>>304
普通の人が殺されるとこから始まるので、やや陰惨な雰囲気かなと思って読みだしたけど、以降はそんなことなく。
タイトル通り、ヴァイオリン職人が探偵役となって謎解きしていく展開。
本格的なトリックは無いので、そういうジャンルが好きな人には全然おススメしません。
犯人についても「あ、そ」って感じでしたし。

ヴァイオリン職人ならではの有名なヴァイオリンあるあるや、
欧州の非都会で生計を立ててる人たちにページが割かれているので、雰囲気さえ合えば楽しく読めると思います。
私は非熱心なクラファンなので楽しく読みました。
作品全体の雰囲気や世界観など、読後感が良いので評判がいいのかもしれません。

作中に何度も出てくる「丸パン」はフォカッチャのことかな??と思って読んでました。