小栗虫太郎 その3
ニコニコで黒死館の朗読やってるけど
残念ながら音が悪すぎ。 結局、算哲はどうやって死んだの?
左胸を刺して自害と見せかけたけど心臓が右にあるから早期埋葬防止装置付きの棺の中で息を吹き返したが
犯人に早期埋葬防止装置を作動させる為のヒモを切られて結局棺の中で絶命で良いのかな?
色々な解説サイトを回って見たけどそもそも算哲の自害しようとした動機がわからない‥
誰か詳しい人教えてください 考えるのではない
感じるのだ
それと、自害しようとはしてないだろ 聖アレキセイ事件の解決を法水が公表しなかったので云々のくだりを何度読んだことか 頑張って読む→頭に入らない→また最初から
おそるべき黒死館ループ 思うんだが黒死館読む前に完全犯罪あたりでこんなもんだと
慣らしておいた方が幸せになれるよな。 >>105
どの程度読み流せばいいかがつかめるかどうかだろうな パテール・ホモ・スムってこの小説で覚えたな
リアルで何の役にも立たなかったけど 俺はツインピークスで
ジュ・スイ・ソリテールってのを覚えたな
伸子よ、運命の星は汝の胸に横たわる(イン・ダイネル・ブルースト・ルーエン・ダイネス・シックサルス・シュテルネ)!
っていうフレーズが好き。 おまえら黒死館をどの版で読んでんの?
おいら沖積の復刻で読んだです 最初:ポケミス(古本100円でゲット)
2回目:桃源社(古本300円でゲット)
3回目:創元推理文庫の日本探偵小説全集(古本600円でゲット)
4回目:またまたポケミス。
教養文庫は、持ってはいるが(古本100円でゲット)怖くて手を出しかねている。 創元推理文庫だな
教養文庫は勝手に書き換えられてるから気に入らん 沖積復刻 1
ポケミス 2
桃源社 1
創元 2
のべで集計 ここにいるよ>河出文庫
版によって書きかえられてたりすんの?
旧漢字なだけとかじゃなくて >>120 教養文庫は初出誌と校合して誤植を訂し、さらに小栗自身の誤記にまで手を入れている。
創元も校合した形跡あり。
他は初刊本のまま。 法水シリーズを読もうと思って二十世紀鉄仮面を買ったけど、後光で止まってる。
読みたいのに読む気が起きないのはなぜだ。 聖アレクセイ寺院の惨劇やオフェリア殺しが好きだけどね。<法水シリーズ 『黒死舘』って、最初は新潮社だっけ?
なんか、意外。 青空文庫は教養文庫が底本なんだよね。
「カペルロ・ビアンカ」ではなく「ビアンカ・カペルロ」なんだよ。 法水さん。この事件の悪霊(ベーゼルガイスト)と云うのは、とりもなおさず貴方のことだ。 創元推理文庫の日本探偵小説全集
沖積舎の「小栗虫太郎全作品3」
教養文庫
青空文庫
で読んだ。
慣れると、そんなに読みにくくもない 沖積復刻 1
沖積全集 1
ポケミス 2
桃源社 1
創元 3
河出 1
教養 1
青空文庫 2
(のべ)
初読 講談社文庫上下
再読 講談社文庫上下
以下
創元推理文庫
ポケミス
教養文庫
創元推理文庫
河出
6回読んだ
桃源社単品、桃源社全集版、復刻沖積版、河出の全集版、東都書房の全集版、高志書房版上下(帯付き)も持っているので、あと6回、合計で12回は読む 教養文庫版てどうなの?
なんか小栗虫太郎の誤用を正しているみたいだけど。 >>133
手品の種明かしを見せられたみたいで萎える。<教養文庫 その知識、衒学がその作品の「中」で間違えてることがそんなに問題なんだろうか。
以前どっかで、「黒死館」で描かれている内容に間違いがあることを知ってからは読む気が失せた〜みたいな
こと言ってるのがいたけど、その人は他の本でも作品内知識の正確さ?みたいなのを求めてるのか。
黒死館では法水(虫太郎)の言うことが絶対であって、そこは突っ込みどころではないような気もする。 黒死館を長年に渡って研究してる人がいたが
黒死館の知識はかなり正確だったはずだぞ
おそらく「現在から見れば」間違ってるってだけじゃね? まあ結局のところあのペダントリーの洪水は
ハッタリと雰囲気演出なわけだから
場合によっては興ざめになるのは事実だが
余程の偏執がないとそういう読み方はしないだろう
ものすごく精巧に作って雰囲気ができてる「映画の背景セット」を
画像拡大してみればリアルでないアラが見つかると言ってるようなもんだな
羅列された個々の知識の正誤そのものにはたいした意味はない そもそも現代とは正確な情報入手難度が桁違いだしな
それこそ資料の本に誤りがあったらどうしようもないわけで
ネットも資料も豊富にある現代の基準で判断するのはかわいそうだ 法水が言ったことがその世界の中では正しいこと、なのかな。
似たような話で、法水が言ったから黒死館の犯人は○○でなんとなくの了解は得られてるわけで、
いつだったか笠井潔なんかは昔どっかで法水の推理は自分の知識との偶然の一致で、黒死館の犯人○○は法水の全くの妄想でしかない〜
といった感じなこと言ってたみたい(ソースなくてすまない)だけど、あの笠井からどんな話の流れで黒死館の話が出てきたんだろう?
