アルセーヌ・ルパン ACTE6 [転載禁止]©2ch.net
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モーリス・ルブランの生み出した怪盗紳士、アルセーヌ・ルパン(リュパン)について語るスレです。
著者が生前に執筆しながらも未発表のまま封印されてきた幻のシリーズ最終作、発売中。
ルパン、最後の恋
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/211863.html
前スレ
アルセーヌ・ルパン ACTE5
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1347109436/
邦訳、映像化作品は>>2-7あたり。 ポプラ文庫の「三十棺桶島」の“リコ”と云う犬の名、新潮の“万事OK”で刷り込まれてたから違和感があった
前半の凄惨な部分の中で一服の清涼剤となってたのが“万事OK”という犬の名前だったのが、改めて思い起こされた
押川春浪の「怪人鉄塔」や橘外男の「青白き裸女群像」、小栗虫太郎「人外魔境」なんかにも相通じる
冒険活劇ロマンと言うと古臭いけど、嫌いじゃない フランスの話なのに“万事OK”って英語なのがなんとも。
子どもが覚えたての成句からつけた名前なんだから、
“順風満帆”とかなのでは? そこが日本語に訳出する難しさなんだろうね
単なる「オーケー」でも良かった気がするが
「OK」って語源に諸説あって、はっきりしないらしいな
知らなかった 「虎の牙」読了
謎が謎を呼ぶ展開、事実と思われていたものが次々とひっくり返るストーリー、時代を考えると先進的すぎるトリックなど
ミステリーとしては非常に優れた作品で凄く楽しめた(犯人については確実にアンフェアでガッカリしたが)
しかしルパンものとしては財宝や事件もスケールが小さく、物足りないと思えるのも事実であり
ルパンとは関係のない作品として書き、よりミステリーとして洗練させた方がもっと評価された作品になったのではないだろうか
でも、ドン・ルイス・ぺレンナ3部作の完結作として必要なエピソードが挿入されてあり、アルセーヌ・ルパンシリーズに一旦区切りをつける作品としても書かれているので
やっぱりルパンである必要があった作品だったんだろうなとも思う 子供の頃初読の時、第一部で一応けりがついたのに、無理やり引き伸ばした感じがした 未読の時は、虎の牙と呼ばれる怪盗とルパンとの壮絶な闘いを想像してワクワクしてたんだが。 前半部分で終わらせた方がまとまってたと思うけど
後半があるからこそのルパンでもあると思う >>245
確かにタイトルは羊頭狗肉だなw
ルパンの明かす真相も拍子抜けだし
>>246
最後の廃墟の対決シーンはいかにもルパンらしいというか、
何度も読み返したくなる 「虎の牙」といえばルパンの部下マズルーが印象に残ってる
ルパンにやつ当たりされるわ、警察とルパンの間で板挟みになるわ、とにかく不憫な部下だったなw 「虎の牙」は813のネタバレし放題で813より先に読んだ人はショックだろうなと思った 「虎の牙」と言えば真っ先に乱歩の少年探偵を思い出す
もっともポプラ社の「地底の魔術王」だったか、表紙を開くとタイトルの下に小さく(「虎の牙」改題)と記されてた
当時はルパンの同タイトルと区別するため変えたのかなと思ってた
いずれにせよ「虎の牙」…いいタイトルだと思う >>249 「813」より先に「水晶の栓」出しちゃったハヤカワ文庫もなぁ… 冒頭の部分だね
なんにしても813が諸悪の根源のようだ なんなんだろう、当時、ルパンと言ったら813であり
813を読んでるのは当たり前という風潮でもあったんだろうか いや、ルブランが813を先に出したからでしょ
ルブランにしてみれば、読者は出した順番に読んでくれてると >>256確かにそうなんだけど、やたら813のネタバレが多いとこが気になってね
813のネタバレは後の作品にたくさん出てくるのに奇岩城とか水晶の栓とかのネタバレはそんなにないし ルブランは先行する自作に触れるのがお好き
奇巌城に触れた作品
813
八点鐘
カリオストロ伯爵夫人
バール・イ・ヴァ荘
カリオストロの復讐
ルパン最後の恋
813に触れた作品
水晶の栓
金三角
虎の牙
緑の目の令嬢
カリオストロの復讐
戯曲アルセーヌ・ルパンに触れた作品
奇巌城
813
ルパンの告白
などなど。特に813については作品の根幹の部分を明かしてしまっている。 だからアバンチュリエの作者は「ルパン譚は
それぞれ単独作じゃなくて前作を踏まえた
ルパンの人生の大河ドラマ」
って言ってるんだね。 ルパンの冒険ではルパン対ホームズへの言及が少しあるね >>258
こういうの良いね、ルパンシリーズの壮大な歴史を感じられる。 ホームズを馬鹿にするのはしょっちゅうだろ
しかし、ホームズとルパンの知名度とか売り上げがこうも差がつくとはね ホームズもデュパンを馬鹿にしてたし、ポアロもホームズ流の推理を嘲笑ってたし
探偵の先輩を下げて自分を持ち上げるのは探偵小説のお約束みたいなもんなんだろう “ 大師の名は弘法に奪われ、怪盗の名はルパンに奪われる ”
ルパン三世や二十面相は居るけどな >>231
ブラック・ジャック
ところでアバンチュリエは最近休載ばっかじゃないですか? こんな本も
http://honto.jp/netstore/pd-book/description.html?prdid=27692165&guid=ON&c2=9b268121e53007f000014d8fef9d7a77#bottom
まだまだルパン、人気あるのかも。 >>263 それらに限らず 漫画やアニメや映画やら、でお約束だな
初登場のやつが「〇〇(前の登場人物)など、俺からしたら下っ端同然!」て
出てくるけど、そいつとまえのやつとあんまり変わりがない しかし、昔は、少なくとも日本国内では
ホームズとルパンは人気は同じくらいだったんだけどな
ここまでホームズに差を開けられるとは思わんかった ホームズは近年もハリウッドから新作映画が出てヒットしたりしてるしな・・・
ルパンも10年前に本場フランスで作られたけど、大して当たらずに
続編も出なかった
TVドラマもジェレミー・ブレッドのホームズが日本でも何度も放送してるし、
DVDをレンタルも出来る
ルパンのTVドラマは今となって簡単には観れないし、観た人も少ない
結局、昭和後期から平成にかけて映像化作品の数と浸透度の差で
水をあけられたんだと思う 映像化は人気の「原因」ではなく「結果」なのではなかろうか。 どちらも荒唐無稽さでは似たようなものなんだが、
いかにもリアルでもありそうな書き方で大人にも読まれるホームズ
まんま非現実に徹して子供向けと思われてるのがルパン
特に短編はホームズを凌ぐものもあるんだが、
とかくイメージが先走りしてるのが残念 >>273
でもその映像化作品が作られたのはあくまで海外だから
だから海外では「結果」だが、その結果によって後年、
日本でもホームズの人気に引き離される「原因」となった 伝道の書としてまず怪盗紳士、告白あたりの短編集を広められたらいいと思うんだが 短編同士で比べると、ドイルのトリックは基本的には問題が最初に提示されて、
それをホームズが解くっていうパターンだが、
ルブランのトリックは主人公が怪盗なんで、思いがけない方向から問題が提示され、
これまた思いがけない解決になるので、毎回予想がつかないトリッキーさがあって
好きなんだけどな
ただルパンが毎回、視点がコロコロ変わるのに対して、ワトソンの手記である
ホームズの方が安定した気持ちで読めるから多数派向けってのは分かる
子供の時、南洋一郎版を読んだ時、読んでも読んでもルパンが全然出てこなくて
イライラして途中で投げ出して、すぐルパンが出る巻に読み替えたりしてたw フランスだと泥棒が主人公だから学校の図書館に置けないとか…。
お膝元のフランスでさえこれじゃ、欧米諸国ではみんなそうなんだろうか? 変装や裏生活とか少しアレンジすると三世や007になってしまう気がする モンキー・パンチ先生に原作準拠の“ルパン一世”でも描いてもらえば、
海外はともかく日本では盛り上がるかもしれない >>284
>>119から少し読んでみて
>>276の広められたらという流れだと思う >>278
自分も言語の要素は大きいと思うね。
フランスでは、学校の図書館に置いてないとか確かに聞くね。
でも、10年くらい前の、「フランス文学を代表する主人公は?」とかそんな感じのフランス国内のアンケートでは、ジャンバルジャンと首位を争ったらしいけど。 それか逆転の発想で、バーネット探偵社を映像化して、そこから怪盗編に繋げていくという発想もアリ。 本国と比べると、学校の図書室にポプラ社版が普通に並んでいた
昭和の日本の方がある意味で健全だなw
ただまあ、南洋一郎がああ書き換えたからこそ学校に置けたってのはあるな
完訳版を知らない小学生からするとルパンは正義のヒーローって印象だったし
今の小学校でも置いてある所はあるのかな? まあ塾や習い事が繁盛してるからね…
今住んでる県の公立図書館で検索すると各市に10〜70冊以上ルパン関連本があった
パスティーシュやアバンチュリエとかの漫画を置いてるところもある
ホームズは別格だし、同時代に量産された読み物の中では残ってる方だと思う >>286 ルパンとジャンバルジャンと争ったってことは、ダルタニヤンやダンテスにフランス国内での人気とか知名度で勝ったってことか? だとしたら、すごい
>>289 二十面相が今でも一応細々と読み継がれてるんだから、ルパンも読み継がれてほしいな
まあ、学校の図書館に入ってる理由は人気っていうよりジジババな先生の回顧癖で入ってるんだろうけど。でも、それでも無いよりは有る方がずっといい。 明智小五郎や金田一耕助も他国ではまったくの無名だが、
国内ではまだまだ知名度高いし、新作ドラマなんかも未だに作られるしな
ルパンも本国フランスではそんな状況なんだろう ホームズのワトソンみたいにルブランも作中人物としてもう少し存在感を示してたら少しは変わったかな?
確認するのに久しぶりに怪盗紳士と告白を読んでみたら、やっぱりルパンは面白いわ
ハートの7のルブランの件りなんてすっかり忘れてたw 60年代に明るいテレビシリーズが作られたり、90年代はアニメが作られたり、
フランスにおけるバットマンみたいな位置づけなのか? パスティッシュ集
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/1612270492/
初英訳の「エメラルドの指輪」「ルパンの帰還」他、パスティッシュ19編。
『黄金仮面』を踏まえたルパン対明智小五郎の書簡ミステリも。 >>293ルパンはフットワークの軽さや視点が作品によって変わるのが魅力だと思うから
ルブランに存在感持たせるのは悪手だと思う
存在感と個性を持たせたら良かったのにと思うのはルパンの部下たちだな 舞台を現代に変えたホームズドラマがヒットしてるんだから、フランスも同じ事…やっても駄目そう。
変装をドラマでやるのが難しいだろうな、リアルにやるなら金かかるし安くすると陳腐になっちゃうし。 今の撮影技術を駆使すればかなりの部分が表現可能だろうけど、それだけに監督側のセンスが問われるだろうな。
ホームズなんて斬新な解釈で、映画としては上手く出来てると思った。 みんなの怪盗ルパン ポプラ社 だけど
27ページの最後の行のオッカムの剃刀の使い方、間違ってないか?(小林泰三の書いた部分) みんなの怪盗ルパン、まあまあおもしろかったけど
ルパンが弱すぎないか?
前にいる奴を殴ろうとした時に後ろから手を掴まれる、とか。
雑魚のやることじゃんな、そんなミス。
良かったとこは、ルパンファンなら、絶対にこのセリフや設定はあのこと指してるんだろって
わかるところを、そのまま説明せずにさらっとながしてるところが何箇所か有って良かった。
湊かなえのやつとか、ルパンが〇〇に会いに来てるってのはルパンファンの読者には絶対わかるんだけど、それについては書かないのはうまい
小林泰三のやつも、後ろの方で出てくるガジェットの〇〇は、ファンならあの話のあれだろ、ってわかるんだけど
それもそれ以上深く書かないのは上手い ポプラ社のはよく読んだけど、やっぱり読者はあれで止まっちゃう人が多いんだな。
偕成社版とかには行かないまま、超人ヒーローで終わっちゃってる。 >>308 みたいに、翻訳しか読めないで威張ってるバカいるんだよな
>>308は威張りたかったらフランス語の原文で読め! 物凄い読解力だな。
俺レベルの雑魚はどう理解したのか想像すらできねえ。
原文読んでるか否かであの見解がどう変わるのかしりたいわ。 今時ルパンのパスティーユ集とは嬉しいけど売れるんかな >>311 ポプラ文庫クラシックが、フェアやってようやく2刷だからなぁ… >>308>>310アホ発見! アホが必死だな
>>311>>312 ポプラ社ルパンシリーズは編集者や出版社社員の中に子供の頃読んでた根強いファンが居るから
復刊とかパスティーシュの出版企画が通りやすいんだろうな 一般受け、子供受けを考えるならポプラ社版の方が良いでしょ。
義賊ルパンが気に食わないってのも解るけどなくなるよりはマシ。 みんなの怪盗ルパン、
小林泰三の話は ルパンVSホームズに〇〇が出るのは珍しいのでそこは面白かったけど
トンデモ陰謀説の度合いが凄すぎる。トンデモ陰謀説みたいな展開を嬉々として書く作者って幼稚なんだろうな。
オッカムの剃刀の使い方を間違ってるのはちょっと情けない >>314 瀬戸川猛資がポプラ社版を絶讚、というかポプラ社版で充分、いや、ポプラ社版でないと楽しめない、原作は冗長と決めつけたもんだから。
ミステリファンの中に、瀬戸川信者ってのは結構いる。 ポプラ社原理教?
たしかに昔はルパンとの出会いはポプラ社というのが圧倒的だったと思うし、
初体験の刷り込みも大きかったと思うけど。
小学高学年から中学くらいになると普通に新潮、創元に移ったけどな。
中学や高校でポプラ社のルパンというと、既にガキの頃の思い出としか語られなかったし。 一応。森田崇『怪盗ルパン伝 アバンチュリエ(5) 奇巌城・下』発売日。 ま、そこでの読みづらさがルパンが大人読者に普及しなかった一因でもあるのだが。 偕成社と早川以外はあんまり読んでないけど、創元と新潮のは読みにくかった記憶があるなあ。
ポプラ社のは偕成社になかったのだけ買ってたから調べてみたら現行シリーズからカットされたのばっかりだったw
殺人魔、ピラミッド、まぼろしの怪盗……。どれもあっさりし過ぎてて不満だった記憶。カット版なんだからしょうがないけど。 ポプラ社版はところどころ話を勝手に変えてるのが良くない
ポプラだと奇巌城なんてルパンが奇巌城を入手してから手放すのがあっという間なんだよ。
原作の奇巌城を長期所有していたからルパンは裏社会のトップになれたっていう大事な設定が台無し
813
ポプラだと最初の方に出てくる刑事が「ルパンが犯人じゃない」って言うんだけど原作では「ルパンが犯人だ」って言うんだよ
その刑事がルパンだったから面白いわけじゃん。
レオン・マシエはポプラでは助かるけど原作では死刑になる
八点鐘 ポプラではオルタンスは少女だけど、原作では既婚で30歳前。まあ、これはお前らはポプラが好きかもしれんな
ガラス栓 ポプラではルパンは死刑囚2人の主要人物じゃない方を撃つが殺してないけど、原作では殺してる
大体「古塔の地下牢」ってタイトル内容と関係ないだろ!
ルパンの逮捕 原作では有名作家〇〇に先駆けて〇〇トリックを使ってるのがいいところなのに
ポプラ社ではその〇〇トリックをなくしてるんだよ。何考えてんだ南洋一郎!
なんちゅーても、ポプラではルパンは直接、人を殺してないことにしてるが、原作では何度か殺している 813は
ポプラはルパンが犯人を殺さないんだよな
原作ではルパンが直接、手を下して殺すんだけど 火薬庫とかパスティーシュものはポプラ社の翻案が手に入りやすかったなあ。
でもウネルヴィル城館の秘密でルパンの妄想通りヒロインが助けに来るとか、ああいうのは
ルパンらしいなと思った。813でひたすら皇帝待ってるのと似てる。
ルパン二つの顔はあまり面白くなかったな。奇岩城関係してたっけ。 角川つばさ文庫の怪盗紳士ルパンは、
タバコに関する記述がカットされてるのが印象的。
カフェで葉巻をやるシーンなんかは別段カットしても特にあれだけど、
葉巻の中に秘密の通信文が入ってるというシーンも、手紙が素のまま引き出しの中に入ってるってなってて、
そんなところまでカットするんだすげえな、と思ったり。 >八点鐘 ポプラではオルタンスは少女だけど、原作では既婚で30歳前。
>まあ、これはお前らはポプラが好きかもしれんな
こういうこと書くと説得力も品位もなくすよ
せっかくの他の比較部分の文章が台無しになる
単にポプラ好きに喧嘩売りたかっただけかよって
お前がそうなんだろって、いらん茶々も入れられるかもしれんし >>326
厳しいもんだなー、泥棒が主人公の時点でそんなのいいじゃんと思うけどw >>327は、品位を持って2chをやってるそうだ、そりゃあ、すごい。
>>328 わろた。 ルパン「俺は盗みはするが、タバコは吸わない!」だもんな。
子供向けに書き直したやつだとルパンが「ちびっこの諸君!万引きはしていいけど、タバコはダメだぞ!」とかって言いそうだな >>329
そんなの当たり前だろ
匿名掲示板だって一定の品位が必要に決まってる
何をワルぶって開き直ってんだ坊やw 今さらだけど、新潮と創元ともに文庫で全作出して欲しかったな。
そうなると「強盗紳士」の方は選ばなかったかもしれないけど。 >>330は、少女オルタンスでしこってる、品位ある2chネラーだ、そりゃ、すごい。 >>326 ホームズのパイプとかどうなっちゃうんだろう? 子供向けのホームズだと、コカインはやるけどパイプは吸わない、とかになるんじゃないか?
ホームズが「コカインはいいけど、タバコはだめだよ!」とかって言いそう。
でも、ウソかホントかしらんけどコカインよりタバコの方が体に害があるって言う人は居たらしいね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています