.jp/trend/sm-misaki-12/ 面白かったー。アンシリーズはこういう文脈で語られることがあまりないよね 確かにルビーのいまわの際のアンは
あまり感心出来なかったな…
賢くなった分、昔の無力が失われた気がする。 アンが成長するにつれ話が面白くなくなるってのはだいぶ昔から言ってる人いるよな
おそらく、100年前の発表当時からそう考えてる人はいたんじゃないのかな
個人的にもそうだし
パットでもエミリーでもだんだん成長していく過程は面白いんだけどふと気づくと、ん?って思うんだよな
その点ジェーンとかストーリーガールは大人になりきらないうちに話終わるからいいし、
逆にヴァランシーなどは最初から大人だから気にならん ただ、この美咲って人は
いろいろ言いながらもアンの愛情を名作と認めている
この人自身、ルビーのファンなんだろうなと思う で、この人は赤毛のアンについても語っているので、
勢いに乗って紹介してみます
↓
『赤毛のアン』――わたしはなぜSM小説を書いてしまったのか?
https://pdmagazine.jp/trend/sm-misaki-01/ でもアンの魅力、要するに妄想癖とかおしゃべりとか癇癪持ちとかは、
愛情の欠落した育てられ方をしたがために仕方なく身につけたものであって、
マリラとマシュウによって愛情を注がれ成長していく過程において捨てられるべきもの、と
いう描き方が一作目の時点ではっきりとなされているわけで。
二作目以降が面白くなくなることは一作目の時点で決まっていた。 アンの話は一作目で完結してる
まわりに散々迷惑かけたり喜びを爆発させたり感情を豊かにあふれさせながら、
いろんな出来事や勉強や遊びをするうちに、気が付けば成長してる
そしてあんなに困った子だったアンがラストではマリラの支えになるまでになってる
終わり方もきれい
続巻は興味深いけど、一作目をじっくり読み損ねたかもしれない だからシリーズを続けようと思ったら「アン的なキャラクター」を他にまた出したりせんといかんわけで。
デイビーとか。 アンはあの成長があるからいいんだけど、大人になったかこそ続編はアン自身の魅力は薄れるというジレンマだね
続編は好きだけど、もうアンがどうしたこうしたより、まわりの人や世界が好きで読み続けてる いや、成長して落ち着いて何が悪いのかと。
大人になっても見開きページ一杯に喋ってたら怖いわ。 モンゴメリ先生自身は体制の内側の人間なんだが
筆から生まれる魅力的なキャラクターはなぜか体制からはみ出た人間の方。
なんという矛盾。 裕福だけど苦しめられてる人物が、そこから解放してくれる鍵をみつけて
違う場所で違う人と家族になって幸せになるというパターンが多いな
丘の家のジェーンとか小さなエリザベスとか青い城のヴァランシーとか
パトリックの後見人のパトリックとか 子供時代のアンには、うざいガキだなという思いがあるので
続編以降の方が好きだ ジェーンがランタン丘から帰ってからの、強くなってる描写すごく好き >>935
ほんとそれ
少女時代だからまだ許せた感じ
青春以降から結婚までの独身時代が好きだわ
夢の家のノリはちょっと苦手だしそれ以降は子供らが主役になっていくし アンが結婚しても2ページくらい喋ってたら
それはそれで批判されそうだ
たまにやる失敗談好き
すでに出来上がってるカップルを知らずにくっつけようと頑張る話とか 自分はやっぱり最初の巻が好きかな
最近になって引き取られて間もないころのアンの言動が厚かましくていらっとするのに気づいた
癇癪もちで言いたい放題の子どもが段々磨かれていく過程が面白い
あんまり好きじゃないのは愛情かな
大学生活が全然描かれてないから 虹の谷苦手
牧師館の子供達がシャレにならないレベルで悲惨、
夢想家の父親という設定だけど、夢想家どころか
美人を口説くのだけは熱心なエロ親父
牧師館ごと爆破されればいいのに 柳風荘が一番好き
虹の谷が一番好きじゃない。
牧師一家が全員嫌いだ。ジェムが婚約破棄すればいいのに 愛情はパティの家シェアは夢があって好きなんだけど
チートキャラフィルが最初っからいることでイージーモードになりすぎてるのが好きじゃない
プリングル一族みたいに途中からうまくいくのはまだいいんだけど
フィルはあまりに突然すぎるわ… 確かに愛情の大学生活はうまくいきすぎだ。
パティの家を借りる下りなんて
いくらなんでもなレベルだしね。 確かに。もっと「そんだけんど」とか言いながら
不器用な田舎者として大学生活をおくってほしかった パティの家でフィルが強引に割り込んだことで、経済的には
助かったにせよ、プリシラとステラが二人一部屋なんて可哀そうすぎる。
アンとフィルが同室で、ステラとプリシラに個室をあげればよかったのに。
フィル、得しすぎてない? フィルはおそらく、パティの家で
買い物や節約術や料理やらを覚えたおかげで
貧乏生活に突入できたんだろうしね >>946
それは私も思ったw
後からきて1部屋もらえてプリシラステラが文句言ってないんだから
シェアとはいえフィルが多めに出してるんだろな…とか考えてたよ
田舎娘たちが都会に出てきて勉強しながら奮闘する話読みたかったなぁ
なんかプリシラステラも影薄いのよね
個々のエピソード物足りないって感じ
そうこうしてるうちに別世界の人だと思ってたフィルと出会い…みたいにすればよかったのにな 大人になってからもちょいちょい昔の癖が
出るところ好き。
リンド夫人に月がどうこう言って、
アンは元々こういう方面では少し変わっていたし、
もうなおる見込みも大してない。
っていうの 当時の「大学生活」を小説にするなら、勉強描写ばかりだとウケなかったんじゃないだろうか
勉強はさらっと、生活描写をしっかり、アンの恋の行方を書く方が当時ファン受けしたと思う
しかしステラとプリシラはもう少しキャラ濃くてもいいよね ギルバートも影薄いよね
アンとくっつく巻くらいはヒロインの相手役としてもうちょいキャラ押し出してもいいと思うんだけど ハイスペックイケメン、おそらく大学でモテモテ
でもアンに夢中
…普通に王子様じゃん ギルてたまにアンに現実的なこと言う以外は灰色の目とほっそりした姿にうっとりしてるだけなんだよね
ロイよりアンを理解しててユーモアもある設定なんだろうけど2人の日常的な会話が描写不足な感じ
赤毛のアンでアンが沈むボートで流れてきた時とか好きだったんだけどな
心の中で動揺してたとしても慌てず対応おもしろかった 勉強の話とか、将来とか「青春」の時に語り合ってたんだろうと思うよ
あと、大学行く前にアンを励ますのに野生のリンゴ教えるエピソードで、アンが(当時無意識だけど)望む理想の伴侶だろうと思う >>955
そのシーン、映画だとギルバートが
笑い噛み殺してて良かったわw ここだとあんまり評判良くないけど夢の家のブライス夫妻は好きだな
ミス・コーネリアの初訪問の時にギルが診察室の長椅子にひっくり返って爆笑してたり、レスリーとオーエンの様子が変だからアンに問いただして軽くあしらわれたり
幼友達の仲良し夫婦って感じ
ギルバートにはウォルター以降の子供たちが生まれてからもあの調子でいてほしかった
仕事が忙しそうで子沢山だと現実でもああなるだろうけども 私もあの若夫婦っぷり好き
ジム船長も好き(選民意識高過ぎだけどw)
レスリーとアンの友情も、ロマンスも好きだよ なんだかんだ言っても新婚の楽しそうな雰囲気は好きだよ
ジム船長の長語りは途中から飛ばして読んだけど 自分もあのじじいの長話は苦手だ
アンが簡単になびくからアホじゃないかと呆れる アンが喜んで聞くからどんどん長話になるタイプよな
ミスコーネリアやその旦那(未来)やギル相手だともうちょい現実的な話してると思う
この巻は終わり方が結構好きだったな
大好きな家から引っ越して新しい生活を始めなくちゃならないことに嘆いてる
夢の家時代てアンの交流もあまり広くなくて吹きすさぶ風の海岸があって
なんかあとから思うとほんと夢みたいな新婚時代 新婚生活にぴったりの場所よね
適度に人がいなくて、景色よくて
家族が増えると、離れて村の中心へ行くのもわかるし ギルバートと二人きりのはずが気が付けばスーザンと二人きりってなんかきついわ
もっとすごいのはマリラとリンド夫人のいるグリーンゲイブルスに同居してるデイビーの奥さんだけど 結婚すぐ→恋人気分のまま夫と二人きり生活
子供生まれる→女手増える、夫は仕事、もう1人の子供状態にはならない
と考えたらある意味理想かも
お互い仕事(家事育児)が終わったら、家で話し合う時間あって スーザン登場は子供の増える次の巻からでもよかった気がしないでもないけど
アン出産で女手必要なときにマリラをずっと逗留させたりもせず
「夢の家」で過去巻の重要キャラをあまり話に絡めたくなかったのかな
後半にいくにつれて過去巻のなつかしキャラ出てきてもさらっと触れてるだけになるよね
アンは家に他の女がいる生活に慣れてるし家事の切り盛りに特にこだわりあるタイプでもないから
自分の時間が増えるのは結果的に大正解 あの時代は、ちょっと地位のある家では、住み込みの家事手伝いを雇うのが当たり前だったんだよ。そういう人がいないエミリーのニュームーンやルースおばさん家の方が異常。 家電も都市ガスもないもんねえ
それで家事はいかにも大変だし
お菓子も作んなきゃいけないし 同時に独身女性の救済制度でもあったのかな
若草物語でもメリー・ポピンズでも使用人いるんだよね
メリー・ポピンズのバンクス家なんか複数人雇ってて
それでうちは貧乏とか言うな〜と思った思い出。 確かに一般女性は住み込み女中くらいしか勤め先なさそうだね 看護婦は出てくるよね
あと店員として働いてたり
裕福でも農家は女中は置かないのかな
グリンゲイブルスには季節労働で住み込みのフランス人小僧がいるはずなんだけど、
ほとんど空気だね
リンゴ以下の存在感 お針子やタイピストも多かった。あと、工場労働者も。 リンゴと新聞記事でふと思い出したけど、
リンゴ食べたらそれ毒リンゴって騙される話がアニメのアンにあったよな
なんでまたエミリーの話使ったんだろう
アンが友達の前で読んでた詩もそうだし 詩はわからんけど、リンゴは単に話数が足りなくて、エピソードもってきたんじゃないかな
あと、詩は先生が朗読してたと思う アンの愛情でリンド夫人がアンにあてた手紙で、異教徒が永遠の地獄に落ちなかったら許せないみたいな文があってひいたなあ
宣教師と結婚したステラもなんか嫌な感じ そりゃモンゴメリは牧師の妻で日曜学校の先生ですしおすし。 あの時代のあのへんの社会認識として
異教徒ってそれだけで罪だから
異教徒を極悪人や犯罪者に変換したらそら地獄へ堕ちろになるわな リンド夫人は「異教徒が地獄に落ちないなら、私たちが(それを救おうと布教のために)出したお金が無駄ってことになる」と怒ってる
異教徒は問答無用で地獄におちるかわいそうな存在、という、超絶上から目線だと思う
異教徒側からしたら余計なお世話で価値観の押し付けでしかないけどw 神様曰く、「リンド婦人、それを決めるのは不完全な人間のあなたじゃなくて私の役目」だとさ。(黙示録 ところがどっこい、プロテスタントもいろいろで、アーミッシュみたく「聖書的非寛容」の世界に生きてる
人達もいれば、「心から信ずることによって、人間は正しく、また義とせられる(マルチン・ルター)」と、
結構気楽に信じてる人々まで様々。
まぁ、いずれにせよ「最終決定権」は神様にあるんだわ。で、異教徒に対する布教のための大切な
お金を、神様が無駄使いなどするはずがないと確信できないリンド夫人が少々ズレてるのよ。 モンゴメリは牧師の妻だけど宗教関係の匙加減うまいね
熱心な信者をコミカルだが善良な村人として描いてて
描写したいキャラの個性付けの範疇にうまく押さえてる
アン全体としての世界観はブラウニング「神は天にいまし すべて世は事もなし」
これにギュッと凝縮されてる感じ
私はクリスチャンじゃないから神の部分はおてんとさまや神(複合体)みたいなものに
脳内自動変換されてしまうわけだが
この終わり方はとても満足した 神様は自分で持ち上げられない岩を作れるか
みたいな問答好き
メレディスさんはなんと答えたのだろう えっと、少々小難しい言い方ですが、聖書が語る神様は、唯一の絶対的存在だと「定義」
されていますので、神様が本当に岩を持ち上げたかどうかを判定する「絶対的第三者」の
存在を許容しません。(神様を裁く裁判官は存在しないってこと)
故に、メレディスさんだけでなく、長老派教会のクリスチャンは「哲学の存在価値は認める
けれど、この設問は神学の範囲を超えるので、回答は不可能」と、問答を一蹴するのが
模範的な答えかなぁ。 「ゴグとマゴグ」とか不吉な名前をかわいらしい犬の置物につけるというのはどういうセンスなんだろう。
当時のカナダではそういうのが流行っていたとか? ワンセットなところが肝なのかも
私はあの犬の置物かわいくないと思ってるw >>984
持ち上げる必要がないけど作れる。でも作っても意味が無いからあえて作らない。とか一休さんな
回答を出しそうだ。 銀英伝でも神は自分の言うことを聞かない女を作ることができるかと言ってたな >>986
ゴグとマゴグ、大元は聖書だろうけど、
イギリスの伝説の巨人二人組の名前になったから、
暖炉のゴグマゴグはこっちの意味じゃないかな。
ロンドンのギルドホールには狛犬とか仁王像みたいに
ゴグ巨人とマゴグ巨人の像があるそうで >>991
thx。
とするとそんなに変なセンスでもないのか。
『特命戦隊ゴーバスターズ』を見てたら「ゴクとマゴク」という名前の犬の置物が出てきてマジでビビった。
ちなみに「グ」じゃなくて「ク」。 さすがにサンスクリット語の「阿吽」はちょっと古すぎ。w
文語訳聖書(大正改訳聖書)1917年版 黙示録第20章第7節〜第8節
「千年終りて後サタンは其の檻より解放たれ、出でて地の四方の國の民、
ゴグとマゴグとを惑し戦闘のために之を集めん、その数は海の砂のごとし。」
現代でもそうだけど、固有名詞は無理に翻訳しない方が良い場合が多いみたい。
ちなみに標準華語版だと、"Anne of Green Gables" が、「緑屋的安姐」となってる。 明治大正の頃に、外国童話の登場人物の名前を和名にした、無理くり翻訳本が色々出たんだよね。
フランダースの犬のネロが「清」でパトラッシュが「斑」、家なき娘のペリーヌが「花枝」とか。
アンだったらさしずめ「お安(やす)」あたりになってそう。 「フランダースの犬」が1872年、「家なき娘」が1893年の刊行。これらは発刊された
当初から児童文学扱いだったので、外国人の名前を覚えにくい当時の日本語環境
では、「無理くり翻訳」もありだったのかな。
でもって「赤毛のアン」は1908年の刊行で、本来はカナダの一般人向け長編小説
だったのが幸いしたんじゃない。日本に持ち込んだのがカナダのミッションだったし・・・。
あと、「安」だと名前の綴り方に”e”を付けるか付けないかの問答の翻訳ができないから、
中国語でも「安姐」となってるんでしょうね。>>999 さんの「安→安子」説だと、原文が持つ
方向性(言葉の上品さ云々)が違ってくると思うのよ。w このスレッドは1000を超えました。
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