さらに余談だけど黒死館殺人事件の事件内容をアリバイ、トリック、動機云々含め本気で再検証を試みたような人って今までいなかったのかな?
ひとりくらい居そうなもんだけど。 >>139
>法水が言ったことがその世界の中では正しいこと、なのかな
どこをどう読めばそうなる?
黒死館の基本構造は
法水「これこれこういう故事に照らし合わせてみても、真相はこうで犯人はAにちがいない」
(このタイミングで衒学羅列)
熊城「ふーんそうなのか」
刑事「大変です、Aが殺されました」
法水の推理ハズレ
の繰り返しじゃね? 初めて売っているトコ見た。
ttp://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k139052938 最近黒死館botが日に2、3回「黒死館〜」の中のセリフを呟いてくれるのがたまらない これできなかったら再読してこい
レヴェズの台詞より。
「天空の虹は( ア )、露滴の水は( イ )です。ですから、虹が( ウ )でない限り、伸子は儂の懐に飛び込んでは来ないのですよ」
(a) 楕円形
(b) 双曲線
(c) 抛物線
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ
,.‐'´ `''‐- 、._ヽ /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
[ |、! /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''  ̄ ̄ |l !ニ! !⌒ //
. i.! l .::::: ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ' ゞ)ノ./
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ i/‐'/
i .:::ト、  ̄ ´ l、_/::|
! |: |
ヽ ー‐==:ニニニ⊃ !:: ト、
放物線とは「)」のことだ。そして双曲線は「<」。
そこに楕円形「0」を持ってきてくっつけてみるんだ。
すると「)<0」、つまり「KO」になる
KOといえば俺にはおもいあたるものがあった。
地精(Kobold)の頭文字がなんとKOなんだよ!!
冷静になってみると>>146の箇所の法水は、リアルキバヤシないしは真正のキチ●イにしか見えないなあ
貶めてるわけじゃなくて、好きなんだけれどもw 黒死館の法水はもっともらしい迷走をしてナンボだからな。
迷路にたとえてみると、
通常のミステリが「迷路を抜ける道をさがすこと」を目的としてるとすれば
黒死館は「迷路のすべての道をくまなく通ること」を目的としてるような感じ
法水はもっともらしい理屈をつけて、正解でないルートに読者を誘導して
奥の奥の行き止まりまで行ってくることを課せられたキャラといっていい。
┏━┯━┯ こんな迷路があったとしたら、
┃─┤|├ 普通なら行かずにすます左の方も理屈をつけて踏み込む
┠─|└ それが黒死館クオリティ
┃─┼─
┠─|┌
┃─┤|
┠─├┴
┃─┘─
┗━┓┏
↑
スタート そういえば読んでる途中、法水ってほんとに有名探偵か?偉そうなこといってマチガイすぎじゃねアホに見えてくると思っていた 短編の名探偵法月に親しんできたリアルタイムの読者は黒死館で電波野郎に変貌しててビビっただろうな 熊倉ひとりに任しとけば、最初の殺人の後すぐに真犯人を逮捕してたかもと思ったのは、自分だけ?
いや、あのぺダントリーは、高校時代の夏休みまるまる潰して読み返したほど、好きなんだけど。 逆に法水が電波すぎて犯人とぐるな気がしてきたよね
っていうか、法水自体何でもありな存在だからそれこそ算哲の落とし胤とか有り得るし >>152
熊城・支倉が合体しとるぞw
たしかにあの2人が本編の調子で強硬な尋問を続けていれば案外××はゲロってたかも
そういう目で読み返してみると、やけに法水は××を意図的に庇ってる風にも読めるから楽しい じつは××は自殺したのではなく、やはり他殺だったのでは?
真犯人はもちろん法水
動機はそれまで翻弄され続けてきた憎しみが一気に膨らみその腹いせに…
最後の科白「それは、一口に云えば遊戯的感情 ―― 一種の生理的洗滌(カタルシス)さ。・・・」
なんて、まさしく自身の犯行の動機を告白しているようにも聞こえる。
688 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/11/19(木) 04:36:55 ID:FfrDYLZZ [1/2]
序章に過去の事件などが書かれてるからよーし年表にまとめようと思ったんですよ。
ところが西暦表記と元号表記が混在しててわかりにくいわけです。
1868=M1
1912=M45=T1
1926=T15=S1
1989=S64=H1
2009=H21
などを調べて、対応させようと思った矢先、
「1852年 6/4の記事」で医学生・鯉吉(算哲)が追放されたことが報じられてることになっている。
これ明治以前、それどころかペリーが来日する前ですよね。
そんな頃から日本はドイツへの留学生なんて送ってたんですかね。
算哲の経歴など考えると、1870年代が合ってそうですし
日本の対外交流を考えても1870年代以降だと思うんですよ。
689 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/11/19(木) 04:53:27 ID:FfrDYLZZ [2/2]
ためしに青空文庫で調べてみたら1872になってました。
創元推理文庫の虫太郎集が間違ってたようです。 >>159-160
それは最初からずっとどの社の分でも間違ってて、教養文庫で直されたとこ。
だから >>128 みたいに言われるんだけど。 『黒死館』の世界では1852年なんだよ。
カペルロ・ビアンカなんだよ。 >>159-161
「どの社の分でも間違ってて」って小栗虫太郎が間違えてたのを
松山俊太郎が直したって理屈はおかしいだろう。いったい誰が作者なんだよ。
むしろ「改竄」「校閲のさかしら」というべし。
河出が1852だとしたらむしろ校訂者の不遜を改めたという点で評価できる。
単に教養文庫より前のテキストを使っただけかもしれないが。 >>162
>>159の引用元でも書いたけど
カペルロ・ビアンカ(ビアンカ・カペルロ)と交流があったのは
遣欧使節の4人の中では千々石ミゲルじゃなく伊東マンショだし
千々石の子孫が神聖家族の降矢木一族ってことになってるけど
遣欧使節の中で早々に棄教したのが千々石ミゲルなんだよな
細かいところを本気で突っ込めば知識も設定も穴は多い
そんな穴を気にせず身をゆだねる方が面白い >>163
もし誤植でなく虫太郎のミスなら
【※編註…1872の間違いか?算哲の生年から見るとどうたらこうたら、また日本人学生の西洋留学が始まったのはどうたらこうたら】
とでも注釈つけるにとどめるべきだろうな 法水じゃないんだから
わかったふうな口きいて噂をでっちあげたりしちゃいかん 『黒死館』の生原稿は世田谷文学館にあるから、元がなんだったかは確認できるはず。 シャビエル上人の手って結局どんなトリックとして使われたっけ?
あとやたら法水が倍音の謎を強調してたが実際どんな真相だっけか。 iPhoneのアプリでこの人の作品無料で読めるね
なんとか文庫ってやつ >>172
青空文庫か
もともとネットにはあるよ
著作権切れてるから
でも黒死館打ち込んだ人すごいよな
頭へんになるよぜったい 変にはならんだろうけど労力は他作品の数倍かかりそうだな
旧字体で打ち込む大変さとはまた別のめんどくささがありそう >>173
逆に考えるんだ。
頭が変だから黒死館を(ry てゆーか、今までずっとチュータロウだと思ってた。
1か月ほどROMります。 「ちゅうたろう」っていうのは、自筆の手紙とかに書かれていたのか? ↑
間違えた (;・∀・)
「むしたろう」っていうのは、自筆の手紙とかに書かれていたのか?
横溝とか生前付き合ってた連中が「むしたろう」っていうてるやん 今、黒死館よんでるのだが‥‥すっげーおもしろいのに、なぜかページが進まん 面白ければその気持ちを推進力にけっこう進めるからな
面白いと思えるくらいまで滑り出せばしめたもの
そこまで至らない場合は巻頭ループ地獄にハマる
読むの10度目だがまだボスフォラス以東あたりを読んでるみたいな まー黒死館は読み進んで行くと犯人誰かとかどうでもよくなるし。
小栗自身がもうわけわかんなくなってる小説だよね。 >>188
いや、かなりシンプルだろ
枝葉末節部分が膨大すぎてそっちがメインになってるだけで。 >>189
「まんがで読破」シリーズね
黒死館とかドグラマグラがあるよ
検索してみ 結局は法水が薀蓄語って捜査を脱線させまくってるだけだからね。
熊城も支倉も、わざわざあんなの呼ばなきゃいいのにw / ̄ ̄\ ←法水麟太郎
/ _ノ \ ____
| /゚ヽ/゚ヽ / \ ←熊城卓吉
| (__人__) ブビッマジパネェ /ノ \ u. \
| |'|`⌒´ノ ヴビビッ!! ビイビィヒヒ /(●) (●) \
. |. U } ...| (__人__) u. | なんだこいつ・・・マジやべぇ。
. ヽ } \ u.` ⌒´ / 呼ぶ探偵間違えたかな・・・・。
ヽ ノ ノ \
/ く >>148-153
基本的にこんな感じで見られてるもんな、法水w 何回も擦り切れるくらい読み返した
いわゆる黒い水脈といわれる作品はどれも好きだけれど
黒死館はのめりこんだ 日本ミステリの最高峰だね。
教養文庫持ってるが、今や絶版?