作家別爆発音スレ
小説
「後ろで大きな爆発音がした。俺は驚きながら振り返った。」
ラノベ
「背後から強烈な爆発音がしたので、俺はまためんどうなことになったなぁ、とか そういや昼飯も食っていないなぁとか色々な思いを巡らせつつも振り返ることにしたのである」
山田悠介
「後ろで大きな爆発音の音がした。俺はびっくりして驚いた。振り返った。」
司馬遼太郎
「(爆発−−)であった。余談だが、日本に初めて兵器としての火薬がもたらされたのは元寇の頃である…」
村上龍
「後ろで爆発音がした、汚い猫が逃げる、乞食の老婆が嘔吐して吐瀉物が足にかかる、俺はその中のトマトを思い切り踏み潰し、振り返った。」
奈須きのこ
「――突如、背後から爆発音が鳴り響いた。その刹那、俺はダレよりも疾く振り返る―――ッ!」
京極夏彦
「凄まじい音とともに地面が揺れる。――爆発、ですか?私が問うと、彼は白湯とさして変わらぬ出涸らしをすすり、 ――だから何だと言うのか。と答えた。りん、と、何処かで風鈴の音がした。」
西村京太郎
「後ろで、大きな、爆発音が、した。十津川は、驚いて、振り返った。」
馳星周
「爆発音――偶然にしてはタイミングが良すぎだ――頭の中で警報ベルがけたたましく鳴り響く――舌打ちしたいのをこらえながら後ろを振り返った。」
村上春樹
「やれやれ、そして僕は爆発した。」
「後ろで大きな爆発音がした。あるいは気のせいかもしれない。とりあえず今は驚いて振り返る前に、まずパスタをゆでようと思った。」 北方謙三
「音。振り返る。爆発。今ではそう、思い定めている。そんなことより、童貞ども、ソープに行け。」
J・D・サリンジャー (野崎孝)
「後ろからインチキ臭い爆発音が聞こえたんだよ。僕は振り返ろうとしたんだけど、そんなことをしたら僕はげえげえ吐いてしまうよ。
爆発音の十中八、九は反吐が出るようなカスなんだぜ、本当に。」
夢枕漠
一瞬の光の後、ごう、という音と共に周りの空間が歪んだ。
「爆発か」
「そのようだな」
「確かめなければなるまいよ」
「うむ」
「行くか」
「行こう」
そういうことになった。
星新一
「おめでとうございますまことにけっこうなことで」
エヌ氏が振り返ると愛想笑いを浮かべた小柄な老人が立っていた。その声を聞きエヌ氏はため息をついた。
「やれやれ、なんてことだ。あれほど苦労したあげく手に入れたのが、のろわれた爆弾とは」
ここまで既出まとめ。文体にクセが少ないためか、伊坂や東野がないですね・・・。 これミス板に立てるスレか?
「爆発音がした」まとめ 上
http://anond.hatelabo.jp/20080506041614
小説家ごとの「背後で爆発が起きて振り返る」完全版つくろうぜ | ログ速@ニュー速VIP
http://www.logsoku.com/r/news4vip/1285484381/
下のリンクでポー、江戸川乱歩、夢野久作、森博嗣、伊坂幸太郎、西尾維新、舞城王太郎があったよ
全部は見てないので他にもあるかも
東野圭吾は実例が載ってた
あと現行の麻耶雄嵩スレでも爆発音の話題がちょっとあった 勢いで立ててすまん。ミス板ならメジャーでない濃い作家バージョンも見れるかなと思って。 米澤帆信
「何ですか?いまの音。 わたし、気になります」 三津田信三
刀城「うわっすごい爆発音がしましたね!あっ爆発音といえば、宇宙の起源はビッグバンという大きな爆発だったんですよね。
ちなみに、ビッグバンという言葉を生み出したのは「宇宙に始まりがあった」という考えを非常に嫌悪していたSF小説家のフレッド・ホイルであり、
とあるラジオ番組において、ジョルジュ・ルメートルのモデルを 「this 'big bang' idea(この大ボラ)」 と愚弄するように呼んだのが始りとされてるんです。
ああっ!そうか!そういえば宇宙の起源を題材にした日本古来の神話にも・・・」
「先生、ご高説は後にしてこの場を離れませんか・・・」 プロになるひとの文章力ってやっぱり凄いんだなって思い知らされるな オレ『突然のピシャリ、思わず寝たふりをやめ教室の後ろを振り返る。
後ろの席にいる彼、かのリア充が盛大に爆発四散した音だった。
再び寝た振りをする、卑屈な笑みが知られてしまわぬ様に。』 ☆新堂冬樹
その時、爆発音がした──これほどの衝撃とは思わずに…
その時、爆発音がした──これほどの苦痛とは思わずに…
その時、爆発音がした──これほどの悪夢とは思わずに…
☆高里椎奈
どかーん!
暫くの轟音の後、私は驚愕しそこに立ち竦んだ。 ☆森博嗣
そのとき、後ろのほうから、爆発音がきこえた。
私はおどろきながら、振り返ることにした。
☆小路幸也
ぼくはその爆発音をきいてあまりの大きさにおどろいた。
うしろをふりかえってみると凄い有様だったんだ。 三津田信三
微かに、だが確かに、自分の遥か後方で爆発音がした。
だが決して振り返ってはならない。そんなことをすれば自分が爆発に気付いているということを爆発に教えるようなものだ。
そうなれば間違いなく爆発は私に付いてくるだろう。私の背中に冷たい汗が一すじ流れた。
いけない。動揺をあの爆発に覚られてはならない。
こういう時はただ前だけを見据え、無視を決め込むのが一番良いのだから。
私は振り返らなかった。
重松清
どれくらい響いたろう。あたりの空気が少しずつ制止していく。
纏わり付くと言うほどでは無いが、空間に重厚な熱が広がり僕の肌へ触れた。
熱が冷める。ずんとした爆発の空気が風や時間と共に止まったような気がした時、僕は振り向いた。 平山夢明
「それがさ、爆発だったのよ」
彼女はすぐに振り返った。
「こう、ドーンって、すっごく大きい音だったのね。びっくりしちゃって」
黒煙が立ちこめる背後に、老婆の姿はなかった。
彼女は首を傾げる。
「あのお婆ちゃん、私に何か言いたかったのかなあ……」
爆発が何だったのか、未だに分からない。
伊坂幸太郎
彼は鼻歌まじりにボブディランの「風に吹かれて」を歌いながら、マンションの一室を物色していた。
金目のモノだけを適当にバッグに入れて立ち去ろうとしたとき、後ろで爆発音がした。
驚いて後ろを振り返ろうとした時、天井から人が降ってきてこう言った。
「びっくりした?」
東野圭吾
だがそんな疑問など些細なものだった。激しい爆発音で後ろを振り返った冬樹は、
目の前で繰り広げられている光景に仰天した。 馳星周
轟音、そしてその数秒後に爆発音――北京語、英語、日本語、ポルトガル語、そして言葉にならぬ悲鳴と怒号が深夜の歌舞伎町に飛び交う。
その心地よい協奏曲を聞きながら、一度も後ろを振り返らずその場を去る――突如、首筋に固い物が押し付けられる――
「老板、お前よんでる、すぐくる」流氓特有のなまりのきつい日本語――肛門が縮み上がった 後ろで大きな爆発音がした。エラリィは驚きながら振り返った。
読者への挑戦
恒例によって、ここに読者への挑戦のページを挿入します。
ここまでの記述によって、読者諸賢には何が爆破され、それは誰によって行われたのか、
そのすべてを論理的に証明することが可能なはずである。
無論、当て推量では作者を負かしたということにはならない。
さあ、諸君、推考を重ねてみたまえ。 文体に癖があったり同じ単語をやたらと使う人だとやりやすいかも。
恩田陸と連城三紀彦が読みたいな。 綾辻行人
「その時─────。
背後で大きな爆発音がした。その場の全員が驚き、同時に振り向いた。煙を上げながら、巨大な館が根本から崩れ落ちていく。
崩落した後の地面には、人一人通れる程度の穴───秘密の通路のようだ───が口を空けていた。」 だがちょっと待ってほしい
振り向く方にも責任の一端はあるのではないだろうか 〜〜〜〜〜区切り直し〜〜〜
∧,∧ ∧,∧
.∧∧-ω-)(-ω-`)∧∧
( -ω)旦o)(o旦o (ω-`)
(_ o[( ´-)(-` )]o _)
└'ー(_ )( _)ー'┘
'ー^ー' 'ー^ー' 心霊探偵 八雲
背後で爆発音がした。
-凄い音だ。 ジェイムズ・エルロイ
背後で爆発/閃光=悲鳴、耳鳴り。逃げろ。
立 立 立 立
日、 日、 日、 日
血の匂い/熱気、1958LA秋。
ぐるぐる回って落ちていくのだ。 背後で爆発音 ----- 舌打ちしたいのをこらえながら振り返った アシモフ
レストランの外で爆発音が聞こえた。僅かに爆風が窓を震わせたが、一同は気にする風もなく談論風発を続けていた。
「いやだねえ、また爆弾か」
「仕方ないさ、現代人の宿命というもんだ。よその国から有毒物質が飛んでくる。“住みたい街No.1”で強盗刺殺事件が起こる時勢だからね、安全な場所なんか…」
「いやそうとも言い切れんよ。例の独裁国家を見たまえ、犯罪を起こそうにも隣人全てが監視者だからね、危険な国家が最も安全という皮肉な矛盾だってあるさ」
「どこの話だい。“アラブの春”という例もある、危険が日常茶飯事じゃ安全の価値自体正確には認識できんじゃないかね」
その時、当クラブに欠くべからざる名ウェイターが珍しく蕭然とした様子で現れ、メンバーたちに告げた。
「大変残念なお知らせでございます。先ほどの爆発は本日お見えになるゲストのお車で起きましたそうで…」 高村薫
背後で爆発音がした。
折からの大雪と強風に煽られたからか、あるいは遮蔽物のせいか、予想したほどの衝撃もなく、ましてや臓腑に響くような轟音など望むべくもなかった。
24時58分。
予定時刻より二分遅かった。六号雷管、桜級ダイナマイト10本。導線の抵抗テストも二度繰り返し、時限装置の精度も確認したはずだったがなぜ遅れたのか?
その時ようやく、息を詰めて見つめていた腕時計が、あの女からの借り物だったと気づいた。
「古いし手巻きやから、遅れるかも知れませんけど…」
そう言いながら巻いてくれた時計。
文字盤でミッ☆ーマウスが屈託のない笑顔を浮かべ、左右の腕を振り立てて時刻を教えている。
これほどの違和感の喪失。現実からの乖離。人生の半分以上を与えられた仮面を被り、周囲を欺いてきた自分に相応しい、うそ寒い舞台。
あの爆発音は幕引きに誂え向きの情けない代物だったな、と2分前を思い返しながら、男はゆっくりと振り向いた。 開高健
つい今し方、オンボロの四駆で通り過ぎた道端で爆発音がした。
「センセ、地雷みたいです」
「アゲーッ」
「ドライバーがまだあるみたいだって」
「アゲーッ」
やはりヒモ付きの釣行などろくなことはない。趣味を趣味たらしめるナニモノか、いわば無為の娯楽の純粋性が失われ、損得勘定が脳裏にチラつくと天罰覿面なのである。
絶好のシーズンだとガイドの☆☆君は太鼓判を捺してくれたが、この様子では獲物よりさきにこちらが昇天しそうな雲行きになってきた。
「わしイヤやねン、こういうの」「何言ってるんです。ピラルク。ドラド。そして地雷」
「アゲーッ」 ハリイ・ケメルマン
