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マジで「やられた!」ミステリ 第三十一巻 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001名無しのオプ 転載ダメ©2ch.net (ワッチョイ d2c1-jLml)
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2016/10/06(木) 21:30:11.17ID:oXehP2KH0
国内・海外、長編・短編問いませぬ。
古今東西「叙述トリックの名作」や「マジでやられた!」と思ったミステリを語りませう。

【大嵐】マジで「やられた!」ミステリ 第三十〇巻 [転載禁止]©2ch.net
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1442918199/
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured
0102名無しのオプ (ワッチョイ 337b-pMiS)
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2016/11/16(水) 11:26:00.54ID:Ywr+dOnd0
>>99
ミステリーですらない西の魔女が死んだ持ってくるやつがいたり
国内ナンバーワン探偵は誰だろうとか
さすがに昔は良かったのライン超えてるわ
半年ROMれはさすがに時代遅れだが>>1ぐらい読んで欲しい
0104名無しのオプ (ワッチョイ 157b-bdks)
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2016/11/18(金) 21:33:28.71ID:Xt8xak1+0
テンプレのクビシメロマンチスト読んだがイマイチだなあ
1作目のクビキリの方は普通にやられたし手も込んでたと思う
0110叙述好き (ワッチョイ f25b-qfOt)
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2016/11/21(月) 21:01:55.45ID:PvTrdO/s0
『首無の如き祟るもの』2007年、三津田信三
奥多摩の山村、媛首(ひめかみ)村。淡首(あおくび)様や首無(くびなし)の化物など、古くから
怪異の伝承が色濃き地である。3つに分かれた旧家、秘守(ひがみ)一族、その一守(いちがみ)
家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。驚愕のど
んでん返し。本格ミステリとホラーの魅力が鮮やかに迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」
シリーズ傑作長編。

ふっふっふ。
今回は、中核となる【目欄】という謎を見抜いてしまった〜
犯人はまったくわからなかったけどなw

三津田信三は、『厭魅の如き憑くもの』に続いて読むのは2作目
怪奇風味が好きということもあって、今回も楽しめた
『厭魅』に比べると、怪異現象成分がかなり少なくなっている
『厭魅』では、最初の殺人が起きるまでかなり怪異現象の描写があったと思うが、今回はすぐに最初の殺人が起きる
怖さでは『厭魅』の方が強い感じだが、ミステリー以外の部分で怪異現象も起きる

物語は、秘守家の使用人である幾多斧高(いくたよきたか)少年と、媛首村の駐在の高屋敷巡査の視点で交互に語られる
この二人の証言を、高屋敷巡査の妻で推理作家の媛之森妙元(ひめのもりみょうげん)が
迷宮入りの数年後に連載小説に仕立てたのが本書、という体裁である
最後に、物語に登場しない刀城言耶が、小説を読んで過去の事件の謎解きをする

祟られた地方の旧家、当主の相続争い、呪い師の婆さん、双子など、『厭魅』と設定が似ているが
この作品では、男女の二卵性双生児の双子であり
男尊女卑(男しか当主になれないから)的な習俗についての解説がある
他にも男装の麗人が登場したり、同性愛者が登場したり、性倒錯の色合いが強い

惨劇の舞台となる媛首山には、頂上の媛神堂に至る3本の参道しかない
警官が参道を警邏しているので、山全体が密室になり、密室殺人ということになる
密室と、密室に伴うアリバイをどうやって崩すかが肝である
全裸の首無し死体となると、当然だが「誰が殺されたのか?」が問題になる
人間って顔で個体を識別しているということがよくわかる
首が無いとまず身元確認が困難だ
0111叙述好き (ワッチョイ f25b-qfOt)
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2016/11/21(月) 21:02:42.29ID:PvTrdO/s0
作中、「首の無い屍体の分類」という章があり、首切断の目的が分類される
例えば、ミステリーではお馴染みの「顔のない死体」のケースがある
加害者が被害者を殺し、自分の服を着せるなどして、自分が死んだことにして
被害者に成りすまして逃亡(あるいは追及を回避)するケースである
当然、この作品で起こる首無し殺人も、ミステリー的に意味があるものになっている
かなり複雑で、全部わかった人はすごいと思う

昔のミステリーでは、首を切って服を着せるだけで他人に成りすませたが
指紋鑑定が始まってからは、手首も切り落とさないといけなくなった
現代ではDNA鑑定なんてものがあるから、成りすましトリックを使うのは難しくなった
この作品が昭和を舞台にしているのはそういう事情もあるのだろう
主要駅には監視カメラがあるから、時刻表トリックもやりにくくなった

『厭魅』はおおむねハッピーエンドだったが、この作品はハッピーエンドとは言い難い
その点で後味はやや悪い

この作者の謎解き編の「多重どんでん返し」はあまり好きではない
今回は『厭魅』よりはどんでん返しの回数は少なかったが
それでも、順番を入れ替えて【目欄】の順にすればもっとスッキリしたと思うのだが

『厭魅』で、民俗学者の閇美山犹稔(へみやまなおなり)の著作が引用されていた
この人物、民明書房みたいな作者の創作かと思っていたのだが
この作品の参考文献に名前があるので驚いた
実在の人物だったの?
すごいネーミングだな
0112叙述好き (ワッチョイ f25b-qfOt)
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2016/11/21(月) 22:14:35.35ID:PvTrdO/s0
改めて気づいたけど
密室、つまり全員にアリバイがある場合も犯人を特定できないけど
犯行が深夜とかで「全員にアリバイが無い場合」も犯人を特定することができないんだな
0113叙述好き (ワッチョイ f25b-qfOt)
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2016/11/21(月) 22:16:18.58ID:PvTrdO/s0
それでも、全員にアリバイが無いミステリーなんか読んでも面白くない
やはり不可能殺人が燃える
手品と同じ
起こりえないことが起こるから不思議に思える
0115名無しのオプ (ワッチョイ b97b-kvA2)
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2016/11/22(火) 15:33:31.28ID:8Uy/yola0
私は元創価の会員でした。
すぐ隣に防衛省の背広組の官舎があるのですが、
自分の家の窓にUSB接続のwebカメラを貼り付けて、そこの動画を撮影し続け、
学会本部に送っていました。

別に大したものは写っていません。ゴミだしとか奥さんが子供を遊ばせている所とか。
官舎が老朽化して使われなくなってから、
今まで法人税(うちは自営業です)をほぼ払わなくても済んでいたのが、
もう守ってやれないのでこれからは満額申告するように言われました。
納得がいかないと言うと、君は自業自得で餓鬼地獄へ落ちる、
朝夕南無妙法蓮華経と三千回ずつ唱えて心をきれいにしなさいと言われ
馬鹿らしくなって脱会しました。

それ以来、どこへ行くにもぞろ目ナンバーの車につけまわされたり大変な日々です。
全部自分の出来心から起きたことで、どこに訴えるわけにもいかないのですが、
なんとかあの人たちと縁を切って新しい始まりを迎える方法はないんだろうか。
0117叙述好き (ワッチョイ 3f5b-dVoG)
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2016/11/24(木) 19:52:05.64ID:c2OhP4b80
『ハサミ男』殊能将之、1999年
美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠
牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目
に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめ
る。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。

先に言っておくと、読後、作者が心配になった
なぜなら、あまりに人間の感情的部分に対して無関心というか他人事な雰囲気が強く、投げやりなニヒリズムを感じたからだ
ハサミ男は、薬物自殺未遂常習者で、感情が欠落していて、幻覚や幻聴がある精神異常者である
それだけならまだいいのだが、被害者である樽宮由紀子も、感情が欠落して他人の心が理解できない
感情欠落者をメインで二人も出すというのは尋常ではない
これを読んで作者の危うさを感じた人は他にもいるのではないか?

その反面、芸術や美術を礼賛する描写が随所に見られる
人間の感情を抜きにして芸術を好む姿勢というのはとても気味が悪い
世界から人間がいなくなって芸術だけが残ればいい、と思っているように感じる
また文章からは、作者が、非常に頭がいいことが滲み出ている
切れすぎる剃刀は、自分自身をも傷つける
作者は福井の天才少年とかつて呼ばれたそうである

それで著者略歴を見ると、49歳の若さで死去している
かなり悪い予感がしてネットで調べると、案の定、実兄の死の3日後に亡くなっている
死因は公表されていないが、察しである

この作品は、叙述トリックの名作という話になると、綾辻行人の『十角館の殺人』と並んでほぼ確実に名前が出てくる
それで気を付けて読んでいた
途中まで、ハサミ男が【目欄】だろうと疑っていたのだが、
警察の捜査が進むに従って、勘違いだったか、とその説を捨ててしまった
いいところまで行っていたのに、無念。
0118叙述好き (ワッチョイ 3f5b-dVoG)
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2016/11/24(木) 19:52:36.91ID:c2OhP4b80
物語は、ハサミ男の一人称描写と、磯部巡査をはじめとする目黒西署の刑事たちの捜査の描写が交互に綴られる
複数の視点を交代で回すというのは叙述トリックの基本テクである
複数の視点間の、何かをずらすことによって、叙述トリックを成立させる
ずらすのは時間や場所や、氏名・年齢・性別等の人物の属性などである

ハサミ男は、偶然に樽宮由紀子の死体を発見し、遺体発見者として警察に身元を知られてしまう
警察は、ハサミ男の三番目の犠牲者と考えて捜査を進める
ハサミ男は、自分に罪を着せた真犯人を追うのだが
やがてある事から、警察も、真犯人は別にいて、遺体発見者がハサミ男ではないかと気づき始めて…という話

ハサミ男は、少女を絞殺後、死体の首に鋭く研いだハサミを突き刺す
別に肝心のネタバレにまったく触れないので言っておくと、この死体損壊行為の理由に関してはまったく説明が無い
あくまで物語と叙述トリックを成立させるための設定である
また被害者の少女を選んだ動機も、成績に魅かれたと書いてあるだけだ

また作中、ハサミ男が、軽佻浮薄で通俗的なハサミ男の報道に対し突っ込みを入れるのだが、
それは皮肉というよりも、どうでもいいという態度に近い
底無しのニヒリズムがそこにはある
作中、ハサミ男が「感情の起伏の激しい子供はニヒリストにはなれない」と言うが
まるで感情の起伏のある人間を羨ましく思っているように見える
ハサミ男の一人称パートは読みにくい
感情の欠落した人間の一人称がこんなに読みにくいとは思わなかった

殺人鬼が探偵となれば、もう少しワクワクする展開にもできたはずだが
この作品はひたすら虚無的で、作者の不気味さを感じる
0120叙述好き (ワッチョイ 3f5b-dVoG)
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2016/11/25(金) 18:09:23.35ID:JW+heosC0
いや、まったくの逆だよ
犯人当てのフーダニット、密室やアリバイ崩しのハウダニットなどは、
フーダニットであること、ハウダニットであることが明確に提示されている
それなのに叙述トリックは、叙述ダニットであることが最後まで隠されている
これは手品で言えば、手品であることを明かさずに、いきなり手品をやるようなものだ
0121叙述好き (ワッチョイ 3f5b-dVoG)
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2016/11/25(金) 18:12:07.61ID:JW+heosC0
フーダニットミステリは、読者が犯人を当てようとする
ハウダニットミステリは、読者がトリックを見破ろうとする
叙述ダニットミステリは、読者が叙述トリックを見抜こうとする

まったく問題ないな
むしろ叙述トリックと言わない方が卑怯だ
0122名無しのオプ (オッペケ Sre7-PVnu)
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2016/11/25(金) 18:19:05.15ID:qX95X5gCr
叙述 → 手品 の置き換えがまず間違ってるってことなんだけど
ミステリ → 手品 とするのが正解
ミステリである時点で何らかのトリックがあることは明かさずともわかりきっている
0123名無しのオプ (オッペケ Sre7-PVnu)
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2016/11/25(金) 18:23:48.69ID:qX95X5gCr
コテ君の理論だと、どこにどう使っているのかはわからないのだから磁石であることは明かして演じても問題ないと言っているのと同じ
0133名無しのオプ (ワッチョイ 2b7b-0kwW)
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2016/11/25(金) 23:46:31.82ID:60ja27VQ0
論理的に反論して欲しいとか言っても
論理的に話す能力も意思もないからなこいつ
検討外れな反論で駄々こねて、詰んだら逃げて、ほとぼりが覚めた頃にまたゴミみてえな読書感想文書きに来るだけ
0136名無しのオプ (ワッチョイ 5f20-lM3r)
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2016/11/26(土) 00:27:31.64ID:EDxTk6OW0
「百舌の叫ぶ夜」読了。

このスレがきっかけで手に取った本だから(メ欄)という図式を疑うべきなのはすぐ分かっちゃったわ。
この書き方だと実はアレだけど。
そろそろ別の基準でもミステリ大人買いしてシャッフルするようにしないと駄目だな。

時系列を歪めてたのはなんか意味があったのか、って分かる人いる?
ちょっとググっても首かしげてる人しか見つけられなかった。
0138名無しのオプ (ワッチョイ 2b7b-vDVL)
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2016/11/26(土) 08:18:35.27ID:VbsgzSl80
>>135
な?俺の言った通りだろ?

中傷をバカの典型といいながら自分も中傷しかしていない(論理的に話す能力も意思もない)
中傷でもなんでもなく俺はこいつのこれまでの行動を述べただけ(検討外れな反論で駄々こねて)
>>132みたいに答えられないものはスルー(詰んだら逃げて)
で、ほとぼりが覚めた頃にまたゴミみてえな読書感想文書きに来るだけ
0139名無しのオプ (ワッチョイ 2b7b-vDVL)
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2016/11/26(土) 08:21:03.54ID:VbsgzSl80
>>136
やられた度は低いけどテンプレにあるような叙述とかばっか読んでると
終盤の単純などんでん返しがけっこう新鮮だったなあ

逢坂なら燃える地の果てにもいいよ
長ったらしいし強引な部分もあるけど種明かしの部分はガツンと来ると思う
0140名無しのオプ (ワッチョイ 6f17-znN9)
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2016/11/28(月) 18:30:29.36ID:o8YuwzSS0
山田彩人の作品読んでるが、
作品よりも作品の表紙絵のヲタ度の高さに果たして読むべきだったのか?と後悔し始めている 
読んでる作品も展開に中々エンジンがかからず後半ラストへ向かってる次第
0141名無しのオプ (ワッチョイ 6f17-znN9)
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2016/11/29(火) 12:42:33.11ID:oZWIWTHW0
はい、幽霊もしらない(山田彩人) 読み終わりました
ラノベと思えば許せる内容  読書メータ感想も辛いネ
1つの真相は平凡以下だけど、もう1つの真相は楽しめた
0142叙述好き
垢版 |
2016/11/30(水) 12:35:04.21ID:RSKbu+Ch
『盤上の敵』1999年、北村薫
我が家に猟銃を持った殺人犯が立てこもり、妻・友貴子が人質にされた。警察とワイドショ
ーのカメラに包囲され、「公然の密室」と化したマイホーム!末永純一は妻を無事に救出する
ため、警察を出し抜き犯人と交渉を始める。はたして純一は犯人に王手をかけることができ
るのか?誰もが驚く北村マジック。

ハードカバー版に読者の非難が集中したことから、ノベルス版で著者の
「この作品は慰めや心が休まる作品ではない」という前書きがついたという、訳あり作品である
非難の理由は、ヒロインである友貴子(20)に対する暴力描写、鬱展開が、
ミステリーとしての必要性の限度を超えているという事だろう
著者は前書きで「戦争とか家庭内暴力とかで虐待されている女性がいるから」と正当化しているが、これはおかしい
なぜなら、作品全体が、人間の暴力性、暴力犯罪を告発することを意図しているわけではないからだ

立てこもり犯である石割の、冒頭の暴力描写もくどい
著者としては、兵頭三季や石割に対する読者の憎悪、殺意を煽り、
「こいつらぶっ殺してえ」と思わせて、主人公たちの行動を正当化したいのだろう
戦争だのというのは、暴力描写の言い訳でしかない
正当化に正当化、言い訳に言い訳を重ねていて見苦しい

悪役の兵頭三季についてもリアリティに欠ける
こんなに長期間に渡って友貴子に粘着ストーキングを続けるのには現実味がない
人間に内在する暴力性の告発をやりたいなら、著者はアフリカの民族紛争のドキュメンタリーでも書けばいいのだ
ドキュメンタリーならリアリティがあって迫真性が読者に伝わるだろ

立てこもり犯の石割強治と末永純一の駆け引きが行われるのかと思うとそうではない
石割は最初と最後しか出てこない
惹句にはいろいろと嘘が含まれている
物語は、末永の視点での描写と、友貴子の独白による子供時代からの回想が交互に描かれる
早いうちに、友貴子が何かのトラウマ体験によって精神を患ってしまったことが示される
読者としては、そのトラウマ体験に向けて回想が進んでいくのを、うんざりしながら読むしかない
友貴子は必要以上に善良で弱く夢見がちなお花畑脳に設定されていて、それが暴力の陰惨さを強調していてさらに鬱である
0143叙述好き
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2016/11/30(水) 12:36:17.53ID:RSKbu+Ch
末永はテレビ制作会社のディレクターであり、立てこもり事件を自分の会社に報道させる
この設定も、ほとんど生かされず、ゼロとは言わないが、必然性が薄い
事件の被害者が自ら事件のドラマ性を盛り上げるというメディア批判、社会批判にもなっていないし
石割との駆け引きに報道を利用するわけでもない(駆け引きそのものが無い)

345ページまである中で、約300ページまでの中盤戦、まったくミステリーでは無い
終盤戦になってやっとミステリーらしい展開になる
そこまでは延々と兵頭三季の暴力によって友貴子の精神と家庭が崩壊する過程を見せられる
ミステリー部分のトリックはよくできている方だ
中核となるトリックは【目欄】というもの
そのトリックの必然性のために全体が構成されている

一応はハッピーエンドっぽい感じで終わっているが
あまりにも陰惨な暴力描写部分が多いので、読んだ後、人間不信になる
弱者虐待の暴力だけを描くと、人間不信を助長するので良くないのだ
ヒーローが悪を倒す描写があれば勧善懲悪になるが、この作品はそういうわけでもない
こういう小説は世に出すべきではない
0144叙述好き
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2016/11/30(水) 14:14:00.68ID:RSKbu+Ch
どうも人間不信になるミステリーが多くていけない
そりゃミステリは殺人犯が出てくるけど
悪意しかない人間とか感情欠落人間とかは嫌だな
金や怨恨で人を殺すなら、擁護はしないが理解することはできるけど
0146名無しのオプ (ワッチョイ 4529-BMT5)
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2016/12/01(木) 03:12:40.26ID:hFZ+MSfQ0
この板って今、自分が好みの本言っておすすめ紹介してもらうみたいなスレもうないですかね?
前ここで意見聞いて凄くいいの紹介されたから本たくさん読んでる人にちょっと聞きたいんですが
0148名無しのオプ (ワッチョイ 197b-WfTm)
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2016/12/01(木) 11:44:52.24ID:SMLklsf40
133 : 名無しのオプ (ワッチョイ 2b7b-0kwW)2016/11/25(金) 23:46:31.82 ID:60ja27VQ0
論理的に反論して欲しいとか言っても
論理的に話す能力も意思もないからなこいつ
検討外れな反論で駄々こねて、詰んだら逃げて、ほとぼりが覚めた頃にまたゴミみてえな読書感想文書きに来るだけ

な?俺の言った通りになっただろ?
>>132への説明も叙述 done itの説明もしない
0149叙述好き
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2016/12/03(土) 14:51:22.83ID:Hc1//OLs
『鏡の中は日曜日』殊能将之、2001年
梵貝荘(ぼんばいそう)と呼ばれる法螺貝(ほらがい)様の異形の館。マラルメを研究する館の
主・瑞門龍司郎(ずいもんりゅうしろう)が主催する「火曜会」の夜、奇妙な殺人事件が発生
する。事件は、名探偵・水城優臣(みずきまさおみ)の活躍により解決するが、年を経た後、
再調査が現代の名探偵・石動戯作(いするぎぎさく)に持ち込まれる。時間を超え交錯する
謎。まさに完璧な本格ミステリ。

著者の『ハサミ男』では、不気味な感情欠落人間が二人も出てきて精神を削られたので
この作品も、びびりながら読んだが、そこまでひどくはなかった

参考・引用文献に綾辻行人の館シリーズが列挙されていて
この作品はどうやら館シリーズへのオマージュ、あるいはパロディであるらしい
梵貝荘は鎌倉にあるコンクリ2階建ての建物で、外部に面していない閉じた中庭がある「回」型の建物
中庭に面した壁には、2階のテラスから中庭に降りる階段があるだけで、他には窓もドアもない
中庭に出るには、1階を一周して階段を上り、さらに2階を一周してテラスに出なければならない
その中庭で、背中にナイフが刺さった死体が発見される
それが14年前の1987年の夏のこと

その事件の顛末を、ミステリ作家の鮎井郁介(あゆいいくすけ)が小説『梵貝荘事件』として雑誌に連載した
つまり梵貝荘は実在し、殺人事件も実際に起きたし、名探偵が犯人を指摘し、犯人は逮捕され、懲役刑を受けてすでに出所している
しかし鮎井は、連載が終了したのに、なぜか本にしようとはしなかった
そこで某出版社が石動に、事件を本にできるように再調査を依頼してきたわけ
石動は、連載小説『梵貝荘事件』のコピーを読み、関係者に聞き込みを行い、名探偵・水城優臣の見落としていたある点に気づく
果たして真犯人は誰なのか?水城優臣は間違いを犯したのか?

物語のメインとなる第2章は、『梵貝荘事件』の記述と、現在の石動視点での関係者聞き込みが交互に綴られる
14年前に梵貝荘で起きた殺人事件の描写は鮎井の小説であって、神の視点ではない
したがって言うまでもなく、鮎井が嘘をついている可能性がある
そのあたりは、石動の聞き込みと照合して確認することになるだろう
0150叙述好き
垢版 |
2016/12/03(土) 14:51:58.66ID:Hc1//OLs
この作品で、14年前の事件は、コテコテの本格ミステリとして描かれる
住むには不便な構造の梵貝荘で、隠遁した小難しいフランス文学の研究者が集会を開き、殺人事件が起きる
誰にも動機がなく、誰も犯行可能な人間がいない
名探偵が、非現実的な動機と、込み入ったトリックを見抜く
現実離れ、俗世離れした、形式的で風雅な、様式美の世界である

一般に本格ミステリというのは、
奇天烈な場所で、奇天烈な登場人物が、奇天烈な動機で、奇天烈なトリックで殺人をする物語であり
現実性、世俗性とは真逆なのである
「俗」ではない、即ち本格ミステリは「雅」である

