新刊紹介スレッド(海外編)part8
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>>194
今読んでるけどちっとも進まない。しかも内容を読んだ先から忘れていくorz
これ、尼や読メでは評判いいのが解せない オコンネルの読みづらさは翻訳のせいもあるのかと思ってた
入りにくいけどは読了すると感慨深いものがあるから評価がいいのはまあわかる そう?同じ訳者でもダフネ・デュ・モーリアの「鳥」「レイチェル」、
マクロイの「殺す者と殺される者」は読み易かった覚えが。 あれは訳者のせいじゃないと思う。
構成というか語り口が読者に不親切。
いきなり日常が静かに語られ始めて、どこがきっかけか全然分からない感じだった。
でも描かれているシーンが妙に印象的なので記憶に残る。
一番読みづらかったのは、あのDJが出ているシーン各所。
そこ読まないとダメなんだけど読みづらい、人物把握がしにくい、っていう。 鐘楼の蝙蝠
今後半まで来たけど悪くない。前作は内容が段々意味不明になってきて、正直よく覚えてない。
でも今回は内容がすっきりして分かりやすいのでページがよく進む。 >>207
同意。
そもそも事件の把握が難しい。
ミネットの「養鶏場の殺人・火口箱」は、最初に何が起きるか説明がされている。
その結末にむかってどんどん進んでいくんだが、それでも読めるんだよな。
感傷はないつうか、かわいげないキャラばかりで味気ないが。
ふだん本を読み慣れてない初心者向けのミステリだそうだ。
オコンネルは、事件の説明をしないんだわ。
初期の頃は序盤に、警察の捜査があったりしたから、何とか事件内容がわかったけど、
近作は捜査も捜査会議もなくてマロリーが勝手に動いているだけ。
被害者の名前や事件全体まで謎の一部と化していて、暗闇を手探りで読む気分よ。 おっと書き忘れ。
『三秒間の死角』は傑作だったわ。
へニング・マンケルより遥かに上。
マルティン・ベックシリーズの最高の数冊に匹敵する出来。 ミネット・ウォルターズはいつも高水準でいいな
辛辣なのに人情味もある筆致が好きだ アンデシュ・ルースルンド/ベリエ・ヘルストレム『三秒間の死角』面白かったね。
ランキングではあんまり上位にいかなくて残念だった。
あの身体の角度を意識して窓際に立つシーンはドキドキしたわ。 「レッド・スパロー」が、MWA受賞。
スパイ物はかぶりつきたい
読了の方、感想カキコよろしく!
MWAは外れない! >>213
いまどきのスパイ・スリラーとしては乱暴でなくて好感がもてる。
ただしハニートラップ・スパイの設定がどうにもチープというか、
「おっさんの妄想するロマンス」みたいな臭みがあるのが難。
読んで損はないけど、「受賞作」らしい風格はないかな。 イアン・ランキン『監視対象 警部補マルコム・フォックス』
ムリヤリ一冊にしたのは嬉しいけど、表紙含めて紙が薄くて、ページがくっつきすぎ。
この湿気のある季節なのに、ページをめくるのにこんなに何度も手間取った本はない。
それにしても長かったー。
みんな、砂糖入れすぎですよ、お茶に、と思った。 >>217
うっそマジで!ありがとう
楽しみすぐる 無理やり一冊にしたといえば隅の老人w
重いのなんのw
これ一冊で6000円 ルーサー・ブリセット『Q』は世界史に馴染みがないとキツい。
あー挫折しそう。 >>221
まさに数週間前の自分だわwww
「主人公」の存在が???で、途方にくれてしまうんだよね
我慢して読めば下巻の第三部から面白くなってくる…と思う >>222
冒頭の血生臭さとか、凄いですよね。
それにしても知識と教養が求められる一作。
そっか、第三部か…、先は長いわ。 >>221
読もうと思ってたので助かった
キツそうなのでやめときます 特捜部Qってただの地味なモジュラー型警察小説だろ?
しかもちっぽけなデンマークが舞台の
何がそんなに魅力なのかわからん 原作本の邦題通り「静かな水のなかで」にすればよかったのに。
ttp://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/105523/index.php >>227
ドラマのタイトルもそんなに悪くないと思うけど、
楽園から想像されるサンドハムンのリゾートっぷりがいっぱい出てくるのは、次の巻の方かな。
北欧ミステリの中では、ヴィヴェカ・ステンは読みやすいと思っていたけど、
『煌めく氷のなかで』はちょっとキツい描写が多くて気持ちが疲れた。
いもーと、いい根性してる。
ノラのダンナの自己都合優先っぷりとか、イヤ人間の造形がうまい。 ヴィヴェカ・ステンは2時間サスペンスみたいだと思った。
嫁姑争いとか夫の不倫とかw
怒涛の勢いで翻訳されてるので全部読んだけどわりと好きだ。 創元は何で「ワールドカップ殺人事件」を復刊しないんだ
「あのペレが!?」とかポップ立てて平積みすりゃバカなサカ豚が買ってくのに >>181完璧に同意。
モートンは読んだことも忘れる。
オコンネルは神経のどこかが異常に冴える感じが北欧ミステリに近い。
マロリーをチビで不細工にするとミレニアムに化ける。 「沈黙を破る者」 メヒティルト・ボルマン
既読の人いたら率直なとこ教えて! 北欧やドイツは素晴らしい人々の住む理想社会だから
ナチスと小児性愛者しか犯罪を起こさないのさ
それしか翻訳して売れないから訳さないのか、
実際にそれしかないのかは知らんが ライフボート、のめりこみました。
プチタイタニック、少しずつ人間が狂気に侵されていく怖さ、倫理観。
韓国船事故なんて舞台とは違う国なんだから、発売延期しなくてよかったのに。 >>235
あと親子関係のドロドロもよくあるなw
>>236
そういえばCCものに当てはまるかも。 今更だが「パインズ」良かった
今期のNVは力作ぞろいだと思うがその中でこれは異色作と言っていい
しかも三部作とか続きが楽しみすぐる >>236
今、読み中だが面白いね
39人いる救命艇の中のイヤな奴らの書き分けがうまい
こいつらが、どんな末路を迎えるのか楽しみ・・・ 「金来成探偵小説選」先月末に出た本だけど
その中のとある小説の一コマ
カップルがカフェに行き
「カルピス!」
「2つですか」
「ノー、1つ!ストロー2つ!」
これが江戸川乱歩に私淑した「韓国ミステリの父」の才能か…ごくり >>236
「ライフボート」読了
いい意味で裏切られた
タイトルから想像するほど重くなくて、割とさくさく読める
不満は、伏線を全部回収してないとこかな
読みやすさを優先してミステリ部分を削った感じ
しかしヒロインはどんだけ美女なのかね
アマンダ・サイフリッドかミランダ・カーか・・・ >>240
ラノベかよww
というより、戦前探偵小説を生んだ大正デモクラシ〜昭和ヒトケタの
自由で猥雑な空気なんだろうな
韓国ミステリなんて何の興味もないが(アジアンリーグとかなぁ…)
日本の戦前探偵小説と思えば守備範囲かも サイモン・カーニック『ハイスピード!』
前作より好みでした。
『殺す警官』『覗く銃口』のようなダークな雰囲気と、『ノンストップ!』のような疾走感のMIXって感じ。 酒寄 進一(翻訳家)×高橋 啓(翻訳家)×柳沢 由実子(翻訳家)
翻訳小説が面白い!−ドイツ・フランス・北欧文学を語る−
ttp://www.youtube.com/watch?v=AfZBlgrRzHE ヘニング・マンケル「北京から来た男」東京創元社 7月22日発売です。
マンケルの新作待ってたし買うけど単行本の上下って高いよね。
てっきり創元推理文庫から出るんだと思ってたけど、よっぽど売れないのかな?
もっと北欧系きてるのかと思ってた・・・。 創元推理文庫だと埋没しちゃうからじゃないかね
シリーズ外物だから多くの人に目を向けてもらえるように、とか 創元の場合、単行本も文庫本も値段設定に差を感じなくなってるのでどうでもいいや。 ヘニングマンケル1728円の上下だから単行本としては、手を出しやすい価格だね。
ただ、東京創元社の単行本だと書店が限られるから割引の効くB書店でなくて、Y書店で買う事になりそう。 >>248 B書店に予約でよくない?ていうかB書店てどこ?
割引き率よければ、これからで買いたいな。 >>249
予約検討します。
B書店は文教堂。会社近くの店舗限定で、近隣の会社向けに割引をしてます。 >>245
創元の本は高いからなあ…
文庫本でも1000円超えデフォ
へニング・マンケルは図書館の予約リストに並びます 創元の文庫本、高いのはいいんだけど紙質が嫌い
痛み易すぎてカバーなしで読めない >>248
3500円もすんの!?
俺も読むとしたら図書館だな >>250<(_ _*)> アリガトォ 近間の文教堂を恐喝してみますね(`・ω・´)ゞビシッ! 文教堂とアシーネ(ダイエー)は株買えば優待で5%引 ヘニングマンケル「北京から来た男」買って来た。まだ、読み始めですがなかなか良さそうです。 東江一紀さんが先月6/21に亡くなっていたんですね、合掌。
全然新聞記事に気づきませんでした。
田口俊樹とあわせて安心翻訳家だったのに。
ドン・ウィンズロウ、誰が継ぐんだろう。 >>257
プロット見た感じ面白そうだけど実際どんな感じ? 北京から来た男、読了。上巻に関しては満点。下巻でややテンションが下がる。総じてトップではないだろうが今季のベスト3には入る作品だと思う。警察小説ではない。ル・カレに近い政治スリラー。 犯人探しという意味ならほぼない。むしろクライムミステリと言った方がいいかも。犯人の動機というか背景の記述が半分占めるんだが、これがなかなか面白い。 >>263
返信ありがとうございます
これはスルーかな 「極夜 カーモス」と「凍氷」のジェイムズ・トンプソンが不慮の事故で死去。
ソースは駐日フィンランド大使館のツイッター。 >>265
見に行ったらマジだった
ttps://twitter.com/FinEmbTokyo/status/496546236011646977
「凍氷」少し前に読み終わったところだったけどショックだ…
ご冥福お祈り致します
「極夜」の日本語版が出た時点でシリーズ既刊4冊って書いてあったけど
残り2冊も頼むから出してくれ… 暗いニュースなんだけど、ツイの文面の語尾に何かホワンとした。
「日本でも集英社文庫から「極夜 カーモス」 、「凍氷」の2作が翻訳され出版されてるよ。」 >>267
残り二冊(Helsinki Blood、Helsinki White)も評判いいみたいだし出てほしいよね >>269
執筆途中で亡くなって5作目は未完成のようだから、シリーズとして
永遠の未完になってしまったのは残念だけど、そこだけでもホント何とかしてほしい ロバート・ゴダード『血の裁き』
90年代のボスニア紛争を背景にした一冊。
とにかく出てくる人が裏切る裏切る。
このままやられっぱなしで終わりそうと思いきや、さすがにエンタメ読み物、そんなオチにはならず。
あの紛争での戦争犯罪については、色々な読み物のなかに出てくるけど、
どういう裁き方がなされているのか、といったことは情報として知らなかったので興味深く読めました。
スカッとした読み物ではないけど、一冊がそんなに厚くないということもあり一気読みできる一作でした。
版権料が高いんでしょうけど、一冊にまとめて欲しいわ。 >>259
東江さん、ここ4年くらい翻訳数が1つしかないのもそのせいだったのか。
パターソンの翻訳とかで読んでたわ。合掌。
>>271
去年あたりからゴダード復調著しいらしいが、今年のはタイトルがすごいな。 今図書館の予約待ちなんですけど「五枚目のエース」既読の方どうでした? ハリー・クバート事件
ちょっとケイト・モートンの秘密っぽいが、読みやすい、話に入り込みやすい。
ソフトカバーの上下巻だが、みっちり話がつまってるせいか、長いわ。
一冊1600円か…たまにしか買えんわ。 ロバート・ガルブレイス『カッコウの呼び声』
地道に足で証言を拾い集め真実に近づいていく正統派探偵もの。
読了後に爽快感とか、おおーっみたいな驚きは無いけど、大外しはしてないので探偵ものが好きな人なら楽しめると思います。
とはいえ私には上巻がちょっと冗長に感じました。
主要人物の心情や風景描写みたいなのがいちいち細かく描かれているので、メリハリが無い感じというか。
下巻に入るとサクサクと物語が進んでいくのと、上巻で慣れたのかもとで、それほどダラダラ感じなくなりましたが。 >>273
パーマーの作品は「ペンギンは知っていた」と短編しか読んだことなかったので、ずいぶんイメージが違いました。
もちろん達者だけど。
「被告人、ウィザース&マローン」を長くしたって感じ。
個人的には、「被告人」の方が好き。 ドナート・カッリージ『ローマで消えた女たち』
集中力が途中で切れたので中盤以降何だかよく分からないまま読了。
途中まで面白かったのに。
構成やプロットが凝ってるのは分かったけど、何より自分のアホさ加減がよく分かった一冊だった。 >>276
ありがとう。
予約来たんだけど、うーんどうしようかなー読むの。
特捜部Qも来たからそっち優先でいこうかな。 >>278
とりあえず読んだら?パーマーの翻訳は貴重だし。昔ながらの達者さは楽しいよ。
特捜部Qの方は読み始めると止まらないと思う。 >>279
特捜部Q、昨晩読んじゃったよw
ミステリマガジン700の海外編も来てるんでそれの後に読みます。 アンドレアス・グルーパー 『黒のクイーン』
保険調査員の探偵が、焼けてしまった名画の保険金がらみでプラハに調査にいく話。
前作の『夏を殺した少女』がよかったんで買ってみた。
プラハの街の雰囲気やユダヤ人のチェスマスターとかでてきて、東欧ミステリの好きな自分にはど真ん中だった。
各キャラが立っているので、テンポよく一気に読めた。
前作はキラキラした美少女がでてきたが、今回はプラハの幻想的描写にページを使った感じ。
シリーズ一作目らしいので、次作も是非でてほしい。 ヴァランダー物(ヘニング・マンケル著)の次作(新作じゃねーもんな)、
はやく訳出してくれよ〜。
東京創元社、仕事遅いぞー(あえて訳者には言わない) >>283
2013年にヴァランダーの新作が久しぶりに出たらしいけど
作者の年齢や病気のこと考えるとそれが最後なのかな。
未訳分も残り少ないからじっくり味わいたいので
ゆっくり訳出でもいいや。 創元から数ヶ月前に出た『犯罪心理捜査官セバスチャン』上下巻
読まれた方、感想キボン。
キャラは立ちまくりらしいんだけど…ミステリ、サスペンスとしては
どうだろう?(二千数百円もするからなー…orz) >>285
読んだ
主人公が嫌な奴という点では確かにキャラは立ってるが
犯罪心理学者って設定がストーリー上特に効いてないし、ミステリとしては微妙だった
図書館にリクエストしては? 新潮の自堕落な凶器って誰か読んでないですか?日経水曜夕刊のレビューで興味持ったんだけど、ちょっと尻込みしてます。 ハリー・クバート事件って都内では大々的に売り出してるけど、全然動いてないな
訳がおばちゃんぽくて買う気しない
密林も自演ぽいあらすじコピペで評価あげてるし
読まれた方いらっしゃったらレポお願いします >288
ミステリとしては面白くないと思う。
上下巻は長すぎ。途中で挫折してしまった。
「事件」を知りたかったので、下巻の途中から斜め読みして、犯人を確認した。
文学作品の中で過去の殺人がでてきていると思ったほうがいいと思う。 >>288
訳というより原文が未熟で冗長(もっと詰めてリライトすればいいのに)
本文内で引用される国民的作家の記念碑的傑作()が陳腐すぎるのもなあ…
事件の真相が二転三転するので、最後まで読み通しはしたが
>289さんの言うようにミステリとしては駄作 海外ミステリの話題作って、なんであんなにムダに長ったらしいのばかりなの? 新本格以降日本は技巧を駆使してこれでもかこれでもかと詰め込む方向に発展してきたからなぁ シンジケートの記述見てたらシンプルな本格の作家もいないわけではないらしい
が、評判を得て外国語に訳されるのは社会派文学だ、ってことじゃね
松本清張でなければミステリにあらずの時代が続いてる感じなんじゃない?
北欧から英独仏語に訳されるもの、ドイツ語から英仏に訳されるものなんて、
まさに外から見た社会のイメージに合致するもんだけ
ドイツ人がナチスミステリしか書いてないわけじゃないが、訳されるのはそうなる >>291
アンドレアス・グルーパーの『夏を殺した少女』はなかなかよかったよ
冗長な部分がなくて、スカッと読めた
酒寄さんの翻訳の巧さもあると思うが ヘニング・マンケル『北京から来た男』
>>261でも書かれているように、
下巻でテンションが落ちるというか、ちょっと違う風味が混ざってますけど、って印象を受けた。
上巻のグイグイ引っ張っていく感じは凄く良かっただけにちょっと残念。
事件の顛末云々より、>>263に書かれた過去エピの強烈さが印象的。
語られてるのは何ら目新しい物語ではないけど、こうして読まされると強く残ることばかり。 俺の行き着けの図書館から新刊海外ミステリー2冊入った直後にパクっていった不届き者がアメリカから来た殺し屋の餌食になりますように 翻訳ミステリ大賞シンジケートっていうはてなのブログ。翻訳物好きは訪ねて損はない。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています