篠田節子ってどう? 4
文春の夏の災厄はみなさんどうでしたか?
感想おきかせくださいな。 正直駄作、ご都合主義全開。突然俺通訳出来るって言われてもな〜 夏の災厄とはまた古いな、忘れかけてたよ
篠田作品では珍しく、人物が平板で誰も印象に残ってない
まあ大筋のサスペンスはあるので駄作とまでは言わんが
この作家のものとしては下位ランクだろうね あれは、ヒーロー無きサスペンスがテーマだからな。
敢えて、登場人物をエキストラだけにした。 「スターバト・マーテル」を読んだ。
音楽に詳しくない私はそのタイトルがクラシックの曲名だと読んで初めて知った。
篠田節子の作品は「夜のジファンデル」も「ゴサインタン」も呼んだが、
ジファンデルがブドウの品種名であることもゴサインタンが山の名であることも
作品を読んで初めて知った。
私が教養に欠けるといえばそれまでだけれども、作者はこれらのタイトルが
一般読者に何かのイメージを伝えることを期待してタイトルを選んだのだろうか?
「ああそれ、それについての話なら読んでみたい」という人はいるのだろうか?
「何それ?よくわからないから読んでみたい」というひとと、、
「何それ?私の知らない世界の話っぽいからよまなくていいや」というひとと、
一体どちらが多いのだろうか?
作者の衒学趣味のあらわれなんだろうかなあ?
これがわからない人は読んでもらわなくって結構です、っていう、フィルター?
作品の内容はは全て文句なしに面白いのだけれども。
>>183
自分の無知を棚に上げ、人を衒学趣味呼ばわりするとは... >私が教養に欠けるといえばそれまでだけれども
それまでだよ。 禁節子でそろそろ一年、久々に読んでみるか。タイトルまだ未定だけど >>183
そんなのよりジハードのタイトルが残念
内容がいいだけにもうちょっとどうにかならなかったのかと そいういう皆さん方、「スターバト・マーテル」「ジファンデル」
「ゴサインタン」って何のことかしってた?え?知ってた?知ってたの?
ウソだー。ホント?本当に?? 「砂漠の船」読んだよ
戦後の出稼ぎ労働者のサスペンスかと思ったら
それは複線であり、主体は篠田小説お得意の家族の不調和音に気付かない
情けな〜いお父さん(男)のお話。
要はじわじわの家庭崩壊に突き進むお話ですた。
強烈さはなかったけど、グイグイと引き込まれるストーリー展開は
篠田節全快といった感じで、悲惨な結末ながら、読後感は不思議と爽涼な気にさえなる中品だった。 >>183
不特定多数の他人が知っていようがいまいが、どうでもいいじゃない
なんでそんなこと気にするの?
そもそも特定作家のスレ住人は、この著者名で本を手にとるんだから
訊く場所間違えてるし。
(もちろん知らない作家でも、意味不明なタイトルに惹きつけられる
ということはあるよ。自分の場合、たとえば『虐殺器官』がそうだった)
しかしまあ、未知なるものや理解できないものを
忌避する人と歓迎する人、という人種の違いは確かに存在するように思う
その境界はグレーゾーンだし可変あるいは流動的であるにしても。
宗教・宇宙・オカルトなどが、全然違うのにしばしばひと括りにされるのは
そのせいだろう。嫌いな人からすれば「現実に関係ない話」だからね
(そして篠田節子の愛読者はもちろん、嫌いじゃない人、のほうに属すると) >>194
上手くまとめたな。
賢い女や。
しゃぶれよ。 すっかり勢いをなくしてしまったな。
90年代は元気だったのに……。 すごい作家になると期待してたから現状はちょっと残念 節子はこんな感じでいいんだよ
ジハードが売れた頃はなんか節子らしくなかった 初めて節子の短編読んだけど、秋の花火良かった。
節子抱き抱くなった(´ω`)
家鳴りとハルモニア買ってきたので、これから読む。 >>196>>198
私は全然、落ちたとは思わないけどな
「銀婚式」今日読んだけど、良かったよ
沁み込むように読める、これほど流麗な日本語の書ける現役作家は
今じゃ絶滅危惧種より貴重。 >>199
節子本人も「ジハードで直木賞受賞は心外」と言っているからな。 篠田節子の書く人物は、みんな個性ないよね。
肩書きと状況だけが、人の言動を決定するといわんばかりだ。
あ、ジハードの女性たちだけは違うか。
あと、夏の災厄にも、なんか気持ち悪い男がいたなあ。
まあそれら例外を除くと、みんな、のめりこむタイプで、打算的で、
そそっかしいよね、彼女の書く人物は。
まあそれでも面白いからいいんだけど。 >>204
どこにでもいそうな普通の人でも状況次第でここまでいっちゃうというのが節子の魅力。 >>204
全然賛成できないな
夏の災厄は例外的にキャラがいないけど
たいていの作品では人物造型がしっかりしてるよ。仮想儀礼とか好例。
のめりこむタイプは割と多い気がするけど、打算的ってのは少数だろう
いちばん多いのは(隠れ)ロマンチストだと思う
現実以上の何かを希求するという意味で。 夏の災厄は著者本人が「ヒーローのいないクライシスサスペンス」をテーマにしているからな。
ハリウッドにありがちな、正義にヒーローが世界を救うお約束物語へのアンチテーゼ。 だがクライシスと言うほどの緊迫感がないせいか、冗長に感じてしまうのも事実 だから篠田節子には珍しい凡作、に尽きるんだよ>夏の災厄
好きな作家だから出たらとりあえず読む。当然すべて傑作とはいかないので
たまーには読み終えてはぁ…もあるさ 夏の災厄から入ったから
ここで言われてるほど凡作とは思わない。
そこから芸術系の作品にハマった。
一番好きなのはハルモニア。
これだけはないわ〜と思ったのは
美神解体かな?
ちっとも面白いと思えなかった。 「沈黙の画布」昨日購入。自分の出身地名が何度も出てきて、ちょっと嬉しい。
カバーイラストは建石修志なんだねー。お耽美じゃない絵も描けるのね… そういや美神解体はまだ読んでないや
たぶんタイトルに駄作の臭いがするから無意識によけて通ってたか
ほとんど全作読んでるんだけど
その中でつまらなかったのは斉藤家の核爆弾。長すぎてダレてアウト。 ロズウェルさっき読了
最後にモノホン空に来るな〜という予想が当たって嬉しかったりして
ハッピーエンドというものは良いのぉ 基地外が、ミステリー板のあちこちに草加市ねって張り付けてるだけ。 ロズウェルとかジハードのトマトとか、田舎がいい感じで好きだ 篠田さん面白いけど好きな作家とまでは行かないな
ポジションが他の作家と被るのと専門的な話になるともっと緻密な構成造詣見せてくれる著者の方が・・・となってしまう あっゴメンね。>>223はネタです。
でも、篠田さんは色んな所で寿行さんの「滅びの笛」に影響を受けたと
おっしゃってるし。。。 影響を受けてる部分はあるかも知らんが、全然別物だと思う。
寿行はエグいから苦手だ。 銀婚式、地味だがしみじみ良かったー
同世代なので共感のツボが多い
早く文庫にならないかな
(スペースの問題でハードカバーは借りて返す、文庫で買い揃える派) >>204
ロズウェルは男女共に色んなキャラが出てきたけどな。
俺は薄暮や聖域のような小説をもう一度書いてほしいな。 >>218
小説を読むと右派っぽいけどなあ。
タカ派が好きそうなイメージ。クリーンとかリベラルて言葉嫌いだろ、この人。 この人に政治的偏向はないよ
ましてや特定宗教だなんて、阿呆らしいにもほどがある
嫌ってるとしたら独善的なもの全般じゃないの。ロハスとかさ 偏向は悪い事じゃないよ。
中道てある意味一番頭が悪い人達だと思う。 >>234
そんなことないよ。
意識して中道にいようとする人は、
色んなゆらぎがあることを分かっているから、
物事を多面的に考える人だと思う。 自分は聖域が好きです
聖域に出てくる作家のモデルの藤本泉という人を
追いかけたくなりました
自分の行ける範囲の図書館を検索したら
3冊ほどありましたので借りてみます
図書館にないものは(絶版ですので)中古で買ってみようかな
あんまり高かったら買いません
篠田さんの作品に文壇の大御所の三木という作家が
消息不明の作家を知る者として登場します
実際にモデルとなった藤本泉が小説現代新人賞をもらった時に
五木寛之も同時受賞しており
2人が知り合いだった可能性もあるかもしれません
篠田さんは五木寛之に藤本泉のこと聞いてみたりしたのかなとか
あれこれ想像するのも楽しいです
篠田節子/著
出版社:朝日新聞出版 (朝日新聞出版)
発売予定日:2013年1月4日ISBN:978-4-02-251045-7
食い詰めて就職した地元のサラダ工場で、栄実は外国人従業員たちが次々に体調不良に見舞われるのを見る。やがて彼女自身も……。その頃、最先端技術を誇るはずの剛のハイテク農場でも、想定外のトラブルが頻発する。
複雑な生態系下で迷走するハイテクノロジー。食と環境の崩壊連鎖をあぶりだす、渾身の大型長編サスペンス。週刊朝日連載の単行本化。 廃院のミカエル読んだよ
節子っぽさ満載だけど消化不良気味だね
今は短編秋の花火読んでる 更年期になった私だけれど、「秋の花火」はいいとつくづく思います。 篠田節子のクラシック音楽をテーマにした様々な小説は、よほど好きなんだろうと感心させられながら読んでいます。「秋の花火」もそういう佳作のひとつです。 「秋の花火」は、日本のセミプロオケの実情をよく把握していないと書けない小説だね。 篠田節子は名人だとは思うが、時によって文章のあくの強さに閉口させられることがある。 『ブラックボックス』
とても面白かったけど、中盤以降気になったのが、時間の流れをとらえにくかったとこ。
え?もうそんなに働いていたの?みたいに終盤で驚いちゃったよ。
生活の中での暑さや寒さの描写は確かにあったんだけど、
印象的な区切りとなるエピがなかったせいかな。 銀婚式、早く文庫にならないかな
持ち歩けるサイズでないと人に薦めても買ってもらえないよ 初めて弥勒読んだ
大地の子読んだ時と同じくらいの疲労感
癖になりそう 篠田節子は、極端に疲れる作品と爽やかな小品に分かれてる気がします。 >>251
お得意のバイオハザードものは安定感あるね
確かに時間経過は捉えにくかった
ピーナの年季明けだとかそのあたりで
えっこんなに経ってるの?と思う場面があった 今更ながら絹の変容読んでみた
これが節子の原点かと納得
ついでに逃避行も読了、ポポとババアの物語はなかなか楽しめた 弥勒読了
理想郷を目差すが故に歪んだ社会
色々と考えさせられる心地よい重さ
ゴサインタンも良かったがコレもなかなか
この勢いで聖域に手を出したよ 聖域読み終わった
う〜んこれは・・・
弥勒やゴサインタンを期待すると明らかに違うね
第四の神話も微妙だったから作家物は合わないのかなぁ
でも妖櫻忌は面白かったような ホーラは次に読むことにする
今はちょっと他作家の著書に浮気中
聖域はつまり神も仏も無いって解釈で良いのだろうか?
人間死んだら何もない「無」
節子の宗教観はこれが根源なのか俺の受け取り方がズレてるのか・・・ 『聖域』は弥勒・ゴサインタンと並べられるのが間違い
『賛歌』『薄暮』の系譜、すなわち
無名または二流の創作者(消息不明となっている)を
編集者的立場の人間が追うというパターン
弥勒・ゴサインタンと並ぶべきなのは仮想儀礼
これら「宗教モノ」で篠田節子は自らの宗教観を決して語らない
宗教に巻き込まれる人間の種々相を丹念に描いてゆくだけなのに
そのリアルさ凄まじさは他の追随を許さない なるほどそう考えるとスッキリする
ゴサインタンや弥勒が響いた俺は仮想儀礼に期待する
薄暮もちょっとだけ良かったけどね
ホーラは読み終わったけどこれもどう解釈していいのか悩む
不倫旅行で曰くつきのバイオリンに絡んで起きる不幸
これも節子の宗教観が語られているような気もするが若干消化不良気味かなぁ
イコンとか出てくるし廃院のミカエルを思い出した ホーラは駄作、くやしいので勧めて見た
後、夏の厄災もお勧め 私の中でホーラは
「ギリシア・エーゲ海の旅シリーズ」カテゴリだ
キプロスのインコは戦場、ホーラやミカエルは幻想と味つけは違うが
居ながらにして旅する、異国情緒を楽しむ読み方
このシリーズのキリスト教は舞台をリアルに描くための必須要素にすぎない
つまり宗教ではなく気候風土と同様その地の空気の構成要素 で、そういう読み方をするならホーラは駄作なんかではない
かなり上質の異郷幻想小説
善良な修道女もあの病んだ街の幻も、婆様の昔話も、オリーブ料理まで
自分はかなり気に入ったし再読もしてる 自分も篠田節子自身の宗教観は感じないなぁ
実際の事件がモデルとなっているパターンも多いし
小説をきっかけとしてその事件や人を知ることあって
そういう意味でおもしろい
最初は弥勒、ゴサインタンでハマったけど
謎を追いかけるのが好きなので、聖域とか薄暮とか
第4の神話が好みです
単行本の薄暮の表紙は印象に残ってます アクアリウム読み終えた
これは自分の好みで面白かったよ
途中で山本太郎を思い出した この人の本は文庫化が遅い、つか文庫化されにくい気がする
新作は図書館で読み、文庫になったら買う(本棚常時満杯ゆえ)自分だが
好きな作家の中でも篠田節子はいつも、ハードカバー買っちゃおうか迷うよ ブラッくボックス読んだけど
ジハードに匹敵する面白さだった。
読んでて止まらなくなる ブラックボックスでよく分からなかったとこなんじゃけど
アレルギーや病気が多くなっていたという現象はプレドレッシングの
せいということでOKですか? >>277
それもあるけど、深刻になったのは
いくつかの要因が複合して生じた結果であって
要因のひとつは剛のとこなどハイテク農場の野菜の成分異常も
(ってこれネタバレに該当したらごめん) カノン読んだけど女の生き方系だなこれ
この人山岳小説とか書けば面白そう