>>742
これはちょっとわかりやすく誇張した例だけど。

ホテルの一室で2人が打ち合わせをしている。
AというキャラがBに対してタバコを1本差し出しながら、
A「吸うか?」
B「なにを?」
A「おまえが、煙草を」

みたいな会話シーンがよく出てくるんだよ。
状況的に明らかなのに(この例では、タバコを差し出している)、疑問の投げかけ(「吸うか?」)に対して「なにを?」「どういう意味だ、それ?」みたいな返しが多い。
フィクション的には無駄だし、かといってリアリティがあるわけでもない。

元々ルポライターやってただけあって弱者から見た叛史に関する地の文章は力強さを感じるけど、会話文はパターン化されてて面白くない。
非合法員から刊行順に30冊くらい読んで金門島まできたけど、そこだけは不満だ。