秋の夜長にF・W・クロフツpart2
8年近く続いていたスレがdat落ちとは悲しすぎ。
クロフツ好きな方々、まったりと語りましょう。
『フレンチ警視最初の事件』はまだか・・・ 海道龍一郎って時代作家だよね
こういう意外な取り合わせは嬉しいね 核燃料取り出しのニュースで聞いたような英単語が出てきた。caskか。 「フローテ公園の殺人」は、犯行現場となる公園の見取り図が載っていました?
もし違っていたらこの見取り図が載っているタイトルをご存知の方教えて下さい。 乱歩「地獄の道化師」での北海道形の痣みたいなもんだ
あっちなんて「奇跡的な偶然」で済ませてる 北海道形の痣は●では?(こちらは実はトリック)
『地獄の道化師』は腕の傷痕。 パソコンの辞書にクリスティ、クイーンと共に入ってたぞ!
カーはなし 海外では「樽」より「製材所の秘密」の方が評価が高い サウサンプトンの殺人と毒蛇の謎がお気に入り。
どっちも倒叙の変化球って感じでクロイドンより良かった。 クロイドンは過大評価の代表格。
乱歩が倒叙ものとして紹介したせい。 サウサンプトンは名作だよね
倒叙得意のクロフツが書いてるってところさえもトリックだもん サウサンプトンは倒叙でお約束の犯人のミスの指摘もあっていいね。
最後の対決シーンはコロンボ風だった。
倒叙だと二重の悲劇もあるけどどう?
これは復刊してないからまだ読んでないや… たぶん、クロフツの倒叙もので一番の傑作が『二重の悲劇』だと思う。
ひとことで言えば正統派の倒叙もの。ラストは好みが分かれそうだ。
問題は翻訳だけだなw ビブリアのブックガイドで「フローテ公園の殺人」が紹介!
いまだ、創元! 二重の悲劇読んで見たいなー。これも復刊して欲しい。
クロフツの長編倒叙って、クロイドン、サウサンプトン、毒蛇の謎、二重の悲劇、関税品はありませんか、の五作品で当ってる? 山師タラントとフレンチ警視最初の事件は、倒叙にはならないわけだな? 「関税品はありませんか?」の謎。
「それから、これはいっとかなければいけないことだが、時計はバンドをつけずに持ってくる。バンドはボールドウィンさんのところで作ってとつけるのさ」
ハヤカワ・ミステリ文庫版 34ページ
つまり密輸するスイス時計は腕時計なんだろう。ところがそれなのに、カバーのイラストに描かれているのは懐中時計ではないか。
それからその絵では時計が水中で落下しているようだが、そんなシーンなんか作中になかったぞ。
わ、わからん。 >>522
「殺人者はヘまをする(短編集)」、「クロフツ短編集1・2」に収められている半数近くが、倒叙物になっております。 プロットはよくできているが、一人でも殺せば、どんな動機でも絞首刑という結末が暗い。
そこが、本国では人気がない理由の一つではないのだろうか。
陪審員を軽視しているというか >>526
そんな要素で好き嫌いを決める読者がそんなところまで辿り着くだろうか? 「マギル卿最後の旅」面白かった。事件を追いながら
旅を楽しむフレンチ、おれタバコは とっくの昔に止めたんだが
パイプや葉巻を やってみたくなったよ。 忘れられた作家クロフツ、やはりそれが原因かも知れないよ
あとがきを読もうとして、うっかり前のページを見たら最後から三行目あたりに真犯人の末路が!
この作家だけだよ、こんな無粋なまねをしてるのは >>531
『フランス白粉の謎』って読んだことがある? >>533 むろん読んだことがあるよ。あれはあれでいいよ、そこで初めて真犯人がわかるのだから
この作者の話はダメ出しみたいでね。半分以上の著作がこんな感じだよ
読者に結末を想像してもらおうという配慮が足りないのだよね 配慮が足りないという言葉を訂正
普通に小説を書けばいいのに、最後で自己の性格(物事をきっちりさせなければいけない)が出ちゃう
まあ自分も、それがわかっていて読んでいるのだけど、押しつけを嫌い自由を好む英国人はどうかな タライに乗ってドーバー海峡に漕ぎだしていきましたみたいな結末にしろってこと? 読者に結末を想像させるのが普通の小説?
普通の小説ってなに?
クロフツのも普通の小説だと思うけど。
別に個人の好き嫌いはどうでもいいんだが、普通の小説とか一般化するのはいかがなものか。 うまく言えないけど、逮捕されたあと裁判の結末まで述べないというところかな
1000冊中999冊は、そこまでの表現はないでしょ
別に自分はクロフツが嫌いというわけではないよ。全冊読んだから。
ただ、>>526が今まで、スレに出てこなかった問題点を出してきたから前々から思ってていたことを述べただけで また言葉を間違えちゃったかな、論点でした。
実際、忘れられた作家という代名詞については、さらっと幾度か話題に出てきたけど、
誰もその理由までについては意見を述べていなかったら、>>526が少し新鮮だった感じがして >>526はクリスティーも読んでないんだなと思っただけだな。 確かにクラシックミステリは物語に緊迫感がある
今のは、最後は「出所するまで待ってる!」だもんね クラシックで「出所するまで待ってる!」というとマルタの鷹だな >>526の言ってること見ないでそれぞれ好き勝手言ってる気がするな
>>526は、海外読者は謎解きよりも陪審員裁判が好きだから
逮捕→処刑で裁判なしはウケないって言ってんじゃないの
罪と罰という宗教的観念上のバランスか、陪審員を参加させる民主的手続きの重視か、
それとも日本でもままある人情決着か
その辺は>>526と外国人に聞かないと分からんが 好まれない理由、主人公があまりにも露骨な猟官思考というところじゃないかな
役目柄仕方がないが同情すべき人物を絞首刑にして、自分は輝かしい名誉とか
それでは、せっかく込み入ったトリックをプロットに組み込んでも、色あせてしまうような感じがする > 役目柄仕方がないが同情すべき人物を絞首刑にして、自分は輝かしい名誉とか
これ日本では近年とみに好まれるようになってきたな
警察が強くなりすぎて創作物にもガンガン干渉してるから
法を順守しない人情解決は創作物でも許されない感覚が年々強まってる
すると、ブーム化あるか? というよりコナンでしょう。目立つために自分から事件に首をつっこみ、完全犯罪をあばくようなやり方は
小学生から感化されているかもね コナンとフレンチ警部って全然違うんだけど。
わけがわからん。 >>546をよく読みましょうね。
>>545の感想に、日本では近年とみに好まれるようになってきたな と書いてあるでしょ。
コナンが、そんなような感じでしょう。
これ以上の感想はスレ違いになりますから、やめておきます 元々が何の根拠もない思い込みから派生してるだけだしね 一応、落ちた前スレをのぞいてみた。
日本で人気と言うよりも、創元社の恩恵ということしか、述べていなかったな。
確かに、本家フリーマン(オースチン)の方は半分ぐらいしか訳されていないし イラストレーターで収入が少ないからと30代後半で漫画家になろうとする、ひきこもりのバカ発見。
足立区に住んでいるそうだ
http://inumenken.blog.jp/archives/7002197.html >>553 倉敷の誘拐・監禁男も自称イラストレーターだっけか? 「殺人者は へまをする」ミステリとしての出来栄えとは別に
人間は 欲望の虜になると 普通の人でも殺人まで してしまうのだなあ
という 怖さがあるなあ。
「スターベルの悲劇」の犯人の容貌が 大阪在住の叔父に
似ていて苦笑した。 ついにフローテの復刊が来ました!
ttp://www.tsogen.co.jp/news/2014/08/14081214.html
# ぜひ次は黄金の灰をですね・・・ 黄金の灰を“改訳”で
くれぐれも“改訳”で
なにがなんでも“改訳”で 黄金の灰読んだけど内容忘れた!
復刊してくれ!
たしか容疑者一人しかいなかったよな?
アリバイ崩しか? 以前、このスレで何度か話が出ていたヒラリー・ウォー「失踪当時の服装は」の新訳が出ますね!
個人的には古本じゃなくて新品で読みたかったので、とても楽しみです。
失踪当時の服装は - ヒラリー・ウォー/法村里絵 訳|東京創元社
ttp://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488152086 クロイドン★★★
樽★★★★★
マギル卿最後の旅★★★★
次はなによもっかな >>559
『失踪当時』と『海の秘密』を比べてみるのも面白いよ。 その昔、樽が詰まらないと友人に云ったら
お前にはこれがお似合いだ!と勧められたのが87分署シリーズだったなあ
あれから20年以上経ったけど、今読んだら印象変わってるんだろうか
内容もうろ覚えだし、もう一度読んでみようかな 気がするんじゃなくて、事実悪いんです。
あなたの感性は正常です。 >>568
サウサンプトンの殺人、いいね。
クロフツはやっぱ倒叙が最高に面白い。
ところで、サウサンプトンの犯人とフレンチって捜査の途中で接触してた?
逮捕する場面まで会ってなかったような気がしたけど。 フローテが復刊されたというのに、なぜ話題に上がってこないんだ?w
てなわけで数日前にようやく読了。なるほど、これは復刊が望まれていただけのことはありますね。
終盤になって少し勢いが落ち着いてしまうきらいはあるけれど、中盤までは淡々とクロフツらしい
地味な展開でグイグイ読ませます (褒めてます)。
傑作とまでは言いませんが、これが入手困難だったことは残念な状況でした。やはりフレンチが
登場しない作品は復刊しにくかったんでしょうかね…… 個人的には、フローテ公園は傑作の部類だな。
理由はネタバレになるので書けないが。 登場人物全員が健忘症のミステリあったらおもしろそうw 「列車の死」が安いじゃないか!と喜び勇んでポチッったんだけど、よく見てみたら
実は「死の鉄路」でした。しかも、もう持ってる・・・がっくり。やっちまったよ。
あと「二つの密室」と「二重の悲劇」も間違えやすいから、みんな注意してね! 樽の新訳が出たことを今知った
大久保訳は普通に読みやすいのになぜ新訳?
大久保訳に何か欠陥があるのだろうか 新訳てだけで手に取るミーハーがいるんだよ
角川創元早川が争うようにクイーンを新訳してるのもそれ 「フローテ」の弁護の章に登場するルーファス・キャロザーズ氏って誰か分からなかったので教えてください。 近くの本屋に「たる」の新訳文庫が
目立つ所に積まれてたよ〜
ちょっと嬉しかった クロフツをまとめて読んでみた。
「フローテ公園」、「チョールフォント荘」、「英仏海峡」、「マギル卿」
ジュブナイルで読んでおもしろかった記憶がある「英仏海峡」、「マギル卿」
がなんとも駄目だった。特に「マギル卿」なんか、誤解を恐れずにいえば
ただガソリンの消費量を延々と計算しているだけではないだろうか。
クロフツの旅行&アリバイくずしより、前2作「フローテ公園」はおもしろかった。 2015年復刊フェア書目が決定しました【2015年9月下旬開催予定】
ttp://www.tsogen.co.jp/news/2015/06/15062218.html
「船から消えた男」はまだまだ復刊されないと自分に言い聞かせて、先日古本で入手した
ばかりなんですが・・・ま、仕方ないか。
ちなみに個人的な評価としては上の下くらい? 結構に気に入った作品でしたね。
クロフツの企業モノは安定感あると思います。ま、代わり映えしないって言い方もできる
かもしれませんが。
でも、長期間にわたって品切れになっていた作品を順繰りに復刊してくれているのは
素直に嬉しいですね。今後も、人気作ばかりに偏ったりせずに粛々と続けてほしいものです。 初クロフツなので期待しながら「紫色の鎌」読んだが、微妙というか正直ガッカリ。
リアリズムの作風と評されるだけあって、個々の場面はなるほどその通りだが、
全体のあらすじがリアリティーに欠ける。
時系列的に綿密に書き込んではいるが、物語の展開が上手な作家とは思えないな。
退屈と感じる人が多いのはそのせいか。作家としては不器用な所があると思う。 俺の生きてる間にスターヴェルは復刊されるかなあ。
手放すんじゃなかった…。 2016年復刊フェア書目が決定しました【2016年9月下旬開催予定】
ttp://www.tsogen.co.jp/news/2016/06/16062112.html
というわけで今年の復刊は「二つの密室」とのこと。内容的には割と淡々とした作品だと思いますが、
個人的には結構好きな作品です。
登場人物のアンって凄くいいキャラクタですよね。クロフツ作品の中で一番好きなキャラかもしれん。 復刊を祝ってageちゃうよ
>>594
「二重の悲劇」と空目してぬか喜びしてしまいました・・・でも「二つの密室」いいですよね。
私もクロフツ作品の中では好きな方です。
来年の復刊は何かなー (気が早い) 秋までまだ長いよなあ。
その前に熱い夏が来るし
夏はクロフツよりはクリスティが合う感じする。 なんで新訳じゃなくて宇野訳のまま出すんだよ
カーはちゃんと新訳なのに リーダビリティは健在だし、宇野訳マンセー!かとは思うが、
リアルなジャッジメントなら、カー以上にクロフツは売れないということかと。
ゆえに、新訳にするコストはかけられない。 宇野は好きなやつは好きだからな
それと一昔前までは樽系の本には
マッチ箱の用意をと解説文にあるのが定番だったが
今はそうでもないかもな