ゴシック風味のミステリ
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ゴシックテイストを湛えたミステリなら、本格・サスペンス・ハードボイルド・冒険、系統を問わず語りましょう
場合によっては文学や一般小説、ホラー、SFなどに脱線することも歓迎で行きましょう
もちろん欧米風ゴシック、和風ゴシック、国籍も問いません
ゴシックとは何か、という前提が問われることも当然出てくるでしょうが、それについてもどんどん語っていきましょう 訂正
×ただ、女主人公が男ってところが日本的なのかもしれない。
○ただ、主人公が男ってところが日本的なのかもしれない。 >>54の説明内容とは微妙に違うが
麻耶の夏冬なんかもそうなのかな? 篠田真由美が何かのあとがきで
「おどろおどろしい要素の謎が解明されて
お化け屋敷が土台まで白日の下に晒されるのが本格ミステリ、
お化け屋敷の悪夢が解体されずに残されているのがゴシックロマンス」
みたいなことを書いていて非常に納得した。
なんだかわざわざ言うまでもない物凄く当たり前のことのような気が >中世風(ゴシック風)の建物を舞台にした幻想的な時代小説(ゴシック小説)
時代小説、お屋敷(古い建物)、幻想的…
「ゴシック風味のミステリ」といわれると、やっぱりサラ・ウォーターズの
書くようなのイメージしてしまうが
上にも出てたけど、「茨の城」とか「エアーズ家の没落」とか
(エアーズ家はミステリじゃないのかな)
ケイト・モートンもちょっとゴシック風味だろうか
「忘れられた花園」はヴィクトリア朝時代・お屋敷場面もあったし
「ゴシック風味のミステリ」っていっても難しいな 「下妻物語・完」もある意味、ゴシック風味のミステリ。ある意味ね。 「お化け屋敷の悪夢が解体されずに残されているのがゴシックロマンス」
恩田陸さんがこの主題で書いたら良い物ができそう。 >>71
私の家では何も起こらないは読んだ?
多分気に入るかも。 >72
うん、読んだ読んだ。
特に前半が気に入った。 黒死館の読みにくさは異常
知らない固有名詞が出るたびに読むの中断してググってた 18世紀末のイギリスにおいて、ゴシックの時代は
旧時代の文化であり、自分達のルーツであり、神と騎士の厳かな物語の舞台であり
死と闇の時代であり、それら全ては既に失われ、今や廃虚のみが残された物悲しさを持つ世界
であって
その世界への憧憬に耽るロマンチシズムこそが、ゴシック趣味の本質、かな
少なくとも初期のゴシックリヴァイヴァルでは、厳密なゴシック建築の再現よりは美しい詩や廃虚こそが原動力だったはず
だから、なんなら所謂ゴシックのモチーフすら一つも使用していなくても
旧時代の文化や遺物への憧憬や感傷と、そこに恐ろしさ美しさを見いだしていれば、それはゴシック的作品な気がする ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています