暗黒のJ・エルロイ総合スレッドその3.1
>>1
乙。
ホワイト・ジャズのペーパーバック売ってたので、買って
挑戦してる。翻訳された文庫版も片手に原文を楽しみつつ。
読み終わってまだ新刊出てなかったら、そっちも買おうかな。 「Blood's a Rover」アメリカで発売されてから1年経つから、もしや日本
での出版ないのかと気を揉んでたけど、調べたら田村訳でちゃんと進んでる
みたいで安心した。
http://togetter.com/li/19808
早く出してくれー! 去年のこのミスの我が社の隠し玉にエルロイの新作長篇載ってたけど、
間に合わんかったね。 >>4
これ読んだだけで、心拍数上がった。
楽しみすぎて興奮するわー。 >>5
エルロイっていえば、ジャズより圧倒的にクラシックでしょ。
Blood's a Roverにもベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲のことが繰り返し出てくるよ。
特に大フーガが何度も出てきて、アマゾンのレビューとか見ると、作品の構成そのものが
大フーガになってるなんて書いてる人もいるくらい。 元警察官のジャーナリスト、黒木昭雄さん謎の自殺
エルロイの小説に出てきそうな事件だな
黒木氏のことも語られる次のインタビューは必見
元愛媛県警巡査部長で、現在阿久根市の副市長である仙波敏郎氏にインタビュー
http://iwakamiyasumi.com/archives/4597
権力構造の尖兵であるテレビ・新聞だけで生きてるとそうでもないだろうが
ネット世界では検察・警察の権力暴力の闇が最近どんどん見えてきている
エルロイ世界の40年代50年代60年代と今とのリンクがリアル過ぎる きょう「ストロベリーナイト」っていうドラマをやってたんだけど、
猟奇殺人とか警察官が黒幕とか、ちょっとエルロイっぽいなと思った。
刑事が情報屋にしゃべらせるため電話帳を使ってたところとか、
ディテールも似ているような。 あれは竹内結子が蹴られまくってて興奮したな。我ながらクズだが。 The Hilliker Curse: My Pursuit of Women 読み終わった。
前半はちょっと「わが母なる暗黒」みたいな感じで、
後半はごく最近までの女性遍歴をいつものスタッカート文体で綴った自叙伝。
なんかエルロイってパニック障害みたいだったり、突然泣き出したり、皮膚癌を心配して
腕を掻きむしったりとか、本のイメージとはずいぶん違っていて驚いた。
それにしてもベートーヴェンが大好きななんだね。若い頃もプレイメートのポスターと
ベートーヴェンの肖像画を並べて部屋に張ってたっていうエピソードが出てくるけど、
最近でも肖像画を張ってたり、ベートーヴェンの手紙「ベートーヴェン わが不滅の恋人よ」
をもじった手紙を送って女性を口説いたりとか……
スウェーデン人のメゾソプラノ、アン・ソフィー・オッターにお熱で、これもポスターを貼ったり、
暗闇で妄想したりと、すごい性的エネルギーだ。人殺しのカーホップ(これってハリウッド・ノクターン
に出てくる話だった?)が、オッターと前のガールフレンドのイメージで書いたと書いてあったよ。
奥さん(ガールフレンド?)のジョアンの40歳の誕生日に日本に旅行したって下りがあるんだけど、
Travel delighted her. Travel bored and angered me.としか書いてなくって、ちょっとがっかり。
よっしゃー!
LAコンフィの映画見たい見たいと思いながら、もうどこにもレンタル置いてなく、
「名作復活」みたいな企画でまたどっか置いてくれないかなぁ、と願望してた矢先に
まさにその企画でツタヤに大量入荷してたぜぃ。
初めて観たが、めちゃ面白かった。
あの長大な原作をよくああもコンパクトに、しかもプロットの面白さを損なわずにまとめたものだわ。
配役もハマリ役ばかりだし。
原作以上に楽しめた。さすが名作。
以上、チラ裏! 遂にエルロイも廃版か?
最近ますます小説離れが進んで、海外ミステリなんて、素人考えで言っても元取れる程売れるとは思えないもんな。
俺の好きな作家が次々と廃版になっていく。
悲しい。 >29
まじか・・・。今年最後はエルロイで締められると思ってたのに。 そういや、タブロイドとデストリップがトム・ハンクス主演でドラマ化されるって話はどうなった?
全然情報ないし、レンタル屋にもなかなか並ばないんだが。。 確かにタブロイドのドラマ化の続報聞かないな。
この前エルロイが脚本を担当した映画「フェイク・シティ」はイマイチ
だったな。エルロイっぽい物語なんだけど、2時間の中にエピソードを
詰め込み過ぎたためか全体的に薄い感じがした。 新作は春から夏にかけて。
繰り返す。春から夏にかけて。 LAコンフィ映画版が原作以上に楽しめたとかないわ
映画先に観てたけど、数年後に4部作読んだら
映画がカスに思えた
いや映画もかなり面白いけどね LAコンフィ映画版が原作以上に楽しめたとかないわ
映画先に観てたけど、数年後に4部作読んだら
映画がカスに思えた
いや映画もかなり面白いけどね
やはりエルロイはLA4部作だな
USA3部作はイマイチ奥行きがない LAは泣ける
読み終わってエピグラフを見てまた泣く
翻訳は田村さんが最強だとは思うけど、あれは逆に田村さんじゃなくてよかったのかもしれないな
ttp://blog.esuteru.com/archives/2182656.html?ignore_lite
コレは事実上エルロイのゲーム化だな。 >>38
まぎれもなくエルロイのゲーム化だわこれ!
これはやりたい!! 田村の訳は無難でヌルいな
まあUSA3部作がヌルくてつまらないいから田村訳がダメに見えるだけかも >>38
それ、作っている人がエルロイファンなんだよな。でもゲームの主人公は真っ当なLAPDの刑事さんらしいけど。 新刊まだかよ…待ちくたびれたぞ
アメリカじゃ出てるんだっけ >>43
RDRやってて「これの50年代アメリカverねーかなー」と思ってたから歓喜w キラーインサイドミー公開されてるんだし、
トンプスンの絶版作一気に復刊しないかな
アフターダークや死ぬほどいい女も文庫化せい!! エルロイ担当者が新作の邦題で悩んでるツイートしてたけど、余計なことしないで原題でいいからな 邦題は「アンダーワールドUSA」(仮)だそうな。7月刊行予定とのこと。 「ホプキンズの夜」読了。
あんまり期待してなかったけど、面白かった。
個人的にはLA四部作より趣味に合うかも ブラックダリア読了したけど、結構評価分かれるけどすごい面白いじゃん。
残りの3作品も期待していいんだよな? ビッグノーウェアからがこれぞエルロイって感じ
何度読んでもくらくらする ブラックダリアは、甘いとか、青春小説っぽいって理由で評価が分かれてるみたいだけど、
自分もブラックダリア好きだな。この甘さは許せる。ブラックダリアとLAコンフィデンシャルが
気に入ったら、初期の秘密捜査もお勧め。LAに出てくるキャラクターが登場するし、
ちょっとLAの習作っぽいところがある。
ブラックダリアを初めて(1回め)読んだときは面白いと思えなかったな…。
読みにくい文章なのにえぐるようなとこがあるし、暴力表現がドぎつ過ぎるしさ。
甘い、なんて感想は逆さに振っても出てこなかったわ。
でもシリーズものだからと無理矢理ビッグ・ノーウェア、L.A.コンフィデンシャルと続けたら
もうやめられなくなって、ブラックダリアを読み返してみたら涙でた。 ダリアは言い回しがわかりにくいだけだと思うけどな。
俺はビッグノーの方が赤狩りの脅威や50年代のアメリカの情勢がさっぱりで
読むのに時間かかったわ。
ブラックダリアがつまらないって言う人はリンカーンライムみたいな
捜査、謎解きを期待してんのかな?そうなら激しくつまらんかもしれんな。 携帯あったら幻滅や。ハメットも公衆電話探す下りがいいんだわさ。 >>61
前スレに、つまらないっていうんじゃなくて、
青春小説風でちょっとセンチメンタルすぎる、
その後の3作よりハードボイルドじゃないんで、
LA以降の3作またはビック・ノーウェア以降の2作の方が好きだ
って書き込みが結構あった。
映画化されてからは、「事実と違う]みたいな的外れの批判もあったけど。 LA4部作をもう読み終えそうなんだけど、
次に何がおすすめ? LAは翻訳があんま好きじゃないんだけど何度も読み直したな
そして読み直すたびに泣いた エルロイ以外で「ゴーリキーパーク」とか「リブラ 時の秤」面白いよ クッキーの瓶に手を突っ込んだところを見られた少年のように、って例えだけど
エルロイの作品で書かれてたっけ?ビッグノーで見た気がするんだけど…
USA3部作、アメリカン・タブロイドとアメリカン・デス・トリップは好きだけど、
第3部はかなりがっかり。
なんか思想的(左より)にも、表現的(神話化)にも変な方向に行っちゃった。
LA4部作も「ホワイト・ジャズ」はいまいち。てか、途中で飽きた(笑)
いろんな意味で登り坂だったホプキンズ3部作や「レクイエム」の頃が一番良かった。 文庫化は何年後かねぇ。
値段一緒でいいから文庫サイズににしてほしいわ。 LA四部作手を付けようと思うんだけど、やっぱりブラック・ダリアから読み始めた方がいいの? 来月下旬は本当
20日前後だとか? 帯も出来上がったっぽい 7月にNHKでケネディ一家のドラマやるらしい。全4話。番宣やってた。
エルロイ作中のケネディ家とはかなりの温度差がありそうだった。
映画「JFK」もBSの予定にあったね。 >>78
ブラック・ダリアは意外と人を選ぶからなぁ。
別に後の3作と人物の繋がりとかはないから、
2作目の「ビッグ・ノーウェア」から読んでもいい。 新作にはミークスとかクラインのような魅力的なキャラが欲しい。
ピートもケンパーもウォードもウェインも惚れ込むまでの魅力がない。
俺の中でミークスは十数年不動のいかしたデブ。
セブン&アイのネットショッピングで、アンダーワールドUSAが予約可になった
いよいよだなぁ >>84
バズ・ミークスってデブ設定だったけか?
俺の中ではトム・サイズモアみたいなイメージなんだが。 LAの闇に飲み込まれていく戦争帰りの若者たちがテーマで普通に楽しめたよ。
小説でしかしらないLAのスポットもあそこってこういう雰囲気の所(場所)だったのかあみたいな楽しみ方もできたし。 >>90
どうなんだろうな?
こういうノワール小説読まない奴が文句言ってるだけじゃね?
40年代〜50年代を舞台にしたアメリカ文学が好きなら楽しめるらしいが。 >>92
物語の語り口がすごい淡白な感じなんでエルロイぽいと聞かれるとどうなんだろ。 きたか…!!
( ゚д゚ ) ガタッ
.r ヾ
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http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163742809
定価
:1890円(税込)
発売日
:2011年07月22日
アンダーワールドUSA 上
ジェイムズ・エルロイ・著 , 田村 義進・訳
アメリカ文学界の狂犬が10年の沈黙を破る!
ニクソン大統領の協力で中米に進出するマフィア、燃え上がる黒人運動。
罪深き国家の深奥を抉り出す史上最大の暗黒小説、堂々の刊行
10年か 時間経つの早いな
タブロイドとデス・トリップ読み直そう >>93
ゲームのスレ見てもエルロイとか知らないわけじゃないみたいよ
細かくは言わないけど、レビューがほんとなら確かになんだかなあと思うとこはある。
俺はちょっと様子見かな。 10年も経ってしまったのか
アンダーワールドUSAトリロジー、ラストがなかなか出ないのでまたぞろ
エルロイも割りのいいハリウッドあたりで仕事してるのかと思っていたが
書くのに呻吟していて神経症にまでなったとか
ここ暫くドン・ウィンズロウだったが久々エルロイに戻れる