この作品において語られるテーマは「雅」と「俗」の対比なのである
いや、殊能将之という作家のテーマが、雅と俗なのだろう
生きづらい俗世間から逃げて引きこもり、雅で高尚な知的趣味に耽溺したい、という
瑞門龍司郎はまさにそういう人物だ

現在パートの主役である石動は、徹底的に卑俗なキャラとして描かれている
芸術や文学など何もわからず、芸術を見てもテレビ番組や芸能人を連想してしまう庶民キャラ
本格ミステリの14年後では、物語中で結ばれた男女があっさり別れ、
学生が飲み屋で管を巻くサラリーマンになり、
意地の悪いフランス文学研究者は痴呆症になり、
奇天烈な設計だった梵貝荘はリフォームされて普通の住みやすい家になっている
まさに風雅な趣味が台無しの「俗」の世界である

この作品を読んで、俺が若い頃に流行った「昔話その後」というのを思い出した
めでたしめでたし、で終わる、おとぎ話、民話、昔話の続きを創作するパロディだ
たいていの場合、主人公は、金とか人間関係とか世間体とか、世俗的なことに悩まされているのが笑いのポイントだった
つまりおとぎ話本編は、様式美の「雅」であり、続きは現実に直面する「俗」というわけだ

また、作中で語られるマラルメの詩も、「雅」として扱われている
作中では研究者が、マラルメの難解な詩は意味よりも形式上の「韻律や脚韻」が重要だと言う
平たく言えば、詩の内容はナンセンスで、韻律や脚韻の美しさを最優先している
逆に言えば、韻律や脚韻というルールを徹底することで生まれる、ナンセンスな詩を楽しむとも言える
その極致が、「脚韻のために意味のない造語を作る」という行為であり、マラルメは詩の中で"ptyx"という意味のない造語を作っている
この"ptyx"の日本語訳が「梵貝」であり、梵貝荘の由来になっている
日本では谷川俊太郎などがそうだろうか?(違うかもしれない)
意味の無さ、ナンセンスを楽しむというのは、高い知性があってできることであり
それは俗世=意味世界とは無縁の、風雅な理想郷である
0151叙述好き
垢版 |
2016/12/03(土) 14:53:07.32ID:Hc1//OLs
これを裏付けるように、あるキャラが「本格ミステリとマラルメの詩は似ている」と言う
本格ミステリにも様々なルールや制約、形式があり、そういう制約を守ることによって生じる意味や美があるんじゃないか、というのである
本格ミステリも、ナンセンス詩も、俗世の意味世界を離れた風雅な理想郷だからだ
本格ミステリファンは、俗世が生きにくいと感じているのかもしれない

『ハサミ男』では、著者は、芸術(や本格ミステリ)などの「雅」の方が重要であり、人間社会は「俗」であると見下していた
しかし知性が高い人間は、馬鹿ばかりの俗世では生きられない
だから知性が高い「医師」はハサミ男の脳内に引きこもり、俗世では馬鹿なハサミ男が生活していた
本作でも、俗世を嫌って瑞門龍司郎は梵貝荘に引きこもり、マラルメ研究に耽る
これは知性の高い著者自身の心情吐露でもあったと思う

しかし本作では、著者の「俗」を見下した姿勢に変化がみられる
K大で、マラルメ研究で教授になれず、雅な象牙の塔から在野(俗世)に移って、
私大に転職し、一般学生に講義している学者は、
マラルメがファッション誌を発行していたことに触れて、
ファッションの知識はくだらなく低「俗」で、文学の知識はすばらしく高尚だなんてのは、一方的な見方だと主張している
ファッションが無益なら、文学も同じように無益なのだと
こういう考えが出てきたことは、著者の実人生にも何か変化があったことを窺わせる

第1章では、100ページに渡って、アルツハイマーで幼児並みの知能になった「ぼく」の視点での描写が続く
「ぼく」は、「ユキ」という女性と、「お父さん」と暮らしている
脳内では、時々知性の声が呼びかける
ハサミ男と医師の関係と同じだ
この章で、なんと「石動戯作」は殺されてしまう
読者は、一か月後に石動が殺されるかどうか気になって、読み続けることになる

叙述トリックはなかなか秀逸で、予想もしないものだった
途中まではわかったんだけどね
第1章の「ぼく」がアルツハイマーだけど【目欄】があるから【目欄】とは限らないというところまでは
0152叙述好き
垢版 |
2016/12/03(土) 14:54:11.96ID:Hc1//OLs
でも【目欄】というのはまったく予想外だった
普通、【目欄】については語られないからなあ

終わり方も、『ハサミ男』より希望が持てて、読後感は悪くない
愛する人がアルツハイマーになったある人物が下のようなことを言う
「この人が生ける屍だと思う?人間は頭だけじゃないよ。胸も腹も人間なんだ。
まだ生きてる。手を握ると温かい。それでいいじゃない」
0154叙述好き
垢版 |
2016/12/03(土) 20:57:15.61ID:Hc1//OLs
>>153
苦情を言ったら何か成し遂げた気になるのか?
0155叙述好き
垢版 |
2016/12/03(土) 21:03:25.76ID:Hc1//OLs
長い文を読んで「長い文だな」
小学生の感想かよ
0156名無しのオプ (ワッチョイ 197b-WfTm)
垢版 |
2016/12/04(日) 11:34:46.13ID:LJeDw2wb0
長いという以外の特徴がないってことだな
いい加減自分の読書感想文が無価値だと気付け
2・3個読んであと全部飛ばしてるけど読み手にどういう情報を伝えたいかってのが意識できてない時点でゴミ
0157名無しのオプ (オッペケ Sr8d-yaSi)
垢版 |
2016/12/04(日) 15:57:06.15ID:zry+QNQpr
最近この手のミステリにはまった人なのかな
「鏡の中は日曜日」は俺も好きだが、15年前の作品なのに今更ここで熱く語られてもな…ってのはある
初心者スレか各作家のスレに行ったほうが話合うんじゃないの?
0158叙述好き
垢版 |
2016/12/04(日) 20:20:32.24ID:UyTCuQjS
>>156
お前に情報を伝えようとは思ってないけどな
馬鹿が読んでわkる内容じゃない
>>157
おいおい、古い小説について語ったらいけないなんてルールがあるのか?
それにこのスレのテンプレに載ってる作品だぞ?
15年前なんて、ミステリ小説の歴史からすれば最近だ
君こそ新刊本のスレに行った方がいいだろ
0161名無しのオプ (ワッチョイ 197b-ru2q)
垢版 |
2016/12/04(日) 23:50:04.68ID:LJeDw2wb0
>>158
例えばお前の読書感想文は既読者と未読者どちらに向けて書いているんだ?
前者相手ならアマゾンのあらすじコピペなんか必要ない後者相手ならその後のたらたらと続くネタバレが必要ない
文章は人にものを伝えるためのツールであるって表現としての基礎事項が理解できてないんだよ
ただ読んで思い付いたことを漫然と並べているだけ
お前の書き込みを書評でもレビューでもなく読書感想文と俺が形容してるのはそれが理由
お前が本を読んで思ったことなんて誰も興味ないから

俺の書き込みを“バカの中傷”と思い込まないと精神的安定が保てないんだろうが
今まで好意的に読んでくれた人すら引いてるって事実にはどう言い訳するんだろうな
0163叙述好き
垢版 |
2016/12/05(月) 09:14:51.63ID:XLwlPB+7
お前ら俺のことばかり話してるな
よっぽど俺のことが好きなんだなw
0165名無しのオプ (ワッチョイ 197b-ru2q)
垢版 |
2016/12/05(月) 23:15:51.31ID:+/pfm61G0
皮肉言ってるつもりなんだろうけど結局いつもの涙目逃亡なんだよなあ
ちょっと初期に揉めたから煙たがられてるだけで書評は重宝されてる、とか勘違いしちゃってたなら痛すぎるわ
0168叙述好き
垢版 |
2016/12/06(火) 14:51:01.72ID:tlEIpoAQ
一部のキチガイアンチの相手しても時間の無駄だからな
0169名無しのオプ (ワッチョイ 197b-WfTm)
垢版 |
2016/12/06(火) 23:18:01.74ID:IbzVp/4v0
キチガイアンチとしか言えないのは非論理的だよなあ
ミステリー板なんだから論理的に批判して欲しいもんだ

あと誰からも読まれない長文書くのはもっと時間の無駄だよな
キチガイアンチ()の相手はまだ会話になってるけどお前の読書感想文は一人で壁にしゃべってるだけなんだから
0171名無しのオプ (ワッチョイ 197b-WfTm)
垢版 |
2016/12/06(火) 23:32:45.63ID:IbzVp/4v0
ドラマだから微妙にスレ違いかもしれんが1月2日に放送禁止シリーズの新作がやる
伏線多めで結構やられた感味わえる作品だから知らない人は観てみては
0174名無しのオプ (ワッチョイ 197b-WfTm)
垢版 |
2016/12/06(火) 23:55:35.69ID:IbzVp/4v0
>>173
そっちか
大学とか集合住宅にあるやつでしょ
大前提として告知用のあれらをBBSと同列にするのはちょっと違うんじゃないかなあ
0175名無しのオプ (ワッチョイ 2ab6-/mAi)
垢版 |
2016/12/07(水) 00:12:29.37ID:Gdbd3vjV0
>>174
レスポンスが速すぎて雑談スレみたいになってるところが多いからそう思ってしまうのは無理はないけど
元々は掲示板として生まれて今でも過疎の作家スレだと新刊情報だけで
ほぼ独り言が続いてるようなスレがあるわけで、流石に会話オンリーじゃなくて、
感想だけ書いてても掲示板の使い方としては間違っちゃいないよ。

まぁ俺もコテハンの長文感想なんか一切読む気が起きないけどなw
0176名無しのオプ (ワッチョイ 197b-ru2q)
垢版 |
2016/12/07(水) 00:52:40.89ID:YvQFA6ft0
>>175
黎明期こそ会話にしか使われてない印象があったけど逆だったか
それは知らなかった
ただ、半分へ理屈になるけどお互いに欲しい情報を提供しあう場ってのも一種の会話なんじゃないかなとは思う
直接的な返事こそないけどコミュニケーションとしてのキャッチボールは成立してるからね
0177名無しのオプ (ワッチョイ 197b-ru2q)
垢版 |
2016/12/07(水) 01:00:24.48ID:YvQFA6ft0
連騰失礼。途中送信しちゃった
感想についても作品スレなんかだとおもしろかったよね的な会話になるんじゃないかなあと思う
こいつの場合1.“やられた”情報が極端に少なくほぼスレ違い2.俺以外にも嫌悪を示している人間がいる
で結局独り言になっちゃってるけど
0178名無しのオプ (アウアウウー Sa19-qsv1)
垢版 |
2016/12/07(水) 10:56:03.99ID:5q5Zy0wLa
https://goo.gl/1xlYAJ
この記事本当だったら、ショックだわ。。
0179叙述好き
垢版 |
2016/12/07(水) 13:28:56.79ID:a2UbQSvi
『斜め屋敷の犯罪』島田荘司、1982年
北海道の最北端、宗谷岬の高台に斜めに傾いて建つ西洋館。「流氷館」と名づけられたこの
奇妙な館で、主人の浜本幸三郎がクリスマス・パーティを開いた夜、奇怪な密室殺人が起き
る。招かれた人々の狂乱する中で、またもや次の惨劇が…。恐怖の連続密室殺人の謎に挑戦
する名探偵・御手洗潔。本格推理名作。

奇天烈な場所で、奇天烈な登場人物が、奇天烈な方法で殺人するミステリです
館の図面あり、殺害現場の図面ありの密室殺人
真正面からガチの物理トリックです
読者への挑戦状もあります

バカミスに分類されることもある本作品
あっと驚くメイントリックが理由でバカミス扱いされているようだ
著者はバカミスだとは思ってないだろうけど
この作品が「起爆剤」となって、綾辻行人が『十角館の殺人』を書いたそうだが
それだけのインパクトがある密室トリックだ

奇天烈な館や、宗谷岬という場所は、メイントリックのための舞台装置でしかない
それだけでなく、登場人物も、被害者も殺人犯も、すべてが舞台装置の一部だ
ミステリを手品とすれば、この作品は、大掛かりなイリュージョンのようなものだ
イリュージョンを楽しめる人なら、本作も楽しめるだろう
『占星術殺人事件』は、人体切断イリュージョンであったということ

ネットの感想でも多いが、文章が下手糞で読みにくい
特に台詞が不自然で、読んでいると眠くなってくる
露骨に怪しい奴がいてフーダニットに主眼を置く作品ではない
人物描写は類型的で戯画的
まあ主役はトリックであって人物は舞台装置でしかないけど
御手洗潔が出てきてからはテンポよく読めた

読後感でマイナスなのは、殺されたのが悪人で動機が正義であること
これだと犯人を捕まえても爽快感に欠けてしまう
全体としては、30年以上前の作品だが古びておらず、トリックに感心したし面白く読めた
0180叙述好き
垢版 |
2016/12/07(水) 13:29:49.09ID:a2UbQSvi
>>177
知らない奴に「こいつ」呼ばわりされる覚えは無い
失礼だな
0182叙述好き
垢版 |
2016/12/07(水) 22:43:37.55ID:a2UbQSvi
このスレのレベルを下げてるのは俺じゃなくてキチガイアンチだなw
0183名無しのオプ (ワッチョイ 197b-WfTm)
垢版 |
2016/12/07(水) 22:53:33.51ID:YvQFA6ft0
>>181
知らない奴に「キチガイアンチ」呼ばわりされる覚えは無い
失礼だな
0184叙述好き
垢版 |
2016/12/07(水) 22:58:12.08ID:a2UbQSvi
「キチガイ」は客観的な事実だからなw
0186名無しのオプ (ワッチョイ 197b-WfTm)
垢版 |
2016/12/07(水) 23:03:47.17ID:YvQFA6ft0
礼儀という指摘に対して主観客観を持ち出す時点でずれてるんだよなあ
叙述ダニット君ってほんとなーんも考えずしゃべってるんだね
0187叙述好き
垢版 |
2016/12/07(水) 23:07:30.72ID:a2UbQSvi
キチガイにキチガイと言ったら失礼なのか
それはどうも失礼しましたキチガイ殿
0189名無しのオプ (ワッチョイ 197b-ru2q)
垢版 |
2016/12/07(水) 23:43:55.99ID:YvQFA6ft0
>>187
気違いに構うのは時間の無駄なのに5分もたたずにレスとは
無駄にする時間が山ほどあるようで羨ましい限りだわ
俺以外からも指摘されてたけど他にやることないんだねお前
0191名無しのオプ (ワッチョイ 378f-xm+r)
垢版 |
2016/12/08(木) 11:10:18.19ID:1t//3VEi0
キチガイアンチっていうのは
自分っていうキチガイについてるアンチって意味で使ってるのかと思ってたら
違ったのか・・・

これも叙述トリック?
0193叙述好き
垢版 |
2016/12/08(木) 18:52:20.22ID:HuGetoKC
遊んでるのか
楽しそうだな
0194叙述好き
垢版 |
2016/12/12(月) 09:28:29.82ID:+3YYuK4T
『山魔の如き嗤うもの』2008年、三津田信三
忌み山で続発する無気味な謎の現象、正体不明の山魔(やまんま)、奇っ怪な一軒家からの
人間消失。刀城言耶(とうじょうげんや)に送られてきた原稿には、山村の風習初戸(はど)
の"成人参り"で、恐るべき禁忌の地に迷い込んだ人物の怪異と恐怖の体験が綴られていた。
「本格ミステリ・ベスト10」二〇〇九年版第一位に輝く「刀城言耶」シリーズ第四長編。

三津田信三を読むのは『厭魅の如き憑くもの』『首無の如き祟るもの』に続いてこれが3冊目
刀城言耶シリーズは発表順に『厭魅』『凶鳥の如き忌むもの』『首無』『山魔』の順になっていて
このスレのテンプレにはなぜか『凶鳥』が入っていないが
このシリーズは好きなので次は『凶鳥』を読んで順番をそろえてみたい

前作の『首無』では、刀城言耶は事件の物語に登場せず、過去の事件の謎解きをするだけという点で物足りなかったが
本作ではずっと主人公として活躍してくれるので良かった
構成は、全体の最初の4分の1ほどが、郷木靖美(ごうきのぶよし)という人物の手記で
残りはずっと刀城言耶の視点
今回は、視点が交代するという形式にはなっていない
殺人者の視点による描写もない

郷木靖美の手記には、山魔の出るという乎山(かなやま)に迷い込み、
出会った鍛炭立一(かすみたついち)とその家族が密室状態の家から消え去るという変事に遭遇したことが書かれていた
謎を解くために奥戸(くまど)へ向かった刀城言耶は、20年前の惨劇について聞く
吉良内立志(きらうちりっし)という詐欺師が、乎山から金が出ると鍛炭家に持ち掛け、
その結果、吉良内を含む5人が殺され1人が行方不明になったというのだ
鍛炭立一一家が消失した乎山山中の家は、その時に金採掘の拠点として建てたものだった
そして「六地蔵(むつじぞう)の童歌」になぞらえた連続殺人が起き始める
果たして連続殺人は、乎山の金鉱をめぐって起きているのだろうか?

今回のお題は「見立て殺人(童歌殺人)」で、見立て殺人の簡単な分類も行っている
ミステリで多いのは、見立て殺人に偽装することにより、捜査を攪乱して、本来の目的を隠すケースだな
見立て殺人というのは、一種の「予言」の通りに殺人が行われる、つまり予言が当たるということだから、
殺人者個人による殺人というより、逃れられない運命による死という印象を与える
より絶望感、恐怖感が高まるのが良いね

乎山には、金を試掘した6つの穴があって、「六墓の穴(むつぼのあな)」と呼ばれている
20年前の死者・行方不明者が合わせて6人で、六地蔵も6つ
殺人者は、頭の両側に角のように2本のローソクを立て、右手に玄翁、左手に懐中電灯を持ち、軍服を着ている
となればわかるように、これは横溝正史の『八つ墓村』へのオマージュだ
『八つ墓村』における戦国時代の落ち武者殺しが、20年前の金鉱を巡る惨劇に当たる
『八つ墓村』(と元ネタの津山三十人殺し)では、頭につけていたのは懐中電灯だが
0195叙述好き
垢版 |
2016/12/12(月) 09:29:24.47ID:+3YYuK4T
解説にもあるが、著者のこのシリーズは、横溝正史の金田一シリーズを元にしているわけではない(よく誤解されるそうだが)
このシリーズでは、怪異やオカルト的超自然現象は、実際に起きるものとして扱われる
どちらかというとこのシリーズの印象は、水木しげる作品に近い
ただし、殺人は現実的な方法によって、人間によって行われるという「ノックスの十戒」はしっかりと守っている

作中の記述で、舞台が昭和29年(1954年)であることがわかる
『厭魅』『首無』では「昭和のある年」としかわからなかったが、意外に昔だったので驚いた
サンフランシスコ講和条約からたった3年で、まだ「戦後」じゃん
刀城言耶がジーンズを履いているから70年ごろかと思った

本作で刀城言耶は、真昼間から現れた山魔を目撃する
これは『厭魅』『首無』では無かったことなのでテンションが上がった

本作では、ついに刀城言耶に思いを寄せる女性が現れる
名前は祖父江偲(そふえしの)という女性編集者である
刀城言耶との会話がまるで夫婦漫才のようで楽しい
刀城言耶が鈍感で気づかないのはお約束
ただ、ワトソン役をするわけではなく、東京の出版社にとどまって連絡役をするだけだが

このシリーズは、最後に刀城言耶が複数の謎解きをしていくのが特徴だが、
『厭魅』では謎解きが長すぎでテンポが悪く、『首無』では順序が良くなかった
この作品では順序が改善され長さも適当で、だいぶ良くなった
ミスリードの謎解き→否定→真の謎解き→さらに裏の謎解きという形式は良い

今回は【目欄】というトリックは読めた
比較的簡単だったと思う
犯人についても意外性は無い
というか、大量に殺されるから、残った犯人候補がとても少ないのだ

犯人の動機がちょっと「え〜?」と言いたくなるくらいいい加減だ
まあ「ミステリ」において動機など適当で構わない
動機で犯人を決めるわけじゃねえし
でも「ドラマ」は動機の部分に発生するんだよね
だからネットでもその点に不満を持った感想が多くみられる
「動機は愛なんだよ!」としておけば名作扱いしてくれる馬鹿が多いんだから、そうすればいいのに
馬鹿は作家が必死で考えたトリックより「愛」が大好きだからな
売れている作家はトリックなんか適当にして動機を愛にする話を書いている

それにしても巻を重ねるごとに民俗学の蘊蓄が減るのは寂しい
ネタ切れなのはわかるけど
本作では目先を変えて、金鉱詐欺の手口を紹介したりしているが
0198叙述好き
垢版 |
2016/12/12(月) 18:44:02.29ID:+3YYuK4T
目欄最大32文字か
0199名無しのオプ (ワッチョイ 5f20-drn7)
垢版 |
2016/12/12(月) 22:46:51.65ID:QYmvuVSN0
山田正紀『ブラックスワン』読了

「やられた!」要素と思われる大仕掛けに関しては、
クドいくらい示唆されてるのにそこに気付かなかった自分の迂闊さに呆れる楽しさを久々に味わえて気持ちよかった。

最後にある人物が大した根拠も無く犯人扱いされて復讐の対象にされてたのは納得いかなかった。
もしも"神(著者)の声"を発することが出来る"探偵役"がいればそこは割り切って読めたと思う。
この作品では探偵役の存在を拒否する意思が作中で述べられてるからしょうがないけど、
基本的には探偵役の大事さ(というより便利さ)を再確認できた。

どうでもいいけど、「おび色がかった」に始まる空耳アワーのところは「第二の手記」の時点で、
「なんでこいつら分からないんだ?」って思っちゃった。
言葉が分かったところで意味は分からないという計算なんだろうな。

※以下論旨自体がネタバレ気味


一番の大仕掛けがそれを仕掛ける作中人物にとってあまりにも無目的だったのも残念だった。
「ただの悪戯心」で済ましたのでは、
「読者をアっと言わせたい」という作者の意思を作中人物が汲まされてるように見えてしまう。
只の嘘だけならまだしも、最後はちょっとした鮮やかなトリックを用意していたのに、
その折角のトリックにアっと驚いてくれる予定の人が作中世界のどこにもいなかった筈。
奇術の前フリとオチを別々の人に見せてる様なもので。
「不思議な事を起こしたのに誰もそれに気づいてすらいない」
という状況を楽しみたかった、と言われればそれまでだけど。
0200叙述好き
垢版 |
2016/12/12(月) 23:06:18.26ID:+3YYuK4T
ネタばれは目欄が板のルールだぞ
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