相手が自分を好きという具体的な根拠(直接的なアプローチ)が何もないにも関わらず、
『相手は自分に強烈な好意を寄せている・自分と相手は相思相愛の恋愛関係にある』という妄想にはまり込み
相手にしつこくつきまといます。

『相手はあなたのことを好きではない』と分からせようとしても、
なかなかその説明を受け容れることはありません。

『誰かが二人の恋愛関係を邪魔しようとしている・好きだからこそ意地悪をして嫌いな態度を取るのだ・自分の愛情がどれだけ強いのか相手は試している』といった形で
相手の説明を否定することが多く、自分の都合の良いような現実状況を歪めてしまうのです。

情緒が不安定で、自分の愛情(妄想)の対象となった相手に不適切に接近し、
相手から無視され続けたり、拒絶・批判されると『怒り・攻撃性・逆恨み』といった反応を示します。

相手が明確な拒否や嫌悪を示せば、感情的に怒り出して暴力に発展してしまう危険もあります。

拒絶を協力するまわりの人に対しても逆恨みして、攻撃的になります。

この種の妄想はきわめて執拗で何年も続く事が多く、別の対象を見つけない限り終わらない。
通常の話し合いやカウンセリングでは、この恋愛妄想を訂正することは、極めて困難です。