【金字塔】横溝正史 第肆章 [無断転載禁止]©2ch.net
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「とうじ」で変換しようとしたから出ないんじゃないかな
うちのATOKも「とじ」で変換しないと刀自は出てこない >>709>>711
佐兵衛の意志というか意図を思わせるのは、菊人形の配役だね。 >>718
糸子刀自は「迷路荘の殺人」じゃなかったか? >>715
岸田今日子の実写版では静馬の母親の設定はなかった事にされていたな
静馬が遺産を貰えるのか、やっぱり遺言書が気になって潜り込んだんじゃないの
青沼姓だから認知しているのかどうかも不明だし 言われてみると珠世に何かあったら静馬が様々なものを相続するってことに
菊乃師匠がどういう思惑を持っていたかってことについては、本文にもほぼ
一切描写がなかったな
ゼニカネじゃなくても、佐兵衛が静馬のことを気にかけていてくれたことに
なにがしかの感慨はあったと思うのだけど、警察に身元を話したのも自分のアリバイ証明のためだったし、いろいろ
余裕はなかったろうしなあ 琴の師匠が昔いじめた相手というのは不自然だから
作劇の都合で無理にそうした感じ
でも琴の師匠の正体が判明するシーンの雰囲気は好き
雪が降る中、応接間で金田一と刑事が琴の師匠を待ってたんだっけ 八つ墓村半分まで読んだんで、本陣殺人事件買ってきた
ちょっと面白すぎる >>708
> 犬神奉公会
島田陽子の映画版では、この犬神奉公会の人が全ての登場人物の中で一番怪しい雰囲気だった。
本筋にはまったくからんでこなかったがw 赤ん坊を抱えた戦前の貧しい女工がどうやって琴の先生になれたんだろう
男やもめの後妻にでもなったのかな >>712
ビルマからの復員からすると、昭和23年1月以前なんだとか。 平尾みたいなの見てると
戦中に推理小説が犯罪小説だとして規制された正当性がよく分かるな >>735
現実とフィクションを一緒にするなよ
人間のどす黒い欲望を安全に発散する手段としてフィクションがあるんじゃねーか
そもそもフィクションを規制して戦争というリアルな殺し合いをするのだから世話ないわ 平尾容疑者は犯罪などやらずに自衛隊の特殊部隊に入れば良かったのに。 一般家屋の天井裏に潜り込んでバレないというのは、かなりのテクニックだよ
オレなんて小学生のころ、図書室の書棚の裏から学校の天井裏に上り探検していたら、
下の教室にいた生徒たちにバレてしまい、職員室へ呼び出されてしまったことがある
当時は木造の校舎だったため、小学生が天井裏の太い梁の上を歩いても、ミシミシいう
小さな音が下の教室まで聞こえたらしい 横溝先生の奥さんも息子さんも辛い思いをされたね
黄金魔人・風船魔人だったかな、
冒頭に夫人らのインタビューがあって
酔っ払うと庭に出て小便を撒き散らしたり
乱歩に文句を言われた過去を突然思い出したと言って奥さんを殴ったり
世間では好々爺のイメージだけど家では相当酷い側面もあったとか
息子さんも物を書くようになって親父の気持ちは少しは分かると話していたけど
それでも家族をなんだと思っているんだと父の正史に怒鳴り返した時もあったよう 横溝先生は新青年の編集長だった頃はもっと怖そうだね
若い頃の写真の眼光は鋭いし
鬼彿想念だったかな、揮毫した書にもそう書かれているとか 作家だから多少の気難しさや気分のムラはあっても
基本的には好好爺のイメージだったわ
編み物が好きで行き詰まると編み物で気分転換していたってエピソードが
印象に残っていたからかな 蝶々殺人事件読んだけどこれ面白いな!すっかり騙された
金田一耕助の映画くらいしか見たことなかったから由利先生シリーズ自体知らなかった >>742
獄門島の犯人が3人の話は奥さんのアイディアだしね
夫婦の意思疎通はちゃんと取れていたと思う
横溝先生読本での小林信彦氏との対談でも
奥さんも隣で二人の話をずっと聞いていたようだね
市川崑監督の犬神家の一族の映画でも夫婦で共演されている 八つ墓村読み終えたよ
田舎の閉鎖的な思想に震えたね
地下迷路の追いかけっこはドキドキした
読後感もすげーよかった
次はファイル2の本陣殺人事件読みます >>746
ああそうだった、小林氏とのあれのせいもある
