篠田節子ってどう? 4
∩ ∩
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\__ ─ __ノ
最近の、っていってもそこそこ経つけど仮想儀礼は面白いのかな? 直木賞受賞したのが女たちのジハードっていうのが面白い
出来はたしかに代表作レベルだし売れたからいいけど
それまで出してた作風と違うよね ロズウェルなんか知らない、を読んでハマった。
次に女たちのジハードを読んで‥ん?
仮想儀礼を読んで後半‥あれ?
名前忘れた伝染病のやつ読んで‥何だ?
この人ってこんな硬い文体なんだわってやっと気付いた。始めに読んだのがこの人らしくなかったんだね。それで一気に冷めちゃった。そんなオイラにオススメプリーズ
ゴサインタン、弥勒、聖域が好き。
ロズウェル、夏の厄災、カノン辺りはがっかり。
当たり外れが大きい作家なんだよね、私の中で。 ゴサインタンはすごいよね。
漏れはめちゃ怖かった。 ここ10年くらいで話題になった作品があまりないよね 当たり外れが大きい、には同意だけど
どれが当たりかは人によって全然違うのもこの作家の面白いところ
ちなみに自分はその三冊は当然だけどロズウェルも大好きだし
ジハードも仮装儀礼もコンタクトゾーンも良かった。
ダメだったのは核弾頭と…あとは片端から忘れたw
それでも文庫で出たの見ると買うし、図書館で未読本見つけると借りる。 ロズウェル買って読んでる
久しぶりの作者だが良い感じ 弥勒を読んだときの衝撃は10年経った今も忘れられない。
最近では廃院のミカエルが面白かった。 『ホーラ −死都−』を読んだ。(以下ネタバレはしてないつもり)
私的にはかなりの傑作。『神鳥 イビス』と同じくらい怖かった
この人の本にはよくあることだが、冒頭から引き込まれ
前半中盤でもうたまらないほどゾクゾク来て、これほど面白ければ
結末がどうなろうとかまわない!とまで本気で思わせてくれる
結末が悪いというのではない。しかしどんでん返しとか意外性とかを
求めるタイプの読者であれば、不満の声が出るのも分からなくはない
よって仮装儀礼もイビスも死都も、結末重視の人にはお薦めできないが
私としては最初から三分の一だけでも買った価値のあるこういう本は
希有にして貴重なので、何も文句はない 最近この人の本読みまくってます
はまってます
今日は妖櫻忌を読みました
その中で孝謙天皇と道教というキーワードが出てきましたが
ほかの作品にもちらっと出てたような気がするのですが
覚えてる方いらっしゃませんか?
話の筋には関係なく、名前が出てきたぐらいだったと思うのですが。
連レスすみません
第4の神話にもあの人がモデルだろうなと
思いついた作家がいたし
妖櫻忌のモデルは誰だろうと思ったが円地文子かな?
どう思う?
コンセプションの超絶ポジティブ癌患者は千葉敦子だと思った。 >>19
禿同。そんなに多く読んで無いけど、同じ理由で敬遠してた。
このスレ見て最高傑作と言われるゴサインタン読んだけど、やっぱり同じ印象。後半グダグダ感が強い。ま、次は聖域行ってみるわ。 聖域面白かった
読み始めてあっというまだったよ
ミステリとかSFというより
ある人の人生を追ってみるという感覚で読んでる
第4の神話しかり 妖櫻忌しかり
ゴサインタンもモデルいたよね 天理教の教祖だっけ?
味付けはもちろんしてあるけどね
この人の書く女性って生々しいんだよね。
林真理子の書くような、ねちねちとやーらしい女とは違う。
ほとんど読んだけど、ジハード、百年の恋、ロズウェルあたりが印象に残ってる。
ロズウェル、映画かドラマ化しないかな。面白い。 真似してみる。
この人の書くダメ男って可愛げがあるんだよね。
乃南アサの書くような、唾棄すべき身勝手男とは違う。
ほとんど読んだけど、コンタクト・ゾーン、ロズウェル、神鳥あたりの
そういう男たちが印象に残ってる。 『賛歌』『薄暮』を読んだ。未読だったのがたまたま図書館にあったので
2冊一緒に借りただけなのだが
タイトルの類似性から推察できるように、初期設定(目欄)が共通しており
同工異曲?と連続読みを後悔しかけたが、そこは流石の篠田節子
『薄暮』後半は先に読んだ『賛歌』とはまったく別の展開を見せてくれて
読後感は満足といってよいものになった 芸術選奨
受賞作「スターバト・マーテル」(光文社)は中編2作を収録。表題作はラブロマンスの軽い装いで、人間の孤独という深いテーマを追求した。しかも産業スパイというサスペンス風味を利かせるなど、手の込んだ作り。
「外見は不倫小説ですが、幾重もの要素を組み合わせた。読み解いて評価してくださって感激です」
情景を表現する文体が美しかった辺りまでが好み
しかし新刊が出るともちろん今も買う >>31 表紙のふんに気から敬遠していたが
読んでみようかなと思う
聖域読了。
俺にはイマイチだった。またしばらく離れる事にしたわ。
この人が読みたい気分になったら戻ってくるからその時は頼む 廃院のミカエル読みました
インコに雰囲気似てるかも カノン、秋の花火、マエストロが好き。
でも面白いよと他人に薦められるのは、女たちのジハードや絹の変容かな。 秋の花火はいいねえ。
この人の短編では、オッサンの俺も一番好きだなあ。
もう? なんか二年で文庫化がスタンダードになってきた感がある そろそろ夏の災厄が読みたくなってきた。
いい加減買おうかと思う4年目の夏 今日アクアリウム買ってきた。
最初はちょっと話しに入りにくかったけどだんだん面白くなってきて今3分の一くらいまできた。
3月、測定値がみるみる上がっていくのを見て、「静かな黄昏の国」を思った。
国力をすり減らして安全な食糧輸入にも事欠くようになった悪夢のような世界は御免です。
これ以上予言が成就しませんように。 「静かな黄昏の国」恐ろしい…主人公多分自分と同世代だし。
表題作以外にも「子羊」とか実現してもおかしくない世の中になったらと思うと…
「一番抵当権」は、世にも奇妙な物語的なブラックユーモアとして楽しめるんだけど。 買ってあったけど読んでなかった「転生」を読んだ。
これ、ギャグ…って解釈でいいんだよね? >>49
転生だけは途中まで読んだけどなかなか読み進められなかったわ。同じくらいの長さでも、ロズウェルなんかは面白くて一気に読めたんだが。 諏訪内さんの事件で、何となくマエストロを思い出した。
容疑は違うけど、一流半の美人バイオリニストってところで。 神鳥はイマイチだったなぁ
ネットでは評判いいけど全く怖くない
人物は嫌にリアルだけど話はリアリティがなくて唐突なのも受け付けなかった
ページ数少ないから仕方ないのか?
自分は イビス 好きです。
パクリ元とされてる作品が収録されてるアンソロジーを
読んでるはずなのだが、覚えていない。。。 篠田節子の魅力の一つに、「知らない世界をを平板に捉えてみせてくれる」
ということがあります。
例えば「役所の意思決定につきまとう煩雑さは必要悪だ」といったような「そんな
断定してしまっていいの?でもそんなもんなのかなあ」と思わせられる
文が随所にでてきます。地の文に。客観性がどこまであるかはわからない。
それは一応登場人物の主観を表してるんだろうと思うけど、作者自身はどう思ってるんだろうと
気になり、でもそれは不明で、それでも「こういうとらえ方をしている人もいる」
と呈示してもらえることで、混沌たる現代社会を自分なりに理解するのに大変助けになる。
宗教ってなんだ?(仮想儀礼)音楽って?(賛歌)文学って?(聖域)といった絶対に一つの
答えはない問いに対して、大胆にもとりあえずの答えを見せてくれる。その内容には疑問符が
いっぱいつくのですが、それでもそれに惹かれて、今夜もまた読んでしまうのです。 「女たちのジハード」面白く読みました。しかしラスト近くで主人公が印刷するラベルって、
不当表示というか食品偽装、犯罪行為ですよね。
斬新なビジネスアイデアというか肯定的に描かれているようで、少し違和感が残ったのは
私だけでしょうか? ゴサインタン神の座が好き
最初はイライラするけど読後感が良かった >>55
いい評なのに惜しい。×平板 ○平明
(職業病で放置できずスマン) 「ゴサインタン」と「仮装儀礼」を読んで感じたこと。
篠田節子は宗教の理解がだいぶ甘いのではないか?
施設と、名前だけの教祖と、それらしい雰囲気、それらが用意されるだけで
自然発生的に宗教活動が始まって行くというのは無理がある。
たしかに現象面だけ見れば、信者というのは来る日も来る日も施設に
参拝をし、部外者に理解不能な経文をあげ、布施までする。
部外者にはその行為は理解できないが、しかし本人たちにしてみれば、
それは自己目的化されたものではない。
宗教活動をしているっぽく他人に見せたいからそうするわけでなく、
そもそもの始まりには、切実な、決断があったはずである。
フジコなんちゃらのCD2枚買った過去がある者ですが、讃歌読了。
美神解体に出てくるスカルラッティのCDは、ブコフの買取価格が高かった。 >>61
ケンカを売る気は全くないが
それは「宗教の理解」という言葉の定義による。
内部の人間(つまりは信者)の視野狭窄っぷりは外部人からは明らかだが
内部人からすれば、教徒でない者はその宗教を「理解していない」わけで。
>そもそもの始まりには、切実な、決断があったはず
これもあまりに特殊で普遍性がない。幼児に親や祖母などから刷り込まれた
だけの素朴なケースも多いし、気の弱り目に勧誘されてハマる場合もある。
世界的に見ればなおのこと、入信時に決断などないのがマジョリティ。
篠田節子について言えば、
宗教の比較人類学のようなマクロ視点と
個々人の愚かしさ弱さ悲しさへの暖かい視線
その両方を兼ね備えた希な作家だと私は思っている。
そして私から見れば、「宗教とは何か」を理解してないのはあなたの方だが
あなたから見ればその逆であることもまた疑わない。 >>63
>宗教の比較人類学のようなマクロ視点と
個々人の愚かしさ弱さ悲しさへの暖かい視線
その両方を兼ね備えた希な作家だと私は思っている。
これにはまったく同感です。そして
>入信時に決断などないのがマジョリティ。
これにも同感なのですが、ただそれは既成の(完成済みの)宗教と
一般人が関わるケースについてではないでしょうか。
宗教が新しく創造されるときは、そこには明確な言葉を発する教祖がいて、
それにつくか常識をとるかの葛藤をのりこえて清水の舞台から飛び降りる信者1号
がいるんじゃないでしょうか。
意味不明の経文にしろ、それを唱えることの価値があると断言する人がいて、
その人への信頼からついていこうとまねする人が出るんでしょうね。
筆力のある篠田節子だからこそ、仮装儀礼をこえた、さらにその先を追及してほしいと
期待しています。
昨日アクアリウム読了。イクティ永遠なれ! >>65
真摯なレスをありがとう
既成宗教と新宗教の違いについてはまったくご指摘の通り。
>>63末尾で失礼な言いようをしてしまったのは
>宗教活動をしているっぽく他人に見せたい
ような人なんて篠田節子のどこ読めば出てくるの? という反発と、
宗教の土台にあるのは死生観の模索、救済希求などの非合理な情念であって
理性的な選択や決断ではない、という私の持論による。
言い換えれば
>自然発生的に宗教活動が始まって行く
のは、過飽和溶液に芯を入れれば結晶がつくような現象であって
その芯(=教祖や教義や小道具)が何でできていようと問題ではない
溶液の成分と濃度(=個人と集団の精神状態)が宗教を作るのだということ
新宗教発生の際にはカリスマがなくてはならないが、
それは「明確な言葉を発する」人とは限らず超能力・自己犠牲なんでもよい
なお信者第一号の重要性は同意。
参考:裸の男とリーダーシップ(3分)
ttp://www.youtube.com/watch?v=OVfSaoT9mEM&feature=player_embedded 廃院のミカエル読了。正直ちょっと拍子抜け
途中までは怖くて面白かったんだが…
ギリシャ幻想という系列で括るなら、自分的にはホーラのほうが好み
決定的な違いは目欄の迫力および、ヒロインの造型かな
主人公がやりきれなさを抱えているのはこの作家の常だが
ホーラは「音楽もの」の系列でもあり、それゆえの哀感と戦慄が良かった 女たちのジハードみたいにとっつきやすくて読みやすいのをもっと書けば
読者層も広がってもっと売れるだろうけど、でもそんなのは篠田節子は
不本意なんだろうなあ。 どの受賞のことかわからないが
劣化の度合いは小さいほうだと思うけどな自分は たしかに「女たちのジハード」で直木賞をとってから(それ以前も?)
ディープなテーマが続くけど、幅広い読者層を獲得できたことで
彼女のもちあじを十分発揮できる環境が整ったんやない?
上スレで言われてるみたいに彼女の作品は好き嫌いに個人差が出る、
っていうか読者を選ぶから、名前が売れたからこそ今の最新作を
かけているってこともあると思う。読者にとっては幸せなことやね。 ブスが多い女流小説家の中では相当上位に食い込むでしょう。 今でも好感度高い容色
若いころにお知り合いになりたかった 真面目な話、この人ポルノ書いてくれないかな、と思う。
思い切りSMなんぞのどぎついやつ。
で、それでありながら熟女のヒロインの女心が可愛くて、男のほうはどこかしら
生真面目な清潔感がある、みたいな。
そういうのを、多分両立させて書くことができる人なんではないかな、と思う。 >>79
同意。といっても私は別にどぎつくなくてもいいんだけどねw
いつも量的に少ないので、一度くらいじっくり読んでみたい希ガス
かなり好きな作家でもセックスシーンはげんなりすることが多いが
この人の場合は例外なく「いい感じ」。コミカルでもシリアスでも。
決して下品にならず、しかもお上品すぎない。これって希少。 まあ、あんまりいき過ぎない程度にだけど、どぎつくて変態な方が、
いい年したオッサンオバサンの、それでいて、な純情ぶりに感動でき
そうな気がするんだよね。
「いい感じ」というのは、わかる気がする。
上の流れワロタ
自分が特に好きなのは「インコは戻ってきたか」
異文化・地域紛争・恋愛要素などの配分が絶妙
そして、最後の最後(小説終了後の添え書き)に驚き深く納得 →目欄 この人の作中にでてくる固有名詞って、なぜか響きが印象に残る。
パスキム解放戦線、グゲ王国の秘宝、オカモノアラガイ・・などなど
どうしてか忘れられない。 篠田さん面白そうだなーとおもいつつまだ手をつけてない。
でもスレ見てるとこれはと思うものを買っても失敗しなさそうな感じ。 NHK版「女たちのジハード」の主役は
賀来千香子、三井ゆり、千堂あきほの三人だそうですが
それぞれ誰役をされたんでしょうか?
康子ではないような? この人の作品、「リノリウム」という言葉を使いすぎ!
そんな外来語、誰も知らないよ!
それがいくつもの作品に、しつこいくらいに出てくる。
一応意味をウィキで調べたけど。この人はリノリウム屋の関係者かしらん?
みなさん、リノリウムって知ってました?
そんなに普通に使う言葉ですか?
>>90
以前この板にも「リノリウムの床が出てくるミステリ」
というスレッドがあったくらいで(事実だよ)
なぜか小説、特に探偵ものとかにはよく出て来ますよ
全然この人に限らないです
大江健三郎から今野敏まで、いやホームズからか?
とにかく使った作家は5人や10人じゃないのは確か
特定時代の床素材だった(その後消えた)というだけでなく
一般民家でなく病院、など用途も限定的だったらしい
それで自分なんかは、実物を知らずともある種の雰囲気を感じられる
まあ幸福な錯覚かもしれないが、馴染みはあるよ。文字だけで。 ちゃんと保存されてたよ!「リノリウムの床が出てくるミステリ」
http://logsoku.com/thread/love6.2ch.net/mystery/1206024926/
1 : 名無しのオプ : 2008/03/20(木) 23:55:26 ID:nM4sPdoy
リノリウムの床なくしてミステリは語れないという結論に行き着いたので立てました。
90ありがとう!おかげでまためぐり会えた。好きだったんだROM専時代に。 >>89 地味な顔立ちの康子役→カクチカコ、オヤジ転がし→三井ゆり
生意気な口をきく貯金も出来ない留学女→千堂あきほ うむ。でも>>92のスレに篠田作品が挙がってないかチェックしたよ。当時。 そうだったんですか。知らなかった。勉強になりました。
みなさんありがとう。篠田節子さんありがとう。失礼しました。 安っぽい施工の建物にはリノリウムが多用されているので、頻出してもしょーがないんじゃない?
金持ち向け施工だと、(高そうなランクの)フローリングとか大理石とかになるんだろうし。 ぐぐったら篠田節子と貴志祐介が2大リノウマーらしいとの情報がっ! >>99
貴志祐介って読んだことないんだが
なんかその情報だけで、一度読んでみようかなと思った俺 >>98 日本じゃ、昔の軍艦の甲板をふくのに使ってた分のリノリウム生産設備が海軍の解体で余っちまってね。戦後の公共設備の床材にそれが転用されました。 >>97=90が素直な人で良かった
自分が知らない言葉に接すると、楽しくなる人と不愉快になる人がいて
後者でしかも「誰も知らない」と断定するような人種だと
怒り出すか嵐に転じるかと心配したが、杞憂だった
きっと単に若くて、周囲にも本読みがいないだけだったんだね
これから伸びる子やればできる子のタイプだ(教師臭くてスマン) >>94
情報ありがとう。
でも賀来千香子=康子って違和感ありすぎ。
他の出演者にもたいまさこってあったのでてっきり康子はそっちかと・・
あと結婚してネパールの奥地へ行ったリサはいない設定なのかな。 >>83 あなたの書き込みを見て「インコは戻ってきたか」を読みました。
読んでいて
>地域紛争・恋愛要素などの配分が絶妙
だとは私にはどうも思えず、むしろどっちつかずでどちらも中途半端
に思えたのですが、けれどもしかし!
>最後の最後(小説終了後の添え書き)に驚き深く納得
私も最後の最後まで読んではげどうするに至りました!
>>87 当方33歳。
キプロスがらみの共著の鴨志田氏ってサイバラのダンナじゃなかったのか!!! 仮装儀礼で初めて篠田節子に出会ってからというもの、図書館に通い詰め、
数えてみれば15冊くらい読ませてもらっています。
ミステリーをあまり読まない私は、「人物の類型化」が小説になるなんて
篠田節子を読むまで思っていませんでした。
一般的に普通の小説では、登場人物の個性、ひずみ、特質が洗練され、彼ならではの
行動をとらせ、「そんな人間もアリかー」とうならせられることが多いのですが
篠田節子の場合、登場人物は常に正当です。最もどこにでもいそうな人間に、最も
ありがちな行動をとらせる。それでいて彼らがとんでもない辺境とかに行っちゃったりするもんだから、
運命というものを考えさせられたりするわけです。
彼らが作中で述べる正論の数々(ジェンダー論、社会論、宗教論・・等)について、今まで
それらをどこまで信じていいのかよくわかりませんでした。いや、それが真理かどうかは
だれにもわからない、というより正しい答えはないのでしょうが、少なくとも作者自身は
彼らの意見にどれほど肩入れしているのか。よくわかりませんでした。
だって、人物造形ということがあるでしょう。篠田作品の登場人物はしばしば勘違いする。
そんな彼らの考えは、世の中の見方としてどこまで真に受けていいのか。どこまでがキャラ名なのか。
例えば「カン違いさん」を描かないといけない時もあるでしょう。そんな人の意見を信じるわけに
いかないし。私のいってること、表現するのがなかなか難しいのですが、わかってもらえますか?
けれど最近エッセイ「三日やったらやめられない」「寄り道ビアホール」を読み、
作中人物たちの考えたりこだわったりしていることが、作者自身のそれとほぼ重なっていると
知りました。これからは、彼らのいうことを、そうなんだ、と素直に受け止めようと思います。
篠田作品を読むことは、少なくとも一人の実在する人間(作者)のまじめに考えた世界を
知ることであって、それを通して、読んでるこっちまでちょっと世界が広がったり知識が増えたり
します。うれしいなあ。これからもどんどん読んでいこうと思っています。
某作家の文庫解説で
・篠田節子→この人の作品、読んでみようかな。
・篠田真由美→タヒね。 >>108 確かに硬派な社会論としてこの人の小説は面白いけれども、怪奇現象の描き方には
納得いかないものを感じてしまう。
「ハルモニア」を読んだけど、登場人物の由希は言葉を使わずに人の心に働きかける。
「アクアリウム」のイクティも同じだったけれど、ああいった普通ありえないことがあった時に
それを主人公がすんなり受け止めることに強い違和感がある。
小説だからカルトめいたことがあってもいいんだけども、魔法の国を舞台にしたファンタジーでは
ないいんだから。 >>107
人がせっかく伏せてたものを、と思ったが
なんという驚愕の事実……orz
>>106さんごめんなさい。こんな名字のカメラマンが複数いるとは思わず
あの鴨ちゃんだと思いこんでしまってました。でも、ミャンマーの話とか
完全に穣(ゆたか)氏のほうの経歴じゃないかー!
結論として、あのキャラのモデルはやっぱり鴨ちゃんで自分的にはFA。 薄慕読了
なんだかんだで読ませてくれるね
最後は上手く行き過ぎのような気もするけど読後感も良い 死神のファンタジアに登場する女性作家は、花井愛子がモデルかもしれない。
>>115 その人知らなかったので検索してみたけど、
自己破産が2001年、「死神」発売が1996年ですよ。
自分は新井素子を思い浮かべました。って言うが、そのジャンルの人はそれ以外知らないw
「死神」は「ファンタジア」と、婆の詐欺師の話が好きだったなぁ。 無理な投資に加えて、作品が売れなくなって作家やタレントを廃業したような人は
80年代〜90年代にいるかな(もしかしたら、篠田さん自身が自戒の意味を
こめたのかな。相手のケースワーカーは篠田さん自身の経歴に似ているし)。
ただ、時期的に違っても、花井がファンタジアのイメージに一番合うけど。
勝手な推測だけど、篠田さんが公務員だった頃は景気が良かった時代だから
生活保護を受ける人間も少なくて、この死神のような問題を抱えた人間の
占める割合が高かったけど、今は不況で、昔なら普通の生活をした真面目な
人が緊急避難で生活保護を受ける場合が多いから、ケースワーカーの仕事も
かえって楽になっているかな。
>>117
ケースワーカー楽なわけない、大変だよ
篠田さんとは違う自治体だけど都内の某自治体勤務です
自分は福祉系の職場にはまだ配属されてないけど 自分が新井素子を連想したのは、経歴ではなくて作風からです。 薄暮や聖域がつまらないなら節子との相性が悪いんだよ。
ラストで一気に謎解きや布石回収やどんでん返しを期待する人も同じ。
他の作者の小説を読んだ方が良い。道尾秀介とかいくらでもいるだろ。
節子の魅力は、そんなところじゃないんだよ。
魔力とか神憑りなんだよ。科学と芸術と宗教を練り合わせ昇華させるところだ。
要するに9割には受けず1割を痺れさせる作家ということ。
ジハードで直木賞取ったのも節子は不本意なんだよ。
あれは9割に受ける作品だから。科学(技術)だけの作品だから。
魔力も神憑りも無い。
節子の作品を読めば、1割だけを魅了する妖美な創作家がよく出てくる。
彼女もそうなんだよ。
解れ。 お前の言う通りだ。だから俺は読まないし。あとジハードは好きじゃないな、俺のベストはロズウェル でもジハードは完成度的にも代表作に相応しいよ
似たようなこと言われてる連城三紀彦も恋文が最良の受賞作だと思う そうそう。ジハードは素材的にはOL進化論くらいありふれてるが
あの完成度はなにげに凄い
しかし自分は特殊素材のほうが余計に好き。宗教や恐怖やSFね
他のいわゆるホラー作家は読まないんだが、この人のホラーは最高 >>121
>>123
よかったら篠田さんのオススメと他の作家でオススメ教えて欲しい >>124
他の作家ですか、、
参考になるかどうか判りませんが、私がよく読むのは
最近の男性作家だと、打海文三、逢坂剛、荻原浩、奥田英郎、黒川博行、清水義範、船戸与一、
女性作家だと、有川浩、ジャネット・イヴァノビッチ、ジル・チャーチル(浅羽 莢子訳の作)
くらいですか。 >>124
お薦めというのは難しいな。篠田節子で私が好きなのを挙げると
笑える路線でロズウェル・ジハード・コンタクトゾーンなど
神サマがらみでは仮想儀礼・ゴサインタン・弥勒など
怖いのは神鳥(イビス)
他の作家は筆頭が奥田英朗、上記にもある「最悪」が鉄板で
「オリンピックの身代金」「サウスバウンド」なんかもいい
あとはミステリなら有栖川有栖、女性作家では乃南アサ(音道)だけど
どれもオススメというには好き嫌いが分れるからね 神鳥とゴサイン読んだ。
どっちも良かった。
神鳥の美鈴が最高だったね。
最後までふやけた声にワロタw 神鳥(イビス)読んだ。手元には文庫しかないけど、表紙と裏側の絵にしかけ?があるという初版が気になる。
どんなしかけなんだろう。文庫の表紙もこれはこれで怖いけど。 弥勒、超重量級だった・・・・・。
節子抱きたくなった。
今はロズウェル読み始めたとこ。 ロズウェルを読み終えた。腹抱えて笑えるシーンも多いが胸が熱くなる感動小説だったりする。
節子抱きたくなった。
次は何を読もうかな。 「はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか」の中の「エデン」がすごく面白かった。
中編小説だけど、なんだか映画一本観た気分になった。 >>137
奇遇やなあ。ぼくも最近読んだ。トンネルね。ひきこまれた。壮大やね。 今まで読んだ節子の作品
仮想儀礼 → 超面白い。節子抱きたくなった。
薄暮 → 超面白い。節子抱きたくなった。
弥勒 → 超面白い。節子抱きたくなった。
神鳥 → 超面白い。節子抱きたくなった。
ロズウェル → 超面白い。節子抱きたくなった。
ゴサインタン → 超面白い。節子抱きたくなった。
聖域 → 超面白い。節子抱きたくなった。
ここまで中毒(ハマ)ったら、全作品読破してやる。
コンタクトゾーンはその分厚さに圧倒されて手を出しづらいけど、
だまされたとおもって読んでみるのが吉。 もう少し若ければ喜んでお願いしたいけど(´・ω・`) 転生読んだが酷かった・・・
篠田作品で初めてつまらんと思ったわ・・・ 好きな作品
ハルモニア
マエストロ
妖櫻記
夏の災厄
近作は仮想儀礼
イマイチ…てかハズレ
美神解体
みんながほめちぎる弥勒とかゴサインタンは苦手だ。
弥勒はハードカバーしか読んでないけど、文庫ではかなり違うのかな?
贋作師は読みやすくて、節子汁成分高含有で好き。
砂漠の船はタイトルだけ好き。 好きなのは夏の災厄、マエストロ、斉藤家の核弾頭、仮想儀礼
まあ全部だけどさ
あんな清楚というか地味な姿で豪快な作品
知性と茶目っけを感じるよ
節子さん大好きだよ 長生きしてね
単行本で発売すぐ買いに行くのなんて篠田節子くらいだ
今日はマエストロと秋の花火を買ってきた。
この二冊を読んで、いつものように痺れて、節子を抱きたくなりたいな。 ちゃんと全作品読んでるの篠田先生くらいだわ
男だしまだ22の若造だからまわりに誰も読んでる人がいないorz 将来は熟女キラーとして生きるんやな(´・ω・`)。 俺は20だが桐野をたいてい読んだ。
だが周りにファンがいない。
篠田・桐野両氏の対談が載ってた小説すばる?を買ったなぁ。。。 すいません、ご存じの方がいらしたらお願いします
数年前、文芸春秋のサイズの雑誌(?)で
篠田節子さんがチェロについて書かれていたものを見たのですが、
何という雑誌だったかご存じの方教えて下さい >>147
亀だが同意
深刻な題材をスプラッタにして成功するというのは
いかに希なる奇跡であるかがよくわかった >>160
転生は酷い
ギャグで書いてるのかもしれないが
尻すぼみで言いたいことが意味不明
結局チベット書きたいなら
旅のコラムでも書いたほうが面白いと思うわ 秋の花火、三話まで読み終えた。
ショート、ショートって才能の無さが誤魔化ないと思うが、
そこは節子。三話とも痺れた。
一話、二話、三話の順番も考えているような気がした。
節子抱きたくなった。 以前、ミステリーチャンネルでインタビュー番組が放送されてたね。
インタビュアーは、絹の変容の解説を担当した星敬氏。 >>160>>161
転生は見返しに「ノベルズを書いた」みたいなことを作者自身が書いていたから、
きっと彼女の中に「ノベルズはこういうものをかかないといけないといけない」
みたいな規範があるんだろうなあ。荒唐無稽にしないといけない、とか。
そういうぼくは、やっぱり結局のところ、ジハードが一番だなあ。 トキの雛のニュース見るたび、神鳥のトキを思い出す。
あれがなー。 薄暮を読みました。
途中で少し、中だるみ気分になり、読み進める意欲を失いかけました。
重層的な謎が解かれていく様は完成度は高かったですが、篠田節子には
そんなミステリーのようなものは期待していないのになあと、思いました。
絵画という芸術に対する解釈は共感できるところが多かったです。
彼女の音楽を扱った作品には「?」を感じることもしばしばなのですが。 聖域は…自分は最高傑作とまでは思えなかったな
薄暮と続けて読んだのが悪かったかもしれないんだが
宗教モノで言えば、弥勒の重さがやっぱりインパクト強かったし
仮想儀礼のイントロの軽妙さとエンディングに至る積み重ねのリアリティは
圧倒的だったな。ゴサインタンも読みごたえあった。
それらに比べると聖域は好みが分かれると思う。
オカルトに拒否反応起こす人には無理だろうし >>165
その通りです(恥)
たまにしか来ないので、超亀になりましたがご指摘訂正に感謝します >>171
出てくる男たちの会話が余りに滑稽で可笑しくて
何箇所か声出して笑ったw
篠田さんの書く男って、どっか間抜けで、でも憎めなくて
読んでる方もいつの間にか感情移入してくんだなあ 文春の夏の災厄はみなさんどうでしたか?
感想おきかせくださいな。 正直駄作、ご都合主義全開。突然俺通訳出来るって言われてもな〜 夏の災厄とはまた古いな、忘れかけてたよ
篠田作品では珍しく、人物が平板で誰も印象に残ってない
まあ大筋のサスペンスはあるので駄作とまでは言わんが
この作家のものとしては下位ランクだろうね あれは、ヒーロー無きサスペンスがテーマだからな。
敢えて、登場人物をエキストラだけにした。 「スターバト・マーテル」を読んだ。
音楽に詳しくない私はそのタイトルがクラシックの曲名だと読んで初めて知った。
篠田節子の作品は「夜のジファンデル」も「ゴサインタン」も呼んだが、
ジファンデルがブドウの品種名であることもゴサインタンが山の名であることも
作品を読んで初めて知った。
私が教養に欠けるといえばそれまでだけれども、作者はこれらのタイトルが
一般読者に何かのイメージを伝えることを期待してタイトルを選んだのだろうか?
「ああそれ、それについての話なら読んでみたい」という人はいるのだろうか?
「何それ?よくわからないから読んでみたい」というひとと、、
「何それ?私の知らない世界の話っぽいからよまなくていいや」というひとと、
一体どちらが多いのだろうか?
作者の衒学趣味のあらわれなんだろうかなあ?
これがわからない人は読んでもらわなくって結構です、っていう、フィルター?
作品の内容はは全て文句なしに面白いのだけれども。
>>183
自分の無知を棚に上げ、人を衒学趣味呼ばわりするとは... >私が教養に欠けるといえばそれまでだけれども
それまでだよ。 禁節子でそろそろ一年、久々に読んでみるか。タイトルまだ未定だけど >>183
そんなのよりジハードのタイトルが残念
内容がいいだけにもうちょっとどうにかならなかったのかと そいういう皆さん方、「スターバト・マーテル」「ジファンデル」
「ゴサインタン」って何のことかしってた?え?知ってた?知ってたの?
ウソだー。ホント?本当に?? 「砂漠の船」読んだよ
戦後の出稼ぎ労働者のサスペンスかと思ったら
それは複線であり、主体は篠田小説お得意の家族の不調和音に気付かない
情けな〜いお父さん(男)のお話。
要はじわじわの家庭崩壊に突き進むお話ですた。
強烈さはなかったけど、グイグイと引き込まれるストーリー展開は
篠田節全快といった感じで、悲惨な結末ながら、読後感は不思議と爽涼な気にさえなる中品だった。 >>183
不特定多数の他人が知っていようがいまいが、どうでもいいじゃない
なんでそんなこと気にするの?
そもそも特定作家のスレ住人は、この著者名で本を手にとるんだから
訊く場所間違えてるし。
(もちろん知らない作家でも、意味不明なタイトルに惹きつけられる
ということはあるよ。自分の場合、たとえば『虐殺器官』がそうだった)
しかしまあ、未知なるものや理解できないものを
忌避する人と歓迎する人、という人種の違いは確かに存在するように思う
その境界はグレーゾーンだし可変あるいは流動的であるにしても。
宗教・宇宙・オカルトなどが、全然違うのにしばしばひと括りにされるのは
そのせいだろう。嫌いな人からすれば「現実に関係ない話」だからね
(そして篠田節子の愛読者はもちろん、嫌いじゃない人、のほうに属すると) >>194
上手くまとめたな。
賢い女や。
しゃぶれよ。 すっかり勢いをなくしてしまったな。
90年代は元気だったのに……。 すごい作家になると期待してたから現状はちょっと残念 節子はこんな感じでいいんだよ
ジハードが売れた頃はなんか節子らしくなかった 初めて節子の短編読んだけど、秋の花火良かった。
節子抱き抱くなった(´ω`)
家鳴りとハルモニア買ってきたので、これから読む。 >>196>>198
私は全然、落ちたとは思わないけどな
「銀婚式」今日読んだけど、良かったよ
沁み込むように読める、これほど流麗な日本語の書ける現役作家は
今じゃ絶滅危惧種より貴重。 >>199
節子本人も「ジハードで直木賞受賞は心外」と言っているからな。 篠田節子の書く人物は、みんな個性ないよね。
肩書きと状況だけが、人の言動を決定するといわんばかりだ。
あ、ジハードの女性たちだけは違うか。
あと、夏の災厄にも、なんか気持ち悪い男がいたなあ。
まあそれら例外を除くと、みんな、のめりこむタイプで、打算的で、
そそっかしいよね、彼女の書く人物は。
まあそれでも面白いからいいんだけど。 >>204
どこにでもいそうな普通の人でも状況次第でここまでいっちゃうというのが節子の魅力。 >>204
全然賛成できないな
夏の災厄は例外的にキャラがいないけど
たいていの作品では人物造型がしっかりしてるよ。仮想儀礼とか好例。
のめりこむタイプは割と多い気がするけど、打算的ってのは少数だろう
いちばん多いのは(隠れ)ロマンチストだと思う
現実以上の何かを希求するという意味で。 夏の災厄は著者本人が「ヒーローのいないクライシスサスペンス」をテーマにしているからな。
ハリウッドにありがちな、正義にヒーローが世界を救うお約束物語へのアンチテーゼ。 だがクライシスと言うほどの緊迫感がないせいか、冗長に感じてしまうのも事実 だから篠田節子には珍しい凡作、に尽きるんだよ>夏の災厄
好きな作家だから出たらとりあえず読む。当然すべて傑作とはいかないので
たまーには読み終えてはぁ…もあるさ 夏の災厄から入ったから
ここで言われてるほど凡作とは思わない。
そこから芸術系の作品にハマった。
一番好きなのはハルモニア。
これだけはないわ〜と思ったのは
美神解体かな?
ちっとも面白いと思えなかった。 「沈黙の画布」昨日購入。自分の出身地名が何度も出てきて、ちょっと嬉しい。
カバーイラストは建石修志なんだねー。お耽美じゃない絵も描けるのね… そういや美神解体はまだ読んでないや
たぶんタイトルに駄作の臭いがするから無意識によけて通ってたか
ほとんど全作読んでるんだけど
その中でつまらなかったのは斉藤家の核爆弾。長すぎてダレてアウト。 ロズウェルさっき読了
最後にモノホン空に来るな〜という予想が当たって嬉しかったりして
ハッピーエンドというものは良いのぉ 基地外が、ミステリー板のあちこちに草加市ねって張り付けてるだけ。 ロズウェルとかジハードのトマトとか、田舎がいい感じで好きだ 篠田さん面白いけど好きな作家とまでは行かないな
ポジションが他の作家と被るのと専門的な話になるともっと緻密な構成造詣見せてくれる著者の方が・・・となってしまう あっゴメンね。>>223はネタです。
でも、篠田さんは色んな所で寿行さんの「滅びの笛」に影響を受けたと
おっしゃってるし。。。 影響を受けてる部分はあるかも知らんが、全然別物だと思う。
寿行はエグいから苦手だ。 銀婚式、地味だがしみじみ良かったー
同世代なので共感のツボが多い
早く文庫にならないかな
(スペースの問題でハードカバーは借りて返す、文庫で買い揃える派) >>204
ロズウェルは男女共に色んなキャラが出てきたけどな。
俺は薄暮や聖域のような小説をもう一度書いてほしいな。 >>218
小説を読むと右派っぽいけどなあ。
タカ派が好きそうなイメージ。クリーンとかリベラルて言葉嫌いだろ、この人。 この人に政治的偏向はないよ
ましてや特定宗教だなんて、阿呆らしいにもほどがある
嫌ってるとしたら独善的なもの全般じゃないの。ロハスとかさ 偏向は悪い事じゃないよ。
中道てある意味一番頭が悪い人達だと思う。 >>234
そんなことないよ。
意識して中道にいようとする人は、
色んなゆらぎがあることを分かっているから、
物事を多面的に考える人だと思う。 自分は聖域が好きです
聖域に出てくる作家のモデルの藤本泉という人を
追いかけたくなりました
自分の行ける範囲の図書館を検索したら
3冊ほどありましたので借りてみます
図書館にないものは(絶版ですので)中古で買ってみようかな
あんまり高かったら買いません
篠田さんの作品に文壇の大御所の三木という作家が
消息不明の作家を知る者として登場します
実際にモデルとなった藤本泉が小説現代新人賞をもらった時に
五木寛之も同時受賞しており
2人が知り合いだった可能性もあるかもしれません
篠田さんは五木寛之に藤本泉のこと聞いてみたりしたのかなとか
あれこれ想像するのも楽しいです
篠田節子/著
出版社:朝日新聞出版 (朝日新聞出版)
発売予定日:2013年1月4日ISBN:978-4-02-251045-7
食い詰めて就職した地元のサラダ工場で、栄実は外国人従業員たちが次々に体調不良に見舞われるのを見る。やがて彼女自身も……。その頃、最先端技術を誇るはずの剛のハイテク農場でも、想定外のトラブルが頻発する。
複雑な生態系下で迷走するハイテクノロジー。食と環境の崩壊連鎖をあぶりだす、渾身の大型長編サスペンス。週刊朝日連載の単行本化。 廃院のミカエル読んだよ
節子っぽさ満載だけど消化不良気味だね
今は短編秋の花火読んでる 更年期になった私だけれど、「秋の花火」はいいとつくづく思います。 篠田節子のクラシック音楽をテーマにした様々な小説は、よほど好きなんだろうと感心させられながら読んでいます。「秋の花火」もそういう佳作のひとつです。 「秋の花火」は、日本のセミプロオケの実情をよく把握していないと書けない小説だね。 篠田節子は名人だとは思うが、時によって文章のあくの強さに閉口させられることがある。 『ブラックボックス』
とても面白かったけど、中盤以降気になったのが、時間の流れをとらえにくかったとこ。
え?もうそんなに働いていたの?みたいに終盤で驚いちゃったよ。
生活の中での暑さや寒さの描写は確かにあったんだけど、
印象的な区切りとなるエピがなかったせいかな。 銀婚式、早く文庫にならないかな
持ち歩けるサイズでないと人に薦めても買ってもらえないよ 初めて弥勒読んだ
大地の子読んだ時と同じくらいの疲労感
癖になりそう 篠田節子は、極端に疲れる作品と爽やかな小品に分かれてる気がします。 >>251
お得意のバイオハザードものは安定感あるね
確かに時間経過は捉えにくかった
ピーナの年季明けだとかそのあたりで
えっこんなに経ってるの?と思う場面があった 今更ながら絹の変容読んでみた
これが節子の原点かと納得
ついでに逃避行も読了、ポポとババアの物語はなかなか楽しめた 弥勒読了
理想郷を目差すが故に歪んだ社会
色々と考えさせられる心地よい重さ
ゴサインタンも良かったがコレもなかなか
この勢いで聖域に手を出したよ 聖域読み終わった
う〜んこれは・・・
弥勒やゴサインタンを期待すると明らかに違うね
第四の神話も微妙だったから作家物は合わないのかなぁ
でも妖櫻忌は面白かったような ホーラは次に読むことにする
今はちょっと他作家の著書に浮気中
聖域はつまり神も仏も無いって解釈で良いのだろうか?
人間死んだら何もない「無」
節子の宗教観はこれが根源なのか俺の受け取り方がズレてるのか・・・ 『聖域』は弥勒・ゴサインタンと並べられるのが間違い
『賛歌』『薄暮』の系譜、すなわち
無名または二流の創作者(消息不明となっている)を
編集者的立場の人間が追うというパターン
弥勒・ゴサインタンと並ぶべきなのは仮想儀礼
これら「宗教モノ」で篠田節子は自らの宗教観を決して語らない
宗教に巻き込まれる人間の種々相を丹念に描いてゆくだけなのに
そのリアルさ凄まじさは他の追随を許さない なるほどそう考えるとスッキリする
ゴサインタンや弥勒が響いた俺は仮想儀礼に期待する
薄暮もちょっとだけ良かったけどね
ホーラは読み終わったけどこれもどう解釈していいのか悩む
不倫旅行で曰くつきのバイオリンに絡んで起きる不幸
これも節子の宗教観が語られているような気もするが若干消化不良気味かなぁ
イコンとか出てくるし廃院のミカエルを思い出した ホーラは駄作、くやしいので勧めて見た
後、夏の厄災もお勧め 私の中でホーラは
「ギリシア・エーゲ海の旅シリーズ」カテゴリだ
キプロスのインコは戦場、ホーラやミカエルは幻想と味つけは違うが
居ながらにして旅する、異国情緒を楽しむ読み方
このシリーズのキリスト教は舞台をリアルに描くための必須要素にすぎない
つまり宗教ではなく気候風土と同様その地の空気の構成要素 で、そういう読み方をするならホーラは駄作なんかではない
かなり上質の異郷幻想小説
善良な修道女もあの病んだ街の幻も、婆様の昔話も、オリーブ料理まで
自分はかなり気に入ったし再読もしてる 自分も篠田節子自身の宗教観は感じないなぁ
実際の事件がモデルとなっているパターンも多いし
小説をきっかけとしてその事件や人を知ることあって
そういう意味でおもしろい
最初は弥勒、ゴサインタンでハマったけど
謎を追いかけるのが好きなので、聖域とか薄暮とか
第4の神話が好みです
単行本の薄暮の表紙は印象に残ってます アクアリウム読み終えた
これは自分の好みで面白かったよ
途中で山本太郎を思い出した この人の本は文庫化が遅い、つか文庫化されにくい気がする
新作は図書館で読み、文庫になったら買う(本棚常時満杯ゆえ)自分だが
好きな作家の中でも篠田節子はいつも、ハードカバー買っちゃおうか迷うよ ブラッくボックス読んだけど
ジハードに匹敵する面白さだった。
読んでて止まらなくなる ブラックボックスでよく分からなかったとこなんじゃけど
アレルギーや病気が多くなっていたという現象はプレドレッシングの
せいということでOKですか? >>277
それもあるけど、深刻になったのは
いくつかの要因が複合して生じた結果であって
要因のひとつは剛のとこなどハイテク農場の野菜の成分異常も
(ってこれネタバレに該当したらごめん) カノン読んだけど女の生き方系だなこれ
この人山岳小説とか書けば面白そう な、なんで山登り?理解できん
「女の生き方系」ってくくりは知らんが
ジハードとかコンタクトゾーンは確かに面白かった
普通なら興味持てない種類の女どもなのに、と感服した覚えがある 全く期待しないで読んだ「変身」がそこそこ面白かった 夏の災厄で自衛隊の本質は軍隊で人を殺す組織、という件があってガッカリ
731部隊が実在しいかに非道なことをしたかと熱を振るって書いてるし
なんだこのババアは 自分は「夏の災厄」を読んだ十数年前は左巻きだったけど
今じゃ立派なネトウヨです。 廃院のミカエル
途中まで良かったけど尻つぼみかなー
他も読んでみよ ロズウェルなんか知らない読んだ
なかなか面白かった
こういうの好きだ ゴサインタン読了
感動した何回も涙がながれた。
ところでゴサインタンって別名アンナプルナのことかな。 ブラックボックス読んだ〜
丁度、群馬大泉の冷食工場で、残留農薬事件があったのが、自分的にタイムリー
これ映画化とかできなさそうかな?
この人の小説は、映像化は案外少ないよね。ロズウェルとか、ドラマ化したら
面白そうなのに。 夏の災厄読んだ
良くも悪くも淡々とした節子らしい内容
これパニック要素はなくて社会派小説なんだな 『ブラックボックス』読了。
野菜工場ではないけど篠田節子先生は食品工場の毒物注入犯罪を
作品のなかで予言しているね。
ま、シナの農薬混入犯罪もあって、そういう記述も当然ありといえばありだが。
『ゴサインタン』と較べて感動少なし割とクールな全体の流れではありました。
実際ウチでは中国、韓国製の食品は食べていない、ましてや冷凍食品、レトルト食品も。
この本は農産物の工場生産化けに対する警告にはなっている。 『ブラックボックス』読了。
野菜工場ではないけど篠田節子先生は食品工場の毒物注入犯罪を
作品のなかで予言しているね。
ま、シナの農薬混入犯罪もあって、そういう記述も当然ありといえばありだが。
『ゴサインタン』と較べて感動少なし割とクールな全体の流れではありました。
実際ウチでは中国、韓国製の食品は食べていない、ましてや冷凍食品、レトルト食品も。
この本は農産物の工場生産化けに対する警告にはなっている。 この人の作品は、最初の数冊は凄い感動なんだけど、
数を重ねていくと、古い作品の焼き直しっぽく感じるんだけど
まだまだ未読の本が多いので、そんなことないよ!って否定してほしい… 引き出しが少なくはないと思うけど、多いとも言えない。
手広くいろんな作家さんの作品を読んだらいいのではないでせうか? ディヴィット・マレルのオレンジは苦悩、ブルーは狂気とか
夢枕獏の歓喜月の孔雀舞いとか読めばいいと思うよ >>302
299ですが
わりと初めの方で弥勒読みました
あまりにスゴ過ぎて、その後その感動を超えるものがまだ見つからず…
読んだ順番が悪かったんでしょうかね
でも今も地味に篠田作品読み続けてます
>>300-301
ありがとうございます
読んでみます >>303
俺はロズウェルから、気に入っちゃって一気に数冊読んだけどね、当たりは正直仮想儀礼と弥勒くらいかな。評判の良い厄災とかゴサインとかは正直微妙だった。ホーラとか壁本だし。まあ好みもあるから一概には言えないけど、当たり外れの多い作家さんだと思うけよ >>301はアンチの方ではないでせうか
マレルはイビスの、夢枕さんのはゴサインタンのパクリ元だと言いたいのでせう。 リアル「賛歌」な二人、フジコちゃんと守君、同じ事務所に所属してんだね。 「コンセプション」の主人公のモデルは斉藤綾子かな?と、Wikiを見て思った。 >>304
>ホーラとか壁本だし
壁本ってなんの符丁だい
教えておくれ 304氏ではありませぬが、壁本=つまらなくて壁に投げつけたくなる本
ではないかと… >>309
解説ありがとう
どうもそうらしいね
しかしどこで使われている言葉だろうね >>310
304だが、普通にインターネットスラングとして使われてるものだとばかり思っていた。
気を悪くしたならスマン。 「長女たち」はどうよ?
かなり痛い気がするんだが… >>313
おお発売されたんを見落としてたわ
サンクス! 長女たち 家庭板ROMってると掃いて捨てる程ある話だよね 川本さんはかつて宮部みゆきさんと桐野夏生さんと篠田節子さんの対談を聞きにいったことがあったそうだ。
桐野さんと篠田さんはおすまし系の美人なので自分から話すことはなく、
宮部みゆきさんが旺盛なるサービス精神ひとりで話題をつくって、
そのふたりにふったりしていたという。
宮部さんはまことに好ましい人柄だと川本さんは感心したそうだ ハルモニア(文庫)読了
どうしても意味が分からないのが冒頭の1991年
バブルが崩壊して携帯電話が普及している時代のエンディングに続くモノローグのはずなのに
ナゼ?????
これはどこかに伏線や過去の回想に繋がるなにかがあったのでしょうか?? >>316の川本さんて川本三郎氏かな?
女流文芸(笑)の文庫解説やバレエ絡みの文しか読んだことないけど 誰も共感してくれないと思うけど篠田節子は長編より短編のほうがいいと思う。
個人的に好きなのは「友と豆腐とベーゼンドルファー」(「天窓のある家」)
あと、「灯油の尽きるとき」は今まで読んだどんなホラーやオカルト小説より怖かった。
傑作だとは思うけど、もう二度と読み返したくない。 私、デパ地下に直営店がある、お高い豆腐の製造に携わっております。 30代後半で漫画家になろうとしている童貞ひきこもりなバカを発見
2chねらーに荒らされている。足立区に住んでいるそうだ。
http://inumenken.blog.jp/archives/7002197.html 篠田さんの本で一番興奮するのは、地味な目立たないオバサンが怒りだすところだな
読んでて、キタキタキタキター!ってなる
リアル篠田さんみたいなサバサバしたおばちゃんに、「あんたはまちがってる」と説教されたい… 夏は「アクアリウム」で涼むか、「夏の災厄」で涼むか >>321
確かに篠田節子は短編の方が面白いのが多いかも。
ハヤカワJAから出てるSF短編集もよかったから(短編作品の入門としてもいい)
「友と豆腐とベーゼンドルファー」は痛快だったが「灯油の尽きるとき」はあんまり過ぎるかな
どちらの話も男の身勝手さがよく出ているね。
そう思うと「一番抵当権」はかなり痛快だった。オチはすぐ読めるけど >>326
短編はゾクソクゾワゾワしますね。
月とコヨーテは何度も読み返しています。
そのたびにゾクゾクゾワゾワ はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか
どれもよかったけど、エデンが特によかった。 作品のテーマから外れるけど、長女たちの最初の話に登場する主人公の妹。
優秀な一家の中で彼女だけが出来が悪いのに、劣等感を抱かせずに育てた
両親は偉いと思う。
出来の悪い子をバカにしがちなのが普通だから。
リベラルな学者一家だからというのは関係ない。こういうのは、保守とリベラル、
インテリと労働者、金持ちと貧乏人に関係なく、本人(両親)の資質が大きい。 いま、コンタクトゾーン読了
すごく面白かったな、やっぱり異国で軍隊巻き込まれ系が好きだ
弥勒に似てる、熱帯と高原の違いはあるけど インドクリスタルは異国巻き込まれ系の集大成だったね
文句なしの出来だった 半年ほど前まで「オール読物」で連載されていた
「還れない風景」は、よかった。
久しぶりに救いのあるラストシーンに出会えたような気がする >>338
じゃあ、もうすぐ単行本ですかね
早く読みたい
「はぐれ猿」はどうもピンとはこなかった。
タイトルのは、小型のターミネーターみたいでスリルあったけどね。
篠田節子の小説に出てくる男がいっつも、どっか抜けててまぬけで
面白い。男の言うセリフが、節子さん節っていうのかな。
男性作家でなく、女性作家が書いてるからか、余計に妙に逆にリアルで笑える。
「仮想儀礼」のまぬけな男どもの哀れさ、「ブラックボックス」の工場長とか。
どれもその辺にいそうな、こずるい、でも憎めない男達が何とも言えない。 あれ?
インドクリスタルの評価が全然ないの?
厚くて、上下分かれてるから、かなりボリュームあるよ
節子さん、どんどん社会性をとらえた作品 緻密な取材や構成
問題定義の作品多くなったな そこが節子の半端じゃない魅力 インドクリスタルって正直イマイチだよな。
弥勒やコンタクトゾーンの方がよっぽど面白かったってハードル高過ぎか? 仮想儀礼はよかった、ルーティーンはイマイチだった
次に読むにはどれがオススメ? タイトル思いだせんが、もう一度読みたい
マーボー豆腐極めた男とよりを戻したい女の話 音楽ネタの作品多いよね
造詣が深いんかなぁ
今年初カキコ! コンタクトゾーン読み終わったよ
面白かったけど長かった 「冬の光」
久々に篠田節子の力を読んだ気がした
出てくる人達、誰のことも好きになれないのに
でも、すべての人達の生き方はそれぞれのもの
誰にも批判は出来ないし、そして、どの人も何かを求めて生きていくんだろう
そういうのを書かせたら篠田節子は天下一品だ
久々に、読み終わった後、胸にこみあげてくる作品だった ☆ 日本の核武装は早急に必須です。☆
総務省の、『憲法改正国民投票法』、でググってみてください。
日本国民の皆様方、2016年7月の『第24回 参議院選挙』で、日本人の悲願である
改憲の成就が決まります。皆様方、必ず投票に自ら足を運んでください。お願い致します。 砂漠の船読了
話の軸が散漫であまり面白くなかった
コミュニティの中の緩やかな家族の崩壊がテーマなのか
しかし最後まで掴みどころのない話
なんだかよくわからなかったよ インドクリスタル面白かった
篠田節子の小説って
なんとなく気になるけど詳しくは知らない、みたいな闇を
平和な人を主人公にして読者と同じ目線で追いかけてくれるから
平和ボケした私はすごく夢中になります
弥勒も凄かったけど、インドクリスタルはヒロインに凄みがある分
私はインドクリスタルにより惹かれた
聖域の謎の女性作家とちょっと似てるような気がした
なぜか人が集まってくるような、聞上手のような所
今日図書館で読んでて
物語の最後に、取材に協力してくれた
金属関係の会社の名前が載ってたんだけど忘れてしまった。
誰か手元に本がある人教えて下さい インドクリスタル手元にあります。
「謝辞」にある会社名だと、
「水晶の館」「ドルジェ山梨水晶館」「日本水晶デバイス工業会」「日本電波工業」「京セラキンセキ」です。 >>356
おお!ありがとうございます!
あと、社名全部がカタカナの企業も載ってませんでした?
鉱物権や貿易に関して取材した、みたいな感じで
確か、協力してくれた機関が書いてあるページの冒頭にあったような気がします >>358
それです!ありがとうございます!
インドクリスタルを読んで興味が出てググっってたら、
実際インドの村でウランが出て云々
という状況があるんですね。知らなかったです。
弥勒を読んだ時もカンボジアだけをイメージしていたけど、
実際はブータンの一面を描いてたようですし。
それを知ってから、ブータンの国民の幸福度が高い話も
その影に事情があるように思えてきました。
他の作品もモデルとなった人がいるものが結構あって、
小説をきっかけにその人本人や国や事件に興味を持たせてくれるので
篠田節子の巻き込まれて謎を追う系の作品が大好きです。
今回の作品に出てきたヒロインは
特別美人でもないのに存在感があり、
口頭で指図するわけでもないのに他人に影響を与える、
時にはトラブルの元になる、なぜか他人を魅了する人。
そういう人に出会ってみたいと思う。恐いもの見たさで。
でも私が鈍感過ぎて気付かないかもしれませんが。 「冬の光」は自分の中では、今年上半期のベスト1だわ 東京駅で消えたってこの人の作品で人気がある方かな? 転生読んでるんだけど節っちゃんらしくない荒唐無稽な作品だね…
チベット虐殺がテーマってんで弥勒みたいのを期待してたんだけど… ちょっとお尋ねしたいのですが
「神鳥ーイビスー」と「ホーラー魔都ー」を読んではまりつつあります
次に読むのは何がいいですか
ちなみに「女たちのジハード」と「ハルモニア」はドラマで見たことはあるのですが
良くも悪くも「ふーん」という感じで終わりました >>369
「ゴサインタン」「仮想儀礼」
この2作でどっぷりはまるはず。 ゴサインタンはおっそろしい。
玉を握られいつ潰されるか、脂汗たらたらな感じ >>370-373
ありがとう!
さっそくその二作、ポチります
ところで>>373、初期のホラーって、例えばどれですか? いいっすね篠田節子
ぼかあ日本SFを好んで読むんだけど、SF短編ベスト読んでこの人に惚れたっ
コヨーテどっきどき 弥勒読んでるが架空の国なのにリアルな描写がすさまじいな
しかも濃密
東野圭吾とは格が違うわ 神鳥が自分の好きなホラー的な所もあって
ぞくぞくさせてくれてとても面白くて大好きだ
この作品で初めてこの作家さんを知りました
篠田さんの著書でミステリー系の神鳥のような物はありますか 仮想儀礼の主人公
宗教で金儲けしようとするわりには善人過ぎて笑える ロズウェルなんて知らないと仮想儀礼は構成がよく似ているけど
ロズウェルのほうは世論に屈せず反撃してるのがいいな ゼブラ柄の表紙のSF短編集よかったよ。この人は世界観を作るのが上手い。 天才モノというか、常人とは違う才能をもってしまったばかりに・・・という初期の作品に好きなのが多いかな >>390
有難うございます!
面白そうなのでさっそく読んでみます! ゴサインタン読んでるが主人公が腑抜けすぎてイライラしてくるな ゴサインタンは最初はイラつくかもだが、主人公の成長も描かれるので最後まで読めとしか 元自治体職員だけあって、公務員の体質というか内情というか
よく分かってるよね
ロズウェル読んでつくづくそうおモータ 節子作品の男は塩っぱい奴多いよ。
女は強いけど。
ただ、女も正統派美人は少ない。 ジハードで直木賞?はぁ?とか思ってたけど
今は納得。読後感もいい ゴサインタンの文庫裏表紙なめてるだろ
最後までネタバレしてどうする >>396
直木賞は、実績、売り上げ等がある程度ある中堅作家に
もうぼちぼちやってもいいだろ、みたいな感じであげるんじゃないの?
受賞作は必ずしもその作家のベスト作でない 直木賞はそれにあげるなら前の作品にやっとけよってのが多いよね ゴサインタンは何とか読み終えたが
最後まで退屈だった >>400
田口ランディを読んでみ。
節子のショボさが分かるから。 この人書いているものはすごいけど性格が悪くて萎えた
ファンだったけどやめたわ 夏の厄災
聖域
ロズウェルなんか知らない
仮想儀礼
これらは傑作すぎる 鏡の背面 読んだ
凄く面白いけどもう少し掘り下げて欲しい部分があった
説明不足なのがいいのかもしれないけど
女性ライターが主役の篠田作品はわりと好きなのが多いな
あとは宗教とアジアものはハズレがない 両親の介護を通じて直面した「命の終末のあり方」──小池真理子×篠田節子
http://bunshun.jp/articles/-/7371 「インドクリスタル」を読んだ。綿密なインド現地取材を元に書かれた力作
である。
鉱物買付けの営業員と現地少女との親交を描いており、一部にはスリルと
サスペンスに富んだ場面もあり、小説作品としては映画化しやすい小説だと
思った。
但し長編なので、仮に2時間の映画に収めようとしたら、かなり話を簡略化
しないといけない。 >>410
仮に制作するとなるとインドロケをしないといけないから、制作予算が高く
なる。
元々、この人の作品でテレビドラマ化されたものの数は少ないし、
実現する可能性は低い。 wiki見るとあるよ
ジハード、死神、百年の恋、夏の災厄、ハルモニア、カノン 鏡の背面、面白かった
弥勒、仮想儀礼には及ばないけど十分おすすめ >>413
WOWOW ドラマWシリーズの「マエストロ」は前に視た。 鏡の背面、一気読みした。
柚木麻子の「butter」もそうだけど、木嶋佳苗事件て作家さんには
いろいろとそそられる事件だったんだな。
本作でも出てくる霊感商法で一冊書いてくれんかな。
―て「仮想儀礼」みたいになっちゃうか NGワードを避ける上手い方法を考えたねぇ
協力する気はないが >>403
日本人凄い。白人よりも本当は凄い。
アジア人は土人。
こればっかりだからな。 そういう自民族優越的なニュアンスは感じたことないな
それはエッセイとかで読めるのか? >>420
強い円アピールと、不潔で非文明的なアジア人描写と、
白人の偽善描写は多いけどね。
最も顕著だったのがインドクリスタルで、弥勒でもそういう描写はあった。
インドクリスタルの「日本人はアジア人と違いブラックな経営ができない。
従業員全てを家族のように扱ってしまう」という描写は呆れたね。
アジア人移民は時給300円、月の休み2日、セクハラ、工場勤務で指2本失くなっても
保証は一切無く、さっさと祖国へ帰れと言われている。
そういう問題がたくさんある。
それどころが日本人相手でも電通やワタミで従業員が家畜のように扱われて自殺しているし、
テレビ朝日の女性記者がセクハラをされている事が分かっていても、
テレビ朝日はそれを我慢して財務省事務次官から情報を取るように強制されていた。
NHKや日本テレビの従業員も過労死している。
さらに、安倍と昭恵の幼稚な自己愛を満たすための犯罪への加担を強要された、
近畿財務局の公務員も自殺しているが、安倍夫妻は一切責任を取っていない。
また、森友学園では中国韓国系日本人は公に人種差別され、子どもたちも虐待されていた。
そもそも大日本帝国は青年たちの命を使い捨ての駒のように扱って戦争した。
日本人がアメリカに敗北して本当に良かったと僕は思っているよ。
日本人が支配する世界は悲惨だ。白人が世界を支配してくれて良かった。
香港人がイギリスの植民地政策に感謝しても、日本の植民地政策を今でも恨むのは当然だ。
イギリスは寂れた港だった香港を大国にし、自由と権利を与えた。
しかし、日本は香港人を家畜のように扱った。
香港人が日本や中国を嫌いイギリスを愛するのは当然だ。 >>421
インドクリスタルも弥勒も読んだ
後進国の人間を一段下のように見て白人連中のおせっかいに懐疑的
その主人公が日本人的おせっかいでやったことが正解のように書かれてるだろうか?
だとしたら自分も少しは違和感持つと思うんだけど
ちなみにあなたの指摘するような外国人労働者の待遇の酷さは同じ作者の『ブラックボックス』で書かれてる
メインのテーマは食の安全である種のホラーだけど未読ならおすすめだよ >>419
それは一面的
篠田節子のベスト3に入る作品にはそんなものはない >>414 ほか
「鏡の側面」今、途中〜
いやあやっぱりこの人読ませるねえ
篠田さんと桐野さんだけは別格
ちょっと他の今いる女性サスペンス作家の
追随を許さない感じ
この2人の作品だけは新刊出たら必ずチェック
ちなみに「鏡の側面」
近所の図書館すっごい人数待ちみたい 鏡の背面終わったけど心霊のやついらんかったな
冷静な麗美が触れないほど熱くなった肩とか
赤ちゃんのひきつけとか解明してねーし 弥勒が集英社から再文庫化されるらしい。講談社文庫版は切れてたんだな 森瑤子の評伝が出て、売れてるみたいね
島崎今日子『森瑤子の帽子』 鏡の背面読み終わった〜
途中、主人公?の女性ライターがオカルトに流されかけちゃうのが面白すぎるw
長島とかいう狂言回しがあからさま過ぎるけど、あの困難で画期的なテーマをねじ伏せるには仕方が無いか
相変わらずの筆力だったわ
ミステリとしても素晴らしいのに、このミスとかのランキングに入って無いのが納得出来ない ホントに入れ替わったのかどっちか分からないような書き方にすれば少しは良かったのかな、と思う >>432
なるほどね
でも長編読ませておいて、そこのあたりを曖昧にするのは小説家として不誠実かと 肖像彫刻家
ユーモア交じりで面白い
漫画化するなら今市子さんで 小説も漫画もあたりはずれはつきものだけど
篠田さんの小説には、大外れはないなあ
毎度新作が楽しみだ エッセイやインタビュー読んでも、旦那さんの影がないけど離婚してる? 鏡の背面
影武者徳川家康を第三者の視点から見たような。
長女たちの家守娘
ラストで、母親の話に出て来る「〜ちゃん」が、戦後まもなく死んだ妹だと
匂わせていたが、そんな終戦直後に生きていた女の子が、今時の幼児が見る
アニメを見たがるだろうか。細かい所に突っ込むなと言われそうだが。
そういう所が、ただの痴呆老人の妄想に過ぎないかもしれない可能性も残して、どこか不気味さを感じさせる。
三流のホラー作家だったら、はっきり幽霊ですと言うけど。 どろどろしたところや女の細かい心情はさすがにうまいけど
ちょっとありえないよね入れ替わるなんて 筆力はあるよね
年齢を得ても、衰えないのはさすが
デビューまもなくの作品で、ハーレクインの日本版みたいな
ペーパーバッグのミステリー、古本屋で見つけたけど
ちょっと退屈で読めなかった
その後筆力が上がったんだよね 湊かなえとか下からすごい人がどんどんでてきたからな
存在感は薄れたよね どういうんだろ
弥勒という作品は欠陥だらけだと思うけどおおきな衝撃を受けた 昨日の『マツコの知らない世界』の 月刊ムーの世界 を見て
ロズウェルを想起したのは自分だけじゃないはず
ところで、篠田さんの作品てあまりゲイの登場人物がいないですよね?
『贋作師』『カノン』くらいしか浮かばない
近作は未読 篠田作品四天王は
ジハード 仮想儀礼 鏡の背面 弥勒 ジハードはこういうのも書けますよという手本みたいな作品だったな 90年代の作品やエッセイでは、トラウマやカウンセリングに否定的な
コメントが多かったが、今は、どちらかといえば、肯定的な意見が多い。
心境の変化でもあったのだろうか。 >>394
ロズウェルと読んで僕が感心した
節子は女性作家なのにおっさんの描写が実に上手かったからだ
元公務員だからかな 銀婚式読んでみたけど薄っぺらに感じた
まるで島耕作物を読まされてるよう
色々な出来事が起こるには起こるけど
通り一遍で深みが無い 鏡の背面読みました。 自我崩壊後の方が楽だったんだろう。
そしていつの間にかオリジナルを超えちゃったんだね。
なんかすごいお話読んじゃった。 吉川英治賞受賞してたんだな
あんまりそんな感じしないけどすっかり大家か 週刊女性にインタが載るみたい
認知症の母の介護中継に 自分が乳癌に
表紙の見出しより 「篠田 それまで(引用者注:『蒼茫の大地、滅ぶ』や『滅びの笛』を読むまえ)は西村寿行さんというと、ハード・バイオレンスの作家というイメージが強かったんですが、動物パニックものもたくさん
書いていらしたのが読んでみて分かりました。それらの作品の中には、多視点、つまり幾つもの視点で一つの物事を見つめる、場面を変えてストーリー
展開を進めるという技法を見ることができた。多視点、という小説技法は、実は西村寿行さんの作品から学んだんです。これは、『夏の災厄』ではかなり意識的に使っています。」
(『オール讀物』平成9年/1997年9月号「直木賞受賞インタビュー篠田節子 「ジャンルを超えた作家でいたい 夏の災厄を読んでいてこれほど国の対策がとろいかと疑問に思ってたら
事実でもとろかったのは笑えた 篠田節子の作品は絶版が多すぎる
面白いのにそんなに売れてないのか もう一度読みたいのですがタイトルが分からないので
教えてください
うろ覚えですが、つきあっていた男が必死に中華料理を学ぶ姿を
冷ややかに見る主人公の小説があったかと思います >>466
ありがとうございます
タイトル的にもそれだと思われます
読むのが楽しみです
助かりました 絶版が多すぎる
まともに新品で買えるのは集英社くらいしかない イタリア在住の YouTuberさんがお顔立ちが篠田さんに似てる 銀婚式の主人公みたいな奴ならむしろ女のほうがほっとかないと思うがな 彫像彫刻家の本、みんな読んでないの?
かなりユーモアと現実感あり面白かったよ
自分の中で、篠田さんと桐野さんは別格だわ 6月に新刊出てたんだね!
篠田さんはコンスタントに出してくれて、
ムラなく面白い! 10冊ほど読んだがしょうもなかったのはブルーハネムーンだけ 女性作家なのになぜか男が主人公の小説のほうがおもしろい >>477
分かる
おっさんをリアルに描ける
女性が男性をリアルに描けるという事は、知能が高いという事だ
ロズウェルのおっさんらが生々しかった
女流作家は普通ならあそこまで生々しくおっさんらを描けない >>473
桐野のほうが実力はあるのだけど
最新作が酷いからなぁ インドクリスタルは著者の悪い癖がおもいっきりでてるな
裏表紙にあるようなビジネスエンタメではない インドクリスタルは肝心の物語性が弱くて説明ばかり
まあ駄作といってもいいだろう
評価の高い理由がわからん 田舎のポルシェ読んだ
いくつになっても、筆力が衰えないな 失われた岬、読んでる最中。
感染症とか戦争とか、まさに今の時代を彷彿とさせて恐ろしい。コロナ前に書かれたんだよね? 昨年末出た本だしコロナ前ではなくね?
これの半年前に出た「田舎のポルシェ」にコロナ書かれてるし 聖域と弥勒の文庫本があったから、速攻買った
聖域面白い 聖域いいですよね
私は一番好きかもしれん
謎を追っていくというスタイルがいいし
個人的には縄文と新しい仏教文化の関係に興味ある
モデルになった藤本泉が書いた小説を読んでみたい
それらの小説の舞台地は縄文が色濃く残っていると言われている地域が多い
また、死の先に何があるのかっていう
ものすごく人間にとってど真ん中のテーマに
正面からシンプルに向かい合ってる
死生観も含めて縄文というものに触れてると思う
自分が最近縄文にハマってるのでそう感じるのでしょう 夏の災厄といい仮想儀礼といい
もっと注目されていい作家 ごっつい社会派作品や切れ味鋭いホラー系も勿論すごいけど
田舎のポルシェやセカンドチャンスみたいな普通の人々の話もしっかりしてるところに
篠田節子の力量を感じる そうかな
篠田作品は良い意味で「よく出来た読み物」だと思っていて
読書中は楽しいけど読み返そうとはあまり思わないな 読み返したくなるかどうかって作品のテーマとか構成の確かさ、完成度みたいなものとは
あんまり関係なくないか
むしろ構成ガン決まりで一本道の完成度高い小説より「よく出来た読み物」的な
枝葉の部分が細かく書かれてるものの方が「あのシーンまた見たくなった」って感じで
手に取る回数が増える場合も多いと思う
篠田作品でいえば弥勒や聖域はすごい小説だと思うけど
何度も読んでるのは秋の花火や静かな黄昏の国だったりする この人の本は読み応えはあるけど、伏線回収とかカタルシスとかはないよね。
そもそもミステリーなのか?という気がする。 そうか感情移入はむしろある作品が多い
ないのは東野圭吾 >>494
そうか何度読み返しても楽しめるけどな
東野圭吾と違って ロズウェルがTBSの日曜劇場枠でドラマ化なら視るかも 鏡の背面読んでるがなかなかおもしろい
ミステリー風でも東野圭吾みたいな安っぽい感動話にならないのがさすがこの作家 >>501
青春アドベンチャーでラジオドラマ化はされてるな
原作の雰囲気通りでなかなかうまく作られてあった セカンドチャンスはミステリーではないけど
久々に元気の出る篠田さん小説だった
アラフィフの方にはオススメです