馳星周 part5
正月休みにダークムーン読み返したけど、これも傑作だと思う。
馳ワールドのひとつの完成形的な。
個人的には不夜城の次に好き。 この作家がきっかけで腐女子になってしまったよどうしてくれる ブルーローズ読書中
主人公がSMの女と部屋でsexするとこまで読んだ 数年前に買って押し入れで熟成させてた帰らずの海とラフアンドタフそろそろ読むか 「暗闇で踊れ」が嫌だわ〜
あるキャラがさ、
ああこいつ心を病んでるんだなって、すぐ分かるわけよ
途中で主人公も、
あ、こいつ病んでるわ。カウンセリングでも受けさせるべきだわ
みたいなこと思うしね
でもその病み方が思ってた以上だった
そんな生易しいものじゃなかったという衝撃を読者も主人公も受ける
馳作品にはとち狂うキャラってのがさんざん出てきたやん
でもこいつはそういうレベルじゃないのよ
馳キャラってどんなにとち狂ったって心情を理解できるキャラばっかだったじゃん
つまりは正常だったんだよねとち狂う馳キャラって
でもこいつは違うの
本物の狂人
精神が狂ってる
ああこいつ…本当に狂ってるんだ…って
いや〜な気分になったね
愛する人に裏切られて〜とかはさんざん馳がやってきたし、
つらいけど同時になんかそのつらさに酔えるとこあるし全然イヤじゃない
でも相手の精神が狂っててなんかもうどうしようもないという嫌さは新しい馳って感じかね
こないだ夜に文庫版「暗闇で踊れ」の表紙をまじまじと見てたらさ
なんだか怖くなって
表紙に描かれた女の顔が怖くなって
よ〜く見るとすごくグロテスクな感じなのねあの表紙の女の顔
美人という設定だけど、
内面のグロさ、気持ち悪さ、狂った感じがあの表紙絵の顔はよく表現されてて感心した
あまりにも気持ち悪いから思わず廃品回収に出しちゃった しかし「暗闇で踊れ」
詐欺師は美男美女じゃなきゃ駄目って
現実はそんなことないんだよね
若くもなく美形でもないのに結婚詐欺しまくり成功しまくりの男女が
現実には結構いる
事実は小説より奇なりだよ
馳の頭の中より現実は複雑怪奇だね
まあ小説はエンターテイメントなんだから、
詐欺師キャラは美男美女の方が読んでて楽しいでしょ、
だからあえて美男美女にしてるんだよってことなのかもしれないけど
あとさこの作品が描かれた当時流行ってたミクシーとか組み込んで、
今風に見えるようがんばって描写してる割に、
言葉遣いが相変わらず昔風ってのがきつかった
普通にネットやってて派遣で働いたりしてる今を生きてる30代の女が、
「〜してちょうだい」とか相変わらず言葉遣いは古臭い女言葉で
すごい違和感あったわ
そんな喋り方、今時はオネエしかしないっての
もうさ、舞台が「今」の作品は普通に現実的な喋り方させていいんじゃない?
だってがんばって「今」を描いてるのにしゃべり方が何十年も前で止まってるっておかしいよ
リアリティを持たせたがってるんでしょ?なのになんでそんな非現実的な喋り方させるのよ
まあ若い女の服装もおかしかったけどね…ちょっとああいう服装はしないと思うよ…
あと若い男の喋り方もおかしかった…いくつだよ。ほんとはおっさんだろお前、みたいな喋り方やしぐさしてた
思えば馳ももうおっさんなんだよね
しかも軽井沢という田舎に移り住んで久しい
今の若い人が描けなくなってるのかもね…だから藤原不比等とか描くようになったのはいいことかもね 大沢さんの毒猿読んで面白かったんとけど不夜城も読む価値あるかな 読む価値ありと言いたいけど人それぞれだから
とりあえず読んでみれば?
俺はすぐ引き込まれたよ
一番好きなのは夜光虫だけど 暗闇で踊れまだ読んでねえ。
去年は淡雪記を読んだな オウム真理教に殺害された坂本堤弁護士(深夜自宅に押し込まれ一家皆殺し)が住んでいた団地の他の住人(7世帯)は、
全員事件の起こる半年前より後に越して来た人達だった。
そのうち五世帯が創価の会員世帯。
神奈川県警は初動捜査の段階で、この住人達全員に行動確認をかけていた。
その矢先に城内康光県警本部長の婦警へのセクハラ疑惑や
生活安全課の警視がノミ屋(もぐりの馬券売り場)を開帳していた疑惑が突然次々と出始めて、
行確をはずしたら、マスコミからの疑惑追及は止まった。
それで勢いの付いたオウムは脱会信者の家族らを次々とVXガス(今度の金正男殺害で使われたのと同じもの)で襲撃。
当時の官房長官だった野中広務は
北朝鮮詣でからもどるなり出所不明の大量の金を政界にばらまき始めて、自民党の実質的な党首におさまり
公明党を政権に引き入れた。
ネトウヨもいないし、韓流ブームもまだ無い頃だったけど、あの頃から俺達の国はもうおかしかった。 はい、なけなしの金をはたいて買ったのに泣けました。 >>364
蓼科高原の伯父の家で生活することになった雨音。
家にはワルテルという名のバーニーズ・マウンテンドッグがいて……。 どんなに他の犬を飼ってもワルテルを忘れられないのか
女々しいやっちゃなw 馳星周『暗手』(KADOKAWA)4月26日発売
暗手。暗闇から伸びてくる手。
おれはいつしかそう呼ばれるようになった。
『不夜城』『夜光虫』の衝撃から20年……。
原点回帰にして最高到達点!
加倉昭彦はかつてノーヒットノーランも達成した
日本プロ野球のヒーローだった。
しかし、肘の故障が加倉の人生に影を落とす。
再起を懸け、台湾のプロ野球選手として身を投じるが
放水(=八百長)に手を染めてしまう。
やがて放水は露見してしまい、罪から逃れるために次々と殺しを重ね、
台湾で居場所を失った加倉は、顔も名前も変えて過去を抹消、
サッカーの地、イタリアに逃れ着いた。
今はイタリアの黒社会の何でも屋として糊口をしのいでいる。
殺し以外の仕事なら何でも請け負い、
いつしか「暗手」と呼ばれるようになっていた。
そんなある日、サッカー賭博の帝王・王天から、
ロッコに所属する日本人ゴールキーパー・大森怜央に
八百長をさせるという依頼を受ける。
計画実行に向けて着実に準備を進めていく加倉だったが――。 父ちゃんはワルテル忘れません!
葉巻吸って息子の犬たちと遊びます! >>375
人それぞれだから
俺は夜光虫が一番好きかな
暗手がつまらなかったらもう馳は読まないかもw 今ごろ馳版フランダースの犬って言われてる「淡雪記」読んだ
まあまあ
でも馳版フランダースの犬って別にこれに限ったものじゃない気がする
たとえば「鎮魂歌」なんてのも馳版フランダースの犬に思えるよ
ネロで滝沢がパトラッシュ(犬)
秋生はあんなにも犬を欲してたけど、
滝沢は秋生にとって犬の代わりになれたかもしれないのにね
ラストの滝沢を見るとさ
人間はなかなかあそこまで人間のためにできないって
まあ、自分とヤりたがってハアハアしてる犬なんてイヤだって秋生は言うだろうけど
「比ぶ者なき」も読んだ
うなずけないとこもいくつかあるけど、
なかなかの出来の歴史小説
馳の藤原不比等像、その源流は梅原猛だよね
藤原不比等はあんなこともした、こんなこともした、
まさにその名の通り日本の歴史において比ぶ者なき
とんでもないすごい人物だって言い出したのは、
数十年前の梅原猛だわね 現在連載中なのは・・・
小説宝石 『蒼き山嶺』
小説すばる『雨降る森の犬』
他にある? 淡雪記は馳作品の中で一番嫌いかもしれん
とにかく気持ち悪い
知的障害者の美少女と主人公のオッサンのやり取りとか鳥肌ものだわ アニメのフランダースの犬、
去年のクリスマスだったかクリスマスイブだったか、
夜7時ごろにテレビつけたらBSでやってたんで観たわ
2時間のダイジェスト版みたいなやつ
いや〜改めてひどかった
ネロが理不尽に不幸になりすぎ
おじいちゃんも失って、犬のパトラッシュとふたりほっち
仕事まで奪われちゃってお金がもう全然ない
しかしチャンスがやってきた!一発逆転チャンスに賭けるネロ!
でもダメだった。絶望。もう住むところもない
もうネロの前にあるのは死だけ
パトラッシュは生きていくことができたんだけど、
愛するネロと死ぬことを選ぶ
殉死ですよあれは
死んじゃうネロとパトラッシュ
天使たちが舞い降りてきて、ふたりの魂を天国に運ぶ
最後、女の人の声でナレーションが
ネロとパトラッシュは天国に行きました。
これからはもう寒いことも悲しいこともなく、天国で楽しく暮らすのです
みたいなこと言うんだけどそんなん納得できるかあ!
と叫びそうになりました。叫ばなかったけど
まあ、とは言っても不夜城シリーズみたいなさ、
酷い人生を送って酷い死に方した奴らがみんな成仏もせず、
ずーっと恨んで怨霊みたいになってますってのは嫌だからね〜
どんなむごい人生を送ったとしても、
いやだからこそせめて死後の魂は安らかでいてほしいと、そう祈りたいもん 淡雪記は内容全く覚えとらん。
モーホーが登場したのかもな。
主人公がポコチンを女に洗ってもらってなかったか やつらを高く吊せ
そろそろ読み終わるんだが
次は何を読めばいい? お前らブルーローズすべて読んだか?
上巻の後半までは読んだがもうここから1年読んでないわ。
それで今は雪炎を読んでる >>388
読んだけど内容一切覚えていない
その程度だったんだろうな ブルーローズはそんな嫌いじゃないな
むしろ好き
近年の作品に比べれば良い方だろ 雨降る森の犬は、ツンデレの犬の話だな。
山の話よりよっぽどいい。 ビビる大木の家について行っていいですかって番組を先週見てたら熟女クラブのママにスタッフがついて行き部屋の棚に馳の本があったぞ
生誕祭と雪月夜とM
不夜城は置いてねえのかって思ったが
置いてたかもしれないけど 冬山の小説、ずっと自然描写で登場人物もほぼ主人公だけ、あと寒いとか凍えるとか、そんなのばかりで、読んでて何が面白いのかと思った。 ◆作家、書評家より、賞賛の声続々!!◆
言い訳はしない。赦しも求めない。ただ傷ついたまま、男はより深い闇へと分け入る。
破滅へと向かう独りよがりの自我を描かせたら、やはり馳星周はピカイチだ。
東山彰良(作家)
生への意味を、誰かの中に見出そうとする虚しさと渇き。決して実らない祈り。桁違いの業深さ、ここにあり。
垣根涼介(作家)
初期への回帰!馳 星周節が戻ってきた!
謳いあげられる血まみれの絶望と孤独の何と甘美なことか。紛れもない今年の収穫だ。
池上冬樹(文芸評論家)
『夜光虫』から19年。主人公・加倉昭彦の復活は、馳 星周の新たな可能性を拓いた。
裏社会で蠢く、血に飢えた男たちの姿に胃の腑が抉られる。弩級のエンターテインメントだ。
東 えりか(書評家)
人を守る気持ちが芽生えた時、その人のためにさらに冷酷非情になれる。
「暗手」こと加倉の、「人間味を帯びた殺人者」としての魅力に溢れたノワールの傑作である。
三島政幸(啓文社西条店店長)
一度地獄に堕ちた人間をさらに突き落とす。これは馳 星周にしか書けない、もっとも危険で哀しいゲームだ。
杉江松恋(書評家)
最初の1ページで、一撃で、否応無しに物語世界に引きずり込まれる。
死なずに、生きる。それは大きな決断なのだと、この小説は言う。
死なずに、生きろ!この小説は、そう言う。自己記録を更新し続ける馳 星周の、完全なる最高傑作。
吉田大助(書評家)
ラストまで手が止まらない。“いま”にふさわしい、新たなノワール小説の発火点。まさにエポックメイキングな作品だ!
タカザワケンジ(書評家) 夜行虫の続編マジか
とりあえず夜行虫を読み直すか
なにせ14年前に読んで以来だからな
ラストでジジイを撃ち殺したのは覚えてる >>403
ネタバレになるから詳しくは書かないけど、結末は予想通りだけどそれが良いと思える読者の評判は賛否別れる
俺は好き
シリーズ化しそうな感じ、イタリアを描くのにマフィアが一切絡んで来ない不自然さ
ピッチャーだった経験がスナイパーの技術に繋がるのは解るが、体術は別だろう?って疑問はいくつか有った
ただアンタッチャブルよりは100倍良かった >>403
楽しかったよ。最近の作品の中では1番かな! 不夜城より絶望感が無いのはやらないと殺されるのが同じでも主人公がチート化したからだな
今まではとんでもない事をやってのけるけど、基本は止むを得ずってパターンで裏社会の人物を描いてたから今回のは新鮮だった
シリーズに先が有るにしても決して良い人間にはなって欲しくはないな 暗手良かったな
熱中して一気読みしてしまったわ
昔の馳作品では必ずあった事が動き出してからの疾走感が久々に感じられた
ただ続くのかこれ? 連載小説よく読んでるんだけど、この人の作品は、前回の分がよく記憶に残ってるんだよな。
ノワールも犬の作品も。
毎回、特別何か衝撃的なことが起こってるわけでもないんだけど。
読みやすくても、何回読んでも全然記憶に残らない作家の作品も多いのに。
リーダビリティが高いっていうのはもちろんあるけど、あまり場面展開がゴチャゴチャしてないのかな?
一本道というか。
だから記憶に残りやすい。 読んでなかった約束の地を読み終えた
んで夜行虫の続編読むぞ! 沖縄の話だったかな
一応読んだけどつまらなかったような気がする 元警視庁刑事・坂東忠信さんのお話
https://www.youtube.com/watch?v=Wn_39dIJq24
これ見て(聞いて)たら不夜城シリーズを思い出しちゃってさ
90年代半ば〜2000年ぐらいの在日中国人犯罪者たちの話
ちょうど不夜城シリーズってそのころだったよね
当時の歌舞伎町の話は32分ぐらいから。
中国人が暴れて青龍刀で片腕を切り落として〜って話は馳もしてたな アンタッチャブル、あまり惹かれなくて文庫まで待ったけど面白い。
ブラックと笑いのまじったコメディー・ノワールが今後の方向性かな。 アンタッチャブル、そこそこ楽しめたけど馳じゃなくてもいい感がすごかった。
エロ、グロ、裏切り、愛憎、嫉妬、人間臭さが足りない。
椿はいいキャラだけど、シリーズものにするには扱いづらそう。 アンタッチャブルって評価高いの?
はっきり言って中途半端でおもしろくなかったけど >>424
自分もアンタッチャブルはいまいちだと思った。馳らしさがない。
本当に馳が書いたのか疑わしいレベル。
お約束でいいから、ぐちゃどろの逃亡劇が読みたい。 暗手面白かったって夜光虫読み返したらこっちの方が糞面白かった 夜光虫派と不夜城派に別れる気がする。
ちなみに俺は不夜城派だが どっちも名作だけど、最初に読んだこともあってインパクトはやっぱ不夜城 復活祭読んだけど、ほぼ予想しうる範囲の展開〜終わり方、だからつまらなかったな
まぁ一気に読めるいくらいの魅力はあるけど。これも3部作になりそうだな
もう主人公の男2人は金もうけの才能無いんだから、小金だけ稼いでろと言いたい
あと「ファーナス決別の朝」って洋画レンタルで見たけど、なんか馳の短編小説みたいな雰囲気もあって渋くて面白かった >>435
美千隆ってもっとやり手だと思ってたのにがっかりしたよ アンタッチャブル文庫で読んだが、いまいち。
マンネリ打破したいんだろうが、持ち味捨ててどうするのかって。
短編集の「チンピラ」久々に読んだら最高だった。 何年ぶりだろうか
不夜城をまた読んだら劉健一は金城武の顔が浮かぶ 自分の脳内イメージとは違ったが、日中バイリンガルで男前の金城武はうってつけだったな。