マジで「やられた!」ミステリ 第三十一巻 [無断転載禁止]©2ch.net
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国内・海外、長編・短編問いませぬ。
古今東西「叙述トリックの名作」や「マジでやられた!」と思ったミステリを語りませう。
【大嵐】マジで「やられた!」ミステリ 第三十〇巻 [転載禁止]©2ch.net
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1442918199/
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured ちなみに俺が叙述ダニット煽りしてたのはアホ丸出しの言葉なのもあるけど
お前がこの議論から逃げたのを煽り続けるためだよ
お前みたいに都合の悪いことから逃げるタイプは延々指摘され続けるのが一番ストレス溜まるからな
120 : 叙述好き (ワッチョイ 3f5b-dVoG)2016/11/25(金) 18:09:23.35 ID:JW+heosC0
いや、まったくの逆だよ
犯人当てのフーダニット、密室やアリバイ崩しのハウダニットなどは、
フーダニットであること、ハウダニットであることが明確に提示されている
それなのに叙述トリックは、叙述ダニットであることが最後まで隠されている
これは手品で言えば、手品であることを明かさずに、いきなり手品をやるようなものだ いくつかの板を見ている中でミステリー板が一番低脳だな
もはや俺のような知識層とは日本語が通じないレベル こんな頭が悪い人たちがミステリー読めるのか心配になる
まあ東野圭吾が限界なんだろう >>364
お前がミステリーを手品に例えたあげく完全論破されて逃亡した議論だよ
日ごろからブーメランばっかしてるの見るにガチで自分がなに書いたかなんて覚えてないんだろうなお前 そりゃああんな漢字ばっかりのレスを貼るような荒らしの人とは
まともな会話はできんわな 論破された覚えはないんだがw
馬鹿の難癖につきあう義理はねえしな まあ馬鹿にできるのは難癖と中傷だけだってのが2chだが だったら次スレからテンプレに「感想文は禁止」と入れれば? 書いたらお前が書かなくなるんならいくらでもテンプレに入れてやるよ ていうかローカルルール守ってるから問題ないが叙述ダニット君の言い訳だけど
全板共通ルールで普通にアウトなんだよなあ
http://info.2ch.net/?curid=1882 感想文はいいけどダラダラあらすじ書くのはまじでやめてっ>< 目欄以外でネタバレしてもローカルルール知らなかったで押し通し
削除依頼出せと言われても出さなかった奴が偉そうに板違いを説くのかよw 追い詰めたところで不貞腐れて余所みたいにコピペ荒らし始めるのがオチだし
一時期叩き出そうとしたこともあったけど結局スルー安定
正月みたいに"誰からも返事が来ない"って状況が一番こたえるだろう コテハンなんだから黙ってNG非表示しときゃいいだろが でもコテを連鎖あぼんすると
このスレ>>340以降ほぼあぼんなんだぜ? あらすじを書くなと言う人がいるけど
あらすじを書かないと感想の意味が分からないから最低限のあらすじを説明しているだけだし
ネタバレに迫るあらすじは目欄に書くか曖昧にしている
ネットに載せて、誰が読むかもわからない文章は、読んだ人が理解できないのでは意味がない
理解できない文章なら物理的な日記帳に書けばいいことだ
だからあらすじは必要 まだ読んでも無い作品の具体的なダメ出しなんか読みたい人は滅多にいないし、
よしんばいてもググれば一発だからあらすじは不要。 そもそも詳しく知りたければ他人にあらすじ教わらずに自分で読むさ
勝手にネット上に長いあらすじ書くのって作家からすればちょっとした営業妨害だよな 当然だが最後までのあらすじを書いているわけではない
未読の人が興味を持てるようにちゃんと配慮している
そんなことを言えば、あらすじ全部載せているサイトがいくらでもあるが営業妨害ってことになる
未読の作品のダメ出しを読みたくないなら、そもそも他人の感想なんて読むなよw
ググれば出てくるものを書いているのだから何も問題ないし、あらすじの必要性は>>386で述べた通り
君ら俺に難癖をつけるために生きてるの?w 読んで欲しかったらあらすじ省略すればいい、とアドヴァイスしただけなんだがな
君の相手する為にこのスレにいるわけですらないからもう構わないわゴメンね だからブログで思う存分やれって
ネット掲示板でやるなよ
みんながみんなお前のあらすじ読みたいわけじゃないんだよ >>365
知識層に所属しているのなら、勘違いとは言え漢字だけのレスはおやめになったほうがいい。低脳な場所だと感じるのなら書き込みをお止めになったほうがいい。 >>366
あくまで個人的な感想ですが、ミステリーを読めるのか心配になる頭の悪い人の集まる板に、何故関わろうとするのか理解に苦しむ。 ミステリー小説というのは知的遊戯だと思っていたのだがな
まさかミステリー板で、こんな知的でない奴らに絡まれるとは思わなかったよ
ミステリー小説が嫌いになりそうだ
してみると、君らこそ作家に対する営業妨害をしているんじゃないのかね? これが知識層と言うのなら、私は知識層に入れなくて構わない、知識の量がある事と知識人であることは別だと考えていますので。ミステリと関係ない文章を長々とすいません。 最後にもう一言だけ、私は匿名の場所では絶対に口汚い物言いはしない様に心掛けてきました。そういう言葉を使う時ははっきり顔のみえる所でやります。 な、キチガイだろ、コイツ
普通の人間の理屈とか通じないんだぜ 「未読の人はどうせ読んでないよ」って意味だと普通なら理解できるように書いたつもりだったんだが、
「だったら読むなよ」っていう謎の返しだからなあ(´・ω・`) 世間的な信用を得ていない人間が、
世間的に信用を得ている人間が書くような文章構成で書いてるから。
何者?身の丈を知れよ。
目に見えぬとこに資格というものがあるものなのだ。
自己を相対化して批評出来ない奴の書く批評文は寒い。 2chに書き込むのに資格w
一級2chカキコ士資格とか創設すれば? 免許が存在するような意味以外に慣用句用法もあるんだよ。
例:「あいつには親の資格がない」
一言のRESで明らかになる程度の馬鹿が小説語っているから滑稽だと言っている。 『美濃牛』殊能将之、2000年
病を癒す力を持つ「奇跡の泉」があるという亀恩洞(きおんどう)は、別名を〈鬼隠れの穴〉
といい、高賀童子(こうがどうじ)という牛鬼が棲むと伝えられていた。運命の夜、その鍾
乳洞前で発見された無惨な遺体は、やがて起こる惨劇の始まりに過ぎなかった。古今東西の
物語の意匠と作家へのオマージュが散りばめられた、精密で豊潤な傑作推理小説。
この物語の中心になっているのは、岐阜県の田舎、暮枝(くれえだ)に住む羅堂(らどう)家である
大阪や名古屋に広大な土地を有し、下半身不随でベッドと車椅子生活の祖父、羅堂陣一郎
長男で肉牛の飼育に執念を燃やす真一
畜産を手伝う真一の息子の哲史(さとし)、娘で女子高生の窓音(まどね)
真一の弟、次男の善次は陣一郎の不動産管理業、三男の美雄は医師で二人は都会で暮らしている
表紙にMINOTAURとあるように、この話は、ギリシア神話のミノタウロスをモチーフにしている
ミノタウロスはクレタ島の迷宮に住む牛頭人身の人食いの怪物であり、
英雄テセウスが、ミノス王の娘アリアドネから迷宮で迷わないための糸をもらってミノタウロスを退治する
ミノス→美濃→岐阜県、クレタ島→暮枝、アリアドネ→窓音という駄洒落である
迷宮は牛鬼が棲む伝説がある亀恩洞(鬼隠洞)に相当する
羅堂はラードか?と思ったけど、ラードは豚脂だった。牛脂はヘットだ
後日談と思われるプロローグで、窓音と思われる少女と一緒にいる婚約者が、
鋤屋和人(すきやかずと)の計画によって羅堂家は一人を残して全員死んだと回想する
したがって陣一郎、真一、哲史、善次、美雄は全員死ぬことが最初から提示される
「鋤屋」というのは牛肉を食う「すき焼き」からか?
本編で鋤屋和人の名前はなかなか出ず、出るのは文庫770ページ中517ページで、このあたりからやっと事件の全貌が見えてくる
本作は石動戯作シリーズ第一作であり、『ハサミ男』に続く著者の第二作でもある
本作は叙述トリックではないので、それだけを期待して読んだ読者は低評価のようだ
基本はフーダニットであり、ハウダニットもあるが、それほど驚くものではない
仕掛けは緻密でよく考えられている
最大のトリックは【目欄】というもので、これは見抜けなかった
何の変哲もないど田舎だった暮枝が、末期癌が治る奇跡の泉が鬼隠洞にあるという噂が広まり、重病人が押し寄せる
さらにゼネコンが奇跡の泉を中心としたリゾート開発を持ち掛け村は騒動になる
当然、大地主の羅堂家はリゾート開発に乗れば大儲けなのだが、畜産に執念を燃やす真一は土地を売ろうとせず、鬼隠洞への立ち入りも禁止してしまうのだった 長いがサブキャラがいい味を出していて飽きさせない
都会生活に倦んで、田舎の素朴な生活に理想郷を求めてコミュニティを作っている保龍英利
ガキ大将がそのまま大人になったような強面の村のリーダー、出羽雁太郎
名ばかり村長で何をやってもダメで子供のころから出羽にどやされている藍下柚男
石動の先輩でゼネコン社員でヤクザのような外見を買われて地上げをやっていた古賀良周
その他のサブキャラも魅力的に描かれていて、著者の人物造形の巧みさが窺える
『ハサミ男』で感情欠落人間が2人も出てきて気持ち悪かったと以前書いた
著者の3作目以降ではそういう登場人物は見かけないが、2作目の本作ではまだいる
羅堂窓音が感情欠落の恐ろしい人間として描写されている
これは発達障害を示唆しているのだろう
他にも天瀬啓介が幻聴に悩まされるという、相変わらず統合失調症を連想させる描写があり、著者の精神状態が思いやられる
さらに本作では、石動戯作が、とても頭がいいのに、人の心がわからない人間として描写されているのは驚いた
これも顕著な発達障害の症状だが
3作目以降の石動はそんなに頭が良くないし、人の心がわからないなんてことはないし、大衆文化に浸かった人間で芸術とは縁がない
本作の石動は文学等にえらく造詣が深くて違和感があった
まだキャラが固まってなかったのだろう
相変わらず文学、芸術関係の蘊蓄が多いが、博識な著者の癖と思って諦めた
肉牛の畜産が博打のようなものだというのは本書を読んで初めて知った
乳牛なら肉の質の評価で天国と地獄なんてことはないんだろうな
文章はとても読みやすく、著者の頭の良さがわかる
作中に出てきた「牛の角もつ鬼を追ひ…」の「鬼隠洞歌」が
【目欄】だというのはとてもよくできていて感心した
本書はこのように牛尽くしなのだが、石動の事務所名もダム・オックス(物言わぬ雄牛)だったな プロローグに出てきた窓音の婚約者というのが【目欄】であることがエピローグでわかるのだが、彼はあまり幸せそうではない
プロローグで「動物園の動物の中には、監禁されて気が変になるのを楽しんでいるやつもいるだろう」と彼は言っている
それは窓音に魅入られ囚われた彼自身に対する自虐なのだろう
神話とは逆に、アリアドネによって迷宮に監禁されたテセウスというわけだ
(おわり) 感想やあらすじを書くのはかまわないのですが、明快で圧縮された簡潔な文章を書く事も知識層の一つの条件ではないでしょうか? 私は新作情報クレクレ乞食なので偉そうな事はいえませんが。 すいません。条件ではなく公に知識層に所属していると宣言した人の使命の誤りでした。 このスレ初めて来たんだが「叙述好き」でNGしとけばいいんかな このミステリーは?
鳥取市のリコ-工場にアルバイトに行って不真面目に働いて辞めた。
僕のリコ-での不真面目な勤務態度の悪い噂が流れたらしい。
その後、テスコという工場に夜勤専属工員として就職し真面目に働いていたら
僕のテスコでの真面目な勤務態度が、リコ-に対する”報復”というデマが発生したらしく
テスコを解雇された。
詳しくはこのサイト参照
http://m3s.dousetsu.com/1.html
---------------------------
鳥取市のリコ-工場の非公認公式サイト
http://ricohmicro.tripod.com/ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:ae5c431190e3f31632a433e597586e8a) >>409を見ればわかるように地元リコー工場は
公式サイトに社員ヌードを載せている。 殊能将之は頭が良いね
俺は自分より頭がいい人間にはそんなに会わないのだが
殊能将之は俺より頭がいいと思う 馬鹿だな
メディアやネットで出会う人すべてを含めて言ってるに決まってるだろ
殊能将之に会ったことなんてねえよw 舛添要一も頭がよかったけど
あいつの場合は頭の良さを自己保身にばっかり使ってたな この話は
頭がいいかどうかを測るものさしが
壊れているというところがトリックなんだよ 口直しに私が面白いと感じたミステリを紹介します。
パレード 吉田修一
ありえざる村の奇跡 園田修一郎
クレイジークレイマー 黒田研二
絆のふたり 里見蘭
古い作品ですので、もしかしたらどなたかが紹介済みかもしれません。それにこのスレッドの住人であれば、途中でオチに気がつくかもえわかりませんね。 >>417
園田作品はアンソロジーでしか読めないけど、やられた度高いからもっと知られて欲しいな
プロデビューしたら真っ先に買うのに このスレのテンプレを読んでると自然に好みが出てくるな
殊能将之と三津田信三は好きになった
殊能将之は死んでしまったのでもう新作は出ないが しかし小説って書くの大変そうだけど、食っていくの大変だろうなあ
東野圭吾みたいに馬鹿に受ける駄作を連発すれば儲かるだろうけど もう暇潰しに小説読む人も減った
みんなスマホやってる
ミステリーは絶滅するかもしれん 追加を1点だけ
匿名交叉 降田天
園田修一郎は確かにプロデビューしてほしいですね。
私は個人的に中西智明が本当に消失したままで復活しないのが残念です。 俺のイメージの中では、石動戯作は寺島実郎なんだよなw 星降り山荘の殺人を読み始めたが、あまりの文章の下手糞さが辛いw ダラダラと長いだけの下手くそな文章を書くアホに言われたくはないだろうな。 俺の文章は読みやすいだろw
内容が難しくて馬鹿には読みにくいかもしれんが 自己愛性人格障害をテーマにしたミステリー誰か教えて 西澤保彦『七回死んだ男』 読了
主人公が設定を説明し出してからずっとワクワクしながら読めた。
多分、多くの人が俺と同じ推理したやろな。
その可能性には作中で一切触れないのも憎い。
主人公はあの人物だけは疑えないんやろな。 「拾った女」読んだ
主人公のある特徴が最後の二行で明かされる!
驚愕のどんでん返し!
って聞くとそりゃあさあ・・・読みたくなるよな・・・ >>430
思わず図書館で取り置きしてしまいました。笑 読んでみます。 『星降り山荘の殺人』1996年、倉知淳
雪に閉ざされた山荘。ある夜、そこに集められたUFO研究家、スターウォッチャー、売れ
っ子女流作家など、一癖も二癖もある人物たち。交通が遮断され、電気も電話も通じていな
い陸の孤島で次々と起きる殺人事件…。果たして犯人は誰なのか!?あくまでもフェアに、読
者に真っ向勝負を挑む本格長編推理。
登場人物は、主催者でリゾート開発会社社長の岩岸、岩岸の部下の財野、
女流作家の草吹あかね、あかねの秘書の麻子、UFO研究家の嵯峨島、女子大生2名、
超優男イケメンで女性に大人気のタレント星園、そして星園の付き人で主人公の杉下和夫の9名である
和夫は、会社で星園の付き人に人事異動になってすぐにこの事件に遭遇する
星園はホームズばりの観察眼を持っており、事件の究明を主導していく
約1/3進んだところで最初の殺人が起きる
早すぎず遅すぎず、このくらいがちょうどいい
例によって、殺人が起きてからは読みやすくなる
死体検分、状況検分、アリバイ聞き取りなどミステリーに共通の描写になるからである
和夫と麻子のロマンスが描かれているのは良い
ミステリーは殺伐になりがちなので、恋愛要素で緩和するとちょうどよくなる
できれば殺人事件の解決と同時に恋を実らせると、ハッピーエンド感が増して読後感が非常に良くなる
本作品が特徴的なのは、各章の冒頭に、作者が数行の内容解説を書いている点だ
これは作者自身が、都筑道夫の『七十五羽の烏』に触発されたと言っている
例えば二番目の章ではこんな解説がある
「和夫は早速新しい仕事に出かける
そこで本編の探偵役が登場する
探偵役が事件に介入するのは無論偶然であり
事件の犯人では有り得ない」
この作品のメイントリックは【目欄】というものである
つまりミスリードである ネットの感想を見ると、このトリックは見抜けた人が多い
自分もその部分を読んですぐにわかった
だって【目欄】し、ミスリードが【目欄】からだ といって、このミスリードが無いと、【目欄】ということになって、【目欄】してしまうわけだから
このミスリードは【目欄】であるために必要だ
しかしあまりにもしょぼいミスリードだ
スラップスティックな文体と相まって、倉阪鬼一郎のバカミスに近い印象がある
最後に犯人が豹変するのも安っぽい
とにかく全体が安っぽい
著者は自分の作品を「ミステリーのパロディ」と言っていると解説にあるが、この作品はパロディではない
ミステリーのパロディというのは、ミステリー自体の習慣や約束事を茶化したり揚げ足を取ったりするものにあたる
この作品はミステリーとしては至極真っ当な直球であり、パロディでも何でもない
この作品の笑いを分類するなら、スラップスティック(ドタバタ)になるだろう
登場人物は極端な性格や外見に戯画化(カリカチュアライズ)されている
岩岸は超俗物、あかねは超仕事中毒、麻子は超有能、嵯峨島は超オタク、女子大生は超ミーハーで超バカ、星園は超キザといった具合である
非現実的であり、最初は読み進むのが困難だった
しかしこれはスラップスティックなのだと気づいたら読みやすくなった
文体にはスラップスティックの第一人者、筒井康隆の影響が散見される
筒井の『ロートレック荘事件』でも書いたが、スラップスティックはミステリーと相性が悪い
なぜなら、スラップスティックは社会風刺を目的とするものだからである
ミステリーは犯罪者を処罰するという社会正義の文脈であって
社会風刺では、正義もからかいの対象にして笑うから、同時に成立しないのだ
この作品を読んで何かミスマッチに感じている人が多いのはそこであろう
(おわり) 新しい作品ではジェリーフィッシュは凍らないがやられたになると思うんだけどどう? >>435
少なくともこのスレ的にはメインのトリックの発想だけでも一読の価値があると思う
テンリトルインディアン型ミステリもまだまだ開拓できる余地が残ってるんだなあと感心した 十戒やら二十則を公式ルールみたいに言うのキライ
アンフェア要素を分類する名札みたいなものとして扱ってるなら分かるが、
それなら番号も付けて欲しい 本格とは、十戒やら二十則に制約された中で書くミステリーだからな あんたとは、合わないわっ!○(`・ω・)==○ノД) テンプレにある『水没ピアノ』を読もうかと思ったけど
あまりの電波文に断念 この読書感想文のひと、電車で音漏れ全開で音楽聞いてる人みたい。
どんだけまわりがうざがってるかわかってないのかな。
「こんな音楽聴いてるオレカッケー」とでも思ってるのかな、どっかいってくんないかな。 レビューを書いてるだけなんだけどw
難しくて理解できないから妬んでるのかな 『幽女の如き怨むもの』2012年、三津田信三
十三歳で遊女となるべく売られた少女。"緋桜(ひざくら)"と名付けられ、身を置いた世界
は苦痛悲哀余りある生き地獄だった。戦前、戦中、戦後、三つの時代の謎の身投げの真相は
"幽女"の仕業か、何者かの為せる業か。謎と怪異に満ちる地方の遊郭を舞台に、"刀城言耶"
シリーズ第六長編。
刀城言耶シリーズの長編では既刊はこの作品が最新になる
これで『厭魅の如き憑くもの』『凶鳥の如き忌むもの』『首無の如き祟るもの』『山魔の如き嗤うもの』『水魑の如き沈むもの』と長編は全部読んでしまった
次作を書いて欲しいが、だいぶ間が空いており、これで終わりだと寂しい
6作品中の評価は下から2番目と低い(最低は『凶鳥』)
まず『首無』と同じように、事件が終わって数年後に、刀城言耶が謎解きをするが、
これがつまらない。やはり探偵は、事件の渦中にいて欲しい
次に、これまでのシリーズのように、地方の旧家を舞台にした血縁の絡む話ではない
謎解きを除くほぼ全編が、遊郭の中で進行する
逆に、この作品をなぜ刀城言耶ものにしたのか理解に苦しむ
さらに、ホラー色も薄い
というか、遊郭そのものがリアル生き地獄なので、オカルトホラーが成立しにくいのだ
ミステリーとしての評価は後述する
この作品のジャンルを言うなら、社会派とでも言うべきか?
非人道的な売春組織である遊郭を、売春婦である花魁の立場から告発した作品とでもなろうか
第一部は、(初代)緋桜という源氏名の花魁である小畠桜子の日記になっている
この作品は文庫で736pある労作だが、この第一部が、全体の半分弱を占めていて、
戦前(1933~36年)の××地方の桃苑(ももぞの)の廓町にある遊郭「金瓶梅(きんぺいばい)楼」の苛酷な実態が語られる
金瓶梅楼は全体が2階建てで、表に面した外壁側の一部が煙突のように上に突出した形で、一部屋だけ3階になっている
その3階の「特別室」の表に面した窓から、3人の花魁が次々に身投げ(または身投げ未遂、以後未遂は省略)し、自殺(または自殺未遂、以後未遂は省略)と判断される 第二部では戦中(1941年)を舞台に、二代目緋桜(糸杉染子)を花魁として置いた同じ楼の同じ窓から、やはり3人が身投げする顛末が、楼の女将によって語られる
第三部では戦後(1952年)の赤線地帯で、三代目緋桜(仮名・山田花子)を女給として置いた同じ楼の同じ窓から3人が身投げする
こうしてのべ9人が同じ楼の同じ3階の窓から連続身投げし、すべて自殺または事故として処理される
だがこの作品はミステリーなので、当然その中には殺人が含まれている
刀城言耶が第4部(1959年)で、その謎解きをする
戦後の赤線地帯では、遊郭はカフェー(特殊飲食店)になり、花魁は女給に名前を変えた
ミステリーとして中途半端なのは、9人の身投げのどれが殺人かわからない上に、自殺または事故と考えても何も問題ないところだ
著者が刀城言耶の口を借りて語らせているように、この作品は本格ミステリーとして楽しむのは無理だ
しかもメイントリックである【目欄】というのを、見抜くのがそれほど難しくなく、意外性も乏しい 実際、二代目緋桜の染子が体験した怪異は、【目欄】であり、 それと【目欄】という描写から【目欄】というのがわかってしまう しかし【目欄】と誰でも突っ込みを入れたくなると思う
この作品はこれまでの刀城言耶シリーズに比べるといろいろと異色だ
これまであった登場人物一覧が無く、代わりにこれまで無かった見取り図がある(ハードカバー版)
最初に、著者の妻に献辞が捧げられている
女性の性的な部分の描写で助けてもらったのだろう
お秘所(女性器)が壊れるとはどういうことなのだろうか?括約筋が断裂してガバガバになる?
本作は、花魁などの登場人物の造形が優れているのが評価できる
この点は、これまでの三津田作品から一皮剥けた感がある
感情を抑圧して心を閉じ周囲に無関心を装う通小町、しっかり者で博愛の花魁頭の浮牡丹、
感情的で嫉妬深く攻撃的な紅千鳥、泣き虫で弱虫の月影などの花魁だけでなく、
遣り手の喜久代、悪党の漆田大吉までしっかりと人物描写されていて
特に第一部に重厚な読み応えを与えている
第一部は長くて非常に筆にも力が入っているのを感じる
しかし第二部、第三部になると、ミステリーにするために追加した感が否めない
今回、著者が描きたかったのは花魁の悲哀と怪異現象だけなんじゃないだろうか?
第4部の謎解き編は1959年であり、これまでの作品の舞台である1955年前後より後日になっている
これは、1957〜58年の売春防止法による赤線廃止により、遊女たちの行方が不明になったという設定にした都合だろう
女性編集者の祖父江偲と言耶の恋愛にまったく進展がないことがわかる
4年も進展がないというのは気の毒だ
(おわり) テンプレに伊坂幸太郎は入ってこないの?
「鴨とアヒルのコインロッカー」なんて、もろにここ向きじゃん。
あと「ラッシュライフ」も良く出来てると思うのです。 ググったら2008年のには入ってたが、いつ消えたかは知らん うさぎ強盗には死んでもらうはどうなんだろう
現役京大ミス研員らしい帯で結構煽ってるから気になる 伊坂には違う意味でやられたというか
裏切られた記憶しかない アヒルと鴨しか読んでないけど
ああいうハードボイルド気取りって好かん ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています