中年になって人生の終わりがはるか向こうにぼちぼち見え始めると
自らが存在しているこの世界を知りたくなるのよ

自分以外の誰も知らないけれど
確かに自分はこの時間この場所に居たという実感
訪れたことのない場所に立ち風を感じ景色を記憶に留める

人生を終えて記憶を空に返す前にね