周辺住民の避難誘導を済ませ、固唾を飲んで監視を続ける警官隊の前で爆発は起こった。
犯人は三箇所を候補に上げ、〈選べ〉と通告してきたが、奇しくも本命は我が友人の予想した通り“スティールヤーズ・バー”だった。
「君の言った通りだったね」
「当然さ」
出来の悪い生徒に向けるような例の憫笑を浮かべながら、彼は解説を始めた。
「分からないかね?最初がクラウンズホテル、次がブレイズ銃砲店。冠と剣の暗喩だよ。となれば次は天秤つまりスティールヤーズとくるのは当たり前だろう」
まだ腑に落ちない表情の私に、じれったさに耐えかねたのか、彼はノームじみた顔を更にしかめて続けた。
「あのねえ、君だって黙示録くらい一度は読んだだろう?例の…」
「四騎士か!」
「そうだとも。これまでの三回の爆発は規模も小さい。犯人からの単なる謎かけさ、“止めてみろ”というね。
おそらく次が本番だ。そしてヒントも出してはこないだろう」 あんど慶周
閑静な深夜の住宅地に爆発音が響いた。
と言ってもポリタンクにわざと隙間ができるよう満たしたガソリン、蝋燭を組み合わせた爆弾とも呼べない代物なので花火が数本弾けた程度の音でしかない。
「ぷしし…ぷししし」
ヲタ笑いを浮かべた放火魔は腰をかがめた姿勢から踵を返し、逃走経路に選んだ路地を振り向いた。
暗転。
「???」
生暖かく、柔らかいような硬いような、奇妙な触感の何かに視界を塞がれ、放火魔は一歩下がった。ゆっくりと視線を上げると、そこには満月の光を背負った異様な風体の男がいた。
鞭を縒りあわせたような無駄肉のない、しなやかな肢体。
ただしほぼ全裸。脚には網タイツ。白ブリーフの両サイドを千切れんばかりに引っ張り上げ、首に回しかけている。
その顔はシルク素材らしい、滑らかな光沢を持つピンク色の布で頭頂部から鼻、顎下まで覆われ、射竦めるような両目以外に素顔は見えない。
両腕を頭の後ろで組み、腰を絶妙なカーヴを描いて突き出したポーズのまま、その男は呟いた。
「それは私の お い な り さ ん だ 」 空知秀秋
爆発音がした。
猫背で肩を落とし、ついでに死んだ魚のような目で視線も地面に落とした男が振り向いた。
「うるせーなーどーにも…ソー★・★イでも着弾したか?北(ピー)鮮がとうとうノドンぶっ放したか?あんまり空きっ腹にダメージ食らわすと怒るよホントに。いやマジで」
「そんなわけないでしょ。きっとあれですよ、ロシアの隕石が遅れて来たとか」
眼鏡の少年が冷静に、しかし見当外れのツッコミを入れた。
「違うアルね。きっと姉御の新料理アル。『ゴリラに食わす』って言って、“C4”って書かれたパッケージから粘土みたいなアレを卵にブチこんでたアル」
中華風の服を着た少女が訂正した。
「あー、アレだな。エシディシがダイナマイト呑み込んで“ドモン”的な」
「素敵ですよね、荒木先生の擬音センス」
「…しかし腹減ったなー…な、お前ら小銭持ってない?チューペッド買おうぜ。チューペッド」 古野まほろ
そのとき。
「どっか────ん!!!」
爆発音が炸裂し、僕らは驚いてうしろを振り返り。「何事だ!!」僕は絶叫し。彼女の肩を掴み。
「後方より爆撃機進入! 直ちに避難すべし!!」なんてこった。まるで悪夢。 魔夜峰央
爆発音がした。
夜勤明けで独身寮という名のタコ部屋に帰ろうとしていた武官が二人、足をとめて振り向いた。
「何か聞こえたな」
「聞こえたね」
爆発が日常茶飯事と言わんばかりの落ち着きぶりで顔を見合わせた。
「また殿下の実験だろう。最近毎日じゃないか?」
「ホントにあのつぶれ大福は」
「誰がつぶれ大福だ」
つぶれ大福と呼ばれた少年本人が目の前に立っていた。人によっては“三日前の大福をビルの屋上から落としてブルドーザーで轢いたような”といい、またある者は“ふんつぶれのむっちゃらもっちゃら”という、どう贔屓目に見ても美少年とは言い難い容貌ではある。
「すいません陰で言い慣れてるもので」
頭にパラソルの突き立った武官が流血しながら謝った。
「殿下じゃなかったんですか?」「僕じゃないぞ。実験室はいま中越運送の連中に貸してるんだ」
中越運送というエイリアンの出稼ぎ連中である。
「彼らの宇宙船のトイレが詰まったんで、新しくマイクロブラックホールを生成したいらしい」
「マイクロブラックホールをどうするんです?」
「吸い出すんだろうな。いろいろと」 ニュースタイルプロダクション
爆発音がした。
振り返るとそこには、誹謗中傷・失笑・侮蔑・その他諸々の負の感情を示す昏い火が無数に立ち上り、“炎上”と呼ぶに相応しい光景が広がっていた。
気がつけば彼女は、膨らませた頬を両手で挟み、唇から舌を突き出した巨大な女性の立像の、顔の前に立っていた。
正確にはその舌の上にだ。どうやらその女性像は、バングラデシュ人の父と日露クォーターの母を持ち、タメ口&天然発言で人気のタレントを模したものらしかった。
「水★アリーよ」
陰々滅々たる声がどこからともなく響いてきた。
「ロ★ラだ。
ロー★だ!
お前は
★ ー ラ に な る の だ !! 」
「オッゲエェェェェェェェ♪」
彼女は陽気に吼えるとトレンチコートを脱ぎ捨て、百鬼夜行する芸能界というジャングルにその身を躍らせた。 「おう裕太、お前東京の大学出やったな。お前1〜10まで数えてみい。」
「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10」
「なんやそら、全然出来てへんやないか。舐めとんか」
「1!2!3!…」
「違う!もう一遍」
「1!!!2!!、」
「違うもうええ!哲、お前やれ」
「12〜3〜4〜5〜67〜89〜10。」
「…。こうやろうが。大学まで行かしてもうて数の数え方も知らんのかいな。
親御さん泣くで。英語もええけど日本語ぐらいまともに喋れるように勉強せえ。
数も数えられんかったらわしらの仕事命に懸わるんや。
昌でも賢でも、先輩によう聞いて、しっかり憶えとけ」 >>68
吹いたwww
さりげなく書いてるように見えるけど、相当年季の入ったファンでしょこれ >>1の京極もいいな。やっぱり誰がみてもこいつが書いたって分かる個性は大事だな。 キバヤシ
ドオン
「!?」
突然の衝撃にその場にいた全員が音のした方を振り返る。
(だが犯人はなぜこのタイミングで爆発を・・・・?
そしてあの人の咄嗟の行動・・
!?
そうか・・・・ひょっとしたら――――・・・・!?)
「謎はすべて解けた!!」 最初に「どーん」という大きな水音がした時、私はエントランスプラザの西の隅、ゆりかもめ国際展示場正門駅との連絡通路の近くにいた。
驚いて振り返ると、ビッグサイトの西側、水上バスのターミナルの近くで、魚雷が命中したかのような白い水柱が上がっているのが見えた。
山本弘 積木鏡介
その爆発は彼の網膜の中の水晶体を刺激し、大脳真皮質をかけめぐり、
人類誕生以前……原形質の生物に至るまでのあらゆる記憶を蘇らせた。
そしてこの暗澹たる世界に新たなベビー・コスモが創られたのだ。 太宰治
朝、お母様とスウプを頂いているとき、近くで、大きな爆発音を聞きましたの。あまりにも突飛で、最初は空耳かと思いましたので、お母様に尋ねてみますと、お母様も、確かにお聞きになったご様子ですの。
当時は大戦争の只中でした。私たちが暮らしている三鷹にも、そろそろ空爆の恐れがあると、ご近所の方たちが、しきりに仰っていました。
私は、はっとしました。間違いようのない、爆発音。爆撃。戦火。禍害。動乱。厭な予感。気が動転して、朝食どころではなくなりました。お母様の前で、狂ったように、わあっと泣きだしてしまいました。 混ぜてみた
後ろで大きな爆発音がした。
余談だが、日本に初めて兵器としての火薬がもたらされたのは元寇の頃である
その刹那、俺はダレよりも疾くびっくりして驚いた。
しかし偶然にしてはタイミングが良すぎだ――頭の中で警報ベルがけたたましく鳴り響く
でもきみはすぐには振り返らない。コカインの過剰摂取でイカレてしまったきみの頭には、それが現実の音なのか幻聴なのか判断できないからだ
汚い猫が逃げる、乞食の老婆が嘔吐して吐瀉物が足にかかる、俺はその中のトマトを思い切り踏み潰し、
まためんどうなことになったなぁ、とか そういや昼飯も食っていないなぁとか色々な思いを巡らせつつも
とりあえず今は驚いて振り返る前に、まずパスタをゆでようと思った。
そんなことをしたら僕はげえげえ吐いてしまうよ。 パスタの十中八、九は反吐が出るようなカスなんだぜ、本当に。
――本当、ですか?私が問うと、彼は白湯とさして変わらぬ出涸らしをすすり、 ――だから何だと言うのか。と答えた。りん、と、何処かで風鈴の音がした。 伊藤計劃
…
後ろから爆弾の炸裂する音が響いた。すさまじい衝撃と共に熱風が吹き抜け、瓦礫が弾け飛ぶ。オルタナが周囲の民間兵や少年兵のステータスを視界いっぱいに表示している。
<list:item>
<i:あるものは右腕を失い>
<i:あるものは左耳が焼けただれ>
<i:あるものはこぼれた腸をぶら下げ>
<i:あるものは下半身を失っている>
</item>
彼らは痛みを知覚しつつも痛みを感じることなく、ミンチになるまで戦闘を止めない。
…
</body>
</etml>
大災禍直前、あるi分遣隊隊員の記録により再現。※強度の心的外傷性視覚情報 北芝健あらため憲.
爆発音がですね、したんですね!
思わずですね、振り向いたんですね!
そういう場合ですね、セルフディフェンス的にですね、咄嗟にですね、振り向いてはですね、いけないんですね!
これ大事なんですね!! 唐島景
その時。
背後から大きな音がした。何かが爆発したのだろう。億劫な友人は口を縦に開け、驚いている。テロだ。テロが起こったのだ。
何処かで救急車が走る、人々の悲鳴が悲鳴が響き渡る。恐らく振り向けばグロテスクな光景が私の眼球に突き刺さるだろう。振り向くか、否か。よし、振り向こう。 真柴仁
背後で大きな爆発が起こったかと思ったが、それは祖父の放屁の音だった。 \ ☆
| ☆
(⌒ ⌒ヽ /
\ (´⌒ ⌒ ⌒ヾ /
('⌒ ; ⌒ ::⌒ )
(´ ↑ ) ::: ) /
☆─ (´⌒;:それは誰の爆発音:; )
(⌒:: :: ですか?⌒ )
/ ( ゝ ヾ 丶 ソ ─ この世の苦痛の全てを具現化したような断末魔の叫びともとれぬような轟音が >>68
たまねぎさんたちの表情まで目に浮かぶような・・・ 曽山一寿
ドカーン!
「ぎゃすーーーーーー!!!」
完 やれやれ、僕は爆発した。日本シリーズで優勝した時のロッテのように。 魔夜峰央
「すきゅっぽ♪」
爆発音がした。
宮殿の応接間を掃除していた若手武官が二人、顔を見合わせた後に音のした方を振り向いた。
「変だな」
「変?なにが」
「いやあの音」
「爆発音だろう。最近の殿下のお気に入りの発明だよ」
変だ、と言い出した方が首を傾げた。
「発明?どんな」
「SEチェンジャーとか言ってたな。いろいろな効果音を変化させるんだってさ」
「殿下の発明にしちゃありきたりだな」
「誰の発明がありきたりだと?」
殿下と呼ばれた少年本人がいつの間にか天井に張り付いて見下ろしていた。
「相変わらずジミヘンドリクスな登場ですね」
ジミヘン?
「エキセントリックじゃないか?」「だからそう言ってるじゃないですか」
若手武官はぶりっ♪ぶりっ♪と放屁そっくりの音を立てながら再びハタキをかけ始めた。 高橋留美子
爆発音がした。
禿頭に眼鏡をかけた穏やかな風貌の校長が、読んでいた書類から目を上げて振り向くと、窓の外を4〜5人の男子生徒が整然と編隊を組んで空を飛んでいた。
「ぶるういんぱるすっ」
とどこかで聞こえたようだ。
彼らの軌道からすると、美人と評判の学校医がいる保健室から飛び出したらしい。
「乱暴な人ですねぇ」
ほぅ、と嘆息しながら呟く。
目の前に湯気が立ちのぼる、淹れたての緑茶を注いだ湯呑みがそっと差し出された。
これを飲んで一息入れろ、ということらしい。
「どうも…ああ、そうそう」
何か思い出したように校長は茶を淹れてくれた相手に話し掛けた。
このところ秘書とも教頭ともつかぬ立場で、彼と行動を共にすることの多い人物だ。
言葉こそ交わさないが、雰囲気が似通っているせいか妙にうまが合う。
もっとも職員ではないので、気分しだいで姿を見せたり見せなかったりするのだが、そんな気ままな性格も校長は気に入っている。
「たいやきを買って来てるのを忘れてました…一緒にお茶にしましょうか」
身の丈2mはある、恰幅のよい、どこか哲人あるいは大人といった風格を漂わせている、ぶち模様の巨大な猫が、嬉しそうに頷いていた。 上手いが、高橋留美子なら冒頭に
「ちゅどーん」
て入れてほしいな 板垣恵介
爆発音がした。
万が一を考慮して設置された、五重強化プレキシガラスの隔壁の向こう側で、小柄な老人が振り向いた。
「…またかの」
かなりの高齢に加えて子供のような矮躯にも関わらず、辺りを払う威厳と稚気、バイタリティを感じさせる老人である。
「…素体16号が爆裂したようです」
老人に付き従うボディガードらしい屈強な男が、隔壁の向こう側からの連絡を受けたのか、耳に装着したインカムに指を当てて応えた。
「なぜかのぉ、“彼”は成功したのに…」
「お姉様が仰るには、“霊的質量”の巨大な魂魄が同じ場所に集中しているからとか」
東京スカイツリーの地下深く、莫大な資金を投じて極秘に建設された研究施設。
このところ医学界のモラルを平然と無視した実験が立て続けに行われている。即ち“人間のクローン再生”である。
全ては老人の好奇心のなせる業だが、既にひとり、日本人ならば誰もが知る剣豪を復活させたのみならず、“魂”を降ろすことにまで成功していた。
「まだまだ姉貴には頑張ってもらわにゃならん。何せあと六人は再生するんじゃからの」
「六人?と仰いますと…」
さすがにやりすぎでは、と言いかけたが、老人の羽織の胸元に打たれた三つ葉葵の紋所がそれを封じてしまった。
「いいか、よく聞けよ…田宮坊太郎じゃろ?荒木又右衛門じゃろ?宝蔵院胤舜じゃろ?柳生如雲斎じゃろ?柳生宗矩に…天草四郎じゃ!豪華じゃろ!!」
呆れ果てた、という表情で天を仰いでいたボディガードが、名前の羅列を聞いているうちに何かを思い出したように引き締まり、満面の笑みを浮かべる老人に問い掛けた。
「御前」
「なんじゃ?できれば柳生十兵衛も…」
「…魔界転生をお読みになりましたね」
「……〜〜〜〜〜ッッッ」
老人の眼がバタフライ並みの勢いで泳ぎ始めた。 魔夜峰央
爆発音がした。
「またか」
廊下を歩いていた武官が振り返ると、“視聴覚室”とプレートのかかったドアの隙間から、うっすら煙が立ち上っていた。
もっとも視聴覚室とは言いながら、実態は無届けで打ち上げた衛星を悪用して、世界中のテレビ番組をタダ見するための設備である。制作者の守銭奴精神と好奇心の賜物であることは言うまでもない。
「殿下ー入りますよー」
あまり敬意の感じられない気安さで入室すると、片手に自作の携帯メーザー銃を提げて、軍服姿の少年が肩で息をついていた。
「今度はどこの局です?」
「日本だ」
そういう少年の前にはメーザー銃で破壊されたモニターが煙をあげていた。
「日本なら陛下のお気に入りじゃないですか。何が癇に障ったんです?」
相変わらずこの主人のツボは解らない、と内心ボヤきながら問い掛けてみた。
「“昼顔”ってなんだアレは」
「は?ああ、不倫を題材にした…」
「それだ。何を綺麗にまとめようとしてるんだ」
そういえばガラスの仮面を読んで爆笑してたな…と思い出しながら、武官は一応説明を試みた。
「そりゃ地上波ですからね、チャンネル合わせれば誰でも見られるんですし…」
「やってることはグチャグチャドロドロの愛欲模様だろうが。ネーミングにセンスがない」
それを訊いて欲しかったのか、と武官は納得した。
「はあ…なるほど。殿下ならどう付けます?」
「ぼくか?ぼくなら」「白昼の団地妻濡れ壺地獄ですか」
我慢できず、少年のセリフを引き取り完結させた武官の額にメーザー銃が突きつけられた。
「オチを先に言われると無性に人を殺したくなるぼくの性分をまだ理解しとらんようだな」 漫画シリーズを思い出したように書き込んでるの同じ作者さん?
なんとなく文体が似てるけど >>97
村上春樹だよね?
比喩の使い方が似てて、1のよりいいかも
ロッテよりヤクルトでお願いしたかったけど、最近優勝してないしムリか そもそも最初の「小説」の例がへたくそ
一瞬の反射的な動作なんだから「驚きながら」は悠長すぎる
「驚いて振り返った」だろ
「した」「った」と語尾がかぶっているのも芸がない 普通振り返る動作で一文終わりにはしないからね。
「振り返ると、」から次の描写に続く // //
. / / //
/ / _.. 〜'::""::''ヽ、 / /
// /:;r‐、:::::::__:::::::::::\ / /
// /:::ノ ・ _)( ・_`つ、::::::ヽ、 l l
/ /::r(__ ノ´(:;;:)´__ノ〃ヽ:::::::} | | ageてもageても堕ちていく・・・
/:::::ノ二ニ彡 ノ 三彡-、 )::ノ | |
{::::( -_二 -‐'' ̄ )(::/ ノ ノ
ヽ:::ヽ( ,r'' " ''‐-‐′ノl//
ヽ )`― ''′_ .... __ノ//
ゞニニ二 -(/∂-‐// // //
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/ /::r(__ ノ´(:;;:)´__ノ〃ヽ:::::::} | | ageてもageても堕ちていく・・・
/:::::ノ二ニ彡 ノ 三彡-、 )::ノ | |
{::::( -_二 -‐'' ̄ )(::/ ノ ノ
ヽ:::ヽ( ,r'' " ''‐-‐′ノl//
ヽ )`― ''′_ .... __ノ//
ゞニニ二 -(/∂-‐// >>115
素人の例と比較しないと各作家の微妙な文体の特徴が分かりにくい
阿刀田高
ちょうどその頃、慎介は大きな音を聞いた。池の水鳥が驚いてぱたぱたと飛び立った。
−−爆発、だろうか?−−
いや、そんなわけはあるまい。慎介は一人ぶつぶつと何事かを独りごちながら
夜の帳の降りる地平線の奥底へと消えていった。 なんか村上春樹の爆発流行ってるみたいだからやってみる。
村上春樹
「それで、爆発したの?」と彼女は言った。
「まあね」と僕は答えた。「でも、とりたてて面白いものではなかったよ」
僕はパスタをフォークに巻き付けて、卸したてのカッター・シャツにミート・ソースが飛ばないように
注意を払いながら、野鳥を襲うペルシャ猫のようにそれにかぶりついた。
耳の奥には今も、去年の大晦日にノルウェイで聞いた不愉快なロック・ミュージックを思い出す。
それがあの爆発と何の関係があるのか、僕にはまだよくわかっちゃない。 // //
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ゞニニ二 -(/∂-‐// 今野敏
そのとき、巨大な音が鳴り響いた。
「何だ?」
竜崎がきいた。
「どうやら爆発音のようだな」
「そんなことはわかっている。お前は耳がないのか」
「今から現場に急行する。お前のほうでも署内から何人か出してくれ」
竜崎は舌打ちをしていった。
「お前はいちいち俺に命令したいようだな」 船戸与一
爆発音がした。
これだけ離れるとさして衝撃も感じないが、それでもわずかな爆風でジャケットを背後から煽られ、その男は振り返った。
目尻に皺を寄せただけでほとんど表情は変わらない。火薬や硝煙の匂いなど嗅ぎ飽きたという風だった。
「これで変わるぜ、潮目がな」
言いながらポケットからしわくちゃになったパッケージを取り出し、煙草を振り出した。いまどき珍しい両切りのラッキーストライクだった。
「なにごとも生(き)のままが好きでな」
最初に会ったとき、そう言っていたのを思い出した。
この仕事をコーディネートした仲介者が、男のことをリンクスだかカラカルだか肉食獣めいた渾名で呼んでいたが、特に覚える必要もないので忘れてしまった。
「誰の家なんだい、今のは?」
話の穂継ぎに困って、裏の仕事師としては訊かなくともよい質問を発したが、男はげらげらと開けっぴろげな笑い声をあげてあっさりと答えた。
「金融庁の大物官僚だよ。今の株価高騰に乗っかって、てめえの元に集まる情報を付き合いのある投資家に流して、さんざん甘い汁を吸ってやがった蛆さ」
「そいつの家を吹っ飛ばすのと、あんたの目的とどう繋がるんだ?」
「言ったろう、潮目が変わるとな。言ってみりゃ狼煙みたいなもんだ。だが見てるがいい」
煙草に火を点け、美味そうに紫煙を吹き上げて、不思議に誇らかな表情で呟いた。
「半分だ。この国の金融機関で溜め込まれてる休眠資産の半分、必ず掻っぱねて見せる。必ずな」 京極夏彦に関しては本当に読んだのか定かだと思うんだが ドゴーーン!!!
ジャパネットたかた・高田明:はい!!ということで皆様!今回は出たばかりのこの商品ですよ!
しかもジャパネットたかたオリジナル爆発音です!!
しかも!ですよ。今 現在お使いの「古い爆発音」を下取りに出して頂きますと、さらにお得となっておりますよ!!
〜
えぇ、金額がですね!驚かないで下さいよー!!
あ、その前に。月々36回払い迄金利・手数料一切頂きませんよ!!
えぇ。ということで・・
ドゴーーン!!! 結城充考
爆撃音の連続。
振り返る。
その時私の脳内にアラームが点滅した。
「逃・げ・ろ」。
それでも爆発音の凄まじさに戸惑いを隠せずにいる。 ここ半年大学に引きこもってたせいでろくに新しい小説を読めなかった
良スレgae 福井晴敏
世界を支える柱が折れたようだった。臨界に達したTPexは腹を揺さぶる轟音と直視すれば容易く失明する閃光を発した。
しかし、彼はその苦痛を感じる事はなかった。爆発と共に生じた六千度の熱と秒速九千二百メートルの衝撃波に全身を吹き飛ばされ壁に叩きつけられ絶命していたからだ。
そこに存在していたものは全てがGUSOHもろとも焼き払われ、彼の四肢は塵一つ残さず粉砕されていった。 桜の花がまだ、恥ずかしがっていたようでチョットもの足りなかったカナ?
<本当は、女性がいなかったからかもしれない>
今回は新しい方にもお会い出来、いろいろお話がきけて、カラオケで楽しめました。
IDもK〜Sに変わった会員さんもいて(レベルアップ?)しましたね(笑!!
<進学おめでとう!!>
帰りはアパートに着いたら日付が変わっており、すぐに寝てしまいました。
フリートークの集計の要望がありますが、プログラムが壊れてしまい作りなおすまで
もうしばらくお待ち下さい。<出来ればSYSOPさんに依頼したいなぁ〜>
次回は、女性会員さんを増やしOFF会にも参加して頂けるように、早めに計画
しましょう。 そこで、7/25(土)または7/26(日)あたりお昼から
定例の場所(今回と同じ)で内容は、一次会:バーベキュー(焼きそば)大会
二次会:カラオケ、その後はビアガーデン(ビール苦手なのですが)、時間によって
例のお店でインターネットとかどうですか?
》 ★願いは必ず叶う・想いは必ず通じる★ イッシー 《 Mon, 30 Mar 1998
オフ会も彼女作りたいがためだったんだろうな。 深水黎一郎
「音として聴こえる音域は人間と犬や猫、はたまた畜生では異なります」と
いうと警部は
「はん! そんなこたァ如何でもいい。兎に角、音がしたのかとい」
どが──────!!!
「何だ、おい?! 今の音は? 説明してみやがれってんだ、おい!」
然しそこにある音の波長を感じられずに入る警部を微笑みを浮かべた
芸術探偵はいった。
「海埜さん、あのスットコドッコイに音の論理を聴かせてみては?」
「あの警部は何を説明しても無駄なんだ、わかっているだろう」
探偵はニヤリと笑って呟いた。
「所詮、三下ですからねえ」 森川智喜
「おい、この音を間近で聴かせたら、
あいつらびびってぼくに手を出さないんじゃないか。
それにしてもつまらないなあ、蛇口をいくらひねろうが爆発するものはするだろうに。
ぼくならば『爆発をあえて予知させた上』で気に入らない相手を消し飛ばすけどね、
ゴミのようにねケケケケケ。ん?」
三途川が振り向いたと同時に彼のすべては無に帰した。
「だから饒舌はやめろといってるんだ」
と村人A。
「何度も失敗をくりかえす探偵なんだねえ」
と村人B。 藤岡真
墨を垂れ流したような宵闇に──微かな煙、そして爆発音が響く
「はて、面妖な」
「あれは福島原発の頃を髣髴とさせる爆裂音ですな」
「よせやい──また俺の痛風が唸りを上げるぜ」 久保帯人
そのとき、巨大な爆発音が一護の後ろできこえた。
「何なんだよ、あれ………!!」
しかし音だけがきこえたものの何かはわからない。
そのとき。
ドン!!!!
波面とも滅却師とも思われぬ男が現れ、こういった。
「誰があれが爆発音だと錯覚していた?」
「なん……だと?」 波面→破面(アランカル)でした、すまん
あと滅却師(クインシー)ね、読み方 オウム真理教に殺害された坂本堤弁護士(深夜自宅に押し込まれ一家皆殺し)が住んでいた団地の他の住人(7世帯)は、
全員事件の起こる半年前より後に越して来た人達だった。
そのうち五世帯が創価の会員世帯。
神奈川県警は初動捜査の段階で、この住人達全員に行動確認をかけていた。
その矢先に城内康光県警本部長の婦警へのセクハラ疑惑や
生活安全課の警視がノミ屋(もぐりの馬券売り場)を開帳していた疑惑が突然次々と出始めて、
行確をはずしたら、マスコミからの疑惑追及は止まった。
それで勢いの付いたオウムは脱会信者の家族らを次々とVXガス(今度の金正男殺害で使われたのと同じもの)で襲撃。
当時の官房長官だった野中広務は
北朝鮮詣でから帰るなり出所不明の大量の金を政界にばらまき始めて、自民党の実質的な党首におさまり
公明党を政権に引き入れた。
ネトウヨもいないし、韓流ブームもまだ無い頃だったけど、あの頃から俺達の国はもうおかしかった。 久しぶりに
西村京太郎
後ろで、大きな、音がした.
「いったい、何が、起こったのだろう?」
と、十津川は、振り返って、言った。
「爆発ですよ、警部」
亀井が、目を、輝かせて、言った。
「それじゃあ、我々も、爆発現場に、行ってみようじゃないか」
と、十津川は、言った。 芦辺拓
──とある山中にて、我らが森江春策君が息も絶え絶えにこう言った。
「こら、金獅子。もっとペースを落とせ」と同時に物凄い爆発音が響いた。
「なんや、何が起こってんのやろ? 森江先生、早く行きましょう」
「ま、待ってくれ。足を挫いてしまったみたいだ。──お、おおい」
爆発音の正体とは一体何なのか?
そして、森江春策君の挫いた足は大丈夫なのか? 誉田哲也
東弘樹刑事がその現場に急行したとき、背後で凄まじい爆発音がした。
「んん──ちょっと、避けてください。住民の皆さんは避難してください」
声高に叫ぶ群衆の中。新宿歌舞伎町の街にまたしても災厄の種が撒かれる。
唸りをあげる風と炎の間に立ち、東はスマートフォンを取り出した。
「まずいことになったな。──んん、とりあえずは署に──ダメだ。
繋がらない」
「あら、刑事さんじゃないですか」と姫川がその場に立っていた。「奇遇ね」 // //
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ゞニニ二 -(/∂-‐// 藤子不二雄F
ドらえもーーーーーーーーーーーーーーン! 藤岡真
薄墨をひいたような影が長く伸びてゆく。
そのおり、私の鼓膜にあるニュースが流れてきた。
福島の米は大丈夫である? 気は確かなのか?
ツイッターを開き思わず私は怒りの投稿をしてしくじってしまった。
一気に炎上したので慌てて博報堂の室長であった自我を取り戻す。
大爆発の巻である。
因みに今はインターネットの怖さに全身がふるえて痛風と闘いながら
煽るように杯を傾けた。もう一度言おう。痛風と闘いながら
煽るように杯を傾けた。 汀こるもの
俺が爆発の報せをきいたのは昨夜8時15分ジャスト。
俺は走りながらひとびとの往来を走り抜けて双子の生意気な兄弟を探す。
真樹! 美樹! 無事なのか!
お前たちのATフィールドは健在なのか?
使徒の襲来のごとく押し寄せるメフィストフェレスたちの群れ。
慌てて踵を返そうとすると生意気な双子のかたわれに声をかけられた。
「ねえ、おじさん。夜のランニング?」 柚木裕子
私は人々の顔を具さにみつめながら爆破テロリストの報を
掲示板の予告よりしって直ぐに行動に移した。
現実を超越するために必要な悪とは何かと思案する。
桜田門を抜け環状通に向かうさなか、巨大な爆発音が響く。
走り寄ろうとするものの人々の恐慌状態に対処できずに私は携帯を取り出した。
「爆破予告通りになった。これから至急こられたし、以上」
懸命な足取りで人々に声を向ける。私の戦いはこれからだ。 カチリと言う音と共に送られた電気信号に雷管が目覚め、
外縁部に青みを帯びた橙色の閃光が轟音と共に爆ぜる。
押し拡がる力と熱の奔流は、鉄の扉へと一斉に殺到し
それをいとも簡単にずたずたの鉄屑へと引き裂いていく。
軍用可塑性爆薬《セムテックス》の力だった。
**
耳朶を打つ爆発音を合図に福井は行動を開始した。
思えば随分と遠くに来た。
15年前の《事件》からずっと内奥で燻り続けた想い。
信ずるに足る事。信ずるに足る仲間。
必死で走り続ける中で失ったモノと新たに得たモノ。
決して万全とは言えぬ人生だったかもしれないが、それでも今自分はここに立ち
そして仲間と共に同じ目的を目指し走っている。
「いい年こいたビルメン風情がこれ以上贅沢言ったらバチがあたらぁな――。」
高まる感情を誤魔化すかのようにひとりごち、悲鳴を上げる肉体に
今一度鞭を打ちすえ、福井は月明かりの照らすアスファルトを駆けた。
** ばむう。
暴々たる破裂音がした。
音の出所は褥であった。
薄闇である。
かんと冷えた秋の夜の空気は膚に淡い。
しかしながらその褥の周りにだけは、噎せ返るような
愛肉の匂いが充満している。
夜具からこぼれる桃色の肢体は汗にまみれ
恍惚に満ち開いた秘部をだらしなく晒している。
――匂いの源はその女であろう。
そして女の向こう側に目を向けるとそこには何やら巨大な塊があった。
浅黒い腕には、今にもはち切れそうな程の筋肉。
背には無数の傷跡が見える。引き締まった臀部は岩の様である。
そして何より目を引くのがその股間に聳え立つ巨大な肉茎であった。
男だ。
巨魁である。
しかも巨根であった。
――音の源はその男であろう。
我々が聞いたのは交合の果てに絶頂を迎えた男根から精虫を迸らせる音であったのだ。
夢枕獏 >>160
これは解る
この文体がどうにも肌合い悪くて二冊ほど読んで以来読書圏外に置いた。 作家別という訳ではないのだけど、海外のミステリーの翻訳みたいな爆発音が見てみたいです / / //
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ゞニニ二 -(/∂-‐// ――で。
俺はその時唖然としていた。
まさに口を「あ」の形に開いたまま、まるで阿呆の様に固まっていたのである。
開いた口が塞がらないとは昔の人は良く云ったものだなぁ――などと、今更改めて
しかもまったく意味のない感心などしていたりもした。
唖然としていた理由は云うまでも無かろう。
俺の後ろから突如地響きを伴って鳴り響いた大音声ゆえだ。
そしてその発信源におわすのは誰であろう、本邦唯一の雷管にして
丸々と肥えた珪藻土にグリセリンをみっちりと染み込ませたダイナマイトによる
大ハクハツであることは、振り返って見るまでもなく明らかだった。
ちなみにこのバクハツ。漢字で表すなら当然「爆発」の二文字になるわけであるが
俺の中の印象ではあくまでも「バクハツ」と片仮名で表記するのが正しい。
ただしこれは別に馬鹿にしているわけではない。
馬鹿にしているわけではないのだが、それでも斯様に街中でいきなりボンボンと
破裂されては、こちらだって堪ったものではない。明瞭り云って迷惑である。
そうは云っても、本人はそんな世間の迷惑などどこ吹く風といった態度だから始末が悪い。
まさに出物腫物所構わずを地で行く勢いである。後始末をする俺なんかは出物も腫物も
所構ってくれと言いたい気分なのだが。
京極夏彦(沼上文) 「ほら、爆発しちゃったじゃないですかあ」
そう云って、探偵助手の益田龍一は僕の前に廻り込むと
まるで人の体を盾にする様な体勢を取った。
やけに長い前髪がしなりと顔に掛かり情けない雰囲気を醸し出している。
手には何故か布テエプで補強した箒を持っていた。
事務所に入るなりこれでは何がなんだかさっぱり分からない。
――神田、榎木津ビルヂング
薔薇十字探偵社の事務所である。
「何なんですか益田さん、藪から棒に」
僕がそう云うと探偵助手はうけけっなどという珍妙な感嘆符を発し
「あれ?本島さんじゃないですか?貴方こそ何で?」などと無茶苦茶な質問を口にした。
「何ではないでしょう。こう見えても僕は客――依頼人ですよ」
「うわあ、依頼ですかあ。選りにも選ってこんな時にねえ」
そう云って益田は情けない顔を事務所の奥に向けた。
其処に目を向けると、丁度窓から差し込む光を受け全身が陰になる様な形で
この部屋の主が立っていた。
「やはりお前は大馬鹿か!大馬鹿だな、この泣き下僕!」
部屋の主はいきなり大声でそんな暴言を吐いたと思うと、
さらに輪を掛けて訳の分からない誹謗とも中傷ともつかない言葉を捲し立てた。
「これじゃあどかーんにぼかーんの大爆発だ!木端微塵のプランクトンだ!」
「おや?君は何時か何処かで会って僕に大層な恩を受けた事のある、確か爆発五郎くんじゃないか!」
京極夏彦(本島文) >>184
まともな感覚
「驚いて振り返った」だよな、人並みの文章力があれば 魔夜峰央
爆発音がした。
ロンドン大使館の決算報告書をチェックしていた若手武官が、操作していたPCのキーボードに突っ伏しながら、恐る恐る首をねじ曲げ音の聞こえた方向を振り返った。
「1号!6号!」
この部屋のもっとも奥まった位置にある少しばかり大きなデスクで、並んで決済待ちの書類の山と向かい合っている二人の武官に震え声で呼び掛けた。
「うん?」
1号と呼ばれた年長の方がおもむろに顔を上げた。
年齢と威厳と、何よりこの部隊のリーダーを長年勤めてきたことによる心労の深さがそのまま目尻の皺となって刻まれている。
「なんだ新入り君。下読みは終わったのか?」
爆発音など皆目意に介していない落ち着きぶりである。
「いや、だって今の音!」
「6号」
1号が傍らに座って黙々と書類に目を通している、やや年下らしい同僚に声をかけた。
「なんだい」
「いま殿下は何をやってる?最近古巣の陸軍に出張ってたから顔を見てないんだが」
嘆息しながら彼らの主人の動向について尋ねた。
「最近は…そうそう、例の“20ミニッツ”か、あれを改良したいらしい」
「改良?」
「と言ってもスペックダウンしたいらしいけど。今のままじゃ使いづらいからってね」
「確かにあのままじゃ殿下も含めて誰も得しないしな。せめて7デイズくらいにしないと話にならん」
新入りの恐慌をよそに話し込んでいる。
「あ、あの!」
「なんだい」
1号6号が声を合わせステレオで応えた。
「その、さっきからおっしゃってる20ミニッツって何なんですか?それが爆発したんでしょうか?」
「大丈夫だろう」
もはや爆発音そのものには何の関心も持たない様子で、書類に視線を戻して1号が答えた。
「全人類を20分で滅亡させる大量殺戮兵器だ。それが爆発していたらこうやって仕事はしてない」