【私が殺した】原りょう(原ォ)その8【天使たち】 [無断転載禁止]©2ch.net
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『そして夜は甦る』(早川書房, 1988)
『私が殺した少女』(早川書房, 1989)
『天使たちの探偵』(早川書房, 1990)
『さらば長き眠り』(早川書房, 1995)
『ミステリオーソ』(早川書房, 1995)
『愚か者死すべし』(早川書房, 2004)
『ミステリオーソ』『ハードボイルド』(早川書房, 2005)---『ミステリオーソ』の分冊化による文庫版
■前スレ
原りょう(原ォ)その7
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1284127227/ >>860
現実的な探偵小説(推理小説)なんてモノがあったとすると――
・犯行の動機はカネ又は痴情の縺れ
・警察は怪しいと睨んだ奴を別件で逮捕、叩いて吐かせる
・或いは監視カメラの映像解析と遺留体液の分析で特定、逮捕
・私立探偵が犯罪捜査に関わることなど無い
もう小説じゃなくていいな、これ。 >>861
リアルとリアリティは違う
小説に求められているのはリアルでなくてリアリティ
言いかえると、「もっともらしい嘘」「説得力のある嘘」だ 沢崎と鮫島を比べると、鮫島には過去の歴史や恋人との発展があるけれど、沢崎はずっと同じなんだよなあ。 >>862
それ大事だよね。
現実世界でブルーバードで尾行して、携帯電話持ってない探偵なんていないだろう。
でも、沢崎の存在する世界では、それを有りと感じられる。
それを読者に感じさせられるかどうか、だと思う。 それを言ったらジャンル小説は全部だろ
なんで原ォだけありえないとかいうんだよw 小説内で本当っぽく書いてくれれば嘘でも構わない。
ただ携帯電話を使えない探偵は無理。
せめて2000年の設定ならギリギリセーフだったのに。 笠井潔の飛鳥井の新作(転生の魔)読んだんだけど、捜査にネット使ってるもんなあ >>865
それだけ原ォの小説にリアルっぽさを求めているってことだろ
新本格あたりの最初から現実離れしている探偵なら大抵のことは許されただろう
別に新本格の方が上とか下とかいう話ではなくて求められているものが
違うってことでね 二冠になってしまったおかげで、初めて読む人が出てくるから
冒頭で、携帯電話使わない設定を許せない人には向かない小説ですって明記しとかないと、
この先いくらでも湧いてくるぞ 携帯電話嫌いな俺にはどうでもいい事だけどな
あんなもん風呂ポチャしたって惜しくも何ともない >>870
個人の趣味なら持とうが持つまいが勝手だけど
私立探偵なんだから持てよということだろう
特に、ハードボイルドの世界では依頼人から携帯で緊急の連絡があるといった
シチュエーションも考えられるのに携帯がある世界なのにそれができない
というのはちょっと間抜けに感じられる >>871
マットスカダーは持たなかったよな
やっぱりハードボイルドにケータイは似合わんよ >>872
似合わんかなあ
今風のスマホは似合わんかもしれんが、渋いフォルムのガラケーを
内ポケットからすっと出したりするのは絵になると思うんだけどなあ 探偵×ケータイについて、ちょっと真面目に、文学的に(笑)、考察してみよう
私立探偵ってハメットの時代から自分だけの掟(コード)に従って生きるじゃない?
ケータイって人に首輪を嵌める・マーキングするモノなんだよ
それはもう監視社会になっていよいよはっきりしてる
そのへんが、私立探偵ヒーローの掟に抵触するんだよ多分
スカダーものでは相方のミックが『皆殺し』で言ってる、
「大の男があんなもんに体を縮めて話しかけるなんてな」みたいなセリフを >>874
手回し携帯発電機と軍用無線電話機=通称「兵隊(ヘータイ)電話」を背負って歩けば問題解決。
発電機と電話機を結ぶ自分だけの電線(コード)に従って生きる姿は正に「孤高の漢」だ。 珍しく賑わっているな
だから雪?w
俺は“沢崎”が居るだけで満足w 携帯を持たない探偵に普通の依頼も大手からの下請け仕事も多分来ないから、それでは事務所維持できないよな、とは思う。 携帯電話が普及する前の時代設定にしちゃえば良いのにな。 執筆期間と台詞とストーリーテリングと全てが助長なこんな駄作に賞とか笑える。
にもかかわらず沢崎に再会できて喜んでるバカがまだこんなにたっぷりいるのには嬉しくて涙でるわ 好きな順
さらば長き眠り、そして夜は甦る、私が殺した少女、
天使たちの探偵、それまでの明日、愚か者死すべし >>881
「携帯電話を持たない」。
担当の催促から逃げ回るには有力な武器になるな。
特に若い担当なんぞは人を捕まえるのに「ケータイにかける」以外のスキルが全く無さそうだ。 >>879
たしかに「それまで」は文章もストーリーも冗長だよね。 >>883
作家も年を取ると無駄に長くなる傾向があるからね >>879
本当につまらんかったよな。
執筆期間なんてなんの関係も無いんだけどな。 沢崎ってこんなにめんどくさい人だったっけ?と思った。
40代の藤竜也みたいなルックスをイメージして読んでたけど
今回読んでちがうんじゃねえかと感じた。
めんどくさいおじさんとヤクザの会話が噛み合わないコントみたい。 俺は「七人の侍」の宮口精二のイメージを描いていた。 ×鹿賀丈史のイメージで見てた
↓
⚪鹿賀丈史のイメージで読んでいた >>886
同意。
ハードボイルドのクールな探偵像だったのが、長ゼリフの皮肉屋になってしまった。 天使たちの探偵の時の沢崎のキレ味は最高だった
新作は沢崎がってよりそれ以上に原さんが年取ったんだな
でも2冠は嬉しい
本屋でもまた平積みでプッシュしてるしこれでまた原さんが
シリーズにもっと拍車をかけてくれるといいな
今回は相棒役の父親探しの青年が現実味乏しくてなんかちょっと理解しがたかった
錦織や橋爪との憎まれ口の応酬はもう趣味の領域か このミス1位を機に、沢崎シリーズのそして夜は甦るから読んでるが、何これって感じで、マジくそレベル。
後年に行くほど面白くなるのだろうか? 全部読んだけど、「私が殺した少女」以外
話の筋自体は大して面白くはない
ただ個々の描写は面白いですよ
「その占い師の青年は自分の運勢を占ったほうが良かったようだった」
とか、腹を抱えて笑えるシーンが満載です 最低でもチャンドラーの長編全部読んでないと面白さわからないからw まあ、人生の機微にうといお子ちゃまには、ちと辛口すぎるかもしれない
別に誰からも賞賛されるシリーズでないことは確かだし、
毛嫌いする人がいても、クールにさよならするだけだ 忘れた頃にかつての登場人物がひょっこり再登場してきたりするのも一興
友達いないといいながら頼りになる友人知人結構いるじゃん沢崎と思う
そして夜は〜は出てくる政治家と弟を慎太郎裕次郎の兄弟にちょっと重ねて読んでた >>897
>その占い師の青年は自分の運勢を占ったほうが良かったようだった
何の作品だっけ? >>900
> ちょっと重ねて
いや、ちょっとも何も、小学生が読んだってそれ以外読みようがねえだろうよ。 石原兄弟の前で一介の探偵が謎解きをしてると思うと、萎えるよなあ。 当時、社会全体が飽食と狂乱の東京。
ただひとり属さず、なにも欲しがらない孤高の沢崎は稀有な存在だった。
かたや現在、誰もが属するのに窮し、欲しがることにも疲れたいま、沢崎はとりたてて珍しくもないそこらの年長者となったわけで、いやむしろ友達に囲まれて悪くない生き方をしていて、なんかほっとはしたが、そりゃドラマも無くなったわな。 >>903
えーそこが面白かったのに
名もなき一介の探偵が最初は見下されてたのにだんだん無視できないどころか
瞠目されるような働きぶりで話も盛り上がって行くところ好きだった
まあ第一作が一番ヒロイックで探偵沢崎登場!って感じに劇画チックだったな >>903
何故萎える?
巨大な敵に対峙する孤高の男――
ってのは古今東西を問わず燃える王道じゃねえか。 《超悪質!盗聴盗撮・つきまとい嫌がらせ犯罪首謀者の実名と住所/死ねっ!! 悪魔井口・千明っ!!》
【要注意!! 盗聴盗撮・つきまとい嫌がらせ犯罪工作員】
◎井口・千明(東京都葛飾区青戸6−23−16)
※盗聴盗撮・嫌がらせつきまとい犯罪者のリーダー的存在/犯罪組織の一員で様々な犯罪行為に手を染めている
低学歴で醜いほどの学歴コンプレックスの塊/超変態で食糞愛好家である/醜悪で不気味な顔つきが特徴的である
【超悪質!盗聴盗撮・嫌がらせつきまとい犯罪者の実名と住所/井口・千明の子分たち】
@宇野壽倫(東京都葛飾区青戸6−23−21ハイツニュー青戸202)
※色黒で醜く太っている醜悪黒豚宇野壽倫/低学歴で人間性が醜いだけでなく今後の人生でもう二度と女とセックスをすることができないほど容姿が醜悪である
宇野壽倫は過去に生活保護を不正に受給していた犯罪者です/どんどん警察や役所に通報・密告してやってください
A色川高志(東京都葛飾区青戸6−23−21ハイツニュー青戸103)
※色川高志は現在まさに、生活保護を不正に受給している犯罪者です/どんどん警察や役所に通報・密告してやってください
【通報先】
◎葛飾区福祉事務所(西生活課)
〒124−8555
東京都葛飾区立石5−13−1
рO3−3695−1111
B清水(東京都葛飾区青戸6−23−19)
※低学歴脱糞老女:清水婆婆 ☆☆低学歴脱糞老女・清水婆婆は高学歴家系を一方的に憎悪している☆☆
清水婆婆はコンプレックスの塊でとにかく底意地が悪い/醜悪な形相で嫌がらせを楽しんでいるまさに悪魔のような老婆である
C高添・沼田(東京都葛飾区青戸6−26−6)
※犯罪首謀者井口・千明の子分/いつも逆らえずに言いなりになっている金魚のフン/親子孫一族そろって低能
D高橋(東京都葛飾区青戸6−23−23)
E長木義明(東京都葛飾区青戸6−23−20)
F若林豆腐店店主(東京都葛飾区青戸2−9−14)
G肉の津南青戸店店主(東京都葛飾区青戸6−35ー2 短編読んでるけど、文章は上手いけど、あまり登場人物に感情移入しづらいし、話に入って来れない。 ハードボイルド(ロマン)好きでよく読むけど感情移入できるのは寿行くらいやわ
原チャンドラーは雰囲気と人物の会話を楽しんでる 個人的に今まで一番共感できた探偵は「女に向かない職業」の
生真面目で豪胆で初々しいコーデリア・グレイ 「そして夜は蘇る」が出た時は、渇望していた。
「愚か者死すべし」も、やっと出て嬉しかった。
けれども、「それまでの明日」にはそういう良かった感がないんだよねえ。 それまでの明日って他の長編と比べて結局何の話だっけってなっちゃう
ここでも内容に触れてる人ほとんどいないよね 過去、誰もが浮かれる狂乱のバブル期に、多くを求めず孤独に生きる探偵だからこそ希少な物語として成立してたわけで、貧困と孤立したおっさんがゴロゴロいる現在では沢崎は物語にならない。
だけど、個人的には愛すべき作品だ。
「プレイバック」のように、全ては粗雑なツギハギだが、場面ごとに今までにないあたたかみを感じた。
今作の沢崎があんがい知人友人に恵まれていて、ほっとしたんだよ。 もう新作は諦めてたからビックリしたし嬉しかったよ
内容も前作と比べて明らかに持ち直してるしね
不満なのはタイトル含め現実の震災を絡めたこと 作品内の時代を執筆した時代に必ず合わせる必要はない
今回の作も携帯が普及していない時代にしておけばよかったのに まだ読んでないからどんな絡め方をしたのかわからんけど創作小説に現実の震災を絡めるのってダメなのか? 震災があったので時代が確定されて齟齬がめだった。
20世紀の設定なら問題なかったのに。 沢崎が携帯持たない設定は電話応答サービスのお姉さん出すため?
つかもし携帯持ったとしても錦織、相良あたりにちゃんと番号教えるのか疑問w 大沢在昌曰く
携帯電話の登場が、登場人物の行動を変えた
昔は、連絡取るためにまず電話を探す必要があり
そこでドラマを作れたけど、今は・・ 確かに今はドラマなんかでも会話の最中に携帯鳴って
ちょっと失礼とか言って出る場面普通に多いね
いちいち流れがぶち切れるの慣れたとはいえ好きくない >>924
新宿鮫の劣化は、そればかりでもないだろうに。 うん、やっぱり大好き、この世界観と語り口
欲が出ちゃって早くも次作を期待してしまう 昔にあるブログで原りょうのこと書いてて読むようになったんだよな
元気かなぁ、あの人
当時大学生だから今30半ばかな?
作家になれたんだろうか 「私が殺した少女」の少女に〈会う》シーンからその場を立ち去る場面までいまも時折読み返す。文章表現の面白みが凝縮してると思う。 毎回小説のタイトルには苦労するけど「私が殺した少女」だけは
まずタイトルありきの作品だったって
最近遅ればせながら買った雑誌このミスのインタビューで原さんが言ってた >>635
先ほど1作目を読み終わった者ですが(初読)、
自分もこの部分の名緒子の心理が、わけ解りませんでした。
好きな男の子供を身ごもっていて、言い出せないでいたけれど、
妊娠に気づいてもいないうちに、彼の方からプロポーズしてくれた。
この場合、めでたしめでたしと思うのが普通だろうに、何で堕胎する必要が……?
ここだけ理解できなかったんですが、どういうことでしょう。 >>934
そこが解らないのは世代の違い、としか。 確かに作中で訳ありというかこじらせてる感じがする女性たち出てくるけど
それも原さんの美学が生んだ女たちなんだなと思ってる
まあ男たちだってそういうとこありありだけどね
だから話がめんどくさくなってそこが好きw >>935
その箇所で、名緒子自身が
「それにしても何故こんなに屈折した反応をしてしまったのか、今でも信じられない気持です」
と言っているので、或る世代になら当然の社会通念や道徳観ではないと思いますよ。
>>936の人が言うように、「こじらせてる」という方が適切なんでしょうが、
どうこじらせたらあんな行動になるのか、理解に苦しんでます。
共感はできないまでも、どんな心理だったのか筋道を知りたい。 こじらせた状態なのかどうか、あくまでも想像だけど
「名緒子本人のみ」の状態でプロポーズを受けたかったのかなと思ってる
言い方は悪いがお腹の子という人質をとった絶対の状況で母親が子の父を受け入れるのではなくて
ただの自分が好きな男から愛されてという二人だけで決めた結婚でありたかったんじゃないかなと うーん自分の理想のシチュエーションじゃなかったのかもしれないけど
見知らぬ男にレイプされて妊娠ならいざ知らず
結婚を望んでた好きな男との間に生まれた命を消すとかやっぱりちょっと普通じゃない
単純に子供欲しくなかったからとか
そこまで男を好きじゃなかったからとかならまだわかるが 「出来ちゃった婚」にしたくはなかったということで納得したけど 出来たから責任とってもらって結婚するのではなく
自分と結婚したいから結婚すると思いたいからだと読んでた
どうせ結婚したい相手なら堕胎しなくても黙っていて
プロポーズされてから言えば良かったのに 自分がまだ子供いらないのをプロポーズ理由にしておろしたのかも知れない >>894
あの青年は
ストーリー上必要ない
話が詰まらない
自分語り
と三拍子揃ってる
>>905
ああいうのはもっとうまくやってくれないと
小説が安くなるばかり
ために書く小説になってる
もう次作は必要ない >>944
もう次作は必要ない
君は決める立場ではない
興味無ければ読まなければ良い 著者が歳を取って筆力が衰えているのではなく、
著者が設定した人物造形や舞台設定が古くなってしまったのだと思う でもまんがいち新作出たらやっぱり買って読むんだけどね 今の時代にそぐわないってデビュー時から言われてるのに何をいまさら 最近の防犯カメラでの追跡をニュースで見ると、
もう探偵物は1980年代あたりまでを時代設定にしないと無理だし、
読者の高齢化を考えると「終わっている」と感じる >>953
防犯カメラが進化したなら、ハードボイルドの私立探偵も
ハイテク探偵に進化すればいい
犯人もハイテク化すればいい
探偵がローテクでなければバードボイルドができないと思っているのなら
それは単なる思い込みにすぎない >>954
理屈としてはもっともなんだけど、
ハイテク扱うIT技術で警察を凌駕するロンリー探偵って、相当に造詣が難しそう >>955
ガキの頃からIT機器とだけ付き合ってきたからその道には長けている。
しかし他人はおろか家族とさえまともに会話ができない。
友達なんぞ一人もいない。
もちろん女もいない。
そもそも裟婆に適応できない。
だから真っ当な職業にもつけない。
薄暗い部屋に引き籠って独りで情報授受/処理だけしてればいいコンサルっぽい仕事を始めた。
偶々犯罪方面を手掛けたら当たっちゃった。
――と、ヲタク系成金のステレオタイプだけで安直に人物造形が成り立ちそうなんだが。 >>756
原ォは絶対書かないだろうが、そんなネオ・ハードボイルドも今風で面白そうだな レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。