文字だけだけどなかなか楽しそうな、
微笑ましいやりとりがちょいちょいあったな
読んだの大分前だから詳しくは思い出せないけど
確か升とジョウゴにも奥様の行動が絡んでいたはず
それでさらに思い出したけど
小林氏との対談と同時期に読んだ自選集でも
お子さん三人が父との思い出を語ってたんだった
神経質で本当に困った人だった、母は辛抱強い人だったね、
普通の人と結婚して普通に暮らすのが楽すぎて顔が間延びしたね、
等と話し何だかんだ楽しげな空気だったからそれも多いに影響してるわイメージに
過去の事だからそんな風に言えるだけで
外からは分からないこと色々あったかもしれないけど
少なくとも子が成人し家庭を持つようになってもなお苦しむような
精神を病むような状態にはなっていないようだったから
でっかい子供を四人で世話してたみたんだなみたいな印象 >>741
「鬼佛想念」じゃ漢語にならないだろ
「鬼手佛心」 >>748
世間さまに明かせる部分ってのは表層なんじゃないかね
明かせられない家族の恥部は墓まで持って行くと思う 選集巻末の座談会などでも亮一氏はかなりあけすけに父のご乱行を語っていたね
乱歩逝去の時の棺の側での狂乱ぶりとかもそこで初めて知ったな
身近で見ていた山田風太郎も「臨終図鑑」で、ご夫妻を真の意味で一心同体、
と評していたのは、正史も妻がいなければ生きていられなかったし、奥様も
氏の世話をしつつ文芸活動をされていたのがアイデンティティになっていたと
理解していたということなんだろうな 亮一氏
「本当に荒んだというか、荒々しい姿というのは、晩年皆さん方には・・・」
山村氏
「想像もつかない。」
不謹慎だけどこの部分笑った
自分もNHKの番組で往年の先生の姿を見た事があるけど
あんなに仏のような顔をしてるのにね、
爺さんになる前が酷かったんだろうな・・・・ >>752
たいへん興味深く拝読いたしました。。。
十分にトラウマレベルでしょうよ、これは(笑)。 亀だけど
>>681
>>682
つのだじろうの漫画版じゃ当たり前のように犬神出てたな
まあオカルト基地外のつのだだしw >>756
真珠郎(年金未納者)のカバーイラストはネタバレだろ。誰か止めないといけなかった。 >>754
奥さんやお子さんらはよく、辛坊されたと思います
横溝氏の呼び鈴の音が何十年経っても耳に残っているとか・・・
しかし、奥さんをそれで小間使いにし、
自分は書斎から動かなかったからこそ、作品を量産できたのも事実、
功罪、甲乙付け難い所ですが、夫人の尽力にはつくづく頭が下がる思いです 辛坊→辛抱の間違いです、すみません
辛さを抱えるの意ですね 真珠郎は、数年前に読んで記憶が曖昧なんだが
この表紙はネタバレなのかな
トリックのネタバレじゃない気がするが・・・
まあ一番の見せ場ではあるけれど
あやふやな記憶でスマンが 八つ墓村は割れ鍋に閉じ蓋の話をした爺さんがスゲー下品
マッサンっていう朝ドラでもこの諺が出てきたけど
あちらは夫婦の助け合いを意味する言葉として使って
作品の人物によって、こうも同じ言葉の印象が変わるのかと不思議 >>752
そんな亭主、自分だったらまな板や擦りこぎ棒で顔面脳天直撃して反撃するわ 悪魔の手毬唄で村の地図を入れる予定だったのが、描いてみたら
「犯人が一発でばれる!」
と取り止めになったという話に資料として添えられていた地図を見た時は
本当に笑ってしまった >>757
それを言うと犬神や悪霊島もネタバレかも。
犬神は松子夫人かと思ってたけど
珠世だったのかな? >>766
あれ、辰蔵が家に帰るとき、土砂崩れ以外に2本あるけど
わざわざ滝のある遠回りの道を選んだのかが分からない。
なぜ近道の仁礼家の裏道を下らなかったのがよく分からないのだが・・・
どっか理由の記述あったけ? >>768
珠世さんがあの変な髪形だったらガックシ。 悪霊島で
三津木五郎が
三年の刑になったけど執行猶予が二年ついた
ってあったけど
執行猶予期間の方が短いことなんてありえんの? 藤原竜也の八つ墓村
影丸穣也の八つ墓村
渥美清の八つ墓村
原作版の八つ墓村
4作品を見た事があるけど
豊川悦司の八つ墓村だけ経験が無い
上記の4作品だと影丸版が意外とグロシーンが少なくて子供でも読みやすい印象ですね
それでいて作品のツボはきっちり抑えて台詞は簡潔で画力は訴えかけてくるという >>773
> 渥美清の八つ墓村
これは落ち武者狩りと32人殺しのインパクトが強すぎて、
本編の連続殺人はそれほど怖くなかったぞw > 渥美清の八つ墓村
たしか小学生高学年の兄が、宇宙戦艦ヤマトか何か観に行って
始まる前の予告編での八つ墓村が、あまりに怖くて
ヤマト観ないで半ベソで帰ってきたと母から聞いた >>774-776
渥美清が金田一役版は確かに怖くて
一回、ビデオで視聴したきりですね
市川崑監督の悪魔の手毬唄は何度かリピートして観ました
原作に忠実なテレビドラマ版はどこか、くどさを感じました
やはり市川崑監督版は原作の要所は抑えて、
大衆娯楽として観せられる辺りは流石ですね 悪魔の手毬唄といえば、
近年の稲垣五郎主演のテレビドラマ版は本当に酷かった
同じシリーズの八つ墓村は傑作でした >>778
> 近年の稲垣五郎主演のテレビドラマ版は本当に酷かった
仁科亜季子が出てたのは良かった。 稲垣吾郎の手毬唄は、直前まで夜のいいともスペシャルやってて、
この後放送するということでタモリから見所を振られ、とあるイケメン俳優が他の出演者を指し、
「この二人の父親をやります!」
とか言い放ったんで度肝を抜かれた。
その昔の劇場版のあるお方の、
「初めての殺人犯役、頑張りました!」
という横溝本人も嘆いていた伝説の一件といい、
手毬唄はつくづくそういう目に遭う だれか教えてくれない?
辰蔵が家に帰るとき、土砂崩れ以外に2本あるけど
わざわざ滝のある遠回りの道を選んだのかが分からない。
なぜ近道の仁礼家の裏道を下らなかったのがよく分からないのだが・・・
どっか理由の記述あったけ? 【ドラマ】吉岡秀隆 金田一耕助役に初挑戦「私なりの…」NHK BS「悪魔が来りて笛を吹く」7月放送 >>782
>どっか理由の記述あったけ?
無かったと思われ。 この病院だけはおやめください。
札 幌ひば りが丘 病院。
キチ◯イです。検索してみてください。 そういえば由利先生シリーズって映像化されてないの?されてたら観たい 由利先生シリーズは、代表作の「真珠郎」や「仮面劇場」が映像化されているけど、
探偵はみんな金田一に変更されてしまっている (腹立つよねぇ〜)
真珠郎 1話
https://www.youtube.com/watch?v=ohFuvJpHwz4&t=5m18s
仮面劇場 1話
https://www.youtube.com/watch?v=sNrkPHRMCpE&t=1m30s >>787
> 真珠郎 1話
原作に出てこないオリジナルキャラクターを出すとたいていは裏目に出るが
老僧は良かった。 >>784
やっぱ無かったんだww
まあ、犯人の絞り込みとして
金田一や読者に提示をしてくれたんだね
でも俺は崖崩れがみんなが既知しての情報かと思ったから
地図みても気がつかなかったけどねwwww なんつーか行きも帰りも滝で水を飲んだとか言ってたから、
普段から葡萄酒でベロンベロンの身としては、
特に夏なら水源の近くに吸い寄せられる習慣でもあるんだろう >>786
土曜ワイド劇場で蝶々殺人事件をやってる
由利麟太郎を石坂浩二 >>791
> 由利麟太郎を石坂浩二
それはそれで、また映画の金田一役とゴッチャになり紛らわしいんだけどね 1000人の金田一耕助ってイベント今年もやるのかなぁ (´・ω・`)
イベント代表がアレだけど••••• 悪魔が来たりて笛が吹くの犯人?
作中で台詞がほとんど無いのに
ぽっと出であなたが犯人ですと言われてもピンと来なかった
動機は頭の弱い母に遠因があり
これは貴族間の同族結婚により、おかしい人が出来たということなのね・・・ 蝶々殺人事件って何年か前に白黒で放送してた
その時シリーズで放送してた獄門島が、えらい改変されていたのに比べ
こっちは結構原作に忠実で面白かったよ
昭和30年代の映画だろうから
多分、歌舞伎役者が由利先生だったと思う 高倉健主演映画「悪魔の手毬唄」は、破天荒というかアナーキな作り込みらしいが、まだ見る機会がない。 原作の犯人が、そもそも登場しないという驚きの設定。
健さん唯一の失敗作との評まであるようだがw 横溝先生が一番気に入った金田一役は石坂浩二かな?
それとも古谷一行? 杉本一文より和田誠が気に入っているのは知っている
杉本氏の絵はグロ方向にイメージが固定される感じで嫌なのかね
先生的には和田氏の温和な絵が好きなようだね この前BSで放送してた、西田敏行の悪魔が来たりて〜を観たんだが
多分冒頭の人物紹介の部分をカットしたため
誰が誰だかさっぱり、何年か前に原作読んだ
自分でさえ、あやふやなまま殺人が起きてしまう
初見の人は、どう思ったんだろう このスレ、映画の話題が多すぎだが
別に構わないのか?
肝心な本の話題がおざなりになっていると思うぞ ネット動画で古谷一行さんの金田一しか見てませ〜ん、テヘぺろっ 冗談でなく横溝正史が認め愛した金田一は中尾ヒッピー金田一だったという
ウソのようなホントの話
石坂金田一は当初からかなり難色を示していて、撮影段階まで拒絶反応を
示し続けていたからね
それを実力でねじ伏せたへーちゃんがまた凄いんだけど 悪魔の手毬唄の犯人は原作は情感が薄い
市川崑監督版の映画の犯人は台詞もちゃんとあったし
そこは何度、犯人が分かる場面を見ても涙をそそられる 横溝氏は犯人が誰なのか最後まで決めておらず
ラストになってそれをでっち上げてるんだと思う
https://i.imgur.com/Gduv23Z.jpg >>808
何が気に入らなかったんだろう
年齢かな?当時としてはアッサリ顔だったからかな 単純に二枚目過ぎるし、頭の良さを見せつける「主役芝居」をするような
演出になるんじゃないか、と危惧していたらしいね >石坂金田一
カーのフェル博士やヘンリ卿じゃないけど、ドラマの核として話を引っ張るのは
「八つ墓」なら辰弥と典子、「犬神家」なら珠世と佐清、といった若い男女で
探偵は狂言回し、だから松竹が「八つ墓」を作っていた時も
「探偵は二枚目じゃ困る、おたくなら渥美清の役どころだろう」
と言っていたくらいで
ところが石坂金田一は心配をよそに茫洋とした天使キャラで、存在感がありながら
影に回る探偵役を見事に作り上げて、正史が「さらば石坂金田一」に書いたような
絶賛と信頼を得た
(逆に大いに期待していたはずの渥美金田一については、公開後パタッと沈黙…) ただ市川崑は、石坂の慶応の同窓ということで紹介された大野雄二を、
「たかがCMの人に何ができるの」といたく不満で、
その後自作品には全然使わなかったようだから、やっぱりあの音楽には不満なのな 岡山に疎開するまでは
家柄という言葉は死語だと思っていたという話が面白い 横溝正史疎開宅
博物館・資料館・テーマパーク
横溝正史が60年以上前の疎開中に家族とともに暮らした家が、当時のたたずまいのまま保存されています。
ここでの疎開中、『本陣殺人事件』等の金田一シリーズが発表されました。
つまり、この家で金田一耕助が誕生したのです。
また、清音駅(JR伯備線・井原鉄道)を始点として、疎開宅周辺の見どころを巡り、
川辺宿駅(井原鉄道)にいたる、「金田一耕助の小径」(ウォーキングコース)の道中には、
金田一耕助シリーズ登場人物のキャラクター像が6体立っており、金田一耕助の世界を楽しく味わうことができます。
https://www.kurashiki-tabi.jp/see/252/ >>809
> 悪魔の手毬唄の犯人は原作は情感が薄い
サイコパスっぽい感じかな? 獄門島といい手毬唄といい、働き者で体力のある犯人には感心させられる
まあ殺すまでは何とかできても、死体を見立てに整える気力までは無いよね、ふつう 「三つ首塔」の犯行は、犯人の体力を考えると不可能ではないか?
いちおう犯人は一般人より身体を鍛えている設定にはなっているが、それでも無理がある。 三首塔はラストの一文で救われた
女王蜂は臭い感じかな
いずれにしても必ず救いを持たせる構成は見事
横溝先生へのファンレターでも
先生の作品は必ず最後には良い話があるという話が来てたとか >>819
「夜歩く」は全く救いのないラストだな
「本陣」は滅んでいく一家の物語だな。美しいが同じく救いがない。
「仮面舞踏会」も真の犯人の悪意がエグ過ぎて、その犠牲になる人物の扱いに救いがないな。辛味亭辞宛で都筑道夫が説明しようとしたように、そこがミステリとしての感心させどころなんだけど。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています