『シャーロック・ホームズの功績』を読むと、プロとアマの差がよく分かる。
カーのタッチした前半6作と、アドリアンひとりが頑張った後半6作は、やはり別物。
「デプトフォードの恐怖の事件」あたりは、アマチュアのベタな二次創作としては出色だけど・・・
パスティーシュとしてのあがりの良さでは、「色の浅黒い男爵の事件」なんかのプロの業に及ばない。
まあ、カーの演出力、サービス精神がそもそも別格ではあるんだけどね。
「蝋人形賭博師の事件」(集中のお気に入り)とか読むと、ホント、それを実感する。