>>306
あ、素で忘れてた

五つの箱の死は
箱の謎、HMも呆れたソーンダースの「メ欄1」や冒険、「メ欄2」な被害者の手記、毒のトリック、「メ欄3」等
個人的には愉しく、ネタも多くそろっていたけど
うまく調理できずによく分からない話に

ソーンダース、警察、ポラードの複数視点のせいで
話が分りづらくて中盤あたり(箱のネタが見えてきてしまう、箱の謎自体が短編ネタっぽいせいもある)は停滞感がある

ポラードの出る最後の長編だったかな、エリオットにはなれず

五つの箱にこだわりすぎたせいで「メ欄4」がうまくいかなかったのが敗因かな
「メ欄5」に使えればもっといい作品になったと思う
この崩れた感じも好きだけどね

ミステリーとしての完成度はいまひとつだし、あのネタだけの迷作に評価されるのも仕方ないかな

文庫化はどうかね、新訳で読みたい気はあるが