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作家別爆発音スレ
0001名無しのオプ
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2012/11/04(日) 08:51:11.76ID:FKJgtKVo
小説
「後ろで大きな爆発音がした。俺は驚きながら振り返った。」

ラノベ
「背後から強烈な爆発音がしたので、俺はまためんどうなことになったなぁ、とか そういや昼飯も食っていないなぁとか色々な思いを巡らせつつも振り返ることにしたのである」

山田悠介
「後ろで大きな爆発音の音がした。俺はびっくりして驚いた。振り返った。」

司馬遼太郎
「(爆発−−)であった。余談だが、日本に初めて兵器としての火薬がもたらされたのは元寇の頃である…」

村上龍
「後ろで爆発音がした、汚い猫が逃げる、乞食の老婆が嘔吐して吐瀉物が足にかかる、俺はその中のトマトを思い切り踏み潰し、振り返った。」

奈須きのこ
「――突如、背後から爆発音が鳴り響いた。その刹那、俺はダレよりも疾く振り返る―――ッ!」

京極夏彦
「凄まじい音とともに地面が揺れる。――爆発、ですか?私が問うと、彼は白湯とさして変わらぬ出涸らしをすすり、 ――だから何だと言うのか。と答えた。りん、と、何処かで風鈴の音がした。」

西村京太郎
「後ろで、大きな、爆発音が、した。十津川は、驚いて、振り返った。」

馳星周
「爆発音――偶然にしてはタイミングが良すぎだ――頭の中で警報ベルがけたたましく鳴り響く――舌打ちしたいのをこらえながら後ろを振り返った。」

村上春樹
「やれやれ、そして僕は爆発した。」
「後ろで大きな爆発音がした。あるいは気のせいかもしれない。とりあえず今は驚いて振り返る前に、まずパスタをゆでようと思った。」
0161名無しのオプ
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2017/07/09(日) 21:24:01.55ID:qSaQpJiD
age
0162名無しのオプ
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2017/07/16(日) 07:43:54.52ID:xJ+9D07C
芦辺拓

──とある山中にて、我らが森江春策君が息も絶え絶えにこう言った。
「こら、金獅子。もっとペースを落とせ」と同時に物凄い爆発音が響いた。
「なんや、何が起こってんのやろ? 森江先生、早く行きましょう」
「ま、待ってくれ。足を挫いてしまったみたいだ。──お、おおい」
 爆発音の正体とは一体何なのか?
 そして、森江春策君の挫いた足は大丈夫なのか?
0163名無しのオプ
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2017/07/16(日) 07:49:14.80ID:xJ+9D07C
誉田哲也

 東弘樹刑事がその現場に急行したとき、背後で凄まじい爆発音がした。
「んん──ちょっと、避けてください。住民の皆さんは避難してください」
 声高に叫ぶ群衆の中。新宿歌舞伎町の街にまたしても災厄の種が撒かれる。
 唸りをあげる風と炎の間に立ち、東はスマートフォンを取り出した。
「まずいことになったな。──んん、とりあえずは署に──ダメだ。
繋がらない」
「あら、刑事さんじゃないですか」と姫川がその場に立っていた。「奇遇ね」
0165名無しのオプ
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2017/08/04(金) 12:52:42.82ID:VLhYoCcb
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0166名無しのオプ
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2017/08/13(日) 10:58:43.00ID:ACn7T80A
藤子不二雄A

ドーーーーーーーーーーーーーーン!
0167名無しのオプ
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2017/09/18(月) 17:28:45.02ID:JHHa6vll
藤子不二雄F

ドらえもーーーーーーーーーーーーーーン!
0168名無しのオプ
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2017/09/27(水) 06:35:52.29ID:izQyLiuF
藤岡真

薄墨をひいたような影が長く伸びてゆく。
そのおり、私の鼓膜にあるニュースが流れてきた。
福島の米は大丈夫である? 気は確かなのか?
ツイッターを開き思わず私は怒りの投稿をしてしくじってしまった。
一気に炎上したので慌てて博報堂の室長であった自我を取り戻す。
大爆発の巻である。
因みに今はインターネットの怖さに全身がふるえて痛風と闘いながら
煽るように杯を傾けた。もう一度言おう。痛風と闘いながら
煽るように杯を傾けた。
0169名無しのオプ
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2017/09/27(水) 06:39:37.53ID:izQyLiuF
汀こるもの

俺が爆発の報せをきいたのは昨夜8時15分ジャスト。
俺は走りながらひとびとの往来を走り抜けて双子の生意気な兄弟を探す。
真樹! 美樹! 無事なのか!
お前たちのATフィールドは健在なのか?
使徒の襲来のごとく押し寄せるメフィストフェレスたちの群れ。
慌てて踵を返そうとすると生意気な双子のかたわれに声をかけられた。
「ねえ、おじさん。夜のランニング?」
0170名無しのオプ
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2017/09/27(水) 06:45:18.55ID:izQyLiuF
柚木裕子

私は人々の顔を具さにみつめながら爆破テロリストの報を
掲示板の予告よりしって直ぐに行動に移した。
現実を超越するために必要な悪とは何かと思案する。
桜田門を抜け環状通に向かうさなか、巨大な爆発音が響く。
走り寄ろうとするものの人々の恐慌状態に対処できずに私は携帯を取り出した。
「爆破予告通りになった。これから至急こられたし、以上」
懸命な足取りで人々に声を向ける。私の戦いはこれからだ。
0171名無しのオプ
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2017/09/28(木) 06:46:48.74ID:bSZkpLiR
カチリと言う音と共に送られた電気信号に雷管が目覚め、
外縁部に青みを帯びた橙色の閃光が轟音と共に爆ぜる。

押し拡がる力と熱の奔流は、鉄の扉へと一斉に殺到し
それをいとも簡単にずたずたの鉄屑へと引き裂いていく。

軍用可塑性爆薬《セムテックス》の力だった。

**

耳朶を打つ爆発音を合図に福井は行動を開始した。

思えば随分と遠くに来た。

15年前の《事件》からずっと内奥で燻り続けた想い。
信ずるに足る事。信ずるに足る仲間。
必死で走り続ける中で失ったモノと新たに得たモノ。

決して万全とは言えぬ人生だったかもしれないが、それでも今自分はここに立ち
そして仲間と共に同じ目的を目指し走っている。

「いい年こいたビルメン風情がこれ以上贅沢言ったらバチがあたらぁな――。」

高まる感情を誤魔化すかのようにひとりごち、悲鳴を上げる肉体に
今一度鞭を打ちすえ、福井は月明かりの照らすアスファルトを駆けた。

**
0172名無しのオプ
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2017/09/28(木) 20:54:08.17ID:bSZkpLiR
ばむう。

暴々たる破裂音がした。
音の出所は褥であった。

薄闇である。
かんと冷えた秋の夜の空気は膚に淡い。

しかしながらその褥の周りにだけは、噎せ返るような
愛肉の匂いが充満している。

夜具からこぼれる桃色の肢体は汗にまみれ
恍惚に満ち開いた秘部をだらしなく晒している。

――匂いの源はその女であろう。

そして女の向こう側に目を向けるとそこには何やら巨大な塊があった。

浅黒い腕には、今にもはち切れそうな程の筋肉。
背には無数の傷跡が見える。引き締まった臀部は岩の様である。
そして何より目を引くのがその股間に聳え立つ巨大な肉茎であった。

男だ。
巨魁である。
しかも巨根であった。

――音の源はその男であろう。

我々が聞いたのは交合の果てに絶頂を迎えた男根から精虫を迸らせる音であったのだ。

夢枕獏
0173名無しのオプ
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2017/11/03(金) 07:13:12.37ID:jg7ZX+oQ
爆発音比較とかアホだろ
0174名無しのオプ
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2017/11/06(月) 10:15:49.48ID:dVEzgk/9
と思ったらスレを覗かなきゃいいのに
0175名無しのオプ
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2017/11/16(木) 23:53:48.61ID:LDiSl9h1
>>160
これは解る
この文体がどうにも肌合い悪くて二冊ほど読んで以来読書圏外に置いた。
0177名無しのオプ
垢版 |
2017/11/24(金) 14:23:46.26ID:Y5YS3ocI
作家別という訳ではないのだけど、海外のミステリーの翻訳みたいな爆発音が見てみたいです
0178名無しのオプ
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2017/12/03(日) 10:56:25.66ID:7jzx10JW
あげ
0179名無しのオプ
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2017/12/03(日) 11:29:52.56ID:7jzx10JW
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0180名無しのオプ
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2018/07/15(日) 22:27:56.22ID:EM/qqzD4
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0181名無しのオプ
垢版 |
2018/10/07(日) 13:33:21.13ID:xwsPjBW1
保守
0182名無しのオプ
垢版 |
2018/10/08(月) 04:29:13.65ID:WjJ3EeRF
――で。
俺はその時唖然としていた。

まさに口を「あ」の形に開いたまま、まるで阿呆の様に固まっていたのである。
開いた口が塞がらないとは昔の人は良く云ったものだなぁ――などと、今更改めて
しかもまったく意味のない感心などしていたりもした。

唖然としていた理由は云うまでも無かろう。
俺の後ろから突如地響きを伴って鳴り響いた大音声ゆえだ。

そしてその発信源におわすのは誰であろう、本邦唯一の雷管にして
丸々と肥えた珪藻土にグリセリンをみっちりと染み込ませたダイナマイトによる
大ハクハツであることは、振り返って見るまでもなく明らかだった。


ちなみにこのバクハツ。漢字で表すなら当然「爆発」の二文字になるわけであるが
俺の中の印象ではあくまでも「バクハツ」と片仮名で表記するのが正しい。
ただしこれは別に馬鹿にしているわけではない。

馬鹿にしているわけではないのだが、それでも斯様に街中でいきなりボンボンと
破裂されては、こちらだって堪ったものではない。明瞭り云って迷惑である。

そうは云っても、本人はそんな世間の迷惑などどこ吹く風といった態度だから始末が悪い。
まさに出物腫物所構わずを地で行く勢いである。後始末をする俺なんかは出物も腫物も
所構ってくれと言いたい気分なのだが。


京極夏彦(沼上文)
0183名無しのオプ
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2018/10/08(月) 05:15:12.29ID:WjJ3EeRF
「ほら、爆発しちゃったじゃないですかあ」

そう云って、探偵助手の益田龍一は僕の前に廻り込むと
まるで人の体を盾にする様な体勢を取った。

やけに長い前髪がしなりと顔に掛かり情けない雰囲気を醸し出している。
手には何故か布テエプで補強した箒を持っていた。

事務所に入るなりこれでは何がなんだかさっぱり分からない。

――神田、榎木津ビルヂング
薔薇十字探偵社の事務所である。

「何なんですか益田さん、藪から棒に」
僕がそう云うと探偵助手はうけけっなどという珍妙な感嘆符を発し
「あれ?本島さんじゃないですか?貴方こそ何で?」などと無茶苦茶な質問を口にした。

「何ではないでしょう。こう見えても僕は客――依頼人ですよ」
「うわあ、依頼ですかあ。選りにも選ってこんな時にねえ」

そう云って益田は情けない顔を事務所の奥に向けた。
其処に目を向けると、丁度窓から差し込む光を受け全身が陰になる様な形で
この部屋の主が立っていた。

「やはりお前は大馬鹿か!大馬鹿だな、この泣き下僕!」
部屋の主はいきなり大声でそんな暴言を吐いたと思うと、
さらに輪を掛けて訳の分からない誹謗とも中傷ともつかない言葉を捲し立てた。

「これじゃあどかーんにぼかーんの大爆発だ!木端微塵のプランクトンだ!」
「おや?君は何時か何処かで会って僕に大層な恩を受けた事のある、確か爆発五郎くんじゃないか!」

京極夏彦(本島文)
0184名無しのオプ
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2018/10/12(金) 07:08:24.41ID:jMfMMuvq
驚きながら振り返ったってのに違和を感じた
0185名無しのオプ
垢版 |
2018/11/11(日) 11:53:11.47ID:DSFShzfi
Age
0186名無しのオプ
垢版 |
2019/02/11(月) 22:33:04.06ID:wX4WGqYN
保守
0187名無しのオプ
垢版 |
2019/02/12(火) 00:36:10.52ID:Sqz4nV2S
>>184
まともな感覚
「驚いて振り返った」だよな、人並みの文章力があれば
0188名無しのオプ
垢版 |
2019/02/17(日) 16:13:56.91ID:eLHJ1drX
保守
0189名無しのオプ
垢版 |
2019/05/02(木) 09:48:48.09ID:WYRWl5nQ
捕手
0190名無しのオプ
垢版 |
2019/09/28(土) 02:36:24.82ID:we5EdrGJ
魔夜峰央

爆発音がした。
ロンドン大使館の決算報告書をチェックしていた若手武官が、操作していたPCのキーボードに突っ伏しながら、恐る恐る首をねじ曲げ音の聞こえた方向を振り返った。
「1号!6号!」
この部屋のもっとも奥まった位置にある少しばかり大きなデスクで、並んで決済待ちの書類の山と向かい合っている二人の武官に震え声で呼び掛けた。
「うん?」
1号と呼ばれた年長の方がおもむろに顔を上げた。
年齢と威厳と、何よりこの部隊のリーダーを長年勤めてきたことによる心労の深さがそのまま目尻の皺となって刻まれている。
「なんだ新入り君。下読みは終わったのか?」
爆発音など皆目意に介していない落ち着きぶりである。
「いや、だって今の音!」
「6号」
1号が傍らに座って黙々と書類に目を通している、やや年下らしい同僚に声をかけた。
「なんだい」
「いま殿下は何をやってる?最近古巣の陸軍に出張ってたから顔を見てないんだが」
嘆息しながら彼らの主人の動向について尋ねた。
「最近は…そうそう、例の“20ミニッツ”か、あれを改良したいらしい」
「改良?」
「と言ってもスペックダウンしたいらしいけど。今のままじゃ使いづらいからってね」
「確かにあのままじゃ殿下も含めて誰も得しないしな。せめて7デイズくらいにしないと話にならん」
新入りの恐慌をよそに話し込んでいる。
「あ、あの!」
「なんだい」
1号6号が声を合わせステレオで応えた。
「その、さっきからおっしゃってる20ミニッツって何なんですか?それが爆発したんでしょうか?」
「大丈夫だろう」
もはや爆発音そのものには何の関心も持たない様子で、書類に視線を戻して1号が答えた。
「全人類を20分で滅亡させる大量殺戮兵器だ。それが爆発していたらこうやって仕事はしてない」
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