RKC高知放送
勝手にアカウント削除 行政書士の男を逮捕

4月まで勤めていた法律事務所のアカウントを勝手に削除し、業務を妨害したとして、高知県警は27歳の行政書士の男を逮捕した。

電子計算機損壊等業務妨害の疑いで逮捕されたのは、高知市介良の行政書士・宮城史門容疑者(27歳)。警察によると、宮城容疑者は4月25日から26日までの間に、それまで勤めていた法人事務所のソフトウェアのアカウントを削除し、業務を妨害した疑いが持たれている。

アカウントには業務で使用するファイルや個人の名簿、取引先のデータなどが含まれていた。被害に気付いた事務所の所長が警察に被害届を出しIPアドレスや履歴を捜査したところ犯行が発覚した。宮城容疑者は「業務を妨害したつもりはない」と容疑を一部否認している。

宮城容疑者は事務所とトラブルがあったということで県警は動機や余罪について捜査を進めている。この事件は今年度県警で新設された「サイバー犯罪対策課」での初めての検挙となった。