樋口有介(その3)
>>574
母親は小学校教師
父親は血のつながっていない、教養皆無の脱サラ借金男
姉は中卒、ヤクザと結婚して、最期は覚せい剤の後遺症で廃人同然で死ぬ
長年同棲してた彼女とは30の時に別れる(彼女はのちに医者と結婚)
本人の書いた小説の設定かと思った。 2019年の記事か
「あと『15冊も』書けるのが嬉しい」…
なかなか切なくなるな
あと「頭のいい子に限って不良を好きになる」とか作品にモロに反映されてて笑った 樋口さんの訃報とこのスレの影響で、読み始めました。
『風少女』『枯葉色グッドバイ』『林檎の木の道』、どれも面白かったです。 樋口さん。亡くなられていたのですね。
本当にショックを受けました。
次回作を楽しみに待っていただけに。。。
ご冥福を心からお祈りいたします。 22年前に古本屋で八月の舟を読んでからずっとファンでした
御冥福をお祈りいたします 『彼女はたぶん、魔法を使う』。
読み終わったけど「彼女」が誰のことか分からん…… >>570 >>571
冗談抜きで衰弱死だったんじゃないかと心配になる。 >>567
>好きだった女の先輩が「ねちっこい女の子描写が苦手」と言っていて、
実際のところ女性ファンってどれくらいいたのかな。
柚木とかも、世間のおっさんらの「理想の中年像」みたいなもんだし、
女ウケは悪かったかも。 柚木シリーズはどの事件も、女子高校生が家出してラブホテルで殺されてるイメージ。 たまたま手に入れた『プラスチック・ラブ』を読んだが、
文章は上手いけどミステリとしてはかなり薄いなあ。
東京創元推理文庫だったから騙された。
あ、そういう意味ではサプライズ。 >>587
あとは売春するか自殺するか。
樋口さん、高校時代に女子高生にひどい目に遭わされたのかと。 プラスチックラブはどの話も主人公がモテてるのに舞台が東京のあちこちにころころ変わるのが面白かった どの話か忘れたけど、柚木のベッドに女子高生がすべりこんできて、
けっきょくヤっちゃった話はひいた。かるく性行為の描写もあったし。 >>590
創元推理文庫だし、「ハハァ、同一人物と思わせて、……という真相か」と
ぺージをめくったら、あれっという結末。 >>558
柚木のむすめ視点の物語が本格ミステリだった記憶がある。 >>586
生前にもっとこのスレがにぎわって本が売れていたら、
樋口センセも雑炊をお腹一杯食べられたのに……
死因が知りたいけど、仲のいい作家仲間がSNSでひっそりつぶやいていないかしら
ていうか、親交のあった作家って誰なんだろう 名刺の「柚木」の読み方が分からない美女が作中で揶揄されてたけど、
柚木って、読める人の方が少なくないか? 仲のいい作家とかいなさそう。
孤独が似合うんだよな
樋口先生は 柚木の娘が視点のはなしだったとおもうが、
あとがきに「子も孫も甥も姪もいない」、「友人もいないからその子供もいない」
ので、実際の小学生がどういうものなのかよくわからんと言ってたな。
まあ、飲み友達くらいはいそうだけど、作家の友人というのは確かにいなさそう。 小説の主人公も一匹狼的な性格が多いし本人もそんな感じかも
しかし先生のプライベートは謎だらけだな ピースで山の中でずっと暮らしてた爺さんいたけど
あれに近いことしてたときもあったのでは 廃村で小説書いてたんだっけ?
以前うちの市にも、限界集落に住んでた謎のおっさんいたわ。前科者だという噂もあった。
地域主宰の婚活イベントにたまに来ていたが、いつも女性から結構人気なのな。
たしかにワイルドでサバイバルとか得意そうだったが。
樋口センセ―の小説みたいに、やはり女は不良に惚れやすいのか…… いま木野塚探偵事務所シリーズを読んでるけど、
木野塚氏の奥さんの言動がまんまウチの妻と一緒で笑った(笑えない)・・ 和久井映見主演のぼくとぼくらの夏の映画見たことある人いる? >>603
自己レス。木野塚事務所の続篇、総理大臣の死をめぐる話だった。
いや、この真相はびっくりした。
創元文庫のあとがきに「三作目も書きたい」とあったが、叶わぬことになったな・・ >>604
レンタルビデオで見たことはある
中途半端なところで終わってるしイマイチな出来だったと記憶している
原作の映画化というよりは
和久井映見を主演になんか青春映画撮りますか、良さそうな原作無い?
で、あまり思い入れもなく僕と僕らの夏が選ばれただけっていう感じかなあ 樋口さんの小説って、樋口さんの文体あってのストーリーだと思うんだけど、
あれを映像に活かすのはなかなか難しそう。 >>604
初期設定だけ借りた別物という印象
ミステリー要素がほぼ無くなって結末も違うし >>608
志村けんの探偵さんも、やっぱり違ったしなぁ。ほとんど伊藤沙莉のミスキャストのせいだけど >>610
>『スペシャルコント 志村けん in 探偵佐平60歳』(NHK)
テーマ曲:hide with Spread Beaver - ROCKET DIVE
演出:吉田照幸(現在の大河「鎌倉殿の13人」のチーフ・プロデューサー)
脚本 : 内村宏幸、平松政俊、戸田幸宏、志村康徳(志村けん)
これ、初めて知ったw 主題歌がヒデとか志村けんが脚本参加とか、すごいな。 >>608
割と肉体というか生理について生々しい表現が多いんだよね
泣いたあとで鼻かんでぐじゅぐじゅになったりとかさ
不思議とそれすらも爽やかに読めてしまう不思議な文体 >>612
柚木とかオッサンの入浴や排泄も、律儀に触れていた記憶。 樋口さんて政治的には保守だったよね?
なんか中国や韓国、民主党(当時)を揶揄するような記述があったような気がする。 作品中に思想を潜り込ますようなことはしてないと思うけどね
その当時の当たり前の保守的なオッサンを書いたからそういう文章が出てきただけなんじゃないの
親父がナイターを必ず見て巨人が勝ってると機嫌がいいとかもそうでしょ >>614
登場人物のキャラクタと、著者の人格や思想をごっちゃにしちゃうタイプ? >>615
柚木シリーズの最終作で某政治家をモデルにした人物出して、揶揄してなかった? 『八月の舟』、けっきょく晶子(アキ子)は誰の子だったのか。
主人公の高校生男子の(mail)という理解でいいのかな?
主人公の父親が大企業重役っぽいのもよく分からん設定。 「雨の匂い」。
冒頭で主人公は、元カノが新しい彼氏と並んで雨中を歩いてるのを隠れて見てる。
あれって結局どういう意味があったんだろう。 この人の小説読んでたのはもう25年から30年くらい前になるけど
未だに自分の心象風景のように断片的に内容を覚えているのはなんか凄い
あんまり良いことが無かった自分の青春時代の代替になっているんだろうなあ >>620
上に出てる『八月の舟』が自分の高校生時代がモデルなんだっけ?
ぼっちの友人が、市営プールの小学生用プールで溺死したのとか。 >>615
「友愛」とかを掲げてるボランティア大組織が、天下り役人を抱え込んで、
国際ユニセフに送金するけど何割かを手元に残して私腹を肥やしてる、
みたいな設定の話があったな。 小説に書いてあることは作者の思想だと思っちゃう人来た
控えめに言って頭おかしい それはどうかわからんが
作中で主人公格に思いっきり思想主張させといて「フィクションだから」で逃げをうたれるのもな。
樋口先生はアナーキーに近いのかね 幾つかの作中で、韓国ドラマをこき下ろしてた記憶はある。
「○○と✕✕が生き別れの兄妹とか、韓国ドラマじゃあるまいし」みたいな。 柚木草平の年齢は38歳固定(「彼女はたぶん魔法を使う」あとがき)として、今の30代後半から40代前半くらいで柚木が似合いそうな役者いるかな 鹿賀丈史が「殺意の誕生石(風の日にララバイ)」で柚木草平を演じた時40歳だったんだな 風の日にララバイは柚木じゃなくて佐原旬介だった。ごめんなさい
「せつない探偵 柚木草平の殺人レポート」は45歳の時 >>627
大河ドラマで市原隼人(35歳)が色気のあるオッサン演じてて、
自分の中の柚木のイメージに近いんだが。 scalable matter? 09/23 23食14口 >>626
一時期、民主党モデルの政党・政治家をディスった作品をいくつか書いてたが、
あれも当時民主党が与党だったからだろうしね。 MS
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E 09/25 17食07口 >>641
初樋口を他人に勧めるなら自分も『風少女』。
でも自分が一番好きなのは、ミステリ色も強い『枯葉色グッドバイ』かなあ。 >>641
初樋口を他人に勧めるなら自分も『風少女』。
でも自分が一番好きなのは、ミステリ色も強い『枯葉色グッドバイ』かなあ。 >>623
人を殺して服役経験のあるシングルマザーの弁護士事務所調査員の話。
あれの第二作、「笑う少年」から文庫化の時に改題してたけど、
ミステリ的にだいじょうぶなのか。 「風少女」、「初恋よさよならのキスをしよう」、「枯葉色グッドバイ」がベスト3か。 『風少女』は別格として、
『枯葉色グッドバイ』『刺青白書』『林檎の木の道』
かな、個人的には。 11月そして12月が好きな人いないかな
ラストがすごく好きなんだが。
佐藤泰志みたいに後年に再評価されて欲しいな >>648
それ、読み損ねているので今度読んでみます。
ところで改めてウィキみたけど、不思議な作品が推理作家協会賞の候補になってるのね。
2012年 - 『刑事さん、さようなら』で第65回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補。
2013年 - 『猿の悲しみ』で第66回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補。
選評読んでも、上手いし手慣れているが樋口作品ならではの作品じゃないから推せない、
みたいな感じかな。 「風の日にララバイ」「木野塚探偵事務所だ」「月への梯子」かな タイトル忘れたけど、高卒男子が祖父の介護しながら左官屋の真似事する話、
ちょっとダークで面白かった記憶が。 >>649
この時期、業界が謎の「樋口推し」だったのか?
ちょっと授賞には弱いなあ。「猿の悲しみ」はヒロインが好きだけど。 >>652
雨の匂い (中公文庫)
癌で入院中の父親と寝たきりの祖父、二人の介護とアルバイトで日々をすごす大学生の柊一。
塗装工だった祖父の代理で、ある家の塀塗りを引き受けるが、同じ頃、謎めいた少女・李沙と出会って関係を深めていく。
やがて町内で放火事件が発生し…。
降りしきる雨の中で育まれていくのは愛か、殺意か。
著者真骨頂の切ないミステリー。 >>655
ありがとう、それですわ。
不気味な読後感だった記憶。 樋口センセの小説、印象的なシーンやセリフはが多いけど、
その小説全体の内容を覚えてることが、自分では少ないんだよな。
同級生が事故って入院して、看護婦(当時)に騎乗位で犯される話とか、
そのシーンの印象が強くて、あとは何も覚えていないw どこかで読み直して行きたいとは思ってる
最初に読んだプラスチックラブあたりから >>658
自分も最近樋口作品再読してる。
柚木の警視庁時代の部下の山川のおっさんが、意外といろいろな作品で顔出してるのを
再発見。 『夏の口紅』のヒロインのキリコ、
自分の中では「ちむどんどん」の黒川結菜がイメージなんだが、
妻から「ショートヘアだけど色白って描写あったでしょ」と言われた。
そうだっけ……? 今手元にないんで確認できぬ。 そういえば樋口小説のヒロインの奔放さは、
沖縄舞台の朝ドラみたいだな。
けっきょく最後は沖縄で亡くなったんだよね、樋口センセ 誰だよ奔放なヒロインて
めんどくさいのとかこじらせたのは多いが >>662
柚木シリーズに出てくる女性ってみんなそんな感じのイメージ。>奔放
ヒロインというか、三十代以上のおばさん連中だが。 女子高生が自殺か不倫か売春してる小説を書いてるイメージ >樋口有介 まともな十代女性といえば、小笠原諸島が舞台の小説の、
主人公の男子大学生に片思いしてた民宿の娘っ子くらいか。
他の登場人物は貞操観念ゼロのアーパー娘ばかり。 良くも悪くも中年男の目から見た女性像ばかりって感じかなあ。
女性ファン少なそう? 文章はきれいだった記憶がありますが。 >>667
女性を描写するときは必ず脚のきれいさ、胸の大きさに言及するw いつのまにか柚木の相手が変わってて驚いたな
渋谷のJKも只者じゃなかったけど鎌倉の女の人も凄かった
もちろん編集のポンコツさんも好きだけど >>669
柚木のおっさんは、
選挙に出ようかという女性教育家が元妻で、
キャリアの警視庁上司が不倫相手で、
途中に浮気したり女子高生を喰い散らかしたりしたあと、
最後はロハスな叶姉妹みたいなのに捕まって餌食になってた記憶。 部屋で酒飲んで酔っ払って寝込んでズボン脱がされてベッドに運ばれて
洗濯されても起きない編集ポンコツさんに幸せは来るんだろうか
つうかJKの方がいつもマセてるんだよな 柚木シリーズもそうだけど、元警察のしょぼくれおやじが主人公を務める小説が
何本かあるよね。ああいう設定好きなのかな。
冒頭に幽霊少女が出てくる話、あれかなりミステリの完成度が高かったと思う。 「サマータイムレンダ」というSFマンガ・アニメがあるが、
あれみて樋口有介の、夏・田舎・高校生の青春小説を思い出した。 >>541
樋口センセが亡くなって早1年か。
群馬の前橋あたりの地方都市を、「何が悲しくてこんな町に住んでいるのだ」、
と作中人物に言わせていたが、故郷にどういう思いを持っていたのか。
エッセイとか読んでみたかったな。 >>650 >>651
『月への梯子』、自分はすごく好きだが評価は分かれるだろうなとは思う。
(メール欄1)かと思ったが、最後の最後の(メール欄2)だけは、
説明がつかない。が、そこに救いがある。 >>649
2007年の『ピース』で獲らせておくべきだったよなあ
候補になった樋口作品の中では、あれが一番「日本推理作家協会賞」に相応しい マジで?
下から数えてすぐくらいの低評価だが、自分としては ぼくと、ぼくらの夏
彼女はたぶん魔法を使う
捨て猫という名前の猫
この辺が好きだな
あからさまにルーピーを悪人に仕立てているうしろから歩いてくる微笑も笑った
千早と加奈子の対決が見たかった… >>677
まあ確かに「この女キャラ必要か?」とか、ラストみたいな趣向は無い方がよかったけど、
犯人の動機とかが明らかになったときはびっくりした記憶があるよ。 可愛いJK剣士が出てくるやつは好き
でも頭の中でごっちゃになってしまってるのでいつか読み直さないとあかん 『ピ−ス』、再読してみた。
(メール)は余計だと思ったが個人的にはそれ以外は面白かった。 >>679
動機が意外だったとは思うが……
山の中で野垂れ死にしたじいさんのインパクトくらいかな後は あの集落の描写、まんま樋口センセが住んでた秩父の廃村そのものみたいね。 ピース(新装版)は結構改稿されてるのかな?
自分が読んだ旧版は、けっこう無駄なキャラの多い小説だったような。 樋口有介の新作がこれ以上出ることはないだろうし、別の作家を開拓しようかな。
樋口ファンの人ってほかにどんなの読んでます? よく読むのは大倉崇裕、若竹七海、樋口明雄、香納諒一、今野敏、姉小路祐、太田忠司、石崎幸二(長いこと新作なし)、泡坂妻夫(故人)とか
樋口有介は唯一無二 >>686
レスありがとう。若竹・今野は自分も読んでます。
>香納諒一
この作家、前からちょっと気になってました。
イメージですが、あんまりガチガチのハードボイルドでなく、樋口有介に近い感じ? あんまりハードではないほうが多いかな
マドンナ制ではない >>686
>樋口有介は唯一無二
>>688
>マドンナ制ではない
樋口センセーに一番近いのは、北条司の「シティ・ハンター」のような気がしてきた。
毎回、美女が依頼してきてマドンナをつとめ、軽妙なハードボイルド。 そろそろ「このミス」の季節だが、
もう隠し玉コーナーに、樋口せんせのコメントは載らないんだな・・ >>648
『11月、そして12月』読んでみました。
青春だなあ、いいなあ、と遠い目。またいつか再読しよう。
樋口さん、昔から○○に住みたかったのかな。 あの話父親がどうしようもないよな
樋口作品はたいていそんなイメージだけど >>692
樋口さんの願望なんだろうけど、ダメ親父なのに若い女性にモテるw 11月12月は、あの妻と娘だったら、自分でもそりゃ浮気もしたくなると思う 樋口作品で、主人公の「まともな父親」が出てくるのってある?
たいてい離婚してて、若い女性といちゃついてたりしてるイメージ。 両親円満、とかちと思いつかんな
雨の匂いとかは父親はまあまともな人の気もする >>696
自分もたまたま一番手近にある樋口小説を確認したら、
「女子高生を盗撮して大学教授の地位を失った変態官能小説家の父親」の設定だったw
まあ、・・・だけど。 え゙、そんな設定やったか。あまり覚えとらんかったな >>698
あ、自分が書き込んだのは『横浜ではまだキスをしない』の主人公の父親ね。
『雨の匂い』は・・どうだったかな。主人公の父親は末期がんか何かで入院中だったか。
離婚した母親のほうがクズだったような(再婚相手の会社がピンチで、別れた夫の保険金狙い)。 このスレ覗いてたら久しぶりに何か再読したくなってきたなあ。
樋口有介の小説はとにかく夏のイメージが強いが、冬が背景のって何かあったっけ。
秋だと『枯葉色』とか『11月12月』があるが。 好きな作品は色々あるけど、どれか一つといわれるとやっぱり「風少女」になる >>703
テレビドラマ(岡村孝子主題歌)の原作かと思って読んだら、全然違った 「平凡な革命家の食卓」とか、文庫化されてないのも文庫してほしいなあ >>705
間違えた、文庫化されてないのは「礼儀正しい空き巣の死」だった
>>706
それも文庫化してほしいよね
この2冊くらいかな文庫がないのは 大幅改稿を経て柚木シリーズになっちゃったけど、『ろくでなし』も一応 著作リストみたら、『ぼくはまだ、横浜でキスをしない』が未読なことに気づいた。
年末に読んでみるか。表紙デザインがちょっと不安だが。 大掃除してたら「風の日にララバイ」文庫本を発見して読みだしてしまったw
柚木シリーズと「風の日にララバイ」って同じ世界線なんだっけ?
ララバイに出てくる彫金師見習いの女子大生、柚木シリーズのどれかに出ていたような? 青春ものとしてもミステリとしても、個人的ベストは『ともだち』。
異論は認める。 >>713
一応、亡くなるまで出版社からは途切れず依頼があって刊行されてたから、
そういうのはないんじゃないような。
執筆途中の未刊作品はあるだろうけど、中途半端に読んでモヤモヤするのもなあ。
特にこの作者、ラストが上手い作品が多いので。 小説の収入とかどれくらいあったんだろ?
結構カツカツだったんだろうな >>715
「たまには雑炊食わないと死ぬ」
と、ご本人が冗談だろうけど書いていたので余裕はなかっただろう。
基本、量産作家じゃないし増刷がかかる作家でもないだろうし、年収4、5百万くらいでは。 終の棲家として買ったであろう沖縄の家で貯金吐き出したって言ってたしなあ 沖縄って土地や家が安いイメージだが、それでも貯金吐き出したのか。 金銭的には恵まれない人生だったかも
でも物書きを一生の仕事にできた事は本人にとっては幸せだったんでは? このスレ、樋口さんが亡くなってからのほうが賑わってるな。
もうちょっと生前から新刊買ったり書き込みしてあげれば・・・
週末だし何か1冊再読してみるか。 書き込む事で先生を思い出して供養の一つにでもなればなと思う >>709
>『ぼくはまだ、横浜でキスをしない』
自己レス。読み終わったけど期待以上に面白かった・ウルっとした。
展開がスピーディーでちょっと強引かつご都合な展開もあるが。
分量を1.5倍くらいにしてもう少し展開を丁寧に書き込めばもっとよかったのに。
ただ、若いラノベ好きな中高校生だとこれくらいの方がいいのかな。
若い人の樋口入門書として推したい。 >>715
さっき読み終わった『亀と観覧車』、明らかに樋口センセー本人がモデルの小説家が
出てきたが、デビューしばらくは100-200万くらいの年収だったそうな。
その小説家、沖縄に引っ越すんだが
「生涯で40回の引っ越し。この沖縄が最後だろう」みたいなセリフにほろりときた。
(´Д⊂ヽ 今の今まで、お亡くなりになってた事を知らなかった。
革命家の女刑事のがなかなか面白くて、シリーズ化するかなと期待してたのに…ご冥福をお祈りします。
1番好きな作品は刺青白書でした >>724
自分も『刺青白書』好き。
柚木シリーズでも、かなりミステリミステリした小説だったと記憶してる。 >>715
柚木シリーズだけで50万部くらいらしいけど、
でもまあ30年くらいのトータルだから、それほど売れてたわけでもないのかな >>711
「ともだち」ってチョイラノベ寄り青春ミステリ狙ってたのかな。古典部やハルチカみたいな。 >>728
そもそもデビュー作からしてラノベ寄りの青春ミステリのような……
(当時はラノベとは言わなかっただろうけど) 樋口さんの青春小説のイメージ↓
老成した十代男子が、奇人変人な母親に翻弄されながら、
ツンデレな妹キャラの女子と一緒に、
夏休みにパパ活やって殺された女子高生の殺人事件を追いかける
※個人の感想です >>727
『ピース』、何か知らんけど数年前にリニューアルした文庫本が小ヒットしてたよね。
確かに日本推理作家協会賞の候補にもなってたけど、なぜ息を吹き返したのか不思議。
あの小説、毀誉褒貶が激しいような。自分は好きだけど。 ピースは連載物をそのまま修正せず単行本にしたのかと思うほど、
たいして意味のなかった登場人物や思わせぶりな描写があった記憶 >>733
そういう話だっけ?
確かに犯行動機は意表を突かれたが。
……あれ読んだのもう15年以上前なのか。うわー年取ったな。orz 時代遅れといえば、樋口センセって、けっきょく最後まで手書きだったの?
ブンガクは万年筆に原稿用紙がモットーらしいけど。 >>707 文庫化されるみたいよ
礼儀正しい空き巣の死 警部補卯月枝衣子の策略
(祥伝社文庫ひ17-4) 文庫 – 2023/3/9
樋口有介 (著) このミス創刊号(1988)に『ぼくと、ぼくらの夏』が17位でランクインしてるのを
初めて知ったが、紹介文が当時の樋口センセの立ち位置を偲ばせる。
「高校二年の主人公が、同級生の事件を追うという赤川スクールのユーモア推理。
サントリーミステリー大賞の読者賞受賞」 >>714 >特にこの作者、ラストが上手い作品が多いので。
樋口小説でラストが印象的なのは沖縄舞台の『風景を見る犬』。
ラストというか、最後の主人公のセリフ。 >>714
このミス22年度版(樋口氏の没後発行)の隠し玉に、
中公の『私立探偵には不幸な街』という小説に着手してたみたいだが、
けっきょく完成はしていないのかなあ。 樋口さんお亡くなりになってたのか。
もう20年以上前だけど一時期ハマって集めてたわ。
孤独死っぽいけど、死因なんだかわかります? >>743
本当にありそうで怖い。
このミスの隠し玉コーナーでも、最近体調崩したとか、
たまには雑炊食いたい、みたいなこと書いてたような。 このミスの隠し玉コーナーで、
沖縄に引っ越してからは酒は飲まないとか書いてなかったっけ。 >>741
これ、柚木の故郷・北海道を舞台にしたってやつかな?
完成したものをよみたかったな >>713
『東海道中膝栗毛』の現代語訳が完成してたはずだが
何かの理由でお蔵入り。 そうだったのか! 情報ありがd
しかし樋口有介訳『東海道中膝栗毛』か・・・
どんなものになってたのか想像もつかん
もしかしたら北さんが女になってたとか?
魅力的な女の出てこない樋口作品なんか
コーヒーを入れないクリープみたいなもんだからな 亀と観覧車を1番最後に読んだんだけど何て言うか、
沖縄で亡くなりたかったのかなとか色々考えてしまった >>750
内容うろおぼえだけど、樋口さんご本人モデルと思しき老作家が、
ホテルの一室で行われる怪しいパーティーで女子高生とお友達になる話だったっけ? それそれ
都合よく終わらない悲しい結末はあなたの隣にいる孤独と似てる気がする 90年代に、わたせせいぞうの表紙で文庫書き下ろし中心でやってたら、
大ベストセラー作家になっていた気がしないでもない。 柚木草平って長髪のむさいオッサンやんか
わたせせいぞうも描くの拒否するんとちゃうか? >>754
北条司のマンガ、シティーハンターの冴羽遼をイメージして読んでた・・ 「彼女はたぶん魔法を使う」のラストを読めば
アイソつかして消えるのも無理ないと思われ 一冊目から愛想つかされてたんだね
あの修羅場は想像するだに怖いわ ってあれ「少女の時間」だったっけ?
プロットごちゃごちゃになっとるわ 老成した20代の青年が、高校時代の女子同級生の死の真相を探るために、
女子同級生の妹(ちょっと内向的)と一緒に探偵みたいなことする話ってどれだっけ?
主人公の青年の母親がエキセントリックだった記憶がある。 >>761
樋口センセの小説、どれも2-3個くらいは当てはまりそう…… >>768
母親ってエキセントリックだったっけ?
これはもう夏休みに全作を再読するしか解決方法はないな。
誰かやって(他力)。 『金魚鉢の夏』、文庫化してくれないかなあ。
あとあれだけだよね、文庫化されていない作品。 『夢の終わりとそのつづき』の原型『ろくでなし』もどっかから出してくれないかな〜
あれに柚木草平が出てくるとなんか違和感があるんだよね 色々読み直そうと思っているのにいまだに読み直し出来ていない
もう増えることはないんだなと思うと残念だ >>773
自分も全作読み直したいんだけど、なかなか時間が。
とありあえず『楽園』を再読してみたけど、心構えが出来ていたせいか、
初読時ほどの違和感はなかった。
「あとがき」によると樋口さんの一番のお気に入り作らしいけど、
だとすると柚木シリーズとか一般に人気がある作品は不本意な作風だったのかな、と。
だとすると複雑な気分だったのかもしれない。 楽園は自分が唯一途中リタイヤした作品だ。
なんか南の島の外国人が群馬弁を喋ってる時点でダメだった。 >>775
文庫版「あとがき」にも、
樋口さんがホステスから「先生の小説の中で唯一失敗作ですね」みたいなこと言われて、
心外だ、みたいなことが書いてあったが、まあ、贔屓目にみても……だよなあ。 ぼくと、ぼくらの夏 (創元推理文庫)
樋口 有介 | 2023/10/31
これで創元文庫の、樋口有介復刊企画もラストかな。
ていうか、夏に出せばいいのに…… 樋口先生の本は買って読んでは売りで、あるときから読まなくなったけど、
今でも売れずにもってる作品となると「風少女」、「ぼくとぼくらの夏」、
「彼女はたぶん魔法をつかう」になる。自分では納得の3作品。 自分は東京創元社の文庫本しか読んだことないが、
大きく筋立てが変わってるの? それとも文章が修正されてるくらいの変更? 逆に文春文庫版しかもってない。中盤のやや緩い展開が刈り込まれているのあれば
いいのかなとはおもうけど。 柚木シリーズみたいに、
クサくてオッサンくさくてかっこいいセリフが出てくる小説があったら教えてください。
樋口作品はほぼ制覇したので、それ以外でおしえてもらえると嬉しいです。 基本はチャンドラーのフィリップ・マーロウものだな
読むなら「長い別れ」がおすすめ >>784
レスありがとうございます、何作か読みましたけどマーロウいいですよね。
「男はタフじゃないと生きていけない、優しくないと生きている意味がない」
でしたっけ? かっこいいです。 つい最近亡くなった原尞(りょう)の《沢崎シリーズ》はどうかな
『そして夜は甦る』『私が殺した少女』おすすめ 樋口先生は唯一無二だったんよなあ
個人的には香納諒一とかも好きなんだけど >>788
唯一無二だよねえ。
裏表紙のあらすじだけよむと凡庸なストーリーだと思うけど、
実際読むと評価ががらりと変わる。もう新作読めなくて残念。 今日本屋にあなたの隣にいる孤独があったから読んだんやけど短すぎた
しかもあんまり動きのない展開だったしあれで800円は出せないな