船戸与一 2
満州国演義、よく頑張ったなあと思います
やっぱり船戸さんの「山猫の夏」が、いろいろな作家の大長編小説発表の枠を
ぐっとひろげてくれた感じがします
ご冥福をお祈りします R.I.P 与一 (吉田戦車のマンガの猫じゃなしに)
あの時代、海外勢が失速してたこともあるけど日本の冒険小説の水準と勢いは最高だった。
読者は幸せだったんだが書いてる人たちもそうであってくれたらいいな。 福田某はどんな胸中だろう?
満州が支えだったとしたら永遠に書いていて欲しかった ヘビードランカーだった西村寿行は肝硬変で逝き、
チェーンスモーカーだった船戸与一は肺癌で逝く。
80年代の無頼な作家たちは、みんな最期まで自分の生き様を押し通すんだな。
亡くなられたことは寂しいが、この最期は何となく納得できるような気がする。
猛き箱船も良かったが、山猫の夏、神話の果て、伝説なき地の南米三部作が好きだった。
あと夜のオデッセアの突き抜けた爽快感も‥‥
ご冥福をお祈りします。 肺がんで余命一年とこのスレッドで話題が出てから
どれくらい経ったんだろうか
満州をきっちり完結させて亡くなられたそうですね
お疲れ様でした 船戸与一、北方謙三、逢坂剛、志水辰夫、佐々木譲、大沢在昌、の皆が
1979〜81年の間にデビューしてるって、あらためてすごい世代だった
んだなあと思う。
健康に長生きするような柄の方じゃなかったし、最初に逝ってしまわれた
のもやむなしか。
合掌。 余命1年から随分経つし、健筆なので劇的に回復したのかと思ってたわ・・・ 悲しい。
「猛き箱舟」以来ずっとファンだった。
この人の書く世界観には引き込まれたよ。
そう、ぐいぐいと、ぐいぐいと・・・・。 新聞で既報を知った。
残念です、ご冥福をお祈りします。 >>630
おお6年前でしたか
ありがとう
よく完結できたものだ どうせ追悼特集組んでもらえるような作家じゃねーし
南米三部作は折々に読んでるからとりあえず山猫の夏を再読し始めた 船戸さんの作品の中で、ユーゴ紛争を題材にしたものってありますか?
ご存知のかたがいらっしゃったら教えてください 亡くなってから、小説じゃないけど、
「棋翁戦てんまつ記」があることを発見。
さっそく手に入れて読んだけど面白い。
著者は、逢坂、船戸、志水辰夫、夢枕、黒川博行、大沢在昌、
北方、宮部の8名になっているが。 作家と言うより船戸ってジャーナリストなんだろうね
もっと多くの作品読みたかったなあ
すごく残念 船戸与一が頼っていた専門家が確か前田哲男って人で、その人が昔、朝生に出て、ま、思想はどうあれいいんだけど
西部邁とかにぐうの音も出ないほど論破されていて、「あ、この人、議論もできない人だ、駄目だ」って思ったけど、
そういう人に頼ってあれだけの傑作群が書ける船戸って凄いって逆説的にだけど改めて痛感したの思い出した だってディテール固めのための専門知識と、
思想性や論理的思考能力は別物でしょ
まあ前例のない現代戦の戦略的展開について聞いてたとかいうなら話は別だけど >>644
でも、例えばアメリカとイラクの戦争を見ても、「大量破壊兵器なんて結局なかったじゃないか、それじゃあ、あれは
侵略戦争だったんじゃないか」「フセインとアルカイダが繋がってたとかもう滅茶苦茶w」っていう見方に立つか
「世界の警察官・アメリカが秩序を守った」「独裁者フセイン打倒バンザイ!」っていう見方に立つかっていうのは
専門知識と不可分なものだと思うんだよね >>643
TVのディベート番組は
パフォーマンスが上手か下手かだけの話で
話に中身があるかどうかは別の話だろ。
パフォーマンス上手が論破しているように見えるだけ。 >>646
いや、一言で言うと「あかはた」みたいな人だった 前田哲男は以前の軍板でも評判良くなかった。今は話題にもならない。
ただ、対米追従的な連中の知識がちゃんとしてるかというとまた別で、それこそアカい連中のが詳しかったりするしな。 >>648
>、対米追従的な連中の知識がちゃんとしてるかというとまた別で
まったくおっしゃるとおり。従属根性旺盛なのは更に駄目だと思います。情報サンクス! 船戸与一亡くなってたのか
今知った
ショックだ
一番好きな作家だったから
長編の新作が読みたかった オール讀物
追悼 船戸与一
志水辰夫 思い出すことなど
西木正明 筋金入りの反権力 名無しのオプ:2015/05/24(日) 21:46:51.40 ID:kMPAIESy森村誠一のサイトで、亡くなる少し前の船戸与一が、
車椅子姿で日本ミステリー文学大賞の授賞式に出席している姿が公開されているけど、
大沢先生の姿もあって、見かけはその筋の方にも見えるんだけど、
船戸与一にもう会えなくなる事を確信しているような表情で、
すごく切なくなった。
↓
http://morimuraseiichi.com/?p=20132 戦後70年がらみに組み込まれているような気がしないでもないが、
まあ、良いことだ。 文庫買った
馳星周が解説書いてて、最初はいいな、いいなと思いながら読んでいたんだけれども、
「安倍が、在特会が」って、文庫版の解説で必要だったのかな?
別に、安倍も在特会も支持しちゃいないけど、違和感ありあり ステーキにしよう、血の滴るような。
バーボンをロックで。
左右の正拳からの上段回し蹴り。 追悼の意味でレモン多めで砂糖抜きのピンガを飲みましょう 道場での試合なら俺が勝つだろう
しかし戦場での殺し合いなら、絶対にあの人には勝てない ずっとファンだったけどいいイメージのままにしときたかったから敢えて、満州〜は読んでないんだけど 遺作って贔屓無しで満州〜はどう?面白い? >>663
同じく。「虹の谷の5月」までは大好きだったけど・・・・・・でも亡くなっちゃったので、文庫版が出たのを契機に満州買った
でもまだ読んでないw 今更ながら豊浦志朗名義の「叛アメリカ史」が読みたいんだが
中古でしか入手不可かな…
カルナヴァル戦記を買ったときに一緒に手に入れておくべきだった。
といってもかれこれ二十年以上前だから、そういう方面にまでは興味を持たない若さだったな 叛アメリカ史はドストレートでしかもルポなので、
見ようによっては一番わかりやすく面白い。
ルポとしては、あまりに文章がかっこよすぎる。 俺も1週間ほど前にここで文庫が出たこと知って
3巻まで買ったけど、忙しくてまだ読んでいない。
でも巻末の解説だけ読んでみた。
3巻の北方謙三のが一番感動的だな、
1巻の馳なんとかって奴のは酷いw >>668
在日作家だっけ?
対談集にあった作家たちで解説まわしてくのかな >>672
7巻出たよ
7月に8巻 8月に9巻で完結 「藪枯らし純次」読んだけど
突っ込みどころ満載だった
船戸作品ってこんなに不自然な展開したっけ? >>675
腹立たしい内容だね。読み進められるか心許ないが頑張ってみる
阿片が主要産業とか『キメラ』の影響だっけ。どっちにしろ不毛の場所
山東出兵でなんで支那人が殺されるのか理由不明
張作霖爆殺はコミンテルンの犯行なのに
統帥権干犯って阿呆か。憲法の拡大解釈が国策を誤ったのに
田中総理辞任は昭和天皇が若気の至りとして後悔されたのに知らんのか
五族協和って日満蒙漢魯でしょうに満人の影がない
『蝦夷地別件』もひどかったがwiki汚染までいってるよね 「炎の回廊」p540
その荒波のなかで漂っている。価値観に
整合性を持たせようとしても何の意味もない。時代はあらかじめそんなことを拒否し
ているんだ。歴史の荒波を自力で泳ぎ抜こうとすれば,価値観の溺死が待っている。 「南冥の雫」
p32. 息子の百秋
p36. 何年もまえからインフレがつづいてる。物価高騰に通貨の流通量が追いついてない。 夢は荒地をの「地雷」の記述(政府の許可がなければ地雷を除去できない。地雷処理が
政府の金儲けになっている)の件、間違っているなら、カンボジア政府、大使館は
正式に抗議した方がよい。
この小説を読んで本気にした人も多いと思うから。 オウム真理教に殺害された坂本堤弁護士(深夜自宅に押し込まれ一家皆殺し)が住んでいた団地の他の住人(7世帯)は、
全員事件の起こる半年前より後に越して来た人達だった。
そのうち五世帯が創価の会員世帯。
神奈川県警は初動捜査の段階で、この住人達全員に行動確認をかけていた。
その矢先に城内康光県警本部長の婦警へのセクハラ疑惑や
生活安全課の警視がノミ屋(もぐりの馬券売り場)を開帳していた疑惑が突然次々と出始めて、
行確をはずしたら、マスコミからの疑惑追及は止まった。
それで勢いの付いたオウムは脱会信者の家族らを次々とVXガス(今度の金正男殺害で使われたのと同じもの)で襲撃。
当時の官房長官だった野中広務は
北朝鮮詣でから帰ると出所不明の大量の金を政界にばらまき始めて、自民党の実質的な党首におさまり
公明党を政権に引き入れた。
ネトウヨもいないし、韓流ブームもまだ無いころだったけど、あの頃から俺達の国はもうおかしかった。 このまま埋もれていってしまうのか…
こんなすごい人が… 今更、蝦夷地別件を読んでる途中
しっかし長いな、やっと下巻
アイヌ大杉で、混乱
えーと、こいつはどこの長人だっけ?
登場人物一覧とにらめっこ 生きてたら今の世界をどういうふうに書いただろうなぁ おれは満州三巻目だが読み始めてからもう半年くらい経ってる
この小説、何故か10日くらい間が空いてもすっと物語に入って続きを読み進められる
でもこの先箱舟や砂クロのようなページを繰る指が止まらなくなるような展開は来るのだろうかw 船戸与一→代わりがきかない。いない。
大沢在昌→いくらでもいる。
二人とも好きだけど、この違いは確実にあると思う 『伝説なき地』…新装版を出してくれないかなあ。
小学館文庫で。 船戸与一賞制定委員会
冒険小説とハードボイルド専門
選考委員候補 北方謙三 北上次郎 >>699
人情で賞をあげちゃうのもどうかとは思う。
自分的には、船戸与一は唯一無二の存在なので、こういう賞はどうでもいい。
読者が選ぶ賞ならまだ分からなくもないけれど。 この人の読者は直木賞より山本周五郎賞のほうが高評価だよな 直木賞はまあ、作家の功績への評価だと思っているので、
受賞作そのものは作家の最高傑作ではない。 ☆ 私たち日本人の、日本国憲法を改正しましょう。現在、
衆議員と参議院の両院で、改憲議員が3分の2を超えております。
『憲法改正国民投票法』、でググってみてください。国会の発議は
すでに可能です。平和は勝ち取るものです。お願い致します。☆☆ 満州国を読み返している
それはともかく、ここも人が来なくなってきたし、いずれ消え去るんだろうな・・・ 新しい話題がないからな
映画化でもあれば多少は盛り上がるんだろうけど
ご存じの通り船戸作品は映像化困難なものばかりだし
ただ、死んでも読まれ続ける作家なんてほんの一握りだよ
特にハードボイル作家なんて完全に時代の徒花になってしまった
大藪春彦ですら野獣死すべし以外もうほとんど読まれてない
船戸作品なら猛き箱舟はこの先数十年は読まれ続けると思うけど なお、88年には日本推理サスペンス大賞が日本テレビの主催、新潮社の協力で設置され、第一回の優秀賞を乃南アサ「幸福な朝食」が、第二回の大賞を宮部みゆき「魔術はささやく」、
第三回の大賞を高村薫「黄金を抱いて翔べ」がそれぞれ受賞した。89年には日本ファンタジーノベル大賞が、読売新聞東京本社と三井不動産販売が主催し、
日本テレビと新潮社が後援で設置。ここからも多くの新人作家が出た。『波』には、選考委員の対談や受賞者のエッセイが掲載されている。90年8月号には、「快い刺戟を受けた」
と題して詩人の北村太郎が、第一回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補に残った三作を書評している。
また、88年には中堅・新人の作家の書下ろし長篇のシリーズ「新潮ミステリー倶楽部」がはじまった。平野甲賀による装幀は、その作家の指紋をあしらうという斬新なものだった。
しかし、担当編集者だった佐藤誠一郎によれば、船戸与一だけは指紋を捺すのを拒否したという。「『俺はこれ(指紋押捺)は何遍もやらされたから、もうやりたくない』って、
仕方ないから『蝦夷地別件』には私の指紋を捺しました」(新保博久『ミステリ編集道』本の雑誌社 記者がサウジ領事館で殺害容疑みたいな記事みて
船戸の小説みたいなことマジであるんだなーって思った 船戸が非合法に紛争地域に潜入して取材した事が、あの作品たちのバックグラウンドになってるとしたら
件のジャーナリストを批判はできないな