とある女性の話だ。

彼女はいわゆるコミュニケーション障害で、子供の頃から他人とまともに会話できず、友達も恋人もできない独りぼっちの青春を過ごした。
それでも何とか就職して一人で生きて30台の時、10歳以上年上の妻子持ちの上司にしつこく言い寄られ、押し切られる形で不倫関係を持った。
三年ほど交際した後、男性の妻にばれて関係は終わったという。
そした彼女が年老いた頃、しみじみ思ったという。

「自分に正面から向き合ってくれたのは、あの人だけだった」と・・・。