【私が殺した】原りょう(原ォ)その8【天使たち】 [無断転載禁止]©2ch.net
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『そして夜は甦る』(早川書房, 1988)
『私が殺した少女』(早川書房, 1989)
『天使たちの探偵』(早川書房, 1990)
『さらば長き眠り』(早川書房, 1995)
『ミステリオーソ』(早川書房, 1995)
『愚か者死すべし』(早川書房, 2004)
『ミステリオーソ』『ハードボイルド』(早川書房, 2005)---『ミステリオーソ』の分冊化による文庫版
■前スレ
原りょう(原ォ)その7
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1284127227/ 新宿の紀伊國屋書店のサイン会、行ってきたぜ
20年程前に知って今日初めて相対したわけだが
近寄り難さはなく普通の気のよさそうなおっさんてなところ
あと女子高生が来ていてそれが印象的だった
物珍しいのだろう係員も複数声をかけていた
原のおっさんもさぞかし意外に思ったことではなかろうか
それとガキがうるさくしてたのがマイナスポイントだったな
つれてくるなって感じ 今読んでるけど
流石にレベルが違うわ
一つ一つの文章が磨かれて洗練されてる
チャンドラーみたいだよ >>418
探偵なのにケータイを持たないのはスタイルやポリシーというより、
単なる変人しか見えないレベル
とてもかっこ良いとは思えない
かといって、時代に迎合した沢崎を見たくないという気持ちもわかる
だから、作中では1作ごとに1年経過するようにしておけばよかったのに
20世紀が舞台ならなんの問題もなかった 講演会とサイン会行ってきたよ
講演会はミステリマガジンでレポート載るってさ
すぐ横にいた早川の社長が、途中で寝てたのが気になったよ。あれは失礼だろ。笑
あと、奥様がお見えになっていた模様。
サイン会は、気さくな会話ができてよかった。
100番に近い人は、幼児が騒いでいたみたいで少しお気の毒でした。 新作良かったわ
派手な展開が多くてワクワクしたし、レギュラーキャラ勢揃いって感じなのも良い
次巻があるとすれば相良の今後が一番気になる 講演会、満席でした。年齢層高め、女性率低め。
内容はミステリマガジンに載るけど、今公開されてるインタビューとそれほど変わらない。
「村上春樹訳のチャンドラーは全て(新作執筆期間中に出たから)読んでない」が最高でした。
originってあるよな 女率低いのはまあ予想できた
サイン会ではざっと3〜5名てなところか
しかしまさかの制服姿の女子高生は予想できなかったがな
「最年少ですね」とか係員に声をかけられていた 村上訳チャンドラーは
原さんもできれば全部読んでおいたほうが良い
さもないと、人生の3%ぐらい損をすることになる そんなもの得したと感じるのは村上のファンだけだろ
原書読めというのならまだしも ハードボイルド小説=変わり者小説なんだから今時携帯も持ってないというのはまさにハードボイルド タバコを吸って怒られたり、刑事に横柄な口をきいて怒られたりしたら良かったのに。 最後まで盛り上がりがなく終わってしまった
文章が好きだからいいけど、ストーリーはイマイチだった 今日の大阪のサイン会、イチャついたカップルが来てた。
一列に並ばなきゃいけないのに横に並んでるし。 チャンドラー好きは村上訳も読むんだろうけど、
原さんのファンは、清水訳のマーロウが好きなんだから、村上のはとくに必要ないね >>424
いや、俺はむしろ
「今回は相良回だったな」と思ったので
次回は別の(おなじみの)キャラにスポットを当ててほしいと思っている
例えば例の「電話サービス」の… まあ、高齢化のこの時代、70代でも現役の作家は多いけど完成するのが確実に
80歳すぎると思うとなあ 読売新聞の書評欄に新作載っててビビッた。つうか生きてたのか。 >>434
よう!自分も行ったよ
年齢層高かったなw
原先生が好好爺然とした感じでほのぼのした >>441
喫茶店とかジャズピアニストとかやってるんじゃなかったっけ?
それに年齢的に年金ももらっているんじゃいの? 文庫本の表紙が何か少年探偵団シリーズに思えて嫌だw >>443
ありゃ改悪だよな。
角川の乱歩の表紙が宮田雅之から高橋葉介に変わった時の不快感を思い出した。 新デザインのそして夜が蘇るのジャケの後ろの男って
どう見ても第三の男のオーソンウェルズなんだけど
あれ肖像権とか平気なんだろうか >>445
法律は全くの畠違いだから知らねえんだが、
とっくに名前の変わっちゃった御仁にも肖像権はあるんだっけ?
まあ、あったとしてもあの絵が「第三の男」の「オーソン・ウェルズ」だと瑕疵無く証明するのは難しいか。 読了。
文章は素晴らしかった。。読み初めがとてもわくわくどきどきした。
ストーリーが(14年かけた割には・・)ちょっとがっかりだった。。 アマゾンのレビューもまっぷたつ。
俺はつまらなかった。
全てが古くさい。 今までの評判を総合すると初期3部作よりは落ちるみたいだけど、
『愚か者死すべし』と比べた場合はどうなの? 事件そのものは愚か者のほうが面白かったかな
雰囲気は新作のほうが好き
道具立てが過去作を思い出させるのは良くもあり悪くもありって感じだが
出てくる人種や土地が沢崎シリーズっぽい気がする 沢崎がこんなに乱暴なことを言うかなという違和感があった そもそも沢崎の人格が変わっちゃってると思うが。
どこの馬の骨ともわからんようなガキに、「いつでも事務所に訪ねてくれ」なんて絶対言わないだろ。 30年経っても精神は何ら成長せず、成長しないまま
インターネット、しかも2ちゃんねる、をやってる爺というのも何なんだろうな
という話でもまた、あるとおもう。 >>448
> 全てが古くさい。
お前の思う「新しい」小説とは? >>445
オーソン・ウェルズで間違いないよ。
作中に「ハリー・ライム」という名前の喫茶店で依頼人の女性と会うシーンがある。
女性の後ろには大きく伸ばされた不敵な笑みのウェルズの写真がかかっているとある。
カバーデザインはそのシーンをきりとったものだと思う。
新作読んだ後「そして夜は甦る」を読みなおしていて気づいた。忘れているシーンも多々あって新鮮な気持ちで読んでいるよ。 ハードボイルド・冒険小説はリアルタイムで読むと名作でも
時代がたって読むと結構きついってのは時々あるからね
まぁ今の時代にあったものを書けるにこしたことはないけど
デビュー時点でもそんなに若いわけじゃないし、仕方ないか この平成の30年間に小説が珍奇な「新しさ」を求め続けて日本の文芸はおかしくなった
小説って本来古典的なものだろ 原ォは『さらば長き眠り』が到達点だったな
老いるとやはり無意識に感覚が鈍くなっていく 「本来」の話をするなら
そもそも大説に対する小説であったわけで… オープニングで駐車場で銃撃くらう描写がめちゃくちゃ好きだった
今回は盛り上がりがなかったな 『愚か者』以降、西新宿の事務所でのやり取りがメインになっているのが気になるところ。
関係者が事務所に表れるか電話するかして話が進行するので「説明台詞」的なものが増えたと感じる。
そこがちょっと不満だな。 ]>>457
>この平成の30年間に小説が珍奇な「新しさ」を求め続けて
>日本の文芸はおかしくなった
そんなのは「今時の若者は」「昔はよかった」などと同じで
単に年寄りの愚痴にすぎない。
人間は若い時に経験したもの最高と感じ、年を取ると若い感性についていけなくなるだけ 日本文学の現状なんぞ、どうでもいいだろう
原ォの小説さえ面白ければな 「ォ」の漢字は今どういう扱いなんだろう。表示されない環境ってまだあるの? >>465
お悪うござんしたねェ。
あたしゃガラケなもんでねェ。 新しくなくていい
古臭くて文句言ってるんじゃない
ハイライトがないんだよね今回のは
東野圭吾バリに作品産み出してたら文句はないけどね
ただダラダラしてただけじゃんと思ってしまう 「それまでの明日」で残念だったのは
あとがきが無かったことだ
しかもこの件で、文句が言い辛い、という…
(あんな献辞を載せられてはね…) >>468
> ハイライトがない
あー、錦織だったっけ、佐伯だったっけ。
両人とも出て来るが確かに今回は言及が無いな。
「かつては世界を制したハイライト」(違)。 佐伯だな
ちょうど今日そのくだり読んだ
他には第一作から鏑木興業が言及されてて驚いたなぁ >>467
俺がガラケを持ち始めたのは四年前だ。
だから今作の時間帯(2010〜2011)には沢崎と同じく携帯電話には縁が無かった。
相良の抱えた事情…の二、三歩手前の状況に、不本意ながら所持を強要された。 ハスキーボイスのお姉さんの出番がなくなるくらいならガラケーもスマホも要らない >>473
今回、関係がデキてしまったという解釈で良いのかな? もしチャンドラーが寡作家でなくて、E・S・ガードナーのように次々に新しい作品を発表する作家なら
充分満足できるできばえの作品といえようが、「長いお別れ」から4年半待たされて読まされた作品としては
いささか泰山鳴動鼠一匹の観がある
チャンドラー(原ォ)、E・S・ガードナー(東野圭吾)、「長いお別れ」(「愚か者死すべし」)、4年半(14年)
原さん、ますますチャンドラーに似てきたな! チャンドラー『長いお別れ』に匹敵する原ォ作品は『さらば長き眠り』 >>475
>原さん、ますますチャンドラーに似てきたな!
そうなると、最後の作品は未完で終わってロバート・B・パーカーのように
誰かがそれを引き継いで完成させるのか! >>466
最近のガラケー? それとも昔からのを使い続けている? 「ォ」の文字コードって前のまま特殊な扱いなのかなあという純粋な疑問なんだけど。 >>478
未完というか最初の一章書いただけだけどねプードルスプリングス
原さんの遺作がそういうのだと嫌だな・・・ 下手に今の流行を混ぜるとたった数年で古くなるからね
携帯は電話と写真だけで便利ヤナア的沢崎の感想でいいじゃん
舞台設定も7年前だし 携帯には拒否感あるのに、ナンバーディスプレイとかはサクッと導入してるんだな
うちの親なんて、固定電話は誰から掛かってきたかわからないのがいいんじゃねーかって言ってるけど >>482
携帯持つのは嫌だがナンバーディスプレイは導入するっていかにも沢崎らしい用心深さじゃないか
むしろあんたの親の感覚のほうが理解に苦しむわ 今、読み終えた
明日は東日本大震災から7年だ
日本の家族の絆を再認識させたあの大災害
原の新作は孤独な探偵の周囲で展開されるいくつもの家族の
失われた絆を描いた痛切な作品だった・・・ >>484
> 新作は孤独な探偵の周囲で展開されるいくつもの家族の失われた絆を描いた痛切な作品
いや、過去全作が概ねそういうもんなんだが…。 今となっては(人力による)「電話サービス」の方が贅沢? 古い案件に話を戻して恐縮ですが
「ミステリマガジン」3月号で一番うれしかったのは
「番号が間違っている」が再読できたことです
(その気になれば収録されてる単行本(文庫本)買えば済んだんだが) いつも思うが義理の親、義理の兄弟、親代わり、従兄弟の登場人物が多くね? ロスマクとか謎解きの要素も結構有るハードボイルドだと
そういう人間関係が増えるパターンはある 鏑木興業の活躍を心待ちにしていたファンは珍しいな
がっつり事件にかかわってるから喜びなされ 鏑木興業の人気に嫉妬。
そんな俺は安積武男のシンパ。 ハードボイルドである程度リアリティを保ったまま
トリックとかどんでん返しを仕込もうとすると
どうしても血縁関係のネタになりやすい面はあるね ロスマクドナルドはプロットだけ取り出すと
横溝正史と区別つかない
法月倫太郎の名言 今北産業的なやつだったんだな
もったいないからとりあえず過去作の復習からしてみるで
忙しいから相当時間かかると思われ 次回作は案外早いかもと期待。
名前がわからない男&青年に震災がからんだ感じ? >>497
それは後回しにして頂きたい。
先に「愚か者」でブン投げた謎に落し前を着けてくんねえと、な。 >>499
吉村昭を読め。
自然災害も戦争も国家的大事件も技術開発も、
日常の平穏さえも透徹のハードボイルドになり得る。
作家の意志と力量次第。 60年70年後にも原さんが読まれているかもしれない普遍性を考えると
たしかに「スマホ」という
流行の名詞は、作中に出さないほうが良いと思った >>501
別に過去の名作にだって当時の文化や風俗は描かれているだろ? >>501
普遍性とか言い出したら留守電サービスの時点ですでに… 第二期はそれまでのハードボイルド+本格ミステリ的構成でなく
ハードボイルドだけで書いてる、みたいなことを言いながら
さらりとミステリ的叙述トリック入れてくる原先生のツンデレっぷりたるや その時代の風俗を描くと普遍的でなくなる
なんて言うヤツは文学が分かっていない まあ今作に関しては年代を明示しないで進行するのが
ラストのラストで利いてくるけどね
ここにあれを持ってくるかっていう
でも55歳より5つ若い五十台って50歳ジャストよねw 真夜中のハーリー&レイス、延長戦もあったのね。今からは聞けないので明日聞く。 レギュラー陣の関係性が変化しないという意見もあるけど
相良だけは少しずつ変わってきてるんだよなあ 相良の「家庭の事情」は原さんの身近にあった事なのかねえ
良くも悪くも作り物な世界の中であの辺だけ妙に切実だった ラストを見てはいからさんが通るを思い出したのは俺だけだろうか ハスキーボイスのお姉さんはしょっちゅう掃除に来てそう デビュー作を30年前に読んだ世代は、自分とほぼ同い年になった沢崎に思うところはないのか?
俺は違和感しかなかったぞ。 >>513
沢崎は高貴なままだが、お前は俗物化したということだ >>513
思う所はありまくりだ。
俺は三十年経ったら三十も齢を重ねたのに、
沢崎は三十年で十しか年を取ってなくてズルい。 10年以上、タバコは吸っていないが、本作を読んでるとふいにタバコが恋しくなる。 ペーパードライバーだが、ブルーバードに乗りたくなる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています