【私が殺した】原りょう(原ォ)その8【天使たち】 [無断転載禁止]©2ch.net
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『そして夜は甦る』(早川書房, 1988)
『私が殺した少女』(早川書房, 1989)
『天使たちの探偵』(早川書房, 1990)
『さらば長き眠り』(早川書房, 1995)
『ミステリオーソ』(早川書房, 1995)
『愚か者死すべし』(早川書房, 2004)
『ミステリオーソ』『ハードボイルド』(早川書房, 2005)---『ミステリオーソ』の分冊化による文庫版
■前スレ
原りょう(原ォ)その7
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1284127227/ 今までの評判を総合すると初期3部作よりは落ちるみたいだけど、
『愚か者死すべし』と比べた場合はどうなの? 事件そのものは愚か者のほうが面白かったかな
雰囲気は新作のほうが好き
道具立てが過去作を思い出させるのは良くもあり悪くもありって感じだが
出てくる人種や土地が沢崎シリーズっぽい気がする 沢崎がこんなに乱暴なことを言うかなという違和感があった そもそも沢崎の人格が変わっちゃってると思うが。
どこの馬の骨ともわからんようなガキに、「いつでも事務所に訪ねてくれ」なんて絶対言わないだろ。 30年経っても精神は何ら成長せず、成長しないまま
インターネット、しかも2ちゃんねる、をやってる爺というのも何なんだろうな
という話でもまた、あるとおもう。 >>448
> 全てが古くさい。
お前の思う「新しい」小説とは? >>445
オーソン・ウェルズで間違いないよ。
作中に「ハリー・ライム」という名前の喫茶店で依頼人の女性と会うシーンがある。
女性の後ろには大きく伸ばされた不敵な笑みのウェルズの写真がかかっているとある。
カバーデザインはそのシーンをきりとったものだと思う。
新作読んだ後「そして夜は甦る」を読みなおしていて気づいた。忘れているシーンも多々あって新鮮な気持ちで読んでいるよ。 ハードボイルド・冒険小説はリアルタイムで読むと名作でも
時代がたって読むと結構きついってのは時々あるからね
まぁ今の時代にあったものを書けるにこしたことはないけど
デビュー時点でもそんなに若いわけじゃないし、仕方ないか この平成の30年間に小説が珍奇な「新しさ」を求め続けて日本の文芸はおかしくなった
小説って本来古典的なものだろ 原ォは『さらば長き眠り』が到達点だったな
老いるとやはり無意識に感覚が鈍くなっていく 「本来」の話をするなら
そもそも大説に対する小説であったわけで… オープニングで駐車場で銃撃くらう描写がめちゃくちゃ好きだった
今回は盛り上がりがなかったな 『愚か者』以降、西新宿の事務所でのやり取りがメインになっているのが気になるところ。
関係者が事務所に表れるか電話するかして話が進行するので「説明台詞」的なものが増えたと感じる。
そこがちょっと不満だな。 ]>>457
>この平成の30年間に小説が珍奇な「新しさ」を求め続けて
>日本の文芸はおかしくなった
そんなのは「今時の若者は」「昔はよかった」などと同じで
単に年寄りの愚痴にすぎない。
人間は若い時に経験したもの最高と感じ、年を取ると若い感性についていけなくなるだけ 日本文学の現状なんぞ、どうでもいいだろう
原ォの小説さえ面白ければな 「ォ」の漢字は今どういう扱いなんだろう。表示されない環境ってまだあるの? >>465
お悪うござんしたねェ。
あたしゃガラケなもんでねェ。 新しくなくていい
古臭くて文句言ってるんじゃない
ハイライトがないんだよね今回のは
東野圭吾バリに作品産み出してたら文句はないけどね
ただダラダラしてただけじゃんと思ってしまう 「それまでの明日」で残念だったのは
あとがきが無かったことだ
しかもこの件で、文句が言い辛い、という…
(あんな献辞を載せられてはね…) >>468
> ハイライトがない
あー、錦織だったっけ、佐伯だったっけ。
両人とも出て来るが確かに今回は言及が無いな。
「かつては世界を制したハイライト」(違)。 佐伯だな
ちょうど今日そのくだり読んだ
他には第一作から鏑木興業が言及されてて驚いたなぁ >>467
俺がガラケを持ち始めたのは四年前だ。
だから今作の時間帯(2010〜2011)には沢崎と同じく携帯電話には縁が無かった。
相良の抱えた事情…の二、三歩手前の状況に、不本意ながら所持を強要された。 ハスキーボイスのお姉さんの出番がなくなるくらいならガラケーもスマホも要らない >>473
今回、関係がデキてしまったという解釈で良いのかな? もしチャンドラーが寡作家でなくて、E・S・ガードナーのように次々に新しい作品を発表する作家なら
充分満足できるできばえの作品といえようが、「長いお別れ」から4年半待たされて読まされた作品としては
いささか泰山鳴動鼠一匹の観がある
チャンドラー(原ォ)、E・S・ガードナー(東野圭吾)、「長いお別れ」(「愚か者死すべし」)、4年半(14年)
原さん、ますますチャンドラーに似てきたな! チャンドラー『長いお別れ』に匹敵する原ォ作品は『さらば長き眠り』 >>475
>原さん、ますますチャンドラーに似てきたな!
そうなると、最後の作品は未完で終わってロバート・B・パーカーのように
誰かがそれを引き継いで完成させるのか! >>466
最近のガラケー? それとも昔からのを使い続けている? 「ォ」の文字コードって前のまま特殊な扱いなのかなあという純粋な疑問なんだけど。 >>478
未完というか最初の一章書いただけだけどねプードルスプリングス
原さんの遺作がそういうのだと嫌だな・・・ 下手に今の流行を混ぜるとたった数年で古くなるからね
携帯は電話と写真だけで便利ヤナア的沢崎の感想でいいじゃん
舞台設定も7年前だし 携帯には拒否感あるのに、ナンバーディスプレイとかはサクッと導入してるんだな
うちの親なんて、固定電話は誰から掛かってきたかわからないのがいいんじゃねーかって言ってるけど >>482
携帯持つのは嫌だがナンバーディスプレイは導入するっていかにも沢崎らしい用心深さじゃないか
むしろあんたの親の感覚のほうが理解に苦しむわ 今、読み終えた
明日は東日本大震災から7年だ
日本の家族の絆を再認識させたあの大災害
原の新作は孤独な探偵の周囲で展開されるいくつもの家族の
失われた絆を描いた痛切な作品だった・・・ >>484
> 新作は孤独な探偵の周囲で展開されるいくつもの家族の失われた絆を描いた痛切な作品
いや、過去全作が概ねそういうもんなんだが…。 今となっては(人力による)「電話サービス」の方が贅沢? 古い案件に話を戻して恐縮ですが
「ミステリマガジン」3月号で一番うれしかったのは
「番号が間違っている」が再読できたことです
(その気になれば収録されてる単行本(文庫本)買えば済んだんだが) いつも思うが義理の親、義理の兄弟、親代わり、従兄弟の登場人物が多くね? ロスマクとか謎解きの要素も結構有るハードボイルドだと
そういう人間関係が増えるパターンはある 鏑木興業の活躍を心待ちにしていたファンは珍しいな
がっつり事件にかかわってるから喜びなされ 鏑木興業の人気に嫉妬。
そんな俺は安積武男のシンパ。 ハードボイルドである程度リアリティを保ったまま
トリックとかどんでん返しを仕込もうとすると
どうしても血縁関係のネタになりやすい面はあるね ロスマクドナルドはプロットだけ取り出すと
横溝正史と区別つかない
法月倫太郎の名言 今北産業的なやつだったんだな
もったいないからとりあえず過去作の復習からしてみるで
忙しいから相当時間かかると思われ 次回作は案外早いかもと期待。
名前がわからない男&青年に震災がからんだ感じ? >>497
それは後回しにして頂きたい。
先に「愚か者」でブン投げた謎に落し前を着けてくんねえと、な。 >>499
吉村昭を読め。
自然災害も戦争も国家的大事件も技術開発も、
日常の平穏さえも透徹のハードボイルドになり得る。
作家の意志と力量次第。 60年70年後にも原さんが読まれているかもしれない普遍性を考えると
たしかに「スマホ」という
流行の名詞は、作中に出さないほうが良いと思った >>501
別に過去の名作にだって当時の文化や風俗は描かれているだろ? >>501
普遍性とか言い出したら留守電サービスの時点ですでに… 第二期はそれまでのハードボイルド+本格ミステリ的構成でなく
ハードボイルドだけで書いてる、みたいなことを言いながら
さらりとミステリ的叙述トリック入れてくる原先生のツンデレっぷりたるや その時代の風俗を描くと普遍的でなくなる
なんて言うヤツは文学が分かっていない まあ今作に関しては年代を明示しないで進行するのが
ラストのラストで利いてくるけどね
ここにあれを持ってくるかっていう
でも55歳より5つ若い五十台って50歳ジャストよねw 真夜中のハーリー&レイス、延長戦もあったのね。今からは聞けないので明日聞く。 レギュラー陣の関係性が変化しないという意見もあるけど
相良だけは少しずつ変わってきてるんだよなあ 相良の「家庭の事情」は原さんの身近にあった事なのかねえ
良くも悪くも作り物な世界の中であの辺だけ妙に切実だった ラストを見てはいからさんが通るを思い出したのは俺だけだろうか ハスキーボイスのお姉さんはしょっちゅう掃除に来てそう デビュー作を30年前に読んだ世代は、自分とほぼ同い年になった沢崎に思うところはないのか?
俺は違和感しかなかったぞ。 >>513
沢崎は高貴なままだが、お前は俗物化したということだ >>513
思う所はありまくりだ。
俺は三十年経ったら三十も齢を重ねたのに、
沢崎は三十年で十しか年を取ってなくてズルい。 10年以上、タバコは吸っていないが、本作を読んでるとふいにタバコが恋しくなる。 ペーパードライバーだが、ブルーバードに乗りたくなる >>519
ショッポなら十二の頃から愛用しているが、
両切ピースをショッピと略称するのは初めて聞いた。
俺の身の回りでは通常の紙箱入りでもピーカンと呼ぶ。 スレ違いだが、ウルフガイの神明かアダルトウルフガイの犬神明がブルーバードに乗っていなかった? 50過ぎた高齢者が2ちゃんねる、もとい、インターネットをまだやっている、
さらに、書き込んで何かを言わんとしている、
という新鮮な驚きはある
「あとは死んで行くだけの身」として、
若年層に対して、何か言い遺してほしい 2chはおろか、twitterやfacebookでさえ随分前から中高年ばっかりだぞ
ぼくは7さいだけど >>522
あとは死んで行くだけの身
なのはお前も一緒だよ インターネットが普及して何年経ってると思ってんだよ だよな
win98が出た時にはすでにそれなりネットは普及していたから
30歳で初めて現在50歳
別に普通だよなあ フィリップ・マーロウの教える生き方
刊行日: 2018/03/20
全篇村上春樹の訳で贈る探偵フィリップ・マーロウの名言集
フィリップ・マーロウの言葉から人生を学ぼう。愛、女、死、酒、チェス、煙草、ハリウッドについて――レイモンド・チャンドラーの生み出した探偵マーロウの至言をテーマごとにチョイス。全篇村上春樹の名訳で贈る珠玉の名言集。訳者による巻末解説も収録! ハルキ版は先行の諸訳を意識しすぎてかえって変になってた気がする>「タフじゃなければ〜」
ってか全体に清水訳を意識しすぎで無理に変えてる感があるんだよな、あれ >>533
同意
ところどころで意地になってるんじゃ・・・?って感じが 沢崎が年下になっていた…
ショック。
しかし考え方は70歳の爺さんだな。 西鉄ファンだった過去もなかったことになってるんだろうな。
年齢が合わないし。 そうなると錦織は解説者の豊田泰光に似てる設定になるのだろうか 『そして夜は甦る』単行本は持っているが、
今度出るポケット・ミステリは買っとこうかな >>539
『遺譜 浅見光彦最後の事件』で34歳になったよ >>540
◎
書下ろし「著者あとがき」
装画は山野辺進氏
×
高い。 >>542
たった2千円足らずが高いのかよ
学生か貧乏フリーターか
5千円くらいの本をバンバン買っているが、
平均的な収入の社会人なら問題ないだろう >>543
単に払えるかどうかの問題ではなくて価値と釣り合うかの問題だろ
高級車が100万円なら安いが、昼飯に100万円出そうとは思えないって話じゃないのか?
1度読んだ本をおまけ程度で2000円出す価値があるのか
価値があると思う人もいるし、思わない人もいるってだけのこと 限定出版だし、好きな作品だし、ポケミスも愛好しているから買おうかな 3月10日の予定だった福岡(紀伊國屋書店)のサイン会が体調不良で延期になってた件で 今日書店に問い合わせてみたら まだ全く未定の様で、予定が決まり次第ツイッターにあげるとの事
歳なのに新刊のイベントで急に忙しくなったから体調崩したんだろうな
原先生の回復を祈る >>547
そうなのか…
一人一人に声かけてサインしてたからお疲れだったと思う
最近、寒暖の差が激しいのもあるだろう
復調して仕切り直し決まるといいな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています