本当のA級戦犯は、幣原喜重郎だ。
彼は、
1、1921年、外相として日英同盟を終わらせ、
2、英国租界が国府軍に蹂躙されて英国に共同出兵を要求されても、断り
3、どころか北伐による南京陥落で、日本領事館が凌辱さて、領事夫人ら女性らが
輪姦される、という前代未聞の事件が起きても、現地砲艦に抵抗さえ禁じ、(英米砲艦は国府軍に砲撃)
4、英米から中国共同出兵を要請されても、拒否し、
5、結果、英米は日本に自分らを出し抜いて中国に下心ありと思われ、対中友好・日中離間に
外交政策を転換されてしまった。
6、一方で、国府による深刻な侮りを招き、後の上海での日本軍艦への攻撃など、
日中戦争への主な種をまいてしまった。

彼が外相時に選択を誤らなければ、日本は義和団事変時のように英米連携で中国にあたれたし、
その後の上海事件のような彼等からの奇襲攻撃も防げたろう。
日本租界や日本人の利権が、国府の下では危うい、という疑念も南京事件が原因で関東軍には
抱かせてしまった。とすれば、後の関東軍の暴走も防げたかもしれない。

真の戦犯は、東條ではなく、近衛でもなく、実は彼であった。