>>12

ウィリアムKクルーガーのコーク保安官シリーズは
ミネソタの湖畔にある寒い寒い小さな町オーロラを
舞台にしてお話が展開するから
都会を舞台にしたキレのあるハードボイルドとはまた違った味わいがある
 読んでても「うわっ、寒そ」とか描写で伝わってくる

その町の古い歴史とか、人種問題とか、そういうのが話に絡んできてるから
都会のギラギラした犯行とはまた違うお話の展開が多い
そこが新鮮でもあり、その辺が、>>13さんのおっしゃってる通り
マンネリ化した部分でもあるかな

コークは自分の中では、ちょっと頭の禿げた腹の出た
よくアメリカ映画の中で出てくる中年のおじさんで
でも人の良さそうな男らしい誠実な刑事って感じデス

今年出たノンシリーズは、コーク以外でも、こんな作品も書けるんだあって
びっくりした位、ノスタルジックなアメリカが舞台になってる
サスペンス色強しというより、その頃のアメリカの家族、苦悩、青春
読み終わっても、忘れられない1文とかが、ちりばめられてる