【金字塔】横溝正史 第肆章 [無断転載禁止]©2ch.net
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>>620
うん、もうちょっと勉強した方がいいかな。 >>620
お前、>>605だと思うが、突っ込まれてばっかりじゃん。 佐清マグ
http://otakei.otakuma.net/archives/2018040703.html
2018/04/09
4月もスタートし、新天地でまだ慣れない環境の中、朝を迎えている方も多いはず。そんな緊張が少しだけほぐれる?かもしれないマグカップを発見しました。
株式会社サンアートが発売する陶器でできた「人面マグ」(市場販売価格1000円、W13×D10.5×H10.2cm)。
2017年10月に販売され、カラーバリエーションは白のみ。顔が前面にくるスタイルで、飲み物を飲む時はおでこにチューしている感覚だそうですよ。
見る角度によっては少し不気味にも見えるこちらのマグカップですが、Twitterでは、プレゼントに貰ったという方が「何なんですかこのチョイス!めっちゃウケる!」とかなり大喜びのご様子。なんともシュールな「人面マグ」がどのような発想から生まれたのか、サンアートさんに聞いてきました。
―製作期間にどのぐらいかかるのですか?
企画から実際に商品が上がるまで約4か月です。
―どのように使われたいですか?
限定的に、こういう風に使って頂きたいということはないです。他にはない、ユニークな商品を目指して作っています。マグとしてはもちろんですが、その用途にとらわれず、手に取っていただいた方の由な発想で、インテリアなど楽しく使っていただけたら幸いです。
でも手元にあれば何だか楽しそうなマグカップですよね。朝起きた時に「新生活に疲れたな……」と感じたら、人面マグでほっと一息してみると、少しは肩の力が抜けるかもしれません。
<取材協力>
株式会社サンアート
(黒田芽以)
http://otakei.otakuma.net/wp/wp-content/uploads/2018/04/san2817-e1523054122925.jpg
http://otakei.otakuma.net/wp/wp-content/uploads/2018/04/jinmenmagu01-600x479.jpg 金田一の映画やドラマから入ったから金田一出てこない作品は何か物足りない >>623
中に足が突き立っているのを想像した
そこまでやってくれないと! 本陣殺人事件と蝶々殺人事件読了。
本陣殺人事件は金田一最初の事件だが殺人の動機に納得できないのとトリックが小説では今一つ理解できなかった。実写で見ればよく分かるかも。
むしろ蝶々殺人事件の方が優雅で移動トリックや叙述トリック、由利先生の奥さんが実は‥と読んでて楽しかった。 >>628
本格好きには、発表当時から蝶々の方が評判良かったみたいだね
坂口安吾なども、蝶々の方を絶賛している
日本では横溝正史が抜群であり、作家としての力量は世界のベストテンに楽に
はいりうるものである。特に「蝶々殺人事件」は傑作であり、終戦後の作品には、
愚作がすくない。
最もつまらないのが「本陣殺人事件」で、「蝶々」をおさえて「本陣」に授賞した
探偵作家クラブの愚挙は歴史に残るものであろう。
坂口安吾 「推理小説論」
個人的には「本陣」の方が好きで、これは角川文庫に併録した「車井戸」と「黒猫亭」が
良作であることも、本作の評価を上積みしている要素となっているのかも知れない >>628
本陣殺人事件は先日古谷一行版観たばかり。トリックがわかりやすいよ。 最近読んだんだけど、大村友貴美って作家の作品が、横溝正史の作風にそっくりだ。
横溝正史ミステリー大賞も受賞したらしい。
リスペクトしてるんじゃないかな?
横溝の新作を読んでみたかったというような人は、ぜひ。 本陣殺人事件のトリックを再現すると、たまに失敗するらしい。 金田一(横溝)研究家の方が本陣のトリックを再現した動画を見たことがあるな 「本陣」は古谷一行版を観た10年後くらいに原作を読んだけど、文章だけだと分かりにくいね
中尾彬版も手筈を丁寧に描いているみたいだから観るのが楽しみだ >>635
トリック発動中に猫とかモグラとかネズミとかタヌキとかが突進してくるアクシデントがあれば
あのトリックは失敗するだろう。 初読の12歳の時は何とも思わなかったけど
大人になってからだと犬神の佐平は迷惑この上ない爺だな
最初の珠代は仕方ないけど妻を娶る気がないなら4人も私生児を作るなよ >>630
自分も蝶々の方が好きだなあ
本陣は、あのトリックにあの長さだから尚更評価されるんじゃないかと思った 栃木の那須あたりに横溝ワールド作って
本陣トリックアトラクションとか竜のあぎと完全再現鍾乳洞とか菊人形展(ひとつは生首)とか
湖の辺のベンチで二本の脚を眺めながらフケ弁当食べたり
野々宮大弐X犬神佐兵衛のムービーが見れたり 東宝に許可を得ず横溝原作準拠で作るなら、
スケキヨは、湖に氷張ってパジャマ足でないとな >>638
最初はのりこさん?だっけ
のりこ、三姉妹、静馬じゃなかったか
どのみち大勢に産ませ過ぎ且つ始末悪すぎるわな
女沢山作って子供産ませるにしてももっと上手くやってる奴は居ろう
始まりが歪んだ恋愛だからって迷惑にも程がある爺さんだ
>>637
あの時代のあの季節は冬眠中でしょ
>>643
若い時の憧憬して神格化され結局自分のものにならなかった女性と
仕事でのしあがって脂の乗った時の思うままにできる性処理の女性
の違いでしょうね >>645
冬眠する哺乳類ってどいつらか知ってるか? >>638
誰も認知してなきゃ、法的相続人はなしとなって、
遺言状のみ有効になる設定だからだろう。 >>648
犬神家の娘たちはなぜ理不尽な遺言状を拒否して相続権を主張しないのかと
ずっと疑問に思っていたんだけど、娘たちって全員認知されていなかったの? 当時はDNA鑑定がなかったからなあ。
今なら認知されなくても裁判所経由で「DNA鑑定やれや」と要求することができる。 このスレを読んで仮面舞踏会と迷路の花嫁読んでみた。
仮面舞踏会は前半読むのに骨が折れ、一度挫折したが、二度目の貸し出しで一気に読めた。犬神家以来の長野物。ゴルフや音楽や劇役者など上流世界の話題があったが、根底にあるのは戦後の混乱と犯人の不遇。
1970年代のブームが来た後の横溝の作品は特に長く、戦後の混乱の後遺症を書いた作品が多いと感じた。
迷路の花嫁は金田一はあまり出てこないが復讐冒険物として楽しめた。
次はどれにしようと調べて、黒猫亭事件とびっくり箱殺人事件を読む事にする。 >>648
正史と担当編集が改正したばかりのが新民法を知らなかった可能性
遺留分請求権が戦前からあったのかどうか知らんけど どっかで専門家が「この遺言状は生きています」って立証してるの読んだぞ 横溝先生が好きそうなネタ
なかなか計画的
・<妻殺害容疑>29歳男逮捕 和歌山の海岸で水難事故装い
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180419-00000118-mai-soci
和歌山県白浜町の海水浴場でシュノーケリング中に水難事故を装い、妻を溺れさせて殺害したとして、
和歌山県警は19日、大阪市天王寺区堂ケ芝1、アルバイト、野田孝史容疑者(29)=別の窃盗罪で公判中=を殺人容疑で逮捕した。
県警捜査1課によると、野田容疑者は事件当時、
海水浴場の監視員に「妻が溺れている」と助けを求め、監視員を通じて119番通報。
「トイレに行って戻ったら溺れていた」と説明していた。 >>651
あれはピラミッドの話とか蛇足だったね
まったく本編と絡んでいない 金田一耕助って普段は何して生計を立てているの
依頼人から報酬を受け取っているの見たこと無いけど
実家は裕福な不労所得でもあるのか >>655
> まったく本編と絡んでいない
あれは意図的に読者をミスリードするためのトラップでしょ。
三国志でいうところの「空城の計」 >>656
> 実家は裕福な不労所得でもあるのか
@ 日本の私立大学 → アメリカ留学
A スキーができる
と考えると、実家はそれなりのところなんだろうね。 >>656
金田一には久保銀造という金持ちのパトロンがついている
一方、お金持ちの依頼人からはそれなりの報酬をもらっているみたい
久保銀造との出会いは一作目「本陣殺人事件」の金田一登場のシーンに記されているし、
金持ちの依頼人と金田一の関係については、「貸しボート十三号」、「仮面舞踏会」などに
描かれている
そんな金田一でも、金に困るような時期もあって、「扉の影の女」では金欠状態で捜査する
金田一の姿が興味深い >>656
受け取ってないのは映画だけで、原作では受け取っているんだろ
それに別に殺人事件の捜査だけでなくて普段は浮気調査や行方不明の飼い犬さがしとかもやっているのではないのか? Y先生の興味をひかなくて書かれていない事件も相当数ありそうだしねえ >>656
ドラマでは何でも屋みたいな事してたね、留守番とかネコ探しとか
小説では知らん 貧乏探偵というのは実写のイメージだけで
原作ではそれなりに名の知れた探偵なのではないだろうか 市川崑の映画は毎回金田一を通りすがりの風来坊として描きたい、という考えで、
よし、わかった!の等々力警部とはその都度初対面だったけど、
原作金田一は警視庁に出向くと超VIP待遇だもんなw >>663
本人の収入は少なくても、まとまった金額を相続しているとかならありうる。 >>656
まぁ受け取ってるシーンをわざわざ書く必要はないでしょ
悪魔が来りて…の最後の方で「先生をお雇いしたのはわたしよ、まだ報酬は払ってないけど」みたいな美禰子のセリフがあったぐらいだから、まぁ最後に纏めて貰ってるんだろうね >>668
映画「悪魔の手毬唄」でお金を受け取らないというイメージがついてしまった。 よく、オペで死んじゃたので治療費は払いませんとかいう、モンスター遺族がドラマに出てくるけど、
狙われてた人々は全員殺されちゃったので、探偵料など払いませんとかいう人はいなかったのかな 角川文庫の緑304シリーズで「夜光虫」、「夜歩く」、「夜の黒豹」の後期カバーを探しているけど、なかなかオークションにもでてこないし、古書店にもない。 >>652
ググってみるとWikipediaの犬神家に民法改正後なので三姉妹は相続権を持つとあります。御大がご存知なかったようです。 >>674
それは籍が入っていると勝手に決めつけての記述だろ。
「噫無残!」の章に書かれている母と娘の境遇からは、
とても認知されていたとは考えられないのだが。 >>676
たしかに記述からは到底認知されているとは思えない
ただみな犬神姓を名乗っている
戦前の家族制度を良く知らないのでどうやったら認知せずに犬神姓になるのかご教示賜りたい 三人とも結婚後も「犬神」と称してるんだから、
「屋号」みたいなもんなんじゃないの? 犬神家の一族を読んでもらうと分かるけど、犬神佐兵衛の三人の娘は、松子、竹子、梅子
と呼ばれているだけで、犬神の姓はつけられていないんだよね
というか、最後の最後に1度だけ、犬神姓をつけて記される人物が一人だけいるのだけど、
それは、この作品を象徴するのに抜群の効果を発揮している
こうした部分は、やはり映像ではなく、小説を読んでこそ味わえる文章ならではの機微だね 犬神家の犬神信仰についてだが。
映画版では最初の方に行者(祈祷者)が出てくるが、
原作では犬神信仰についてはめぼしい記述がなかったのではないか?
毎日放送ドラマ版には特殊な仏壇のようなものも登場したようなおぼろげな記憶があるが。 原作では乱歩に「犬神とか蛇神とな大嫌いだ」と言われ、
「犬神も蛇神も出てきまへん、でも山田家の一族とか小林家の一族じゃおもろないでっしゃろ、それだけでおま」
と断言しているので、出てきません。 蛇神は奈良県などで信仰している人がいるね。
金運に効果できめんだとか。 >>685
うん、悪くない選択
八つ墓村が気に入ったら、つぎは獄門島を読みましょう >>680
そうでしたか。ありがとうございます
ただ二人の婿は東京と神戸の支店長なので犬神財閥の大幹部でしょう
その妻が非認知の私生児というのはかなり厳しい設定にも思えます
いずれにせよ久々に原作読み返そうと思いました。ご教示ありがとうございました >>689
松竹梅が認知された娘で、結婚後も犬神姓なのだとすると、
その配偶者たちは正式な婿養子として犬神家の一員になっているということになってしまう。
母親たちに対する佐兵衛の扱いから考えれば、妾の子を使用人に嫁がせた、というのが妥当かと。 改めて滅茶苦茶な一族だな
佐兵衛の死から始まる事件なんだけど
佐兵衛に言いたいこと山ほど出てくるわ 山ほどというか、
「ソープ逝けよ佐兵衛」だろw
映画板で何十回見たことか >>692
気心のしれない人との性行為を嫌がる男性もいる。 >>691
滅亡しても困らない家ではあるな。
古くからの名家ではないんだし。 >>691
結局、なんであんな遺言書いたのか分からないところが、ミステリーとして弱いところだね
映画版では犬神家を滅亡に追いやるためにわざとあんなわけのわからん遺言状を作ったという風に描かれていたけど。 金田一耕助シリーズは、ファイルの順番通りに読んだ方がいいの? >>696
できれば発表順
ちゃんと本陣から行った方がいい >>697
あらま、八つ墓村読み始めちゃった
面白すぎて止まらん >>689
その二人が本当に大幹部なら、佐兵衛の遺言を守ったようにみせて形骸化させ、
犬神財閥を実効支配できちゃうんじゃないの? >>693
17歳の初体験時の最初の女性を忘れられなくて
それに匹敵する素晴らしい女性に巡り会うまでは
誰とも入籍しないと言う心境は、まあ分からんでもない
ただ、性欲処理だけの相手が欲しいならやっぱり玄人女性を買うべきだった
松竹梅の母親達は結婚して貰えなかった事を死ぬまで残念がっていた辺り
一般人女性だったんだろうな 作品の最初から「愛情も行き過ぎるとはた迷惑」ということを言ってるのに
映画の影響で「佐兵衛が邪魔な松子の子達を殺し合わせようとしている」
という受け止め方をしている人がいまだにいるんだよね ・新聞に掲載された古文書だが、これは大正時代あたりの偽作ではないか。
まず文禄二年に幕府もなければ脇本陣もないよ。制度がそもそもない。
城主が官位を書かないのも変。
故実が全くわからなくなって粗製乱造された怪しいトンデモ時代小説に影響されたものだと思う。
書式も大正期の公文書の書式。
https://twitter.com/tyuusyo/status/987858890485260288?s=21
女王蜂の軍配の話を思い出した 原作読んでから久しく竹子と梅子の婿についてはWikipedia読んで確認しただけですが
>>690
なるほど。支店長の妻が非認知では社交が大変と思いましたが、そういう見方も成立しますね
>>699
財閥内での支店長の位置付けや株の所有がわからないので、大幹部は言い過ぎでした
ただ大株主とは到底思えないので遺言の形骸化までは無理かと思われます
ともあれいつになるかわかりませんが、意識して原作読み返してみます 奉納手形には「犬神佐清」って書いてあるんだよね。
犬神奉公会ってのが曲者で、ここが佐兵衛の意志および遺志の遂行に目を光らせてるみたいなんだけど。 佐清と珠代が恋仲って事は佐兵衛も知っていたんじゃないの
最初から珠代が佐清を選ぶ事を見越して書いた遺言書だと思う
佐平衛が佐清を相続人に選んだら次女三女に角が立つから
一応珠代に選ばせると言う形を取ったとか 翁は横溝正史、刀自という呼称は天童真で覚えた
って、刀自が変換できなかったぞ。糞IMEめ 知っていたんじゃないのっていうかそれはほぼ確定じゃないか
佐兵衛と猿蔵は恐らく気付いていて内心応援しているらしいという内容があったはず
本当に改めて考えたら三姉妹とその家族の立場がいまいち分からないね
出兵したのは長男だけだっけ?
もし佐武佐智の奉納手形も用意するようなことがあったとしらどう書かれたんかな
松竹梅を認知したかは不明だが
松竹梅の母にあたる三人の女性とは未入籍なのは確かなんだよな
けど犬神姓を名乗り奉納手形の署名も犬神姓で書くというのは…
戸籍上はどうあれ実質身内みたいなもんならそう書いていいみたいなゆるいものだったのかな
正式な妻は持たなかったが妾が生んだ松竹梅の三姉妹は養子にしたとか
松竹梅は変わらず妾が生んだってだけの子だったが
皆が皆男を生んだからじゃあそれは頂こうかと三孫を自分の養子にしたとか
そういうことで松竹梅や三孫は犬神姓名乗ってたのか
何だかよく分からなくなってきたわ 昭和26年だっけ?
兵隊に行ける年齢だったのが佐清だけだったのかな
戦時中佐智は子供だっただろうけど佐武は微妙だ
次男三男は母親が反対したのかも知れないな 地元がど田舎だから、閉鎖的な田舎村ってのが肌で感じられてとても怖いわ 犬神家はあの琴のお師匠さんのメンタルが分からないな
あれだけ血の滴る恨みのある相手に琴を教えていたっていう 推理小説言うけど
話追ってる限りじゃ犯人は簡単に分からん
横溝氏も自伝で探偵が犯人だと言った奴が犯人と話してたけど
おおむねその通りだよね >>710
たしか仮面舞踏会にも刀自は出てきたと思う
他にもあった気が なんか偉い爺さんを「翁」と呼ぶと知ってる小学生は俺だけだったな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています