中町 信
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もう故人になられましたが、忘れられない作家です。
読了本の感想語りましょう。 知っているとは思うけど、中町作品リスト
ttp://www7b.biglobe.ne.jp/~tdk_tdk/nakama.html 俺も鉄道ものだと思うけど、「新特急「草津」の女」(萩・津和野殺人事件)だったら嫌だな。 >>412
あれは中町作品でも下位の方だから多分違うと思う。 この作家の、最後のページで犯人がわかる作品が好きだった。 「疾走する殺意」って、光文社文庫の「本格推理5」に同名の短編があるな。
作者は中町信ではなくて土屋理敬という人だけ。 自動車教習所の職員がからむ、創元から出たのとは別の某長編だと思う。
疾走=車 「模倣の殺意」で一番驚いたのは、メイントリックより、(メ欄)だった。 >>406 空白の近景、あるいは、殺された女、あるいは、「心の旅路」殺人事件、だっけか? >>419
そう、それ。やっぱ何回も改題してるね。
でも今日アマゾンに出たが、どうやら短編集みたいだね。 「疾走する殺意」から「偽りの殺意」に変更になったみたいだね。 >>421
ということは、偽りの群像が入るんだろなあ。 > 東京から来た教科書会社の営業マンが、吹雪の中、崖から転落死した。
> 前日の夜に猿ケ京温泉に同宿した若い女と、被害者を恨む男が疑われるが、
> ふたりには強固なアリバイが…。デビュー作を含む、極上の中短編3編を収録。
「偽りの群像」とあと2編ということだろうか? この3編の評価はどう?
暗闇の殺意のダイイングものは好きじゃなかったんだが 光文社はいい仕事したなあ。もう読めるとは思ってなかった。 >>428
「偽りの群像」と「急行しろやま」は鮎川さんがアンソロジーに採録してるね。
トリックをよく消化した佳作というだけでなく、
底に流れる鬱屈とした感情を評価したのではないかな。 この作者がサラリーマン時代に書いた作品は、森村誠一の社会・会社に
対する怨念まではいかないものの、それにやや近い情念が表現されている。 教科書会社にいたんだっけ?
同僚だった津村秀介と別方向のタイプの作家だよなw >>432
医療書籍系の会社にもいたから珍しい病気にも詳しい。
労働量の割には給与が低かったので義憤が強い。 今回のは自分が子供の頃の昭和40年代の雰囲気が懐かしいなあ。 >>436
パソコンも携帯も、宅急便もなかったあの時分、ホントのんびりしてたなあ。
当時は中町先生の存在さえ知らなかった。 「偽りの殺意」は似たような設定の話ばかりだね。
40〜50年前の列車のことがわからないから、
列車からの転落死というのが理解できない。
どこから突き落としてるの? >>438
昔は乗降口が自動ではなく手動だったので、走行中でも乗客が内側から開けれる
場合があった。オレも1回開けて外の景色見てたら急に揺れて落っこちそうになった
ことがある。 確かに昭和40年代あたりまでのの鉄道は、出発前に駅員が全車両の乗降口がちゃんと
閉まってるか確認してたね。 自動になったあともチェックしてたから
チェック=手動だったとは限らない 中町さん亡くなってたんだ…
模倣の殺意で最近知ったんだけど、推理やトリックの質は荒削りで好きじゃないけれど
一杯食わされた感が良かった プロローグで引っかかる快感があった。再読しても飽きない。 偽りの殺意 鮎川哲也の作品かと勘違いするみたいな感想だった
派手なトリックもいいけど こんな作品も時折無性に読みたくなる 全体に漂う時代の感覚が心地よい
自分の子供時代を思い出した この作家、画家みたいに存命中だった時より死後に名声が上がってる感じ。
ネットの効力もあるんだろね。 亡くなったのが2009年で、「模倣の殺意」が文教堂のフェアをきっかけに大ヒットしたのが2012年。まあタイミングだわな。
今の世の中、何がきっかけになって突然売れるようになるかわからん。
最近だと、今邑彩「ルームメイト」とか東川の「謎ディナ」とかな。 小泉喜美子も死んでるんだね。確か酒飲んで自宅の二階の階段から
落っこちたんだよなあ。松尾和子もそうだった。 ダイイング・メッセージの出てくる某短編を読んだが、作者はこんな(ばかばか
しい)こと思いついてこの作品書いたのかと、苦笑いしながらも面白かった。
実際の殺人事件ではダイイング・メッセージが残ってたっていうのはあるのかな?
自分は聞いたことがない。 ダイイング・メッセージじゃないけど、アシモフの黒後家蜘蛛の会
に出てくる暗号みたいなのも少しバカバカしいが面白かった。 最近のミステリではめっきり見なくなったよね、ダイイングメッセージ。
密室・時刻表トリックと並んで、20世紀の遺物となってしまったかな。 ダイイング・メッセージは中町以外多発する作家はほとんどいない感じだね。」 客が皆殺し状態でも中止しないツアーは中町以外多発する作家はほとんどいない感じだね。 暗闇の殺意ダイイングメッセージばかりでつまらなかったが
裸の密室だけよかったかな 自動車教習所の職員を登場させるのも中町以外多発する作家はほとんどいない感じだね。 いろいろ書いてるけど、それだけ詳しいってことは中町ファンだろw
素直になれよwww 朝日11/1土曜版b4面下段「再読こんな時こんな本」に
模倣の殺意の紹介あり。有隣堂店員さんの推薦。
>思っても見ない結末。どこか懐かしい雰囲気もいい。
>推理ファンをうならせる佳作です。 この作者、出版社の戦略で改題が多過ぎるのが読者にとっては難だなあ。 >>466
小豆島、いいか?
甘く見ても、おもしろいのは佐渡金山や阿寒湖あたりまでだと思うけど。 斬新なアイデアが尽きた?後期は西村京太郎のトラベル・ミステリー連発
に似ていて、小豆島含めて全国各地が舞台となってる。これも出版社の要請かな? >>466
小豆島殺人事件を読み直してみたけど、ひどい作品だった。
こういう作品を「良い」というような奴は、推理小説の読み手としてレベルが低い。 最近のお気に入りは「榛名湖殺人事件」
登場人物が悪人ばっかりで、ちょっとしたハードボイルド叙述ミステリ
もっと筆力があったら大傑作になったのでは。
人気のダイイング・メッセージも出てくるしwww まあいいじゃねえか。
中町さんのファン同士、啀み合うのはよそうぜ。
そりゃ、人によって好みの違いはあるだろうよ。
でも、推理小説の読み手としてレベルがどうだとか無記名の掲示板に書いても、
単なる自己満足の発露としか思われないぜ。 473の気持ち悪い自己陶酔レスのほうが自己満足の発露と思いますわ 作家は今流行の世襲ができない実力のみの超厳しい職業なんだなあ。
中町先生のような作品読みたいんだけど、現役作家だとやっぱり
折原一だけに手が伸びる。 実際は作家でも親のコネで雑誌に連載もらってるやつとかいるんじゃないかね >>477
何故か椎名桜子という名前が頭に浮かんできた。 江戸川賞受賞者の某女史も、旦那さんが某月刊誌の編集長だったな。 推理小説の読み手としてなんちゃらとかド素人が書いても滑稽なだけw >>480
じゃあ、あなたの小豆島殺人事件の感想は? 荒れてるなぁ。
中町っつぁんが草葉の陰で泣いとるわ。 『模倣の殺意―新人賞殺人事件』
『空白の殺意―高校野球殺人事件』
『天啓の殺意―散歩する死者』
『追憶の殺意―自動車教習所殺人事件』
みたいに、既刊作の『―殺意』題でも考えてみたら? もう埋もれた作品はなさそうだから、今後はずっと改題路線で既存作品の再発売に
なるんだろなあ。 吉田類の酒場放浪記に出てくる都内のどこかの鰻屋の焼き場の人に
そっくりだった。 「秘書室の殺人―課長代理深水文明の推理」が手に入った。
ブックオフで108円だった。
創元推理文庫じゃない中町信の本は久しぶりなんで、うれしい。 読み終えても、そのうれしい気持ちのままでいられましたか? 川口市のブックオフに「湯煙りの密室」があるんだけど、誰も買わないな。
西口のサンクスがあるところ。
文庫じゃなくて108円の新書ね。 田沢湖殺人事件を読んだ。これも作者の過去の経歴からヒントを
得たのだろう。またまんまと騙されてしまったが、うまいなあ。 湖畔に死す(三幕の殺意の原型短編)
カブトムシは殺される
サンチョパンサは笑う
旅行けば(山村直樹とのリレー小説)
死の時刻表
312号室の女
出場辞退
裸好きな天使
虫も殺さない女
傾いた風景
こんだけあるんだからもう一冊短編集あめそう。 >>141
阿寒湖殺人事件 1989.2 徳間ノベルス のち文庫 古谷一行と木の実ナナの2時間ドラマ「混浴岩風呂連続殺人」シリーズの
第2作目「にせ夫婦東北ツアー 運ばれた全裸死体」が、
夫婦(ドラマでは偽装夫婦)によるバス温泉ツアーとか、
殺人事件があってもツアーが中止にならないとか、かなり中町信的だった。
夏油温泉が舞台だったんで、「夏油温泉殺人事件」という作品もあるし、
氏家周一郎ものが原作かと思ったら、原作のクレジットはなかった。
ドラマは1983年の作品で、氏家周一郎(佐渡金山が1988年)より早いようだ。
氏家シリーズのネタ元は、「混浴岩風呂連続殺人」シリーズだったのか。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています