ディクスン・カー(カーター・ディクスン)Part20 [無断転載禁止]©2ch.net
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
>>271
そういや、カーっていうとHM、フェル博士、バンコランの3人が有名だけど
他にもマイナーな探偵が結構いるよね
作品としては成功したけど皇帝のかぎ煙草入れのキンロス博士とか全然
記憶に残ってないなあ たまたま見つけた嶋中文庫の「皇帝の嗅ぎ煙草入れ」
1960年代の訳で、解説が中島河太郎っていう年代物なんだが
これ普通に読めるし、違和感いよ
40年以上前の翻訳と、創元の新訳を読み比べてみたい >>272
密室事件専門のマーチ大佐ってのもいたね
短編ばかりで、警視総監直属の室長みたいな役職 >>273
> これ普通に読めるし、違和感いよ→違和感無しでした
皇帝の翻訳て結構あるよね
自分は早川と嶋中しか持ってないけど >>273
> 1960年代の訳で
違和感が無くて当り前だと思うが。
この間に言語を歪めるような異民族支配があったわけでもなし、
たった半世紀前の日本語に違和感を持つようなら自分の生活を疑うべきだろう。 >>276
>> 1960年代の訳で
> 違和感が無くて当り前だと思うが。
いや、そうでもないよ
ざっと計算してもわかるよう、1960年代には、まだ1800年代19世紀生まれの人たちがけっこう活躍していて、
そういった人たちには、手紙などの私信は候文と旧字旧仮名でやりとりしている人たちも多くいたらしい
明治の近代史に登場する平塚雷鳥など1971年まで生きて活動していたし、幸徳秋水と共に労働運動をして
いた荒畑寒村なども1981年まで生きていた
野上弥生子にいたっては、上の二人より年上の1885年生まれなのに、1985年99歳で亡くなるまで現役作家
として小説 『森』 を書いていた (ただし絶筆で未完)
14歳で九州から上京し女学校に通っているころ、新聞で勝海舟が亡くなったと知るのだから驚く
怪奇小説の翻訳で知られる平井呈一 『黒死荘殺人事件』 は、1963年の翻訳みたいだけど、カーミラなどの
名訳を期待して読んだら江戸弁がキツくてちょっと驚かされた (以下、上が平井訳、☆が南條・高沢訳)
ひとつ掛け値のないトランプの勝負できめたらどうだと、一も二もなくわたしは手詰めの雪隠場におい
つめられてしまった。
☆ 言葉に巧みに乗せられた私は、恨みっこなしのポーカー勝負をする羽目になっていた。
髪の毛の赤い、見ばえのしない若僧が頭をなでたり、顔をベロンコしたりしていた姿が、何ともいいよう
のない気味の悪い無言劇みたいだったことも、はっきり記憶にのこっている。
☆ 生気の乏しい赤毛の若者が髪を触ったり顔を撫でたりと、言いようのない不気味なパントマイムを演じ
ていたことも覚えている。
警部はおとなしくうなずいた。お嫁にいった晩という様子だった。
☆ 警部はうんうんと頷いた。忍耐強さのお手本のように。 >>277
違和感というか、50年以上前の翻訳だし、古臭く読みにくいかなと思ったら
全くそんなことはなく、スラスラ読める良い訳でしたよ
固有名詞はさすがに・・・でしたが、新訳いるかなってレベルだった
この嶋中文庫版は、字も大きく、表紙が和田誠でお薦め
、 >>277
平井呈一訳の黒死荘に関しては、明治・大正の古典をある程度読んでいる人であれば
それなりに楽しめるだろうけど、戦後作家の小説しか読んでこなかった人には言い回し
や形容に古くささや違和感を覚える人もけっこういるだろうと思う
雪隠場、顔をベロンコ、お嫁にいった晩、赤本、などなど
以下、平井訳「黒死荘」のつづき (上が平井訳、☆が南條・高沢訳)
趣味の第一は、赤本小説を読むこと。
☆ 趣味は三文小説を読むこと
さて九月初めは連日風雨はげしく、若旦那チャールズさまは先にも申し上げ候とおり
ご調子すぐれず、ご当家の侍医ハンス・スローン先生じきじきにご看病にあたられ申し候。
おりしも九月三日の夜、家人ども口々に申すに、ご邸内に何者とも知れねど怪しき者の
ありて、お廊下の暗がりにてすれちがいたれど、正体とんと分明(ぶんみょう)せず、
あまつさえそのあたり何となく息のつまるほど苦しく気色悪しとて、みなみな訴えおり候いき。
☆ やがて九月の最初の週になりました。依然雨が多く、風の強い日が続いたのですが、
いよいよ凶事が現れ始めたのです。チャールズ様はお加減が悪く、ベッドに臥したまま
でしたので、ハンス・スローン医師がつきっきりで看病に当たられました。
九月三日の夜には、屋敷内に何者かがいて廊下の暗がりで擦れ違ったと、使用人たちが
口々に訴え、あまつさえ、息苦しく、気分が悪くなったと言い出す者まで出る始末でした。
それでも、怪しいものを実際に見た者はおりませんでした。 >>279
平井氏個人の中でも出来不出来その他のブレ幅はあるだろうしな。
平井訳「黒死荘」は未読なんで
引用部分だけでは何とも云えない(見る限りでは俺は違和感は持たない)が、
同氏訳「怪談」(岩波)などは引き締まった名訳で古さなど微塵も感じないからねえ…。 >>270
晩年ならバトラー(56)より悪魔のひじ(65)な気がするけど
どうだろう >>281
読んだ時にはまだ悪魔のひじは翻訳されていなかったんだ
まあ、バトラーに関しては晩期じゃなくて後期の代表作と
書いてあったような気もするし。 >>282
そういうことか
バトラーはカー好きでもない限り知られていない作品だから
解説者が売るために適当に書いたんだろうな
例えばハイチムニーも
主人公が殺人犯として追われると解説されることが多いのに
本編はとくにそんなシーンもない >>283
ハイチムニーは結構すき、カー最後のWho done itの佳作じゃないかな >>284
ハイチムニーは(メ欄)と道具立てで,不気味さと緊張感があってよい反面
ロンドンパートの停滞感がツライ
こちらも何かイベントがあったら終盤盛り上がったな、と思うと惜しい
他人にオススメできる最後のカー作品に違いないけど >>285
確かに。ロンドンパートは盛り上がらなかった。
新訳の盲目の理髪師買ってるんだけど、まだよめてない。
なんか、踏み出す勇気が。。 >>271
バンコランと違う明るいタイプの探偵を創造したら、トゲと一緒に個性も抜けて何も残らなかった
物をやたら落とすぐらいしか印象に残ってない
内容も不可能犯罪はなく、連続毒殺というカーらしくない地味なもの(カリグラの腕の怪奇はあるけどすぐに忘れ去られるし)
タイムスリップを思わせる冒頭、(メ欄1)が参考にしたっぽい(メ欄2)や謎の声の真相、判事に対する襲撃、ジェフに疑われる(メ欄3)判事は嫌いだけど少し同情した
と評価するところもないではないが…
弓弦城の密室や道具立て、舞台の魅力と比べると
文庫化してないのもやむなしかな ヴァン・ダインの「カナリア殺人事件」の新訳版を
懐かしさにかられて買ってきたけど
ヴァン・ダインの新訳ペースをみると
カーファンは恵まれてるよ
たしか前回の「ベンスン殺人事件」は5,6年前だったと思う ヴァン・ダインhはグリーン、僧正はサスペンスとして傑作だけど
それ以外は、面白くないね 個人的にヴァンダインはドラゴンとカシノが評判悪いが楽しめたわ ヴァン・ダインの直系はもちろんクイーンになるだろうけど、
カーは、なにか影響をうけていたのだろうか。
私見ではほとんど受けていないような気が。。 「妖女の隠れ家」を読了 (早川文庫)
カーはまだそれほど読んでいないものの、毎度よくもまあ、こんな奇妙で怪しい状況設定を
考えつくものだと感心させられる
親の遺産を相続するためには、二十五歳の誕生日の深夜、呪われた監獄へ行き所長室の
金庫をあけ、中にある (何かは知らされていない) ものの中身を確認しないといけない
――なんて状況、どう考えても、何か良からぬことが起きないはずないじゃないかw
あと、井戸の中へ下りていくシーンは、あまりの気持ち悪さに、「うわっ、やめてくれ」となった
自分は怖い話よりも、こういう、ぬるぬるドロドロした、虫やネズミがうようよいる気持ち悪い方
が苦手だったりする
最後、若いカップルの進展が尻切れトンボで、その後、どうなったのか記されていないのは、
少々不満が残ったかなぁ... >>290
そのケンネルにたどり着くまで何年かかるか
次はグリーンで、その次あたりか
とても全巻新訳にはならないだろうな
カー、クイーンはやっぱりすごいよ >>292
カーはチェスタトンかな
死時計や死人を起こすは影響を受けているし
死の館では主人公がギル叔父に「ブラウン神父の秘密」を渡すシーンがある カーは『黄色い部屋の秘密』『黒衣夫人の香り』のガストン・ルルーに影響受けてそうな気がする
ミステリーとしてのメインテーマが不可能犯罪だったり、物語の引っ張り方やケレン味がカーと似てると思う
ガストン・ルルーはミステリー以外もたくさん書いてる人なので(一番有名なのは『オペラ座の怪人』)
作家に影響を受けたのでは無くルルーのミステリー2作に影響を受けたのだと思うけど >>292
カーにせよクリスティにせよクイーンにせよクロフツにせよ、、そしてヴァン・ダインでさえ、
ドイルの影響を免れた探偵小説作家はいない。
殆どの探偵はホームズへのオマージュかパロディかアンチテーゼか、それだけだ。 >>296
ルルーで読んだのはその2作品と金の斧の話ぐらいかな、オペラ座は金田一の知識しかない
黄色い部屋は名探偵物の元祖みたいな作品ではあるな
カーも絶賛(特に通路の消失あたり)してたし,黒衣婦人は(メ欄1)の下敷きになったのは確実だし
影響を濃く受けた作家の1人だろうね
チェスタトンはどっちかというとネタ元かな
翼ある剣は白い僧院の着想、金の十字架は死人を起こすの現代版鉄の処女を思いついた
通路の人影は(メ欄2)、古書の呪い(メ欄3)、ムーン・クレサント(メ欄4) ジョン・ブルノワ、犬のお告げ(メ欄5)
フェル博士のモデルはチェスタトン、かなりの肥満体だったらしい
>>293
2人のその後は帽子と三つの棺で
妖女の下敷きは(メ欄6) ブラウン神父の童心「秘密の庭」のヴァランタン探偵こそ、
バンコランの原型ではないかと。 ブラウン神父のトリックで、カーが短編でも書いたら
かなり読みやすくなるかもね
ブラウン神父ものは、短くてもなんかしんどい チェスタトンは言葉のトリックが強い感じがあるからな ブラウン神父は文章に癖がありすぎだからなぁ
短編でも読むのに時間がかかる イギリス文学の特徴でしょ
本筋に関係ないところを詳細に具体的に書くから
中々話しが進まない イギリスミステリーなのに台詞多めで地の文控え目なクリスティって稀有な存在なんだなと思う >>250
>九人と死がようやく文庫か
>HMはこれで全作品文庫化かな
つ 『五つの箱の死』 >>306
迷作と言われる5つの箱の死がまだなのか
前から興味があったけど読んだことないな
文庫化されたら読んでみたい >>307
そういえば、「五つの箱の死」は文庫化されてないね。
個人的には好みなんだけどな。
四回転ひねりしようとして、派手に着地失敗というほほえましい作品 >>306
あ、素で忘れてた
五つの箱の死は
箱の謎、HMも呆れたソーンダースの「メ欄1」や冒険、「メ欄2」な被害者の手記、毒のトリック、「メ欄3」等
個人的には愉しく、ネタも多くそろっていたけど
うまく調理できずによく分からない話に
ソーンダース、警察、ポラードの複数視点のせいで
話が分りづらくて中盤あたり(箱のネタが見えてきてしまう、箱の謎自体が短編ネタっぽいせいもある)は停滞感がある
ポラードの出る最後の長編だったかな、エリオットにはなれず
五つの箱にこだわりすぎたせいで「メ欄4」がうまくいかなかったのが敗因かな
「メ欄5」に使えればもっといい作品になったと思う
この崩れた感じも好きだけどね
ミステリーとしての完成度はいまひとつだし、あのネタだけの迷作に評価されるのも仕方ないかな
文庫化はどうかね、新訳で読みたい気はあるが 新訳も、なぜテニスコートがあんなに早くされたのだろう
そんなに話題性があったっけ
あの時は、他にもっとあるだろうにと疑問に思った >>309
誤字 ソーンダース
正解 サンダース だった…
>>307
「読者よ〜」の冒頭で語られるヘイ殺人事件が「五つの箱の死」を指す
「読者よ〜」の前日譚的な話で、こちらもサンダース博士がワトソン役で登場する
事件自体のつながりはないから、どちらから読んでも問題ない
カーファンなら、あのネタ目当てで読む価値はあるかな >>272
皇帝は好きな作品じゃないが
「メ欄」を書くために
共感しやすい無難なキャラにしたんだろうね
この辺も成功の理由だったと思う 「皇帝」はあのシンプルすぎるトリックがいい。
クリスティーが絶賛したのもよくわかる。作家として使いかったんだろうな 「皇帝」は先行クリスティ作品のほぼ公認パロディというか
お墨付き改作みたいなところがあるからね
藤原編集室の新訳カーは、「恋愛も絡めたエンタメ小説」
として面白いものを基準にしているような気がする
かなりしょっぱなの「蝋人形館」のエンタメ小説としての
ワクワク感から「テニスコート」、今度の「九人と死で」も
コアなミステリマニア向けというよりも、軽く手に取って
楽しく読めるものを優先しているように思える
「かくして殺人へ」も、「皇帝」の新訳も、そういう流れの
中に置いてみると共通する味があるのじゃないか
まあそれはカーのすべての作品に言えるわけだけれど
いつまでも「あくどい怪奇趣味とコテコテの不可能犯罪」
なんていうレッテルを貼る時代じゃないだろうという
送り手側の気骨を感じる 「九人と死人」今日GET!
旧訳は正直読みづらかった=人物の書き分けが下手だったけど、
今回は化けているだろうか 「九人と死で十人だ」は単行本で持っていて
カラフルな表紙だったと思うんだけど
そんなに悪い訳だったかな
たしか船上の話だったっけ? 旧訳というのはきっと慶応の推理小説研究会が早川に持ち込んだけど
突っ返されたんで伝手を頼って目出度く別冊宝石に掲載された訳だよ 自分の持ってる単行本は、今度出たのと同じ翻訳だった
やっと文庫化されたってことか
>>318
でもこれ読んでるって結構マニアじゃないの 「九人と死で十人だ」の新しい文庫は
何かカバー絵がオシャレだな 書斎さんはいいました、そして誰も…にポアロが出るとw やっと「盲目の理髪師」読了。
ユーモアとどんちゃん騒ぎを取り除くと、カー十八番の犯人の隠し方プロット
をもりこんだ作品なんだね。
佳作とまではいかないレベルか。 盲目みたいな駄作とされている作品も
中編(100〜150ページぐらい)にして贅肉をそぎ落せば
結構キレのある作品になると思うんだけどな
誰か乱歩みたいに抄訳してくれる作家がいればいいのに >>323
児童版の「ビクトリア号怪事件」だと
どんちゃん騒ぎがだいぶカットされてて読みやすかった
作品自体は物足りない感じになってたが
悪魔のひじ以降の作品も300ページぐらいにカットしたら
だいぶ評価が変わりそうではある カーって読めば読むほど密室トリックより
アリバイとか時間軸をミスリードする方が
巧い作家のような気になってくる >>45
黒と白は(メ欄1)だったけど、赤は(メ欄2)だったから(メ欄3)のがうまくいかなかった
で(メ欄4)を入れたら、(メ欄5)の意味がなくなったという… 死者はよみがえるは犯人あれでいいのと最後なるよねなんで部屋にいたのみたいな
なんで最後アレをカーは挿入したのか
俺は推理しながら読んだりしないのでメリヴェール卿やバンコランや
フェル博士がそう言うならそうなんだろうとすぐに納得してしまってああ
面白かったなあとなるわけなんだがコレのフランシーンは主人公の想
い人ということでずっとスルーされてますけどよく考えたらすごく怪しいのだ 最近コロンボをよく観るんだが
ファンの間じゃ有名な話かもしれないけど
「ルーサン警部の犯罪」での
ある手掛かりの元ネタが、カーの短編だって初めて知った 『火刑法廷』読了
ネタバレとなりそうな情報を一切知る事無く読みたかったなぁ
何の知識も無く読んだら衝撃的な作品となったであろうに…
ある程度の想像力がある人ならちょっとした世評を見てしまうだけで
最後が予想できる作品になってしまってるのが惜しい
これはカーが悪いのでは無く自分が悪いんだけど
そういう勿体ないとこはあるが面白くてデキの良い作品ではあり
自分のようなネタバレをくらってそうな人でも楽しめる作品だと思う 一時期「火刑法廷」が絶版で、幻の作品だった。
異様に評価が高く、期待値がとんでもなく高かった。
この手の場合は、大体読んでがっくりの場合が多いんだけど、この作品は例外。
初読の時の感動は忘れられない。
もちろん、ラストもそうだけど、死体消失トリックのための「困難を分割せよ」の手順
には驚いた。ある意味「貴婦人として死す」に通ずる >>329
つか古畑任三郎の某事件の逆トリックがカーの某作品が元ネタだって気付いて驚いたわ。 コロンボの「黄金のバックル」も
「皇帝のかぎ煙草入れ」を、少し感じさせる >>323
帽子収集狂も150ページぐらいまでライザップしたら読みやすくなると思う 基本的に40年代以降の作品は
脂肪で太りの作品ばっかり >>336
40年代以降って40年代も含むってこと?
40年代前半はいい作品が多いじゃん ディクスン名義の作品は
ユダより後の作品がテンポが悪い ,一-、
/ ̄ l | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■■-っ < んなーこたーない
´∀`/ \__________
__/|Y/\.
Ё|__ | / |
| У.. | >>338
「連続殺人事件」、「皇帝のかぎ煙草入れ」、「囁く影」、「貴婦人として死す」
「爬虫類館の殺人」とすっきりとした傑作が40年代が目白押しだよね。
特に「爬虫類館の殺人」は第二次大戦をトリックに織り込むという、
なんとも壮大な仕掛けが大好き >>339
ユダの窓の後も40年代半ばまでは佳作ぞろいだよ
特に、貴婦人として死すは大好きな作品だ
名義に関係なく、カーが衰えたのは40年代後半から 第二次大戦後のカー作品は全盛期の作品と比べると落ちるが
独特の趣きがあって好きだな
『疑惑の影』とか『魔女が笑う夜』とか 戦後以降衰えたというのはあくまでも
現代を舞台にした本格ミステリの
ジャンルではという話ね カーファンからすると、最後から4〜5冊以外は普通に読めるよ
一般の人から見ると、かなりキツイ作品があるのは承知のうえで >>342
貴婦人として死すいいよね。ベストスリーにはいる傑作。
あの段取りがい。 カーは戦前までとか言うやつは大抵懐古厨か乱歩厨だ
ちなみに俺は両方なw そんなに書かれた年代を意識して読んでないんだが
カーの著作一覧とか、何を参照にしてるの?
クリスティ、クイーンみたいに解りやすいムックでも出てたらな >>353
一覧なんぞ要らないだろう。
手元の、或いは立ち読みする文庫本の奥付を見れば発表年次が書いてある。
それと自分なりの「この作品は良い、あっちは駄目」という評価を突き合わせりゃいいだけの話。 巻末資料や解説など、発表年はあらゆるところに書かれているから
数年もファンをやっていれば自然と覚えてくるよなあ たしか新しい黒死荘にメリヴェール卿のがあるよね
バンコランとフェル博士のはどれだっけか
いずれにしてもウィキペディアにあるよね カーは最初の3年間はトリックがしょぼいのに
なぜ突然トリックメーカーになったのだろうか? ここでクイズな
カー嫁の名はクラリス
ではジュリア・メイ・レノックス・キッシンジャーとは誰でしょう? 正解者の中から抽選で一名に『剣の八』をプレゼント
ただし家まで取りに来れる人
状態は書き込みだらけで何とか内容が読み取れる程度 >>353
「名探偵の肖像」のジョン・ディクスン・カー全作品を論ずる、なら発表順に書評されてる。
また「ジョン・ディクスン・カーの世界」なら、探偵ごとに作品が区分けされているからわかりやすい。 クイーンのパーフェクトガイドや
清張、乱歩、横溝の宝島ムックみたいな
気軽に読める物が欲しい 昔はガイドブックの類を集めるのが趣味だったけど
ここ5年ぐらいは1冊も買ってないなあ
ガイドブックを買わなくてもネットを漁れば
情報はいくらでも出てくるようになったし
読み物として面白いガイドブック風ブログもある >>366
死んでねえだろ。
IP[218.138.222.68]で検索してみな。
文体を変えただけで、こりゃあ「でつまつ」=書斎の手口そのまんまだ。
当スレだけじゃねえ、乱歩スレでも同じことをやってやがる。
懲りねえと云うか、芸が無えと云うか。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています