【金字塔】横溝正史 第肆章 [無断転載禁止]©2ch.net
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>>754
奥さんやお子さんらはよく、辛坊されたと思います
横溝氏の呼び鈴の音が何十年経っても耳に残っているとか・・・
しかし、奥さんをそれで小間使いにし、
自分は書斎から動かなかったからこそ、作品を量産できたのも事実、
功罪、甲乙付け難い所ですが、夫人の尽力にはつくづく頭が下がる思いです 辛坊→辛抱の間違いです、すみません
辛さを抱えるの意ですね 真珠郎は、数年前に読んで記憶が曖昧なんだが
この表紙はネタバレなのかな
トリックのネタバレじゃない気がするが・・・
まあ一番の見せ場ではあるけれど
あやふやな記憶でスマンが 八つ墓村は割れ鍋に閉じ蓋の話をした爺さんがスゲー下品
マッサンっていう朝ドラでもこの諺が出てきたけど
あちらは夫婦の助け合いを意味する言葉として使って
作品の人物によって、こうも同じ言葉の印象が変わるのかと不思議 >>752
そんな亭主、自分だったらまな板や擦りこぎ棒で顔面脳天直撃して反撃するわ 悪魔の手毬唄で村の地図を入れる予定だったのが、描いてみたら
「犯人が一発でばれる!」
と取り止めになったという話に資料として添えられていた地図を見た時は
本当に笑ってしまった >>757
それを言うと犬神や悪霊島もネタバレかも。
犬神は松子夫人かと思ってたけど
珠世だったのかな? >>766
あれ、辰蔵が家に帰るとき、土砂崩れ以外に2本あるけど
わざわざ滝のある遠回りの道を選んだのかが分からない。
なぜ近道の仁礼家の裏道を下らなかったのがよく分からないのだが・・・
どっか理由の記述あったけ? >>768
珠世さんがあの変な髪形だったらガックシ。 悪霊島で
三津木五郎が
三年の刑になったけど執行猶予が二年ついた
ってあったけど
執行猶予期間の方が短いことなんてありえんの? 藤原竜也の八つ墓村
影丸穣也の八つ墓村
渥美清の八つ墓村
原作版の八つ墓村
4作品を見た事があるけど
豊川悦司の八つ墓村だけ経験が無い
上記の4作品だと影丸版が意外とグロシーンが少なくて子供でも読みやすい印象ですね
それでいて作品のツボはきっちり抑えて台詞は簡潔で画力は訴えかけてくるという >>773
> 渥美清の八つ墓村
これは落ち武者狩りと32人殺しのインパクトが強すぎて、
本編の連続殺人はそれほど怖くなかったぞw > 渥美清の八つ墓村
たしか小学生高学年の兄が、宇宙戦艦ヤマトか何か観に行って
始まる前の予告編での八つ墓村が、あまりに怖くて
ヤマト観ないで半ベソで帰ってきたと母から聞いた >>774-776
渥美清が金田一役版は確かに怖くて
一回、ビデオで視聴したきりですね
市川崑監督の悪魔の手毬唄は何度かリピートして観ました
原作に忠実なテレビドラマ版はどこか、くどさを感じました
やはり市川崑監督版は原作の要所は抑えて、
大衆娯楽として観せられる辺りは流石ですね 悪魔の手毬唄といえば、
近年の稲垣五郎主演のテレビドラマ版は本当に酷かった
同じシリーズの八つ墓村は傑作でした >>778
> 近年の稲垣五郎主演のテレビドラマ版は本当に酷かった
仁科亜季子が出てたのは良かった。 稲垣吾郎の手毬唄は、直前まで夜のいいともスペシャルやってて、
この後放送するということでタモリから見所を振られ、とあるイケメン俳優が他の出演者を指し、
「この二人の父親をやります!」
とか言い放ったんで度肝を抜かれた。
その昔の劇場版のあるお方の、
「初めての殺人犯役、頑張りました!」
という横溝本人も嘆いていた伝説の一件といい、
手毬唄はつくづくそういう目に遭う だれか教えてくれない?
辰蔵が家に帰るとき、土砂崩れ以外に2本あるけど
わざわざ滝のある遠回りの道を選んだのかが分からない。
なぜ近道の仁礼家の裏道を下らなかったのがよく分からないのだが・・・
どっか理由の記述あったけ? 【ドラマ】吉岡秀隆 金田一耕助役に初挑戦「私なりの…」NHK BS「悪魔が来りて笛を吹く」7月放送 >>782
>どっか理由の記述あったけ?
無かったと思われ。 この病院だけはおやめください。
札 幌ひば りが丘 病院。
キチ◯イです。検索してみてください。 そういえば由利先生シリーズって映像化されてないの?されてたら観たい 由利先生シリーズは、代表作の「真珠郎」や「仮面劇場」が映像化されているけど、
探偵はみんな金田一に変更されてしまっている (腹立つよねぇ〜)
真珠郎 1話
https://www.youtube.com/watch?v=ohFuvJpHwz4&t=5m18s
仮面劇場 1話
https://www.youtube.com/watch?v=sNrkPHRMCpE&t=1m30s >>787
> 真珠郎 1話
原作に出てこないオリジナルキャラクターを出すとたいていは裏目に出るが
老僧は良かった。 >>784
やっぱ無かったんだww
まあ、犯人の絞り込みとして
金田一や読者に提示をしてくれたんだね
でも俺は崖崩れがみんなが既知しての情報かと思ったから
地図みても気がつかなかったけどねwwww なんつーか行きも帰りも滝で水を飲んだとか言ってたから、
普段から葡萄酒でベロンベロンの身としては、
特に夏なら水源の近くに吸い寄せられる習慣でもあるんだろう >>786
土曜ワイド劇場で蝶々殺人事件をやってる
由利麟太郎を石坂浩二 >>791
> 由利麟太郎を石坂浩二
それはそれで、また映画の金田一役とゴッチャになり紛らわしいんだけどね 1000人の金田一耕助ってイベント今年もやるのかなぁ (´・ω・`)
イベント代表がアレだけど••••• 悪魔が来たりて笛が吹くの犯人?
作中で台詞がほとんど無いのに
ぽっと出であなたが犯人ですと言われてもピンと来なかった
動機は頭の弱い母に遠因があり
これは貴族間の同族結婚により、おかしい人が出来たということなのね・・・ 蝶々殺人事件って何年か前に白黒で放送してた
その時シリーズで放送してた獄門島が、えらい改変されていたのに比べ
こっちは結構原作に忠実で面白かったよ
昭和30年代の映画だろうから
多分、歌舞伎役者が由利先生だったと思う 高倉健主演映画「悪魔の手毬唄」は、破天荒というかアナーキな作り込みらしいが、まだ見る機会がない。 原作の犯人が、そもそも登場しないという驚きの設定。
健さん唯一の失敗作との評まであるようだがw 横溝先生が一番気に入った金田一役は石坂浩二かな?
それとも古谷一行? 杉本一文より和田誠が気に入っているのは知っている
杉本氏の絵はグロ方向にイメージが固定される感じで嫌なのかね
先生的には和田氏の温和な絵が好きなようだね この前BSで放送してた、西田敏行の悪魔が来たりて〜を観たんだが
多分冒頭の人物紹介の部分をカットしたため
誰が誰だかさっぱり、何年か前に原作読んだ
自分でさえ、あやふやなまま殺人が起きてしまう
初見の人は、どう思ったんだろう このスレ、映画の話題が多すぎだが
別に構わないのか?
肝心な本の話題がおざなりになっていると思うぞ ネット動画で古谷一行さんの金田一しか見てませ〜ん、テヘぺろっ 冗談でなく横溝正史が認め愛した金田一は中尾ヒッピー金田一だったという
ウソのようなホントの話
石坂金田一は当初からかなり難色を示していて、撮影段階まで拒絶反応を
示し続けていたからね
それを実力でねじ伏せたへーちゃんがまた凄いんだけど 悪魔の手毬唄の犯人は原作は情感が薄い
市川崑監督版の映画の犯人は台詞もちゃんとあったし
そこは何度、犯人が分かる場面を見ても涙をそそられる 横溝氏は犯人が誰なのか最後まで決めておらず
ラストになってそれをでっち上げてるんだと思う
https://i.imgur.com/Gduv23Z.jpg >>808
何が気に入らなかったんだろう
年齢かな?当時としてはアッサリ顔だったからかな 単純に二枚目過ぎるし、頭の良さを見せつける「主役芝居」をするような
演出になるんじゃないか、と危惧していたらしいね >石坂金田一
カーのフェル博士やヘンリ卿じゃないけど、ドラマの核として話を引っ張るのは
「八つ墓」なら辰弥と典子、「犬神家」なら珠世と佐清、といった若い男女で
探偵は狂言回し、だから松竹が「八つ墓」を作っていた時も
「探偵は二枚目じゃ困る、おたくなら渥美清の役どころだろう」
と言っていたくらいで
ところが石坂金田一は心配をよそに茫洋とした天使キャラで、存在感がありながら
影に回る探偵役を見事に作り上げて、正史が「さらば石坂金田一」に書いたような
絶賛と信頼を得た
(逆に大いに期待していたはずの渥美金田一については、公開後パタッと沈黙…) ただ市川崑は、石坂の慶応の同窓ということで紹介された大野雄二を、
「たかがCMの人に何ができるの」といたく不満で、
その後自作品には全然使わなかったようだから、やっぱりあの音楽には不満なのな 岡山に疎開するまでは
家柄という言葉は死語だと思っていたという話が面白い 横溝正史疎開宅
博物館・資料館・テーマパーク
横溝正史が60年以上前の疎開中に家族とともに暮らした家が、当時のたたずまいのまま保存されています。
ここでの疎開中、『本陣殺人事件』等の金田一シリーズが発表されました。
つまり、この家で金田一耕助が誕生したのです。
また、清音駅(JR伯備線・井原鉄道)を始点として、疎開宅周辺の見どころを巡り、
川辺宿駅(井原鉄道)にいたる、「金田一耕助の小径」(ウォーキングコース)の道中には、
金田一耕助シリーズ登場人物のキャラクター像が6体立っており、金田一耕助の世界を楽しく味わうことができます。
https://www.kurashiki-tabi.jp/see/252/ >>809
> 悪魔の手毬唄の犯人は原作は情感が薄い
サイコパスっぽい感じかな? 獄門島といい手毬唄といい、働き者で体力のある犯人には感心させられる
まあ殺すまでは何とかできても、死体を見立てに整える気力までは無いよね、ふつう 「三つ首塔」の犯行は、犯人の体力を考えると不可能ではないか?
いちおう犯人は一般人より身体を鍛えている設定にはなっているが、それでも無理がある。 三首塔はラストの一文で救われた
女王蜂は臭い感じかな
いずれにしても必ず救いを持たせる構成は見事
横溝先生へのファンレターでも
先生の作品は必ず最後には良い話があるという話が来てたとか >>819
「夜歩く」は全く救いのないラストだな
「本陣」は滅んでいく一家の物語だな。美しいが同じく救いがない。
「仮面舞踏会」も真の犯人の悪意がエグ過ぎて、その犠牲になる人物の扱いに救いがないな。辛味亭辞宛で都筑道夫が説明しようとしたように、そこがミステリとしての感心させどころなんだけど。 仮面舞踏会の真の犯人って少女じゃなくっておばあちゃんのこと? ↑バカじゃない?こいつ。
>>820がせっかくぼかして書いてる配慮が台無し >>820
あんたも「犯人」なんて書くから、バカがダイレクトに聞いてくるんだよ
せめて真の「悪人」(犯人では無い) って濁せば良いのに この作家って田舎が舞台の作品のほうが面白いな
都会が舞台のものは大抵ウンコ 都会もので有名なのって「悪魔が来たりて笛を吹く」ぐらいだっけ? 長編の都会もので有名なのは、「夜歩く」、「三つ首塔」、「白と黒」、「病院坂首縊りの家」、
知る人ぞ知る作品に 「迷路の花嫁」、「スペードの女王」、「扉の影の女」、「死仮面」 など
あと、「女王蜂」 も後半は舞台が都会に移るね 「吸血蛾」はホラーものとしては良い出来。
テレ東の深夜ドラマにしてほしい。 >>827
扉の影の女は登場人物が個性的で好き
箒を逆さにひっくり返したような枯れ木が出て来る冒頭も好き 都会物といってもやっぱり、蝶々、びっくり箱、悪魔が来りて、
あたりの戦後すぐの作品が印象深いな
女シリーズでは「夢の中の女」だけが妙によくできていて
読みやすいというか肌に合うなと思ったら、一作だけ
早い時期の作品だったんだね >>829
> 箒を逆さにひっくり返したような枯れ木
自分も「扉の影の女」のその描写を覚えている
おそらく、武蔵野一円に街路樹として植えられているケヤキでしょうね
http://blog-imgs-35.fc2.com/i/n/o/ino1127/100124keyaki-tate.jpg
金田一は(死仮面など)銀座に事務所を構えていた時期もあり、けっこう都会人
だから、鬼首村みたい辺鄙な場所へ静養に行こうなんておかしなことを考える
夏あんな田舎にでかけたら、草むらにはアオダイショウ、石垣の隙間にマムシ
夜になったら、外灯へはアゲハチョウよりも大きな蛾が何匹も群がっているはず
虫嫌いなら、ワーッと叫んで逃げ出したくなるはず そもそも悪魔が来たりてって
孤島とか山村が舞台ではないだけで
信州の没落貴族の屋敷とか
全く都会ではないだろ >>827
夜歩くや三つ首塔も田舎編がそれなりの分量あるのでは…
病院坂は映画をテレビで見て???になったけど、原作はとても面白かったです
3割ほど減量してほしいけど… 作家人生どころか人生そのものの最晩年に書いた
悪霊島と病院坂がそろってシリーズ1,2を争う長さなのは内容はともかく凄いよな 横溝は笛吹くでは金田一の須磨明石〜淡路行きのあたりが好きなんだよね。 >>831
なるほど、
こちらが箒を逆さにひっくり返したような木ですか
横溝氏が読んだ本に同様の表現があったのでしょうか?
オリジナルだとすると
氏の巧みな表現力と物体観察力に敬意を評さざるを得ません
あの金田一事務所の紹介から始まる冒頭は冬めいた季節感が出ていて良かったですね >>839
今ちょっと本に目をとおしてみたところ、箒をさかさに立てたような木は、
銀杏だと記されており、こちらの記憶違いに少々ガッカリしているところ
とほほ・・・
扉の影の女は12月下旬の事件、物語はクリスマスに終わるんですよね 犬神家を最近読破した横溝初心者です
すごい文体だね
グイグイ引き込まれた
昔の、少しレトロな言い回しがたまらなく雰囲気ある
久しぶりに、いい作家に出会えて嬉しい
次に読むべきなのはどれですか?
八つ墓村と悪魔が来たりてを買って来てるのだけど >>797
脚本家が1ページも原作を読んでなかったっていう
例のアレか、まあありえねぇ事をやってるわww >>837
「仮面舞踏会」も文庫本の分厚さにゲンナリしたな。
読んでる途中で、スカパーで放送してたドラマの方を
見てそれで満足してしまい、結局完読してないw >>842
> 次に読むべきなのはどれですか?
もちろん、八つ墓村
あと、獄門島、悪魔の手毬唄、本陣殺人事件は必読 >>837
こちらは、むしろ作品の長さよりも、『病院坂の首縊りの家』 冒頭で紹介される
法眼と五十嵐家みたい複雑怪奇な家系を考えつく横溝翁の頭脳に圧倒された
病院坂の場合、法眼と五十嵐、複雑な両家の紹介部で挫折する人が多いよね
物理の標準モデルに出てくる素粒子の分類とおなじくらい関係が複雑で難しい ああいうのは俺は、紙に書かないと絶対に覚えられないん
だよな、だから書いた(笑) 病院坂はまさにあの人間関係が核の話だったんだよなあ
「顔がそっくり」というありがちな設定が数十年前の謎を
一気に解明するっていうのは八つ墓村でも扱われていたけど
横溝正史が中編にするつもりだったというのも最初はムチャだろと
思ったけど、あのアイデア一発勝負の話だったら短編程度の長さに
できないこともない…ような、気が、する >>849
病院坂は未読だけど長編で登場人物複雑なものは大体書いてるわ
横溝あるあるなんじゃないか 市川崑の病院坂は、原作を好きな人には「ハァ?」だろうが(綾辻行人がそう言っていた)、
あの小説をちゃんと料理した、という点では実によく出来ている。 真犯人の子供の将来の為に、
真犯人殺して、身代わりに自殺する話が多すぎwww
それを金田一がそれを隠蔽しちゃう
コンナが怒っちゃうよwww >>849
病院坂はもちろん夜歩くも笛も手毬唄も系図書きました
同僚に何人か横溝ファンがいて好評でした >>852
まったく同感です。映画化しようと思う蛮勇には腰を抜かしますが 病院坂は、12話連続ドラマとかじゃないと到底収まらないだろ(笑) 病院坂はミュージカルにすれば(レ・ミゼラブルみたく)短くできると思う ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています