【いつ読んだ】
1995年~2000年頃
小学校の図書室か図書館で借りました。
【物語の舞台となってる国・時代】
ファンタジーです。現代日本かな?外国らしい記述や時代物らしい記述は特にありませんでした。
【翻訳ものですか?】
おそらく日本の作家さんだと思いますが、曖昧です。
【あらすじ・覚えているエピソード】
人の体に動物の体の一部を付けるのが流行って、最後にはみんな動物になってしまう話です。
最初はしっぽを付けるのが流行って、たくさんの人がしっぽを付ける。主人公のところに来た郵便やさんもサルのしっぽをつけていて、しっぽで物を掴めるから便利だよ、と言う。道行くOLさんはふわふわのしっぽをつけたりしていた気がします。
そのうちに、遠くまで良く見えるからと動物の目を付けるのが流行り、音が良く聞こえるからと動物の耳を付けたり、暖かいからと毛皮を付けたりと、どんどん自分達の体に動物の体を移植?していく。
最後にはみんなが動物の姿になってしまって、道路や建物は草木で覆われてしまう。「人間はひとりもいません」「人間はもう誰もいません」みたいな文章で終わっていたように思います。
【本の姿・装丁・挿絵】
ハードカバーだった気がします。
ほとんどが文字で、白黒の挿絵が時々。絵はボールペン?白黒の線画でした。
サルの郵便やさんの絵(毛むくじゃら、丸顔、大きな丸い目、細長いしっぽのさるが郵便やさんの帽子や制服をつけて斜め掛けのカバンをさげてる)が途中にありました。
ビル群が草木で覆われていて、その回りをムササビやサルなどの動物になった人間たちが飛んだり歩いたりしている挿絵が、物語の最後の方の左側の丸々1ページに書かれていました。隅に小さく画家のサインが書かれていたように思います。
【その他覚えている何でも・解決のためにやったことなど(使用したキーワード)】
長い話の印象がないので、もしかしたら短編集のなかの1つだったのかもしれません。
図書館で司書さんにも聞きましたが分からず
しっぽ つける
人間 動物に変身
ビル ジャングル 挿絵
人間はひとりもいません
もう誰もいません
など検索しましたが見つかりませんでした。
よろしくお願いします。