【金字塔】横溝正史 第肆章 [無断転載禁止]©2ch.net
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横溝さんの場合、乱歩の「恐怖王」みたいな滅茶苦茶な失敗作がないのが特徴。 >>59
法眼病院は総合病院ということになっているが、
内科・外科のほかに何科があるのかは説明されていないはず。 スレタイの作家のネタバレはある程度覚悟してる
(それでも各々肝心な部分ぼかしたり未読でも行けそうな感じに工夫して話してくれてて助かる)
けど
同時期に活躍した別作家のネタバレも当然のようにぶち込んできたり
僕だけじゃないもんねと居直られるとさすがに唖然とするね
誘導しようと思って乱歩スレ検索したら何だかよく分からないのが幾つか立ってて
どれもあんまりまともに機能してないっぽいね
だからってよそで好き勝手する理由にはならんが 手毬唄にお亡くなりになったお身内の名前2つも出てるのは何か意味あるんか
別にないか 鉄まーつくん、ココ見てるかな?
横溝正史 『蔵の中・鬼火』 のKindle版が 184円になってるよ!
https://www.amazon.co.jp/dp/B009TPQTLG 「覆面の佳人」は乱歩との共同翻訳だけどかなり破錠してた >>64
意味ありまくりだよ
正史の自伝的随筆『書かでもの記』を読むがよい
横溝正史の父・宜一郎→源治郎
正史の生母・はま→春江
宜一郎が捨てた正妻(前妻)→リカ
宜一郎が捨てた息子にして正史の異母兄・歌名雄→歌名雄
宜一郎とはまの子供たち(正史たち)→3人の娘たち
はまが捨てた夫→お庄屋さん
神戸→満洲
正史の父・宜一郎の正妻(前妻)は、宜一郎に捨てられて首吊り自殺をした
「悪魔の手毬唄」とは、正史の父の正妻(前妻)が自殺をせず、
夫と夫を奪った女の子供たちに(ネタバレにつき自粛)
正史はつまり、「悪魔の手毬唄」で自分が殺される話を描いたわけである
なぜそんな話を描いたのかというと…
『書かでもの記』にはこんなことが書いてある
「そういう話(両親がW不倫の果てに駆け落ち、父の正妻は自殺)を聞くたびに、
幼い私は罪の意識に悩まされ、
それがいまだに何事にもあれ根強い劣等感となって、
尾を引いているのであろうと私は今でも思っている。」
「自らの罪深き血」
「(私は)自虐の作家」 歌名雄と五郎やんしか知らなんだ
そこまで重なっていたのか
そういった事情を抱えて生きていたことを踏まえると
八つ墓村の終わりに辰弥が語る決意も
ただ綺麗な言葉で締め括っただけではなかったのだろうなとか
色々感慨深いね >>71
辰弥は原作ではハッピーエンドだったのに、
毎日放送ドラマ版では (ネタバレ防止) だったので、気の毒なことをした。 あれは酷かったね
原作とは違う形ながら、
映像化の際話の中でしか登場しない事が多い辰弥のもう一人の父(表向きは要蔵)
について掘り下げていただけに
何であんなどうしようもない犯人と主人公の末路を用意したのか あの時代は妙に、すでに公開された同作品と変えることにこだわってたんだよ
獄門島はテレビが先だったのて、映画の方が犯人変えてた 原作に近い八つ墓村の映像化はどれなんだろう?
どれもこれも今ひとつかなあ あの時代までの八つ墓村は横溝正史の小説じゃなく、マガジンに
連載された影丸穣也の漫画版のドラマ化であり映画化だったからなあ
典ちゃんの影が薄いのも、クライマックスが犯人と主人公の追っかけに
なるのもベースが影丸版だから
私などは不思議だったのですよね、推理小説ガイドなどでは横溝作品の
代表作と言えば「本陣」「蝶々」だったのになぜあの時代はすべて「八つ墓村」
だったのか、しかし今となれば歴然、1968年10月にマガジンで「八つ墓村」が
連載され、翌年にコミックス化されて以後
・1969年10月 NETテレビ「怪奇ロマン劇場」で田村正和主演「八つ墓村」がドラマ化
・1970年1月 講談社「横溝正史全集」全10巻刊行開始、第1回配本は第5巻「八つ墓村」
・1971年4月 角川文庫の横溝正史作品の第一弾として「八つ墓村」刊行
・1971年8月 NHK銀河ドラマサスペンスとして「八つ墓村」(全5回) 放映
・1975年 「八つ墓村」映画化を角川書店・松竹が発表
と、「横溝ブーム」を牽引していったのは、抽象的な横溝作品ではなく、マガジンで
人口に膾炙した影丸版「八つ墓村」そのものだったのはデータを見ても納得 加藤武が健在のうちに病院坂の完全版を映画化して欲しかった
第一の事件は市川版のをうまく編集して
犬神家のリメイクのタイミングでやってくれたら最高だったのに >>75
内容として一番原作を汲み且つまとまりあるのはフジの稲垣版だと思う
のりちゃん出てくるのが市川崑トヨエツ版だけだけど本来の役割とは違うし
他の人物も設定や性格結構いじってるし配役もしっくり来ない
渥美清版もそうで
単に映画として面白かったりヒットしたりしてれば一応はそれで良しなんだろうけど
原作の良さ生かしてて且つ面白い映像作品を見たいねやっぱり 独特のコントじみたノリはあるね
そもそも俳優のチョイスが
かたせ梨乃とか藤原竜也とかちょっと過剰な芝居する人が多い
まあ映画やスペシャルドラマって二時間ちょいとかでまとめなきゃならないし
元の話とか世界観がだいぶブッ飛んでるから
あれくらいのインパクトやメリハリある方がいいのかなという気もして
自分はあまり気にならないけど
稲垣版が賛美するほどかといえばそんなことはないが
個人的には古谷の連ドラ版も豊川の映画版も微妙だったから
消去法で稲垣になるわ ああでも悪魔の手毬唄で山田優のちびまる子やったのだけはゆるせない >>86
ミステリーを映像化すると、それなりの「格」がある人が犯人を演じるわけだからそれはもうどうしようもない。
その点、毎日放送版「仮面舞踏会」はギリギリで頑張ったと思う。 稲垣の笛吹くは、新宮一彦を父に似た卑劣漢にしてたな。それでいて椿子爵のフルートの弟子という設定は残していたから想像つかない。
「インポおやじさっさと次の曲教えれゴルルァ」とか言ってたのかな。
新宮の妻華子も死んでいて、いない。それによって屋敷の中で三島が美禰子の唯一の理解者という事になり、
(お種さんもいたけど)
まあ成宮レベルが配役されてもおかしくはない人物に何とかしてる。苦労の後が見える。 稲垣版の八つ墓村は何と言っても
犯人像、動機や末路までもをきっちりやってくれたんで
それだけで嬉しかったわ
マイナーすぎるのや古すぎるのはわからんけど
自分の知る限りではあそこまで原作を尊重した映像作品はなかったように思う 「笛を吹く」といえば、東映の西田敏行版。あれは椿子爵の遺したフルート曲が、特定の指だけ使わないで
演奏できるという原作の最大のミソをカットして、あの作品名の意味を喪失していたのが驚いてしまった
キャストも斎藤監督が手掛けた日テレ青春ドラマから引っ張ってきたテレビ俳優ばかりで
なんとも小粒なこと… せいぜい鰐淵晴子が良かったぐらい 横溝正史シリーズの「獄門島」では評価されていた
斎藤監督の前衛的な演出も、劇場用作品になると
陳腐なしろものに見えてしまったからな
あれが「戦国自衛隊」では空間を思い切り生かした
躍動的な映画になるんだから、つくづく経験というのは
大事なんだなあと思う >>93
時代劇もそうだな。
しかしビデオ撮影をフィルム撮影のように見せる技術もあるらしいのだが使用されないね。 >>94
それかどうかはわからんけど
こないだNHKでやってたスペシャルドラマの時代劇は、かなり映像処理して、時代劇っぽい雰囲気を出していたな
昔のフィルムをさらに洗練させたような画像だった ありがとう
でも半額ではまだまだ…80%オフレベルはもう来ないのか… 病院坂、剛蔵、猛蔵、鉄馬、琢磨、琢也と登場人物がややこし過ぎて
全く頭に入ってこず14ページ目で挫折 病院坂は未読なんだけど
人物がややこしいなんて毎度の事じゃないか横溝正史の長編は
そういうの散々読んで慣れた人間でもキツそう? >>100
過去の名作で使用されたトリックも出てくるぞ。 病院坂冒頭の複雑な人間関係は、細かく把握していなくても本文を読むのに
それほど障害とはならない
第一編の最後に家系図が出ているので、そのページに栞でもはさんでおいて、
本文を読みながら、必要な時に参照する程度でも十分話を追うことができるよ 御両人有り難う
俄然読みたくなってきた
長いけど読もうかな 今悪霊島読んでるけど、片帆と真帆のイメージが、
大食いのかこ・あこになってしまうw
美女だと言う事になってるけど、悪くないような気がする。 長編を読む時は相関図を書いてます。複雑になり過ぎて書き直すこともあります
病院坂はダラダラしてるとは思うけど何とも言えぬ感動がありました
是非お読みください >>105
自分も書いている
書いた方がスッと入ってくるしスッと思い出せる
理解しているつもりのものも改めて一度書いてみたりする 家系図書きながら飯食ってると、生タマゴが一番美味しくなってしまうぞ! 江戸川乱歩と横溝正史 単行本 – 2017/10/26
中川 右介 (著)
日本の探偵小説を牽引した二大巨頭、江戸川乱歩と横溝正史。
盟友として、ライバルとして、お互い認め合い、時に対立しつつ、
一方が作家として執筆するとき、他方は編集者として支えた。
太陽と月にも喩えられる日本文学史上稀な関係は、どのように生まれ育まれたのか。
二人の大作家の歩みを辿りながら、日本のミステリ史のみならず、
日本の出版史をも描き出す、空前の対比評伝! 切り絵画家の宮田雅之さんの表紙がめちゃくちゃ好き
講談社の新版横溝正史全集のやつ 初めて横溝正史作品の八つ墓村に触れてみましたが推理小説として期待してたらサスペンスで拍子抜けでした
(トリックも某作品と似たようなものでしたし)
サスペンスとしてはまぁ面白かったのですが
横溝正史作品は大体このような感じなのでしょうか?もっと本格ミステリしてる作品を読みたいです
次読むとしたら本陣殺人事件を読もうかと考えています >>112
横溝正史の作品では、『本陣殺人事件』、『獄門島』、『犬神家の一族』、『蝶々殺人事件』、
『悪魔の手毬唄』 あたりが、本格ミステリと言われている代表作 >>116
ありがとうございます
本陣殺人事件楽しみです >>112
あなたには『翼ある闇』をお薦めしたい(うつむき気味に茶をすすりながら) 悪霊島読み終わった。
神楽太夫の誠と勇が賢くて勇気があって可愛いな。 くやしいです!!
/ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ / ̄ ̄ ̄\ ヽ
|/ \ / ヽ|
/Y ヽ ノ |ヘ
ヒ| / |ノ
ヽ- (_ノ -イ
|ヽ∈≡∋ /|
>――――<
/ ヽ__ノ ヽ 角川文庫の「獄門島」白背を、2200円で入手!
あとは、「八つ墓村」の河野版と杉本版
「笛を吹く」の白背だけだ
「手毬歌」の白背は、エロ本屋の処分コーナーで、200円で入手したw
しかも、初版を!
どんな所に掘り出し物があるか、分からんよね。
角川文庫白背って、「獄門島・手鞠歌・笛を吹く・八つ墓村」の4冊だけだよね? 杉本一文『装』画集〜横溝正史ほか、装画作品のすべて (TH ART SERIES)
大型本 – 2017/11/22
杉本 一文 (著) ¥ 3,456
数多く手がけてきた装画作品の中から、横溝作品を中心に約160点を精選して収録した待望の画集!
