トリックより推理のロジック重視のミステリー [転載禁止]©2ch.net
エラリークイーンの悲劇四部作や国名シリーズ、有栖川有栖の江上シリーズ、法月倫太郎の「法月倫太郎の冒険」など、トリックより探偵の推理のロジックに重きを置いている作品は他に何かありませんか? 自分は、はじめてクイーンを読んだとき、クイーンが推理を披露する場面でゾクゾクした。
これは、江上シリーズを読んだときにも感じた。たくさんのミステリーを読んできて、いまだこの感覚は
クイーンの作と江上シリーズの作にしか感じたことはない。 以前、何かで、そのような作品(一分の隙もナシに理詰めで解決する作品)は
10作足らずであると有栖川氏が何かで言っていた。 都筑道夫氏は『黄色い部屋はいかに改装されたか?』において、推理小説を「謎と論理のエンタテイメント」であるとし、
犯人が仕掛けるトリックよりは、ロジックの方が重要である、と述べた。
ただ、都筑氏の作品自体においてはその限りではない。某評論家は、都筑氏はそれを理想としながらも、
隙のないロジックを作り上げるのが氏自身は苦手であったのではないかと述べている(実際、そのように書くのは大変難易度が
高いことは誰の目にも明らかであるが)。 一分の隙もないロジックなら西澤保彦の神のロジック 人間のマジックかな。
あのタイトルは誇張表現じゃないのが怖い。 笠井潔の『青銅の悲劇』
犯人との対決での追い詰め方は読むのが嫌になるレベルw ロジック重視と謳っている作品でも、大抵はどこかに穴がある まぁクイーンだって、穴は見つかってるししゃーない。
有栖川の十作足らず発言も、現実には存在しないが、
そういうミステリーがあってほしいという願望からきてるしな ロジックと言えば古野まほろしかいないでしょ。
あと麻耶ゆたか。 霞流一、依井貴裕
コリン・デクスター、クリスチアナ・ブランド、ジェイムズ・ヤッフェ ロジックなんて通用しないことを麻耶が証明したんじゃないの? 氷川透wwwww
屁理屈こねてるだけでしょwww
商業的に成功してないから文庫化されてないのにwwww 最近、長編「そして医師も死す」を読んだ。
作者はディヴァインという人。
本の帯に『フェアプレイを貫く正統派本格』と
書いてあって、読んでみたら本当に
フェアプレイで驚いた。ロジック重視で
なかなか良い作品だと思う。 まあ、探偵のロジックなんか論理的でも何でもないからな
笠井潔はその非論理性を本質直観なんだって説明したが 都筑道夫は一部の隙もないロジックが良いなんて一言も言ってない
退職刑事なんかは憶測に憶測を重ねた飛躍だらけのロジックとは言え
正真正銘「推理」だけで謎を解明するシリーズだよね ロジック度
氷川透 95
法月綸太郎 88
霧舎 92
綾辻 55
有栖川 73 叙述度
折原一 100
辻村深月 98
綾辻 70
法月綸太郎 20 おいおい辻村深月読んでないのにそういうことしないでくれよ 冷たい校舎みたいにわりとバレバレでも叙述度高く認定されるのか
叙述度って何だ? 叙述度って
叙述トリック作品数/総作品数 か?
それなら納得……と言いたいところだが、
折原一は95%ぐらいなんだよなぁ >>23
折原一と辻村は、読者は叙述とわかった上で楽しむ作家だし。 青崎有吾の「体育館の殺人」を読んだのだけど、これってほぼ(メ欄1)だな、(メ欄2)を傘に置き換えてるだけで ちなみに、有栖川氏がクイーンの作品の中で、これは余詰めなしの完璧なロジカルな作品と言えるものとして
あげていたものは、
・Yの悲劇 ・Xの悲劇 ・レーン最後の事件 ・フランス白粉の謎 ・エジプト十字架の謎 ・シャム双子の謎
・スペイン岬の謎 ・ギリシャ棺桶の謎 ・中途の家 ・九尾の猫 ・悪の起源
・ガラスの村 最後の女
これには賛否がある方が多いと思われる >>29 ミス訂正
これには賛否があるある方が多いと→否定的な見解をもつ方も多いと 綾辻はそのような作品を書くのは自分には難しいとしながら、自作のなかでそれに一番近いものとして
「鳴風莊事件 殺人方程式U」をあげている。 >>29
最後の女が一番隙のない作品だろうな。次いでギリシャ棺。三番目が
中途の家かな。あとは有栖川の選択に異論があるのもわかるよ。 穴がない完璧なロジックよりも、
個人的には飛躍や妄想があっても捻りの効いたアクロバティックなロジックの方が好みだなー 飛躍が多いけどアクロバティックで面白い都筑ロジック
穴の無さにこだわるあまり遊びが少ない氷川ロジック
一見完璧だけど適度に飛躍があって万人に心地よいバランスのクイーン、有栖川ロジック
てなイメージ >>29
有栖川は「オランダ靴の謎」をイチオシしていたはず
それ、「オランダ」が抜けてるだろ >>35
本当だ!!
今、確かめたところ、オランダも載っていた。ケアレスミス。
指摘してくれてありがとう。
これが『正しいヤツ』
・Yの悲劇 ・Xの悲劇 ・レーン最後の事件 ・フランス白粉の謎 ・エジプト十字架の謎 ・シャム双子の謎
・スペイン岬の謎 ・ギリシャ棺桶の謎 ・オランダ靴の謎 ・中途の家 ・九尾の猫 ・悪の起源
・ガラスの村 ・最後の女 日本人の名前が多く出るというのは、結局、本格ミステリー作家の多くがエラリー・クイーンを
リスペクトしていることに起因してるということだよね。というか、アメリカ以上に日本では
クイーンが崇拝されているよね。オマージュ作品もすごく多いしね。特に、新本格の人たちにとっては
神のような存在と言っても言い過ぎではないくらいに。 ロジック度
S クイーン
A+ 法月綸太郎
A 氷川透