原画のほぼ原寸サイズで堪能できるA4判です。
杉本一文のもうひとつの顔、銅版画を集めた「杉本一文銅版画集」と同時発売! 角川文庫黒背緑文字「黒猫亭事件・本陣殺人事件」の特別表紙(31版)の、市場価格っていくらくらいでしょうか?
滅多にお目見えできない、稀少本ですよね。
私は角川文庫黒背緑文字を15年以上、収集しておりますが、いまだに実物を見た事がないです。
出回っている数が、圧倒的に少ないのでしょうなぁ。 5000〜15000円というところ。確かに珍しいけど白背よりは見るよ 白背は版にこだわらなければ、もっと安く手に入れられる
だけど黒猫亭事件は、圧倒的に出回る機会が少ないのが難点
オークションでも高値になりがち ぶっちゃけ内容同じなのに背表紙に拘る理由あるの?
だったら背表紙の字が大きかったり小さかったり横長だったりちょっと色が薄かったりするやつも集めるの? コレクター趣味っていうのかなぁ
それは分かる人には分かるけど
興味のない人には理解できないよね
おっさんの世代だと、仮面ライダー
チップのカードを集めていたようなもん
私の世代は、ビックリマンチョコの
シールやキン消しだったけど
それがいま、本の表紙違いを集めてる
まあ、幼稚っていえば幼稚だけどさ >>132
それがコレクター としか言いようがない
個人の価値観だから、それを押し付けられた訳じゃないならスルーでよろし 表紙違いは理解出来るし自分も欲しいが背表紙違いまで来るとキリがなくね? 角川文庫黒背緑文字に色々と表紙違いがあるのは、値上げの度に表紙カバーを替えていたからでしょうね。
あとは、映画化やドラマ化の際もね。
まあ、商売人ですわな。 >>136
日本語の不自由な人だな
集めるなと言ってるわけじゃなくて少しでも違うものは全部集めたいのか知りたいだけ
答えたくなきゃいいよ
お前だけに聞きたいわけじゃない 金田一耕助ファイルになった後の、灰色の背表紙とかは要らないんじゃない? 杉本先生のイラストをすべて揃えるなら、灰色背の金田一耕助シリーズも集めるのでは? ファイルは最初の黒背表紙時代で充分。
後は記念復刊の時の『人面瘡』と『首』も押さえておかないと。 >>135
黒背・白背・赤背
それぞれ集めたくなるんよ
コレクターはね 初版とか希少本とか集めるコレクターがいるのって別に横溝正史に限らないのにね きっと他人と接触する機会が少なくて淋しい人なんだよ
そっとして(無視して)おこう 角川文庫の「横溝正史読本」は、赤背読本と黒背読本って、収録している中身が違うというのは本当ですか?
私が持っている両冊は、まるっきり内容が一緒なんです。
黒背なのに、初版というのもおかしいのかなぁ?
赤背だけが、初版のはずだった気が。 >>146
他人と接触する機会が少なくて淋しい人 = ひきこもり真珠郎(年金未納者) >>147
中身が違う黒背ってのは2008年に出た改版のことなのでは?
初版で黒背は、返本を再出荷する際に新しいカバーにかけ替えたから。
赤背で「小林信彦編」だと横溝正史文庫だと視認されずらいのではとの配慮により、
黒背に統一したのだとのこと。 >>149
そうなのですか。
赤背と黒背で、中身の違いが
あるのかと勘違いしていました。
どうも、ありがとうございます。 >>147
読本の内容に違いがあるのは、文庫本と単行本ではないか?
単行本の横溝正史読本も、割とレアで値段も高いけどね 横溝正史読本の単行本も、割と稀少本だよね
滅多に見かけない 毎日新聞社から出た「真説・金田一耕助」の単行本も、割と稀少本だね
実物を見かけた事がない >>157
状態にこだわらなければ、けっこう見かけると思うがな
吉祥寺の古本屋では100均ワゴンに並んでたこともあるし うん、状態さえこだわらなければ電子状態でも読める
しかも現在138円で値引セール中 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています